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[3月21日・準決勝・ドジャースタジアム]
アメリカ2-1日本

 残念ながら、日本代表チームの決勝進出はなりませんでした。

 まさに「互角」の戦いを披露していただいた、侍ジャパンに大きな拍手を送らせていただきます。

 菊池選手のホームランで1-1の同点に追いついた時には、後攻の日本チームに分があるかと思いましたが、アメリカチームが繰り出す7人のピッチャーを最後まで打ち崩すことができませんでした。

 このゲームは、アメリカの投手陣が良く踏ん張ったということになります。
 
 MLBのホームランバッターをずらりと並べたアメリカチームを、日本チームの投手陣は2失点に抑え込みました。
 芯に当たればホームランにすることが出来る、NPBの好打者が並ぶ日本チームの打線を、アメリカチームの投手陣は1失点に抑え込みました。
 共に、素晴らしい守りでした。
 
 野球・ベースボールには、「勝敗を分けたポイント」がよく分からない試合が存在します。
 それを「球運」と呼ぶのでしょうか。

 「球運」が存在するからこそ、このスポーツは人気があるのでしょう。
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 ワールド・ベースボール・クラシック大会2017は、テレビ視聴率、観客動員の両面から、史上最高の人気と言って良い状況です。

 例えば日本戦の視聴率を見ると、1次ラウンドのキューバ戦が22.2%、オーストラリア戦が21.2%、中国戦が18.0%、2次ラウンドのオランダ戦が25.2%、キューバ戦が27.4%、イスラエル戦が27.4%(いずれも関東地区の平均視聴率)と素晴らしい数字が並びました。
 試合前に2次ラウンド進出が決まっていた中国戦を除けば、20%超えというか、20%を大きく超える視聴率を叩き出したのです。

 野球人気の高い北海道地区では、2次ラウンド・キューバ戦の平均視聴率が32.1%、最高視聴率(内川選手の勝ち越し犠牲フライ→山田選手の2ランの瞬間)が41.4%に達しました。
 まさに驚異的な数字です。

 テレビの野球番組の視聴率が、他の番組を圧倒するという状況は、「野球人気の底堅さ」を明確に示しているものといえるでしょう。
 
 「プロ野球人気の低迷」が叫ばれて久しいのですが、感覚的には「一時の低迷から抜け出し、復活の道を歩んでいる」ように見えます。我が国におけるプロスポーツにおいて、何試合にも渡ってこれほどの高視聴率を獲得できるのは「野球以外には無い」と思います。

 もちろん、この人気が「日本プロ野球の人気」なのか「WBC大会・日本代表チームの人気」なのかは、検討してみる必要があるのでしょうが、日本代表チームが概ね日本プロ野球の選手によって構成されていることを考え合わせれば、やはり日本プロ野球、ひいては「日本野球の人気の高さ」を示していると判断するのが、妥当でしょう。

 テレビ画面に映し出される、東京ドームの観客席の様子も、凄いものでした。立錐の余地なく満席ですし、立ち見の姿も相当数ありましたから、真の「大入り満員」なのでしょう。
 4万人を大きく超え、試合によっては4万5千人近い大観衆が詰めかけたと報じられていました。
 視聴率同様に、WBC2017の高い人気を如実に示している事実です。

 いつもは「鳴物入り」で応援している観客が、この大会では「自らの声」で応援しています。一挙手一投足に一喜一憂し、大歓声や大きなため息が東京ドームに溢れています。
 相手チームが攻撃しているときの「静けさ」も特筆すべきでしょう。
 今大会の観客は、グラウンドを凝視し、野球を熱心に観ていたのです。

 当たり前のことではないでしょう。
 加えて、大半の観客が試合終了まで席を立たないのは、滅多に観られない光景と言うべきです。

 4時間57分に及んだ、2次ラウンドのオランダ戦は、試合終了時刻が午後11時54分でしたから、試合終了と同時に「終電に向けてダッシュ」した観客が多かったと報じられました。
 自動車でスタジアムに来ているわけではない、我が国の野球ファンが「大きなリスクを取って観戦」したのです。
 それほどに「面白い」「目の離せない」「とてもじゃないが途中で帰ることなんてできない」試合だったのです。

 最高のエンターティンメントであったことは、間違いないでしょう。

 ナショナルチームの世界大会における活躍は、当該スポーツの人気上昇に繋がるのは、どんなスポーツ競技・種目においても同じです。

 もともと高い人気を有する「野球」が、代表チームの活躍により、ますます人気を上げているのが、今の状況でしょう。
 「3度目の世界一」を実現できれば、その人気上昇に一層拍車がかかることは、言うまでもありません。

 WBC2017の高い人気は、日本ラウンドに限ったことでは無く、アメリカ他における1次ラウンド、2次ラウンドも、過去の大会以上の大人気を博していると伝えられています。
 もともと国民の支持が高い、ドミニカ代表チームやプエルトリコ代表チームはもちろんとして、ようやく「メンバーが揃ってきた」アメリカ代表チームにも注目が集まっているのでしょう。

 「野球」も「ベースボール」も大人気なのです。
 WBCは、まさに世界一を争う大会に成長したとも言えそうです。
[第2日・第1試合]
盛岡大付10-9高岡商

 打ち合い・点の取り合いとなった試合でしたが、延長10回裏、盛岡大付が逆転サヨナラ勝ちしました。
 両チーム一歩も引かぬ大接戦であったと思います。

 大接戦でしたが、一方で少し荒さの目立つ試合でもあったと思います。

① 投手陣、打撃陣共に高いレベル

 両チームの先発投手、リリーフ投手は、いずれも球威十分な好投手でした。140kmを超えるストレートがコースに決まるシーンも観られました。

 両チームの打撃陣の破壊力が十分であったことは、両チーム合わせて27安打・19得点であったことを見ても明らかです。ホームランもそれぞれ1本ずつ飛び出しました。

② 相手チームが得点すると直ぐに得点するパターン

 この試合では、相手チームが得点した次のイニングで必ず得点するという「法則」が継続されました。

 1回表高岡商が2点を先制すると、1回裏に盛岡大付が2点を返して追い付き、2回裏盛岡大付が1点を勝ち越すと、3回表高岡商が1.点を挙げて追い付き、4回表高岡商が3点を挙げて突き放すと、4回裏盛岡大付が3得点で再び追い付き、5回裏盛岡大付が2点をリードすると、6回表高岡商が2点を挙げて追い付くというパターン。見事な程に「次の攻撃で追い付いて」いるのです。

 8-8のまま延長に入った試合でしたが、10回表高岡商が1点をリードすると、その裏盛岡大付が2点を挙げて逆転勝ちしたのです。「法則」は最後まで生きていました。

 前述のような強力な投手陣を要しながら、どちらのチームもリードを守れないというのは、とても不思議な感じがしましたし、強力な攻撃陣が、同点に追いつくことは出来ても、同じイニングで勝ち越し点を挙げることが出来ないのも、不思議でした。

③ 「丁寧さ」が足りないのか?

 両チームとも、実力十分な投手陣・攻撃陣を擁しながら、得点の取り合いになりながらも、なかなか突き放すことができない、試合展開になったのは何故なのでしょうか。

 投手について観れば、
A. 要所での投球がストライクゾーンに集まり過ぎていたこと
B. 死球が多かったこと
 が挙げられそうです。

 攻撃について観れば、
A. 打者は常にフルスイング
B. 超積極的な姿勢

 この両面の要素が相俟って、この試合は点を取り合う大接戦となったのでしょう。

 ピンチのシーンで、投手は常に全力でストライクゾーンに投げ込みます。打者は常にフルスイング。バットに当たる位置に投球が来るので、当たれば痛烈な打球が飛びます。
 こうした場面で「低目のボール球」が使えなかったものかと思います。ワンバウンドするような投球であっても、「積極的に打ちに行っている」打者が振ってしまう可能性が十分にあったと感じます。

 例えば4回裏、2死ランナー無しからの4連打で盛岡大付は3点を挙げました。
 盛岡大付打線が良く打ったという場面ですが、あまりにも正直すぎる投球のように観えました。高岡商投手陣とすれば、もう少し「工夫をすれば」、こうも連打を浴びなかったように思います。

 真ん中から外角の投球は痛打されるので、内角を突くと「死球」という悪循環。
 真ん中から外角でも、高低の変化・球速の違い等により十分に対応できたでしょう。何しろ「球威十分」な好投手揃いなのですから。

 攻撃面も同様で、常にフルスイング、超積極的というのでは、得点・追加点を挙げるチャンスを潰してしまいます。

 例えば8回裏の盛岡大付の攻撃、1死満塁で強攻、強い当たりの2塁ゴロ・ダブルプレーでチェンジ。9回表の高岡商の攻撃、1死ランナー2塁で浅めのライトフライ、ランナーはタッチアップから果敢に3塁を狙いましたが憤死。あの浅いフライでは3塁を取るのは打球が飛んだ瞬間に難しいように観えました。「相手チームのミスに期待する」プレーではリスクが高すぎます。

 自分達はこうやって勝ってきた、このチームはそういうチーム、「首尾一貫」した野球を展開しなければ勝てない、といったご意見もあるのでしょうし、そもそも甲子園では思いもよらぬ展開が生れる、というのも分かりますが、この試合では両チームともに「残念なシーン」が数多く観られたと思います。

 連打を浴びる可能性を少しでも下げる為に、得点する可能性を少しでも上げる為に、もう少しの丁寧さと工夫が有れば、強力な投手陣は失点を減らすことが出来たし、強力な打線はもっと得点を挙げることができたように感じました。

 甲子園大会で戦って行くことの難しさを改めて感じさせられた「大接戦」でした。
 第3回WBCの優勝チームであり、WBC2017の優勝候補でもあったドミニカ共和国代表チームのメンバーは、少し大袈裟に言えば「MLBオールスターチーム」の様に見えます。

 3月15日に行われた、2次リーグF組のプエルトリコ代表チームとのゲームの先発メンバーを観てみましょう。

・1番 ジーン・セグラ選手(DH)
 2017年シーズンはシアトル・マリナーズ所属の内野手。2016年シーズンはアリゾナ・ダイヤモンドバックスで153試合に出場して、203安打、打率.319。

・2番 マニー・マチャド選手(遊撃手)
 ボルチモア・オリオールズ所属の内野手。2016年シーズンは157試合に出場して、ホームラン37本、打率.294。

・3番 ロビンソン・カノ選手(二塁手)
 言わずと知れた「メジャーを代表するヒット製造機」。ニューヨーク・ヤンキースからシアトル・マリナーズに移籍して、MLB通算12シーズンで2210安打。現役プレーヤーの中で、最も3000本安打に近いプレーヤーのひとりと言われています。

・4番 ホセ・バティスタ選手(レフト)
 言わずと知れた「メジャー屈指のホームランバッター」。2010年、11年シーズンのホームラン王。

・5番 カルロス・サンタナ選手(一塁手)
 クリーブランド・インディアンス所属。2016年シーズンは158試合に出場し、チームのワールドシリーズ進出に貢献。四球の多い選手で、毎シーズン100個前後を選ぶ。

・6番 ネルソン・クルーズ選手(ライト)
 シアトル・マリナーズ所属の長距離打者。2016年シーズンは155試合に出場。直近の3シーズン連続で40ホームラン以上。

・7番 エイドリアン・ベルトレイ選手(三塁手)
 テキサス・レンジャーズの中軸打者。MLBを代表するホームランバッター。2016年シーズン迄19シーズンで2942安打、445本塁打。3000本安打も間近な強打者。

・8番 グレゴリー・ポランコ選手(センター)
 メジャー3年目。ピッツバーグ・パイレーツ所属。2016年シーズンは153試合に出場。

・9番 ウェリントン・カスティーヨ選手(捕手)
 ボルチモア・オリオールズ所属。メジャー経験6年。

 「当たればホームラン」と言う雰囲気の、ベルトレイ選手が7番、クルーズ選手が6番と言うのも凄い打線だと思いますが、1~8番がいずれも2016年に完全なレギュラー選手として、MLB各チームを支えているというところが、最も素晴らしいところでしょう。
 さすがに「ベースボールを国技とするドミニカ共和国」の代表チームなのです。

 このチームが、プエルトリコとの2次ラウンド緒戦では1-3で敗れてしまうのですから、プエルトリコのレベルの高さも伺われます。

 そして、アメリカ戦で敗れたドミニカチームは、決勝ラウンドに進出することが出来ませんでした。
 このチームを倒してきたアメリカ代表チームが、侍ジャパンの準決勝の対戦相手となったのです。
 
 強敵ですが、その試合がとても楽しみです。
 2017年3月場所も中日を終えました。

 ある意味では期待通りの、そしてある意味では意外な展開となっています。

① 稀勢の里と高安が8戦全勝

 横綱・稀勢の里と関脇・高安が、前半戦を全勝でクリアしました。田子の浦部屋と言うか、かつての鳴門部屋(元横綱・隆の里が親方の時代)の兄弟弟子が、その強さを誇示している形です。

 共に安定感も十分ですから、後半戦もこの2力士を中心とした展開となりそうです。

 気の早い話ですが「同部屋力士同士の優勝決定戦」の可能性もあります。
 そうなれば、5月場所では新大関が誕生することになるかもしれません。

② 「西」方の力士が好調

 もちろん偶然のことなのでしょうが、3月場所は「西」に好調な力士が集まっています。
 前述の2力士を始めとして、大関・照ノ富士、栃煌山が7勝1敗で続いているのです。
 「東」は、横綱・日馬富士、大関・琴奨菊、千代の国の2敗が最上位です。

 そして、東の横綱・白鵬と大関・豪栄道が休場しているのです。
 特に「打倒・稀勢の里」を公言していた白鵬の休場は、とても意外でした。

 もうひとりの横綱・鶴竜もなんとか2敗で踏ん張っていますし、千代翔馬や徳勝龍と言った前頭勢も2敗ですから、冷静に観れば、優勝に向かって大奥の力士に可能性があるのでしょう。

 主役が主役としての役割をしっかりと果たし、一方で横綱から幕尻まで多くの力士が頑張っている3月場所は、後半戦に入りました。
 ソフトバンクホークスの千賀滉大投手(24歳)が、WBC2017の1次ラウンド・2次ラウンドで素晴らしい活躍を魅せました。

 まず、3月8日・1次ラウンドのオーストラリア戦、3番手で登板し零封。
 続いて、3月12日・2次ラウンドのオランダ戦、3番手で登板し零封。
 そして、3月15日・2次ラウンドのイスラエル戦で先発し、5イニングを零封。

 計9イニングを投げて失点0、イスラエル戦の先発5イニング零封は、今大会の先発投手で最長・随一の成績です。

 リリーフも先発も熟し、「付け入る隙を与えない」というのですから、侍ジャパン投手陣の軸と評価すべきでしょう。

 さすがに、千賀投手にとっての緒戦となったオーストラリア戦の立ち上がりは、投球が落ち着かずコントロールに苦労していましたが、その後は本来のピッチングに戻り、試合を重ねるごとに安定感と威力が向上していった印象です。

 オーストラリア戦で披露した「155kmのストレート」は、大谷翔平投手に続く速球投手としてのパフォーマンスでしたし、持ち味である「消えるフォーク」も次第にペナントレース中の軌道に近くなって行きました。
 ここに切れの良いスライダーを交えるのです。

 「全てのボールが一級品」と評される理由が良く分かる投球内容でした。

 そうなると、いかにオランダチームやイスラエルチームのMLBプレーヤーといえども、容易には捕えられない投球、現在の野球・ベースボールにおける最高レベルのピッチングとなるのです。

 中学校時代には軟式野球の三塁手。
愛知県立蒲郡高校から育成選手としてソフトバンクホークスに入った千賀投手には、甲子園大会出場などの華やかなキャリアはありませんけれども、現在では日本プロ野球屈指の好投手と成りました。

 身長186㎝・体重96㎏の堂々たる体躯に恵まれた若きプレーヤーは、この大会で一気に世界デビューしようとしているのでしょう。
 新横綱・稀勢の里が、7日目まで全勝と好調な相撲を展開しています。

 過去の例を見ると、難しいと言われる「新横綱の場所」ですが、稀勢の里の取組を見ると「一段と強さを増した」ようにさえ感じられます。

 その表れのひとつが「土俵外に出ない」という点でしょう。

 初日から6日目まで、稀勢の里は押し出しや寄り切りといった決まり手で白星を挙げましたが、どの取組においても「相手を土俵外に出し、自らは土俵内に残って腰を落とした姿勢」で取組を終えています。
 「相撲という競技の性格上」絶対に負けない形を創り上げているのです。

 もちろん、相手を破った後、土俵外に出ても問題は無いのですが、土俵外に出ないという取り口には「何とも言えない余裕」が感じられます。

 その稀勢の里も7日目の御嶽海戦は、押し出した後、自らも土俵外に出ました。
 立合いからの御嶽海の寄りが強く、後退を余儀なくされた稀勢の里が押し返していく段階で「勢い余って」出てしまった形です。
 
 初日から6日目までと7日目の取組における「余裕度の差」が、この土俵際の動きに良く表れていたと感じます。

 新横綱・稀勢の里が、何日目まで安定感抜群の取り口を続けて行けるのか、この場所の最大の注目点なのでしょう。
[J2・3月12日・ニッパツ三ツ沢球戯場]
横浜FC1-0ザスパクサツ群馬

 50歳になって2017年シーズンを迎えた、「キングカズ」こと三浦知良選手が、3月12日の群馬戦で今季初ゴール、このゲームの決勝ゴール、そしてJリーグ最年長ゴール記録を更新するゴールを挙げました。

 前半40分、攻勢に出た横浜FCは、センタリングからシュートを放ち、ザスパクサツ群馬のゴールキーパーがこれを弾いたところを、ゴール左側に詰めていた三浦選手が左足を振り抜きシュート、これがゴール右隅に飛び込みました。

 フォワードFWとしてゴール前に詰めるという「基本的な動き」を忠実に行った結果であろうと思いますし、三浦選手の「嗅覚」とも言えそうなポジショニングからの、見事なゴールでした。

 自身の50歳の誕生日でもあった2月26日の開幕戦から3試合連続で先発出場し、3試合目のゲームでゴールを挙げるのですから、「キングカズ」の面目躍如たるものがあります。

 「50歳のキングカズ Jリーグ公式戦でゴール」の報は、世界を駆け巡ることでしょう。
 本当に凄いプレーヤーです。
 侍ジャパンの2次ラウンド第1戦、オランダとの戦いは、延長11回・史上初のタイブレークに縺れ込む、5時間近い激闘となりました。
 記録ずくめの試合となったわけですが、その7回に飛び出した、「菊池涼介選手の超美技」も歴史に残るものとなりました。

 日本チームが6-5と1点のリードで迎えた7回裏、マウンドにはリリーフの松井投手が上がり、1死1塁から、オランダ3番のボガーツ選手がピッチャー返しの強い打球を放ちました。
 センター前ヒットか、と思われた打球を菊池選手がバックハンドで好捕、グラブの中のボールをそのまま2塁ベース上の坂本選手にトスして、1塁ランナー・プロファー選手を刺したのです。

 超ファインプレー!

 ボールをグラブに深々と入れながらのトスに見えました。
 どのような技術によるプレーなのかは、私のような素人には到底わかりませんけれども、とても難しいプレーであろうとは感じました。

 その点はプロフェッショナルの世界でも同様なようで、MLBの公式サイトが直ぐに取り上げ、「キクチのファンタスティックプレー」として動画をアップ、解説も大興奮の絶叫であったと報じられました。
 MLBレベルで観ても、驚嘆すべきプレーだったのです。

 解説のマルティネス氏(2006年第一回WBCのアメリカチームの監督)は「キクチは昨シーズン141試合に出場して、僅かに4失策。彼はグラブを持った『魔法使い』だ。」とコメントしたと伝えられています。

 実は、菊池選手のファインプレーがアメリカ野球界から注目されるのは、これが2度目です。
 1度目は、2014年11月20日の日米野球(親善試合)の4回に飛び出した、やはりグラブトスプレーでした。

 当時のMLB公式サイトの動画において、「侍ジャパンの菊池涼介がすべてのグラブトスの理想像を披露」と称賛されたのです。
 この時の打者は、あのアルトゥーベ選手。MLBの盗塁王にも輝き、快速で鳴らすアルトゥーベ選手を見事に1塁でアウトにしたのです。

 「・・・全ての他のグラブトスは、ホセ・アルトゥーベを1塁でアウトにした、このグラブトスが壁に映り込んだ影に過ぎない。紳士淑女の皆さん、これこそグローブ達が抱く将来の夢です」と、哲学者プラトンの比喩を引用して、大絶賛されました。(MLB公式サイトにおいて、日本選手のプレーがこれほどの称賛を受けること自体が、滅多に無いことでしょう)

 「世界最高のグラブトス」は、「菊池涼介選手の代名詞」になりつつあります。
 初マラソンの安藤選手(22歳)が、3月12日の名古屋ウィメンズマラソンで素晴らしい走りを魅せてくれました。

 走破タイム2時間21分36秒は、初マラソンの女子日本最高記録でした。

 バーレーンのキルワ選手に、35km付近からじりじりと離されていったとはいえ、安藤選手の走りは安定感十分なものでした。

 「手を下げてのピッチ走法」でスタート直後からトップグループを走り、他のランナーが次々と脱落していく中で、キルワ選手にぴたりとつけ、相当の距離を並走したレース振りは、とても初マラソンとは思えない、堂々たるものです。

 この安藤選手の走りは、1998年12月のアジア大会で、2時間21分47秒という、当時の世界歴代5位のタイムで優勝した、高橋尚子選手の走りに匹敵する衝撃を齎した感じがします。

 この時の高橋選手も、この大会(当時は名古屋国際女子マラソン)を2時間25分48秒(当時の日本最高記録)で優勝し、12月のアジア大会に出場して「世界デビュー」したのです。

 8月の世界選手権大会(ロンドン)における、安藤選手の大活躍に期待したいと思います。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

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