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 今年、第63回を迎える有馬記念競走における最多勝騎手の記録は「3勝」です。
 そして5人の騎手が、この記録を保持しています。

 最初の勝利が古い順に記載すると

① 田原成貴騎手(第28回、第38回、第40回)
② 岡部幸雄騎手(第29回、第30回、第33回)
③ 武豊騎手(第35回、第51回、第62回)
④ オリビエ・ペリエ騎手(第47回、第48回、第49回)
⑤ 池添謙一騎手(第54回、第56回、第58回)

 の5名です。

 田原騎手は、1983年のリードホーユーで初勝利を挙げ、1993年のトウカイテイオー、1995年のマヤノトップガンと勝ちました。
 マヤノトップガンは主戦で戦っていたと記憶していますが、リードホーユー、トウカイテイオーと田原成貴という印象が有りませんでしたので調べてみました。両馬とも「有馬記念のみ田原騎手」でした。大レースのテン乗りでいきなり成果を出す、それも2度というのは、「田原成貴の面目躍如」たるものが有ります。

 岡部騎手は、1984年と85年のシンボリルドルフと1988年のオグリキャップでの3勝。
 シンボリルドルフはお手馬ですが、オグリの方はこのレースのみの騎乗でした。通算32戦も走ったオグリキャップに1度だけ乗って、それが有馬記念優勝というのは、やはりさすがです。

 武豊騎手は、1990年のオグリキャップ、2006年のディープインパクト、そして昨年2017年のキタサンブラックの3勝です。10年以上の間を空けての3勝というのも、なかなか出来ないことでしょう。

 オリビエ・ペリエ騎手は、2002年と03年のシンボリクリスエス、2004年のゼンノロブロイの3勝。両馬ともに「とても強い勝ち方をした」レースでした。強い馬に乗って、キッチリと勝つというのは、上手い騎手の証明でしょう。
 フランスのペリエ騎手は、中央競馬における外国人騎手のパイオニアです。「短期免許」で来日して、3年連続有馬記念制覇というのは、「空前絶後」の快挙でしょう。

 池添謙一騎手は、2009年のドリームジャーニーと、2011年と2013年のオルフェーヴルの3勝です。
 有馬記念最多勝調教師の池江泰寿師の元で、しっかりと仕事をしたというところでしょう。

 こうして見ると「2勝馬の騎手」が3名、岡部騎手とペリエ騎手と池添騎手ということになります。
 やはり、最高峰のドリームレースで3度もグランプリジョッキーとなるからには、「2勝馬」の鞍上というのは有利な条件となります。もちろん、2勝馬を生み出す原動力となっていることも間違いありません。

 田原騎手と武豊騎手は、異なる3頭での3勝です。
 とても難しいことを成し遂げています。

 さて、「外国人騎手の活躍」が目立つ2018年ですが、その大将格のひとりであるクリストフ・ルメール騎手は、既に有馬で2勝を挙げています。
 2005年のハーツクライと2016年のサトノダイヤモンドです。

 2005年は、ペリエ騎手3連勝を受けての4年目=外国人騎手4年連続優勝のレースとなります。
 もちろん、この頃のCルメール騎手も「短期免許」で乗っていたわけですが、パイオニアであるペリエ騎手の薫陶を受け、早くから日本競馬に馴染んでいたと言えるのでしょう。

 そのCルメール騎手の3勝目が成るのか、他の外国人騎手の馬が勝つのか、日本人騎手の巻き返しが有るのか、2018年の中央競馬を締めくくる夢のレースが迫りました。
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[12月9日・埼玉スタジアム]
浦和レッズ1-0ベガルタ仙台

 サッカー日本一を決める、第98回全日本サッカー選手権大会=天皇杯の決勝は、浦和レッズが、前半13分の宇賀神選手のゴールにより先制し、その後のベガルタ仙台の攻撃を零封して、押し切りました。

 浦和レッズは、前身の三菱重工チーム時代から通算して7度目の天皇杯制覇となりました。

 試合開始早々は、初の東北勢優勝を目指すベガルタ仙台が攻勢に出ました。
 何度か浦和ゴール前に迫りましたが、ラストパスが繋がらずチャンスを活かすことが出来ませんでした。

 一方の浦和レッズは、前半13分、バックスの宇賀神選手がペナルティエリアの直ぐ外から強烈なボレーシュートを放ち、これがベガルタゴール左上に突き刺さりました。
 コントロール、威力とも申し分のない見事なシュートでした。

 日本のサッカーチームに望まれている「サイドバックの攻撃参加」のお手本の様なシュートでした。
 かつてのブラジル代表サイドバック、ロベルト・カルロス選手を髣髴とさせるようなシーンであったと感じます。

 ベガルタ仙台も、好調を伝えられたフォワードFWジャーメイン選手にボールを集めましたが、浦和レッズ守備陣は、ペナルティエリア周辺まではベガルタにボールを運ばせるのですが、ジャーメイン選手には常に複数のディフェンダーを付けている形で、仙台の攻撃を封じていました。

 仙台としては、残念ながら、こうした大舞台の「チームとしての経験」において、やや浦和に及ばなかったというところでしょうか。

 さて、今回の優勝で7度目とした浦和レッズは、通算優勝回数で2位タイに並びました。
 また、リーグ戦では手にすることが出来なかった「ACLへの出場権」も獲得しました。優勝経験チームとして、存分に力を発揮していただきたいものです。

 「天皇杯決勝戦=元旦の国立競技場」という強いイメージが有るのですが、新国立競技場建設工事の為も有って、このところ「このお正月の風物詩」?は実現できていませんでした。
 けれども、次回=第99回大会決勝は、2020年元旦に新国立競技場で開催予定と報じられています。

 東京オリンピック2020の年の元旦、「このお正月の風物詩」も復活するのです。

 今季のUEFAチャンピオンズリーグCLのグループリーグGLも、12月11日~12日に最終節が行われ、決勝トーナメントT進出の16チームが決まりました。

 C組を始めとして、予想外の混戦となったグループもありましたが、終わってみれば「比較的順当な結果」となった印象です。

 決勝T・ラウンド16に進出した16チームは以下の通り。

[A組]
1位 ボルシア・ドルトムント 勝点13
2位 アトレティコ・マドリード 勝点13

[B組]
1位 FCバルセロナ 勝点14
2位 トッテナム・ホットスパー 勝点8

[C組]
1位 パリ・サンジェルマン 勝点11
2位 リバプール 勝点9

[D組]
1位 FCポルト 勝点16
2位 シャルケ04 勝点11

[E組]
1位 バイエルン・ミュンヘン 勝点14
2位 アヤックス 勝点12

[F組]
1位 マンチェスター・シティ 勝点13
2位 オリンピック・リヨン 勝点8

[G組]
1位 レアル・マドリード 勝点12
2位 ASローマ 勝点9

[H組]
1位 ユベントス 勝点12
2位 マンチェスター・ユナイテッド 勝点10

 GLは決勝トーナメント進出チームを決める戦いですから、「勝ち抜け」ることが第一義ですので、勝点の多寡はあまり関係が無いのですが、とはいえ1位と2位の勝ち抜けによって、ラウンド16の対戦チームが異なりますから、その点では勝点の積み上げも重要ということになります。

 大混戦が続いていたC組は、最終節でリバプールがナポリを1-0で下し、サンジェルマンがレッドスター・ベオグラードを4-1で破って、何か「当初予想した順位」に落ち着いた印象です。
 リバプールは、モハメド・サラー選手が前半34分に先制し、その後は良く守った形で、後半には3枚のイエローカードを受けています。薄氷を踏む戦いだったのです。
 リバプールは「プレミアの意地」を見せたのでしょう。

 B組のスパーズとインテルは勝点8で並び、得失点差も共に△1でしたが、スパーズがアウェイのインテル戦で挙げた1点が物を言って、2位を確保しました。インテルとしては惜しい敗退でしょう。こちらもギリギリの競り合いでした。

① GL最多勝点チームは、D組のFCポルト

 並み居るビッグクラブを尻目に、FCポルトが勝点16でトップでした。
 シャルケ、ガラタサライ、ロコモティヴ・モスクワを相手にして5勝1引分という好成績を挙げたのです。6試合の得失点差も「9」ですから、良く守り、良く得点したという形でしょう。
 今季のポルトは、決勝トーナメントでも注目です。

② クラブ3強は順当に1位通過

 レアル・マドリード、FCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンの「3強」は、いずれも各組を1位で通過しました。
 さすがの強さを魅せたのです。

 CSKAモスクワに2敗したレアルは、他の4試合を全勝で乗り切りました。まだまだ「あるべきプレー」は出来ていない印象ですが、「CLに愛されているチーム」として、これから調子を上げて行ってくれるでしょう。

 バルセロナは4勝2引分で通過しました。「余裕綽綽」という感じがします。

 バイエルンも4勝2引分で通過しました。
 バルセロナとバイエルンは、共に最終節を引分けています。バイエルンはアヤックスと3-3の引分でしたから、余裕をもってという訳にはいかなかったのでしょうが、いずれにしても「最終節を引分で1位通過」というのは、CLを良く知っている戦い方だと感じます。

③ GL得点王はレバンドフスキ選手

 今季GLを終えての得点王は、バイエルンのロベルト・レバンドフスキ選手・8得点でした。6試合すべてに出場しての8得点は、ポーランド代表として出場したワールドカップ2018ロシア大会以降の不振から抜け出しつつあることを示しているのでしょう。

 2位はバルセロナのリオネル・メッシ選手・6得点でした。4試合に出場しての6得点は、現代最高のフォワードプレーヤーの面目躍如です。

 3位タイには5得点で、6選手が並びました。
 ホッフェンハイムのアンドレイ・クラマチック選手(クロアチア)、パリ・サンジェルマンのネイマール選手、FCポルトのモウサ・マレガ選手(マリ)、アヤックスのデュサン・タディッチ選手(セルビア)の4選手は6試合に出場しての記録。
 特にマレガ選手は、ポルト快進撃の立役者でしょう。
 ユベントスのパウロ・ディバラ選手(アルゼンチン)は5試合出場、ASローマのエディン・ジェコ選手(ボスニア・ヘルツェゴビナ)は4試合出場しての5得点でした。
 
④ 豪華絢爛なシティの得点者陣

 得点ランキングを観ると、マンチェスター・シティの得点者陣に眼を見張ります。
・3得点 ガブリエル・ジェズス選手(ブラジル)、ダビド・シルバ選手(スペイン)
・2得点 セルヒオ・アグエロ選手(アルゼンチン)、レロイ・サネ選手(ドイツ)、ベルナルド・シウバ選手(ポルトガル)、アイメリック・ラポルテ選手(フランス)

 2~3得点に6選手が並びます。
 スター軍団としての豪華なメンバーにも驚きますが、何より「シティの攻撃の多彩さ」を示しているように見えます。

 もちろん、他のビッグクラブでも数多くのプレーヤーがランキングに並んでいるのですけれども、「チームの得点王が3ゴール」しか?挙げていないのは、シティだけです。
 攻撃が、特定の選手に偏っていないのでしょう。

 一方で、決勝トーナメントを勝ち上がって行った時には「得点の型を持たない」ことによる決定力不足に悩まされる可能性があります。

 さて、ラウンド16の組合せ抽選会は12月17日に行われます。
 GLも同様ですが、優勝に向けて、決勝トーナメントも「くじ運」が大きな影響を及ぼすのです。
 読売ジャイアンツ原辰徳監督の剛腕なのか、2018年シーズンオフは「巨人軍のオフ」と言っても良さそうな状況です。

 今オフにFA宣言をした5名のプレーヤーの内、丸佳浩外野手(元広島カープ)と炭谷銀仁朗捕手(元、西武ライオンズ)の2名を獲得し、返す刀で自由契約となった中島宏之内野手(オリックス・バファローズ)と契約、加えてMLBからもクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(パドレス)を取り、マリナーズを退団した岩隈久志投手も獲得したのです。
 
 12月15日時点で、いわゆる「即戦力」候補の選手だけでも5名という、超大型補強なのです。(9名で行うセ・リーグの野球ですから過半数です)

 もちろん、資金力十分の巨人軍ですから、毎年のように大型補強を行う訳ですが、今オフの補強は、成功する可能性が高いと感じます。

① 一気に5名の補強であること

 過去の補強の例を見れば、他球団で大活躍したスタープレーヤーが巨人に入ると「思ったほどでは無い」あるいは「全く期待外れ」というケースが多いのです。

 これは別に21世紀特有の話では無く、国鉄スワローズの大黒柱として長く活躍を続けた「400勝投手」金田正一投手が、1965年シーズンから巨人でプレーすることとなった訳ですが、1年目の成績は何と11勝6敗・141と2/3イニング登板でした。
 前年1964年(昭和39年・第1回東京オリンピック開催年)が27勝12敗・310イニング登板、その前の年1963年が30勝17敗・337イニング登板であったことと比較すれば、大きな落ち込みに観えました。「あの金田でも、巨人では大活躍はできない」と感じたことを憶えています。

 もちろん、巨人軍の選手層の厚さから、金田投手が国鉄スワローズ時代と同じように「毎日のようにマウンドに登る」訳には行かないことは良く分かりますし、そもそも投球イニング数が半分以下になったのだから、11勝というのは×2の22勝分の勝ちが有る、という説も理解できなくもないのですけれども、やはり「大球団」では金田選手程のビッグネームでも、なかなか思ったようにはプレー出来ないものだと思いました。
 現在よりも、日本プロ野球界における巨人軍の存在が大きかった時代、「巨人・大鵬・たまご焼き」の時代でしたから、尚更だったのでしょう。

 2010年以降でも、鳴り物入りで巨人入りしたプレーヤーが、なかなか活躍できない状況は続いています。少なくとも「巨人入りする前以上に活躍する」選手はほとんど居ないというのが実情でしょう。

 その要因として「ひとり入団」があると考えています。
 大選手でも、「ひとり」だけで巨人に入ると、周りのしがらみの多さ、マスコミの騒ぎの大きさ、チーム内の勢力争い、等々によって、連日同じようにプレーすることが難しいのでしょう。
 ひとりでは、「外様」などと言われて、入団当初から「孤独」な日々を過ごすことも多そうです。

 ところが、今2018年のオフは「5名一緒」です。
 「同期が5人」というのは、心強いことでしょうし、自然と相談相手にもなることでしょう。
 「一流の5プレーヤーを一気に取る」というのは、読売ジャイアンツの補強としても、あまり無かったのではないでしょうか。
 新入団のスター選手たちが、力を発揮しやすい環境であろうと思います。

② プレーヤーのポジションの多様性

 様々なポジションの選手が並んでいます。

 この5名の選手に期待されるのは「チャンピオンフラッグの奪還」であることは間違いありませんから、チーム力を早急に大幅に上げるための補強ということになります。
 投手、捕手、内野手、外野手の各ポジションへの補強は、「チームの姿を大きく変える」、2018年シーズンとの連続性を断つという面からは、とても効果的なやり方に観えます。

 各ポジションへの「新風」は、時を追うごとに「チーム全体への新風」に昇華して行く可能性があるのでしょう。
 もちろん、十分に考え、練られた施策であり、今補強のポイントのひとつだと感じます。

 豊富な資金力を活かしての、読売ジャイアンツの補強が続きます。
 この補強により「チームがどのように変わるか」を見ること自体が、2019年シーズンの大きな楽しみのひとつです。

 実は最大の補強策である「原辰徳・新監督」のもと、5年振りの優勝に向かって、巨人軍の反攻は、既に始まっているのでしょう。
 12月16日、阪神競馬場芝外回り1600mコースで実施される、第70回朝日杯フューチュリティステークスFS競走G1の注目馬検討です。

 2004年から牝馬も出走できるようになり、「2歳最強馬決定戦」と位置づけられたものの、2017年までは牡馬しか優勝していませんので、20世紀から引き続いて「2歳最強牡馬決定戦」と目されている朝日杯FSですが、今年は少し様相が異なります。

 2018年のレースは「2強対決」の色合いが濃いと思います。
 そして2強の一角が牝馬なのです。

 同レベルの2頭が争うとなれば、「斤量」の影響も考慮しなくてはなりません。朝日杯FSの斤量は、牡馬55kg、牝馬54㎏と牝馬の方が1kg軽いのです。
 微妙な斤量差です。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、2枠2番のグランアレグリア。
 2戦2勝の牝馬です。前走サウジアラビアロイヤルカップG3は、牡馬陣を相手に2着に3馬身以上の差を付けて圧勝しました。父はディープインパクト、母の父はタピット(2014~16年の北米リーディングサイアー)、母の父の父はプルピット(シアトルスルー系の名種牡馬)という、超良血でしょう。パワー十分な血統ですからゴール前の競り合いに強そうです。「初の牝馬による優勝」も夢ではないでしょう。

 第二の注目馬は、4枠6番のアドマイヤマーズ。
 3戦3勝。同世代の牡馬NO.1との呼び声も高いサラブレッドです。グランアレグリアが出走してこなければ、このレースの「大本命」となっていたことでしょう。前走デイリー杯2歳ステークスG2も安定したレース内容で勝ちました。牡馬陣の大将格として、ここは負けられないところです。

 第三の注目馬は、6枠11番のケイデンスコール。
 前述の「2強」とは少し差がある感じですが、こちらも重賞ウイナー。前走新潟2歳ステークスG3ではゴール前の競り合いを制しました。父は、現在注目のロードカナロア。成長分に期待します。

 今回は、以上の3頭に注目します。

 「牝馬の朝日杯優勝馬が出るのか」が最大のポイントでしょう。

[12月9日・第14節・マイアミガーデン]
マイアミ・ドルフィンズ34-33ニューイングランド・ペイトリオッツ

 言葉が見つからないので「奇跡の大逆転」という平凡な?表現しかありませんが、普通の「奇跡的逆転劇」(妙な書き方で恐縮です)を遥かに超える、おそらくは「100年に一度のプレー」で、ドルフィンズがペイトリオッツを破りました。

 普通の「奇跡的逆転劇」を超えると感じる理由

① 残り時間「0秒」での「69ヤードのタッチダウンTD」

 AFL(アメリカンフットボールリーグ)とNFL(ナショナルフットボールリーグ)が合併し、現在のNFLが誕生して以降の「残り時間0秒=ゲームのラストプレー」のTDとして、史上最長のプレーでした。
 実質的に、NFL史上初のプレーだったのです。

② ラテラル・パスが2度行われたプレー

 ご存知のように、アメリカンフットボールは「前方に一度だけパスを投げることが出来ます」が、後方もしくは真横へのパス=ラテラル・パスは何度でも可能です。
 まさに、アメリカンフットボールがラグビーフットボールから生まれたとされる由縁です。

 とはいえ、実際の試合においては、ラテラル・パスを見ることは少なく、そうした中では、ラストプレーで時折眼にするだけのものなのです。
 ましてや、ラテラル・パスが大成功というのは、滅多に観られません。

 このゲームのラストプレーでは、試合時間残り7秒、自陣31ヤード地点から、まずドルフィンズのクオーターバックQBライアン・タネヒル選手からワイドレシーバーWRケニー・スティルズ選手に14ヤードのパス(前方へのパス)が決まりました。

 そこでスティルズ選手は右横に居たWRディパンティ・パーカー選手にラテラル・パス。

 さらに、パーカー選手は右サイドライン沿いを疾走してきた、ランニングバックRBケニアン・ドレイク選手に再びラテラル・パスを投げたのです。
 
 ドレイク選手は、味方選手の見事なブロックにも助けられ、右に左に走りながら、最後はペイトリオッツ守備陣を振り切ってTD。
 何か、信じられないような幕切れでした。

 「100年に一度のプレー」ですから、既に固有名詞「DRAKE ESCAPE」(ドレイクの脱出)が固まりつつあるそうです。

 1本の前方へのパスと2本のラテラル・パスの計3本のパスに彩られた69ヤードのTDプレーというのは、おそらく今後、観られないでしょう。
 そうした3本のパスが使われるプレーが出現したとしても、そのプレーがTDに結びつくことが考えられないからです。
 攻撃側の意図は全て実現し、守備側の意図は悉く失敗し、プレーの成否に大きな影響を与える「運」も概ね一方のチームに味方する、といったプレーは、滅多に観られるものでは無いでしょう。
 
 まるで、サッカー競技のワールドカップ2018ロシア大会・決勝トーナメントにおける、日本VSベルギー戦の試合終了間際のベルギーチームの自陣ゴール前からの「大カウンタープレー」を彷彿とさせます。

 2018年は、こうした「空前絶後のプレー」が生まれる年なのかもしれません。

 それにしても、QBトム・ブレイディ選手とペイトリオッツは、アウェイのドルフィンズ戦を「とても苦手」にしています。最近の6試合で5敗。
 NFL史上屈指の勝率を誇る「ビル・ベリチックHCとQBトム・ブレイディのペイトリオッツ」が、本当に勝てない唯一のチームではないでしょうか。

 このゲームでも、試合時間残り7秒までに、ドルフィンズに9点差以上を付けておけば、こうした「悲劇」は起こらないのです。そうしたマネジメントが最も得意なはずのペイトリオッツにして、この有り様ですから、ホームのドルフィンズはペイトリオッツの「天敵」なのでしょう。

(本ブログ、2017年12月28日の記事「[NFL2017~18] トム・ブレイディ選手はドルフィンズが苦手なのか?」もご参照ください。)

 フィギュアスケートのグランプリGPファイナル2018における、紀平梨花選手の活躍は、世界中に大きなインパクトを与えていて、様々なコメント・評価が報じられていますが、中でもロシアの関係者の評価が、とても印象的です。

 極めて「冷静・公平」な評価・コメントが多いのです。

 「女子フィギュアスケート大国」であり、現在最も強いと目されているロシアチームから、これだけ「冷静・公平」な評価が出てくるところに、「ロシアチームの強さ」を感じます。
 加えて、今後も女子フィギュア・ロシアチームは継続して強いであろうと感じます。

 いわば「敵」チームのプレーヤーに対しても、これだけ客観的な評価が出来るところに、ロシアチームの強さの源が有るのでしょう。
 素晴らしいことだと思います。

 まずは、「重鎮」イリーナ・スルツカヤ氏のコメント。
 スルツカヤ氏は、言わずと知れた2002年ソルトレークシティ・オリンピックの銀メダリストにして、2006年トリノ・オリンピックの銅メダリストです。長い間ロシアチームを牽引した、いわば「伝説的プレーヤー」ということになります。

 そのスルツカヤ氏がGPファイナル2018女子を総括して、

① 3回転ルッツ+3回転ループの連続ジャンプは2005年に跳ばれて、今も跳ばれている。しかしキヒラは新しいスタンダードを課した。自分のプログラムをきれいに滑っても、いずれにしろキヒラに届かない。つまり他に道は無いのです。新しい何かを考えだすのが不可欠。それか後ろで止まっているか。
② もし、キヒラがすべてのエレメンツを上手くやると、多くの人より高いレベルにある。キヒラは素晴らしい、シンプルに素晴らしい。
③ 彼女のシニア参戦によって1つは、フィギュアスケートを観るのがとても面白くなった。2つ目に我々ロシアの女子スケーターたちにとても相応しいライバルが現れたと言えます。キヒラは彼女らを神経質にさせるし、彼女たちは付加的な重圧と責任を負うことになります。そう、これはもう本物の戦いよ。

 と語ったと、報じられました。(12月12日配信のTHE ANSWER)

 ロシア選手が自らの演技を上手くやったとしても、紀平選手(複数のトリプルアクセルを配した基礎点の高い演技を行う)には及ばないことを十分に把握していて、それを公然と言葉にしているところが、凄いところでしょう。現状のロシア選手では、どうやっても、ミスが少なかった時の紀平選手には敵わないことをメディアに大声で言い、「新しい何かを考えだすのが不可欠」と警鐘を鳴らし、「本物の戦いが始まった」と締めています。

 妙な依怙贔屓や、過去の選手を引き合いに出して、あの時代のあの選手の方が強かったなどという、現状に対して何の役にも立たないことを必死に述べるより、はるかに上質で、明日に繋がるコメントでしょう。
 こういう「凄い人」が居るロシア・フィギュアスケート界が強いのは、とても自然なことだと感じます。

 続いては、ショートプログラムSPのロシア放送局「Match TV」の放送内容です。(12月8日配信・THE ANSWER)

 この大会のSPにおける紀平梨花選手の演技は「完璧」でした。世界最高得点でもありました。その「完璧な演技」に対して、ロシアの放送局は下記のように報じたのです。

① (最初のトリプルアクセルの成功を観て)理想的です。ジャッジがたくさん加点するでしょう。
② (中盤以降の美しいステップ、スピンを観て)ブラボー、ブラボー。(解説者)なんてファンタスティックな技術点でしょう。このスケーターを見て、弱いところを見つけようとしましたが、ありません。ジャンプ、スケーティング、スピンが素晴らしい。
③ (演技が終了し、実況のアナウンサー)ショックです。(解説者)私もショックです。なんて言っていいか分かりません。世界記録がでると思います。彼女のプログラムを私たちは長く覚えているでしょう。
④ (82.51点が出たことを見て、実況のアナウンサー)82点(と絶句し)技術点もクレイジーだし、構成点もクレイジーだ。フーッ。

 ライバル国のルーキープレーヤーの演技を目の当たりにして、これだけ「冷静・公平」な放送ができるところに、まず感心します。
 偏った、歪んだ放送では無いのです。

 特に解説者の「(紀平の演技に)弱いところを見つけようとしたが無かった」「彼女のプログラムを私たちは長く覚えているでしょう」というコメントは、世界の女子フィギュアスケートシングルを本当に「公平」に見ている人にしか、発することが出来ないものでしょう。

 前述の「重鎮」スルツカヤ氏のコメントのみならず、テレビ中継においても、これだけ「冷静・公平」な放送が出来るというのは、凄いことだと思います。
 当然ながら、この放送がロシアの各家庭に流れているのです。

 自国プレーヤーへの応援は、もちろん行うのでしょうが、他国選手の演技もしっかりと評価し、正確に伝えるというのは、「放送文化のレベルの高さ」を感じると言ったら、大袈裟に過ぎるでしょうか。

 GPファイナル2018の優勝で、紀平梨花選手は一気に世界トップに躍り出ました。これは、世界中が等しく評価しているところです。

 しかし、これだけの「冷静・公平」な評価・コメントを観ると、ロシアチームが今後も強力なライバルとして存在し続けることも間違いないのでしょう。
 朝日杯フューチュリティステークスFSは、阪神ジュベナイルフィリーズJFと共に2001年から行われています。
 2000年まで行われてきた「朝日杯3歳ステークス」からの呼称変更(馬齢表示の国際基準への変更に伴って)により誕生したのです。

 朝日杯FSは、2003年までは「2歳最強牡馬」を決めるレースでした。2004年以降は牝馬も出走できるようになりましたから「2歳最強馬」を決めるものとなりましたが、現実には勝ち馬は牡馬ばかりですので、現在でも「2歳最強牡馬」決定戦という色合いが強いレースだと思います。

 さて、2001年から2017年までの「2歳最強牡馬」17頭の翌年のクラシックレースの成績を見てみましょう。
 朝日杯FSの勝ち馬で、翌年のクラシックレースに優勝したのは、以下の通りです。

① 2012年 ロゴタイプ 皐月賞

 なんと1頭しか居ないのです。
 全体的に観て、朝日杯FSの勝ち馬は、皐月賞や日本ダービーに勝利する以前に、出走すること自体が、なかなか難しい様子です。

 前回の記事で「阪神JFとクラシックレースの関係」を見て、「17頭の内5頭しか」クラシックレースに勝てていないことを書きましたが、朝日杯FSは「17頭の内1頭」しか勝てていないのです。

 これは明確に「朝日杯FSの勝ち馬と皐月賞・日本ダービーの勝ち馬に相関関係は無い」と言って良いでしょう。

 別の言い方をすれば「朝日杯FSの勝ち馬」と「クラシックレースの勝ち馬」は、「別のタイプ」ということになります。

 それにしても、「2歳最強牡馬」がレースを積み、調教を重ねても、3歳時のクラシックレースに歯が立たないというのは、やはり不思議な感じがします。

 朝日杯の勝ち馬は「早熟馬」ということになるのでしょうか。

 20世紀においても、1993年の朝日杯3歳ステークスに優勝したナリタブライアンが「三冠馬」になった例は有っても、シンザンやミスターシービー、シンボリルドルフ、ディープインパクトは、朝日杯FSに相当するレースに勝ってはいません。というか、出走していないと言った方が正確でしょう。
 従って、20世紀においても「2歳時に強い馬と3歳時に強い馬は別」という傾向はあったのです。

 21世紀になって、その傾向が一層顕著になったということになります。

 「17頭の内1頭・51冠の内1冠」となれば、変な書き方で恐縮ですが「クラシックレース=皐月賞・日本ダービー・菊花賞に勝ちたければ、朝日杯FSには勝ってはならない」ということになります。

 とはいえ、やはり「2歳時に強かった馬」が「3歳時にはパッとしない」というシーンばかりを見続けるというのも、競馬ファンとしてはいかがなものかと感じます。
 血統や連勝、不敗馬、ライバル対決といった視点から、サラブレッドの競馬においては「連続性」がとても重要なものでしょう。
 2歳と3歳の間に「大断層」が存在するというのは、競馬の本質から離れすぎているという見方もありそうです。

 数年に一度位は「朝日杯FSとクラシックレースの両方に勝利するサラブレッド」の誕生を見てみたいものだと思うのです。

(2015年12月16日付の記事「[競馬コラム159] 朝日杯フューチュリティステークスと日本ダービー」と同じような趣旨の記事になってしまいました。[競馬コラム159]と似ていることは、本記事を書いた後に気が付きました。この趣旨についての思いが強いことをご了解いただき、ご容赦くださればと思います。)
 12月9日にかけて、カナダのバンクーバーで開催された、グランプリファイナル大会の男子の結果は、以下の通り。

1位 ネイサン・チェン選手(アメリカ) 総合得点282.42(SP92.99、FS189.43)
2位 宇野昌磨選手 総合得点275.10(SP91.67、FS183.43)
3位 チャ・ジュンファン(韓国) 総合得点263.49(SP89.07、FS174.42)

 今大会を通じて、宇野選手はコンディションが悪いと感じました。

 体の動きに本来のキレがありませんでした。持ち味の「俊敏性」に欠けていたのです。
 この「感じ」は、平昌オリンピックの時から存在していて、やや悪化していると思います。
 2018年の宇野選手は、2017年に比べて「キレ」が不足していたのでしょう。

 このことを最も明確に感じるのは、「4回転ジャンプの着地時」の動きです。

 2017年の宇野選手は、着地後相当のスピードで「2~3mほど移動」し、「完成度の高い美しい」ジャンプを魅せてくれていたのですが、2018年はそのスムースさに欠けました。見方によっては「何とか回っている」感じ。
 踏み切り、空中での4回転、着地準備、着地の全ての要素において、「ほんの僅かスピードが足りない」ことが、ジャンプ全体の動きをギクシャクしたものに見せてしまったという印象です。

 シニアデビュー以降の連戦に伴う「心身の疲労の蓄積」やどこかに軽度の故障が有る、ことなどの要因が考えられますが、いずれにしても、オリンピック銀メダリストとして「初の世界一」を目指した宇野選手にとって、今大会はとても残念な結果でした。

 本来の「キレ」があれば、十二分に優勝を狙えたと思います。
厳しいスケジュールの合間を縫っての「回復に向けた取り組み」が待たれるところです。

 ネイサン・チェン選手は、「高い基礎点」をベースにした、「らしい演技」で高得点を示現して、連覇を果たしました。世界トップクラスの力を示したのです。
 
 本ブログでは、今大会は宇野選手とチェン選手の優勝争い、それも「総合280点」を巡っての戦いと見ていましたが、概ね予想通りの結果となりました。

 現在、「最強の2プレーヤー」を擁するフィギュアの男子シングル日本チームとしては、羽生選手、宇野選手が頑張っている間に、次の世代、現在13歳~15歳の世代の中から、将来の日本男子を背負って行くプレーヤーを見出し育成していかなければならないと、改めて感じさせる大会となりました。

 12月9日にかけて、カナダのバンクーバーで開催された、グランプリファイナル大会の女子の結果は、以下の通り。

1位 紀平梨花選手 総合得点233.12(SP82.51、FS150.61)
2位 アリーナ・ザギトワ選手(ロシア) 総合得点226.53(SP77.93、FS148.60)
3位 エリザベータ・トゥクタミシェア選手(ロシア) 総合得点215.32(SP90.65、FS144.67)

 ショートプログラムSPで圧巻の演技を魅せた紀平選手が、フリースケーティングFSでも安定感抜群の演技を披露して、危なげなく優勝した印象です。
 総合得点の230点越えも、本ブログの期待通りでした。

 紀平選手のSPは「空前の演技」でした。フィギュアスケート競技においては、どんなに素晴らしい演技でも、ケチを付けようと思えば、いくつかのポイントが存在するものですが、この演技には無かったと思います。本当の意味での「完璧な演技」だったのではないでしょうか。

 SP開始時から「体が良く動き」ました。
 手、腕、脚、そして全身の動きのキレは驚異的で、音楽との同調性が極めて高く、細かい動きのスピードが尋常では無かったためか、「コマ落ち」の映像の様にさえ観えました。

 ジャンプは、成功するか否かというレベルでは無く、美しいか否かという次元でした。

 キス・アンド・クライにおける、「82点」を見た時の紀平選手の表情・様子も秀逸。
 アスリートの、あれ程「嬉しそうな」姿は、滅多に観られないものでしょう。

 さすがにFSでは、最終滑走ということもあってか「優勝を意識した固い動き」が観られ、最初のトリプルアクセルでミスを犯してしまいましたが、「以後の演技をしっかりやれば十分優勝できる」と考え、それを行動に移したかのように、この後の演技には「固さ」が見る見る減って行きました。
 この「気持ちの切り替えの速さと実行力」が、紀平梨花というアスリートの最大の強みなのかもしれません。

 本大会をヨーロッパに中継した「ユーロスポーツ」の放送では、「(ミスをした後に)完全無欠のパフォーマンス」を魅せたと評し、「この日本人は『震撼』させました」と続けました。

 大会前、誰もがザギトワ選手の圧勝を予想していたのでしょうが、紀平選手はその予想を大きく超える滑りを示したのです。
 SPと総合得点は世界最高レベルでした。
 このSPに、先日の大会のFS154点台を加えれば237点台となります。

 紀平選手はトータル「240点」を目指すことが出来る、現時点では、世界で唯一の女子スケーターなのです。客観的に観て「現在、世界一の女子フィギュアスケーター」であることを、疑うのは難しいでしょう。

 世界各国で「紀平選手が世界一」という報道が相次ぎました。

 日本女子フィギュアスケート界に、素晴らしい選手が登場したのです。

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