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 イタリア・トリノにおいて、12月5日にショートプログラムSP、12月7日にフリースケーティングFSが行われた、2019年のフィギュアスケート・グランプリファイナル大会の男子は、アメリカ合衆国のネイサン・チェン選手が優勝を飾りました。

[グランプリファイナル2019男子の結果]
1位 ネイサン・チェン選手 SP110.38点 FS224.92点 計335.30点
2位 羽生結弦選手 SP97.43点 FS194.00点 計291.43点
3位 ケヴィン・エイモズ選手(フランス) SP96.71点 FS178.92点 計275.63点

 SPで高得点をたたき出したチェン選手が、FSもほぼノーミスで滑り切り、世界最高得点で圧勝しました。
 「4回転ジャンプの安定感が際立つ」、世界最高の演技でした。

 羽生結弦選手も、FSに「4回転ルッツ」を組み込み、それを見事に熟しましたが、やはりSPでの「4回転+3回転」のミスが祟り、FSでもこの演目は失敗してしまい、思ったように得点を伸ばすことができませんでした。

 チェン選手と羽生選手との合計得点の差は40点以上に広がりましたが、テレビで両選手の演技を観た限り、それ程の大差が有る様には観えませんでした。
 羽生選手が、組み込んだ演目をキッチリと熟せば、僅差の勝負となっていたことでしょう。

 また、羽生選手の演技後の得点公示がとても遅くなったことは、羽生選手の演技に対する「審判団内部の確執」があったかもしれないことを感じさせました。
 これまでも、フィギュアスケートの大会において、時々見られた事象ですけれども、今回は「羽生選手の得点をなるべく低くすることで、チェン選手が1度や2度ミスをしても優勝できる環境を整えようとする審判員が居た」ことを、疑われても止むを得ない「長い時間」がかかったのです。
 陸上競技や競泳とは異なる「採点競技」においては、こうした不自然さを感じさせる動きは、極力無くして行かなければならないのですが、「また出た」ということでしょうか。
 テレビ画面の左上に表示されていた「暫定技術点」より、大幅に低い技術点が公示されたことも、この疑惑を深める可能性が有ります。
 もちろんテレビ画面に表示されているのは「暫定」「ご参考」の得点なのですけれども、他のプレーヤーの時には概ね「暫定」得点の前後で正式な得点が出てくるのに、羽生選手の時だけは大幅に低い、というのでは、「何かあったの?」という声が出るのも自然なことでしょう。
 そして、こうした不自然な動きを感じさせる採点が行われた後に、「勝たせよう」と目論んでいたプレーヤーが「完璧な演技」を魅せてくれるのも、毎回同じだと感じます。
 「余計なこと」をしなくとも、強い選手は素晴らしい演技を見せてくれるのです。
 もちろん、「ライバル選手の得点が伸びなかったので気楽にプレーできた」のが、完璧な演技の要因のひとつであろうという見方も、あります。

 羽生選手は、大会終了後のインタビューで、「直ぐに練習がしたい」と語りました。
 敗れたことによる「失意」など微塵も感じられないコメントでした。
 「4回転ルッツ」を本番で成功させることができたことに対する手応えさえ、感じている様子。

 続いて、他のインタビューでは「今に観ていろ」とコメントしたとも報じられました。
 
 素晴らしい「意欲」です。

 どんな競技においても、世界トップクラスのアスリートは「負けず嫌い」であると言われ、実際に、吉田沙保里選手や大谷翔平選手の凄まじいというか、リラックスタイムにおけるテレビゲームにおいてさえ負けることをとても嫌がるという、スタープレーヤーに必須の「好ましい負けず嫌い」性格を、度々眼にしてきましたが、羽生結弦選手の負けず嫌いも、これらのアスリートに勝るとも劣らないレベルであることを、改めて感じさせてくれた大会でした。

 フィギュアスケート史上に燦然と輝く「オリンピック2大会連続金メダル」という偉業、あのエフゲニー・プルシェンコ選手でも達成できなかった偉業を成し遂げ、史上最高の男子フィギュアスケーターという評もあり、およそ、フィギュアスケート界において考えられる全ての栄光を手にしてきたスーパースターにして、この超「負けず嫌い」が維持されていること、自らの得点をもっともっと伸ばしていこうとする「強い意欲」が存在していること、に対して、感嘆の声を挙げずにはいられません。

 現在、男子フィギュアスケート界に君臨しているネイサン・チェン選手にとっても、まさに「驚異」の存在であることは、間違いないのでしょう。

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 10月14日に行われた出雲駅伝、11月3日に行われた全日本大学駅伝、いわゆる大学3大駅伝の内2つのレースを終えましたが、2020年お正月の箱根駅伝に向けて、どのチームが有力か、想定も出来ない程の大混戦となっています。

 まずは出雲駅伝ですが、もともと区間距離の短い「スピード駅伝」として知られています。出雲駅伝2019の通算順位は以下の通りです。

[第31回 出雲駅伝]
1位 国学院大学
2位 駒澤大学
3位 東洋大学
4位 東海大学
5位 青山学院大学
6位 立命館大学
7位 帝京大学
8位 順天堂大学
9位 拓殖大学
10位 法政大学

 レースを通して、驚かされることが続きました。
 まず第1区で先頭に立ったのは北海道選抜チームでした。北海道選抜は第2区も首位を守りました。
 そして1区、2区と2位に付けていた駒澤大学チームが3区で首位に立ちました。駒澤大学は3区、4区と首位を守りました。これまでの大学駅伝であれば、このレースは駒澤のものの筈でした。

 ところが最終区で、東海大学チームと国学院大学チームが追い上げ、最後は国学院大学の土方英和選手が抜け出して、優勝を飾ったのです。
 駒沢大チームや東海大チームといった、「全国大会で戦い慣れている」ライバルチームを振り切っての、見事な優勝でした。
 国学院大チームで区間賞を取ったのは、最終6区の土方選手のみでした。
 第2区と4区で2人の区間賞ランナーを出した青学大チームは5位に止まったのです。

 「今シーズンは過去のトレンドや『これまでの常識』が通用しない」と感じました。

 そして、全日本を迎えたのです。

[第51回 全日本大学駅伝]
1位 東海大学
2位 青山学院大学
3位 駒澤大学
4位 東京国際大学
5位 東洋大学
6位 早稲田大学
7位 国学院大学
8位 帝京大学
9位 順天堂大学
10位 中央学院大学

 東海大学が優勝しましたが、先頭チームが区間ごとに目まぐるしく入れ替わる展開となりました。

 第1区は、城西大学チーム(総合13位)の荻久保寛也選手がラストスパート勝負で抜け出して区間賞、首位で2区に繋ぎます。

 第2区は、東京国際大学チームの伊達達彦選手が区間賞で首位に踊り出ました。

 第3区は、東洋大学チームの相澤晃選手が快走を魅せて首位に立ち、第4区も東洋大が首位を守りました。

 第5区では、東海大学チームの市村朋樹選手が区間7位ながらも首位に上がりました。第4区で2位に付けていたとはいえ、区間7位の走りで首位に立つということ自体が、このレースの「大混戦」を示す事象でしょう。
 東洋大チームは区間11位と失速し、区間1位だった国学院大学チームは、3区で9位に下がり4区で6位まで上げていたとはいえ、5区で4位に上がるのが精いっぱいだったのです。区間2位の走りを見せた順天堂大学チームが、総合3位に上がりました。

 そして第6区。
 ここで東海大チームの郡司陽大選手が区間1位の走りを魅せて首位をキープし、2位との差を広げました。
 通常ならば、この走りによって「東海大が首位固め」ということになるのですが、今シーズンはなかなか簡単には決着しません。

 距離の長い第7区で、青山学院大学チームの吉田圭太選手が区間2位の走りで一気に首位に踊り出ました。
 東海大チームは区間8位に沈み、2位に後退してしまったのです。
 総合3位には、田澤廉選手が区間1位の走りを魅せた駒沢大チームが上がりました。

 近時の大学駅伝をリードする存在である青学大チームが首位に立ちましたので、「これで決まり」かと思いましたが、やはり第8区で逆転が待っていたのです。

 最長の第8区では、東海大チームの名取燎太選手が区間2位の走りで青学大チームを逆転し、優勝しました。青学大チームは区間7位に沈んだのです。

 何と「目まぐるしい」レースでしょうか。
 各区間で先頭に立ったチームは、「相応の差」をつけて次区に繋いでいました。
 そうすると「先手必勝」というか「リードしているチームの余裕」というか、駅伝競走においては先頭で走ることのメリットが有ると言われます。
 追い上げるのは大変な筈なのです。

 ところがこのレースでは、「安定したレース運び」が出来るチームが皆無に観えました。
 
 好調なランナーが好調な走りを魅せ、不調なランナーは一気に後退するという、「1区間ごとに各チームの順位が大変動」してしまうのです。
 レースの流れも何もあったものでは無い、という感じ。

 もちろん、安定感のあるランナーを揃えることは容易なことではないのですが、それにしてもこれ程に1区間ごとに順位が変動するというのは、これまではあまり見られなかったと思います。

 大袈裟に言えば、今シーズンの男子大学駅伝は、「走ってみなければ分からない」、それも1区間ごとに「走ってみなければ分からない」チーム同士の戦いに観えます。
 いわば「1区間ごとにロシアンルーレットを行っている」ようなレースが続いているのです。

 もちろん、各チームのエース級のランナーは、それなりの「安定感」を示し続けるのでしょうが、2番手以下のランナーは、「何時誰が大ブレーキになるか分からない」という状況に観えます。

 箱根駅伝2020も「ロシアンルーレット」のようなレースに成る可能性があります。

 別の言い方をすれば、数多くのチームに優勝のチャンスがあるということなのでしょう。

 11月28日~12月1日に東京・有明体操競技場(東京オリンピック2020の会場)で開催された、第34回世界トランポリン競技選手権大会における、森ひかる選手の活躍は見事でした。

 初日の女子個人予選でトップに立ち、2日目の団体決勝で優勝し、最終日の個人決勝でも優勝を果たしたのです。
 今大会の女子種目を席巻する活躍でしょう。

 その演技は、正確なことは勿論として、おおらかで伸びやかでした。
 森ひかる選手の持ち味なのであろうと感じます。

 今から6年前の2013年、森選手は東京・江北中学校2年生の時、「14歳で全日本を制した」のです。凄いプレーヤーが登場したと評判になりました。(本ブログ2013年12月5日の記事「[トランポリン全日本選手権] 14歳の森ひかる選手が優勝!」をご参照ください)

 何しろ14歳で、全日本選手権大会・個人で優勝したのですから、その後の順調な成長が大いに期待されたわけですが、やはり世界で活躍するには相応の時間を要しました。
 森選手の名前を、再びメジャーなメディアで聞くようになったのは、2018年の世界選手権大会(サンクトペテルブルク)からでした。実に、全日本選手権を制してから5年の月日を要したのです。

 そして今大会、2019年の世界選手権大会で、その実力が存分に花開いた形です。

 2013年の全日本を制した時、試合後のインタビューで14歳の森選手は「オリンピックで勝ちたい」とコメントしました。
 ついに、その時がやってきたのでしょう。

 東京オリンピック2020における、森ひかる選手の大活躍が期待されます。

[12月1日・決勝・東京両国国技館]
谷岡選手○-(上手投げ)-●イェルシン選手

 12月1日に行われた、第68回天皇杯全日本相撲選手権大会・決勝の取組において、近畿大学4年生の谷岡倖志郎選手(22歳)が勝ち、初のアマチュア横綱となりました。

 身長180cm・体重125㎏と、現代においては小柄な部類に入る谷岡選手ですが、まわしを引いての巧みな相撲で勝ち上がりました。
 決勝トーナメント2回戦では、振り返ってみれば「実質的な優勝決定戦」ではなかったかと思う、日本体育大学1年生の中村泰輝選手(19歳)との取組で、一気に前に出てくる中村選手(これが中村選手の取口であり、この相撲で11月の全日本学生選手権を制しています)の前みつを離さず、土俵際の上手出し投げで勝利しました。
 いかにも谷岡選手らしい取口でしたし、小兵力士が大きな力士に勝つ相撲そのものであったと感じさせる、見事な相撲でした。

 その後も、相手力士によって取口を変える相撲で勝ち上がり、決勝でも、パルタグル・イェルシン選手の突進を、かいくぐり、いなして右を差し、左上手も引いての上手投げで仕留めました。この大会を通じて、谷岡相撲のポイントであった「いなし」が決勝でも威力を発揮したのです。
 とても「理詰め」の相撲であったと思います。

 ご本人は、横綱・千代の富士の相撲を理想としていると報じられていますが、私には大関・霧島を髣髴とさせる相撲に観えました。
 いずれにしても、勢いに任せて取るのではなく、「相手力士毎に良く考えて作戦を立て、それを土俵上で実践する」という姿勢が、とてもプロ向きだと感じます。

 一方で、ご本人は「プロは目指さず、教員になって子供たちに相撲を教えたい」という希望であると報じられています。

 それが、好力士・谷岡の希望なのかもしれませんし、大相撲に挑戦したからといって成功できる保証もありませんし、その稽古や取組の厳しさは、想像を絶するものなのでしょう。ですから、安易な角界入りなど、考えられないことなのでしょうが、それでも少し「惜しい」と感じるのは、私だけなのでしょうか。

[12月5日・キャプタルワンアリーナ]
ワシントン・ウィザーズ119-113フィラデルフィア76ers

 八村塁選手が、開幕戦から20試合連続先発出場を果たし、27得点・7リバウンドの活躍を魅せました。
 4試合連続の二桁得点であり、何より計43分の出場は自己最長でした。

 ルーキーイヤーは、「NBAに慣れること」が最も大切と言われているのですが、八村選手は開幕先発出場を果たし、ここまで20試合連続で先発しているのですから、十二分というか、NBAルーキーとして、とても素晴らしいプレーを継続していることは間違いありません。

 次第に成績が下がってくれば、先発はおろか、途中出場さえままならないのは、世界最高峰のリーグとして当然のことですが、そうした「厳しい眼」の中で、八村選手は「0得点」のゲームや「反則を重ねて」第4クオーターQに出場できないゲームが続いたりしたのですけれども、チームやファンの八村選手に対する期待が萎むことは無く、15試合目を過ぎたころから、まさに「NBAに慣れてきて」(第一段階の「慣れ」でしょうか?)、成績が高いレベルで安定してきました。
 本当に凄いことだと感じます。

 戦う相手は全て「NBAの強者」なのですから、八村選手のプレーを1・2試合観れば、その長所・短所を把握し、どのように対処すれば抑え込めるかを見出して実行することなど、造作もないことでしょう。
 そうでなければ、NBAのレギュラーを張り続けることなど、出来る筈が無いからです。

 この試合の相手も、ここまでイースタンカンファレンス上位の5位に居る76ersであり、NBA屈指のセンターであるジョエル・エンビード選手を擁するチームでした。
 身長203cm・体重104㎏の八村選手(とても大きい)に対して、エンビード選手は身長213cm・体重128kg(もの凄く大きい)ので、その圧倒的なパワーの前に、八村選手そしてウィザーズの苦戦が予想されたのです。
 しかし、ウィザーズと八村選手は、この「エンビード選手を始めとする76ersの壁」を見事に破って、勝利を挙げたのです。
 ちなみに、八村選手27得点、エンビード選手26得点でした。

 一般的に言えば、デビュー後少しの間は活躍したルーキーが、次第に活躍できなくなり、ルーキーイヤーの序盤に姿が見えなくなることは、どのプロスポーツにおいても観られる現象です。
 むしろ、そちらの方が普通なのかもしれません。

 最上位の公式戦で「叩かれ」、下部組織で力・技を磨いて、再び表舞台に登場し活躍するというのが、高いレベルのプロリーグにおけるルーキーの一般的な在り様、という見方も出来そうです。

 しかし、我らが八村選手は、連続出場を続けているのです。

 おそらくは、今後も日本語で言うところの「スランプ」の波が、何度か八村選手に襲い掛かるのでしょうが、現在のように、「怯むことなく思い切って自由に」自らのプレーを披露することができれば、デビュー時から感じられる、コートにおける「存在感」が薄れることは無いのではないでしょうか。

 本当に、素晴らしいプレーヤーだと思います。

 12月8日、阪神競馬場芝1,600mコースで行われる、第71回阪神ジュベナイルフィリーズ競走G1の注目馬検討です。

 2歳牝馬NO.1を決めるレースです。
 今年も16頭が出走してきました。

 メンバーを観ると「頭抜けた存在」は居ないという印象です。
 一方で、「2戦2勝馬」が3頭も居て、このレースの中心となりそうです。

 阪神外回りの1,600mコースは直線がとても長いので、マイラーよりは1,800m、2,000mに強い馬向きでしょう。

 さて、注目馬です。

 第1の注目馬は、2枠3番のウーマンズハート。
 前走8月の新潟2歳ステークスから間が空きましたが、しっかり調整されていると観ます。ハーツクライの2歳牝馬というのも、とても楽しみです。

 第2の注目馬は、5枠10番のクラヴァシュドール。
 前走のサウジアラビアロイヤルカップG3は、サリオスのレコード勝ちの2着でしたが、良く走っていたと感じます。こちらも、ハーツクライの2歳牝馬。ハーツクライの親子丼(そういう言い方が有るのかどうか?)に期待します。

 第3の注目馬は、8枠15番のリアアメリア。
 前走アルテミスステークスG3の上がり33秒の脚は素晴らしいものでした。外枠になってしまったのが残念ですが、ディープインパクト産駒の2020年に繋がる走りに期待します。

 今回は、以上の3頭に注目します。

 この時期の牝馬の戦いですから、何が起こっても不思議ではありません。

 NFL2019~20のレギュラーシーズンも12月3日に第13週を終えて、14~17週の4週を残すのみとなりました。
 シーズン終盤に差し掛かっています。

 そうした中で、11月26日には第12週のボルチモア・レイブンズとロサンゼルス・ラムズのゲームが行われ、レイブンズが45-6で圧勝しました。
 今季のレイブンズは好調を維持していて、アメリカンフットボールカンファレンスAFC北地区の首位を走っています。

 このゲームのレイブンズの出場クオーターバックQBに懐かしい名前が有りました。
 ロバート・グリフィンⅢ世です。

 もちろん、現在のレイブンズの主戦QBはラマー・ジャクソン選手です。このゲームでも5つのタッチダウンパスを決めて、チームの勝利に貢献しました。
 そうした中で、ロバート・グリフィンⅢ世選手→通称RGⅢが出場したのです。
 RGⅢ選手は、3度のパスアテンプトで1度成功・39ヤードを稼いでいましたし、3度のランにも挑んでいます。

 少ない出場時間とはいえ、いかにもRGⅢ選手らしい「モバイルQB」としてのプレーを披露してくれたのです。

 RGⅢ選手は、2012年のNFLドラフト、1巡目・全体2位でワシントン・レッドスキンズから指名を受けて入団しました。

 このドラフトにおける「1巡目・全体1位指名」は、アンドリュー・ラック選手。
 インディアナポリス・コルツから指名を受けて入団しました。

 この年は、ハイズマントロフィーを受けたRGⅢとアンドリュー・ラックのどちらが「全体1位指名」となるかに注目が集まっていましたが、ラック選手になったのです。(本ブログの2012年9月21日の記事「[NFL] アンドリュー・ラックとロバート・グリフィン・3世」をご参照ください)

 そしてこのドラフトで、3巡目・75位でシアトル・シーホークスから指名を受けたのが、ラッセル・ウィルソン選手でした。身長が180cmしかなかったために後順位指名となったと説明されていました。(もちろん、3巡目・75位は決して低い順位の指名ではありません)

 ドラフト全体1位・2位を争ったロバート・グリフィンⅢ世選手とアンドリュー・ラック選手、そしてこの2プレーヤー程には当時有名では無かったラッセル・ウィルソン選手の「2012年ドラフトの3QB」のその後の活躍は、皆さんご存知の通りです。(2012年ドラフトでは、その他にもQBが指名されていたと思いますが、本稿ではこの3名に注目します)

 ラッセル・ウィルソン選手は、2012~13年シーズンからシーホークスの先発QBに定着し、ポストシーズンにも出場、2013~14年シーズンでは第48回スーパーボウルに進出、デンバー・ブロンコスに43-8で快勝して、スーパーボウル制覇を成し遂げました。
 その後も、ナショナルフットボールカンファレンスNFC西地区の強豪チームであるシーホークスの主戦QBとしての活躍を続けています。

 アンドリュー・ラック選手も2012~13年シーズンからコルツの先発QBとして活躍しました。このシーズンで339本のパスを成功させて、チームの大先輩であるペイトン・マニング選手の新人記録を更新するとともに、パスで4,374ヤードを獲得し、こちらはキャム・ニュートン選手が保持していた新人記録を塗り替えました。
 その後もチームの中心選手としての活躍を続け、ポストシーズンにも何度も出場していましたが、2017~18年シーズンは怪我の為ゲームに出場できず、2018~19年シーズンにカムバックしたものの、度重なる怪我のために2019年8月に引退しました。

 そして、ロバート・グリフィンⅢ世選手も、2012~13年シーズンからレッドスキンズの先発QBとして活躍、このシーズンの「ルーキーオブザイヤー」に選出されました。大活躍だったのです。
 しかし、2013~14年シーズン半ばからは、相手チームに戦術を憶えられてしまったこともあってか、出場機会が減りました。
 2014~15年は第2週に怪我をしてしまい、7試合の出場に止まり、2015年からは故障がちとなって、2017~18年シーズンはどのチームとも契約できませんでした。もう、RGⅢ選手のプレーが観られないのかと、とてもがっかりしたことを憶えています。
 
 そのRGⅢ選手が、2018年にボルチモアと契約し、バックアップQBとなり、頭書のゲームへの出場へと繋がるのです。

 こうして「2012年NFLドラフトで指名を受けた3名のQB」のキャリアを観てくると、ラッセル・ウィルソン選手は「当代屈指のモバイルQB」としての地位を確立してきましたし、アンドリュー・ラック選手は「伝統的なNFLのQB」としてパスプレーを主体とした活躍を魅せてくれました。(20歳台で引退してしまったことは、本当に残念ですが・・・)

 対して、ロバート・グリフィンⅢ世選手は、その本来の持ち味をまだまだ出し切ってはいないように観えます。
 RGⅢは、とても人気のあるプレーヤーでした。モバイルQBとしての、果敢で華麗で変幻自在なランプレーが、カレッジ、NFLを通じて、アメリカンフットボールファンを魅了したのです。おそらくは現在でも、多くのファンが居ると思います。
レイブンズにおける、ラマー・ジャクソン選手のバックアップQBとしてのプレーの中で、再び輝きを取り戻していただきたいものです。

 プロ野球を代表する2人のプレーヤーの背番号変更が、11月に報じられました。

 ひとり目は、西武ライオンズの山川穂高選手です。
 2019年シーズンの背番号は「33」でしたが、今後は「3」になるとのこと。

 「ライオンズの背番号3」は相当に特別な番号でしょう。これまで、大下弘選手、土井正博選手、清原和博選手といった、ライオンズはもとより、球界を代表する選手が背負っていた番号なのです。

 報道によれば、山川選手が辻監督に「3番をください」と直訴したとのこと。
 山川選手にとっては「ライオンズの3番」は、本当に特別な背番号だったことが分かります。
 西武球団としても、2年連続ホームラン王に輝いた、チームの中軸打者の思いを入れて、これに応えたことになります。

 背番号「3」となった山川選手は、「(来季は)色々な意味で3が多くなる。チームのペナントレース3連覇と3年連続ホームラン王を目指す」とコメントしたそうです。
 「3」を背負った山川穂高選手の2020年シーズンの大活躍が、本当に楽しみです。

 もうひとりは、オリックス・バッファローズの山本由伸投手です。
 2019年シーズンは「43」の背番号でしたが、今後は「18」になるとのこと。
 「18」は言うまでも無く「エースの背番号」です。

 2019年シーズンの山本投手は、20度先発し、143イニングを投げて8勝6敗。やや援護に恵まれなかった面はありますが、何と言っても防御率1.95で最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
 現在の「飛ぶボール」下のプロ野球において、防御率2点を切るというのは、本当に凄い数字でしょう。
 バッファローズとしては、「今後のエースを山本投手に託した」意味合いの強い背番号変更だと感じます。
 さらに、今年開催された第2回WSBCプレミア12におけるセットアッパーとしての大活躍は、日本中に「山本由伸あり」を示してくれました。
 時速158kmのストレートとカットボール、カーブ、チェンジアップといった多彩な変化球を駆使する投球は、まさにNPBトップクラスであることを証明しました。
 背番号18となった山本投手の、2020年シーズンの大活躍が、本当に楽しみです。

 背番号といえば、王貞治選手が1番、長嶋茂雄選手が3番と、野手なら「一桁」が中心選手というイメージですし、投手はやはり18番を中心として、その前後の番号が好まれているように感じます。
 一方で、イチロー選手の51番、松井秀喜選手の55番の様に、二桁も相当大きな数字を背負っているスタープレーヤーも、21世紀においては増えている印象です。

 また、MLBにおけるイチロー選手の守備範囲の広さを表す「エリア51」という言葉は有名ですし、王貞治選手のシーズン55本塁打というNPB最高記録(当時)を追い抜いてほしいと付けられたと伝えられる55番は、「ゴジラ松井」の象徴となり、日本のホームランバッターに「55」の背番号が付けられると、ゴジラ○○と名付けられたりしますから、こちらも「変更し難い」番号となったのです。

 いずれにしても、プレーヤーとしての自分を明示するものとしての背番号は、誰にとっても大切なものなのでしょう。
 
 11月28日~12月1日に東京・有明体操競技場(東京オリンピック2020の会場)で開催された、第34回世界トランポリン競技選手権大会において、日本チームは史上最高の成績を収めました。

 11月29日に行われた、男女の団体決勝では、日本女子チームが優勝、男子チームも5位に入賞しました。
 日本女子チームは、森ひかる選手が56.095点、土井畑知里選手が55.215点、佐竹玲奈選手が53.915点の計164.225点を挙げ、2位のイギリスチーム(162.820点)、3位のカナダチーム(133.745点)を抑えて、優勝しました。

 ちなみに男子の優勝はベラルーシチーム(180.390点)、2位は中国チーム(180.350点)、3位はロシアチームでした。
 日本チームは117.555点でしたので、やや差を付けられた感じがします。

 11月30日の男女のシンクロナイズド決勝では、日本ペアが「アベック優勝」を飾りました。
 男子ペアは田﨑勝史選手・棟朝銀河選手、女子ペアは高木裕美選手・岸彩乃選手、の見事な演技でした。オリンピックでは実施されない種目とはいえ、世界一を決める大会におけるアベック優勝というのは、本当に素晴らしいことです。

 最終日となる12月1日は、男女の個人決勝が行われました。
 東京オリンピック2020の日本代表選手を決める大会でしたが、女子個人で森ひかる選手が優勝、土井畑知里選手が2位に入り、男子個人では堺亮介選手が5位、海野大透選手が6位に食い込みました。

 この大会での「日本代表」選考基準である、個人決勝で日本人最上位の選手が内定というルールでしたから、女子の森選手と男子の堺選手が「代表内定」したのです。
 今後は「2枠目」を巡る競争が、激しさを増すことになります。

 各種目における、日本チームの活躍というか「躍進」が際立つ大会でした。

 オリンピック前年という大事な時期に、日本トランポリンチームは着実に実力を付け、世界トップクラスの舞台で十分に戦えることを示したのです。

 本番に向けての「万全の準備」が期待されるところです。

 11月26日から12月1日にかけて、東京・駒澤オリンピック公園総合競技場体育館を舞台に開催された、第73回バドミントン全日本選手権大会は、東京オリンピック2020の出場を目指す、世界ランキング上位のプレーヤーによる、素晴らしくも厳しい戦いが繰り広げられました。

 各種目の決勝の結果は以下の通り。

[12月1日・混合ダブルス決勝]
優勝:渡辺勇大選手・東野有紗選手2-0西川裕次郎選手・尾﨑沙織選手

 渡辺・東野ペアが、安定したプレーを披露して勝ちました。西川・尾﨑ペアも随所に好プレーを魅せましたが、つなぎの得点の取り方、ゲームの締め方において渡辺・東野ペアが勝っていました。
 試合後のインタビューでは、東野選手の力強いコメントが印象的でした。
 しばらくは、日本混合ダブルス界における、渡辺・東野ペアの時代が続くかもしれません。

[12月1日・女子ダブルス決勝]
優勝:松本麻佑選手・永原和可那選手2-1福島由紀選手・廣田彩花選手

 世界選手権で2度優勝している松本・永原ペアですが、全日本は未勝利というより、決勝進出も初めてという形でしたが、全日本3連覇を目指した福島・廣田ペアを、接戦の末下して、初優勝を飾りました。

 第1ゲームは、福島・廣田ペアの巧みな試合運びが光りました。
 2人共に身長170cmを越える長身ペアである松本・永原ペアとの「強打の打ち合い」を避けて、ネットプレーを交えたプレーで得点を積み上げました。
 初の決勝戦で、やや松本・永原ペアが難くなっていたこともあるのでしょうか、第1ゲームは21-10で福島・廣田ペアが圧倒しました。

 このままスローペースの展開で福島・廣田ペアが押し切るかに思われた第2ゲームでしたが、松本・永原ペアがプレー速度を上げ、時折強打を連発するという戦法に切り替えて、試合の流れを互角に戻しました。そしてゲーム終盤は、自分達のプレーを展開して、このゲームを21-15で取り返したのです。
 この第2ゲームが、試合の分岐点となりました。
 勢いを得た松本・永原ペアが第3ゲームを21-8で圧倒して、全日本初優勝を遂げました。

 試合後のインタビューで永原選手の眼には涙が光っていました。
 また、コメントも途切れ途切れでした。
 日本の女子バドミントンプレーヤーにとっての「全日本の重み」を感じさせるシーンでした。

 いずれにせよ、試合時点の世界ランキング2位の福島・廣田ペアと3位の松本・永原ペアという、世界トップクラスの戦いは、バドミントン競技の本質・奥深さを感じさせる、素晴らしいプレーの連続であったと思います。

[12月1日・男子シングルス決勝]
優勝:桃田賢斗選手2-0西本拳太選手

 世界ランキング1位の桃田選手が、終始安定したプレーを披露して、順当勝ちしました。
 個々のプレーのパワー・スピードでは、互角以上の戦いを魅せていただいた西本選手ですが、ここぞというポイントで桃田選手が巧みなプレーを披露したという感じがします。
 桃田選手としては、強打で打倒した訳では無く、ネットプレーでミスを誘い続けた訳でもない、「バランスの良い」プレーを展開していたと感じます。
 これが「世界一のプレー」なのでしょう。

[12月1日・女子シングルス決勝]
優勝:奥原希望選手2-0大堀彩選手

 試合は第1ゲームで決しました。
 準決勝で山口茜選手を破った勢いそのままに決勝に臨んだ大堀選手が、第1ゲームは終始押していました。
 大堀選手が19点目を最初に取った時に、このゲームはこのまま押し切るのではないかと思いました。
 
 奥原選手のそこからの2ポイントの巧みなことには、感服しました。
 大試合におけるゲーム終盤の戦い方を熟知し、実行できるプレーヤーの力を如何無く発揮したのです。
 気が付けば、ゲームポイントは奥原選手が握っていましたし、大堀選手が20点目を取って20-20の同点にした後も、ギリギリの応酬の中で、奥原選手が「落ち着いて」2点を重ねたところに凄みを感じたのは、私だけではないでしょう。

 終始押していたはずのゲームを落としてしまった大堀選手に、第2ゲームで反攻に転ずる余力はありませんでした。
 奥原選手が容赦なく得点を重ね11-0。
 そのまま21-4で押し切って、奥原選手が勝利したのです。
 
 この2名のプレーヤーに「21-4」という差がある筈もないのですが、試合の流れを掴んだ奥原選手の強さばかりが際立つこととなりました。

 とはいえ、今回は惜しくも準優勝となった大堀選手が次代を担うホープであることは間違いないと思います。

[12月1日・男子ダブルス決勝]
優勝:遠藤大由選手・渡辺勇大選手2-1園田啓悟選手・嘉村健士選手

 試合開始直後は、園田・嘉村ペアの一方的な内容となりました。
 第1ゲームは21-11で園田・嘉村ペアが「簡単に」取ったように観えました。
 このまま押し切るかに観えましたが、遠藤・渡辺ペアは、シャトルのコースを巧みに変えて、試合の流れを次第に引き戻しました。第2ゲームが天王山となったのです。
 そして、第2ゲームは、遠藤・渡辺ペアが21-18で取り返したのです。

 これで試合の流れは一気に傾き、第3ゲームは遠藤・渡辺ペアが21-8で圧倒して、優勝を飾りました。
 渡辺選手の「巧みな繋ぎ」が印象的でした。

 渡辺勇大選手は、混合ダブルスと男子ダブルスの二冠に輝きました。
 「ダブルスのスペシャリスト」としての実力を明示したのです。

 第73回全日本選手権は、「見応え十分」の試合が続きました。
 本当に素晴らしいプレーの連続だったのです。

 勝ち負け以前に、これだけ素晴らしいプレーを展開できる「日本バドミントンの強さ」を、まざまざと感じさせる大会であったと感じます。

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