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[4月27日・フェンウェイパーク]
ニューヨーク・ヤンキース3-0ボストン・レッドソックス

 MLB伝統のライバル対決、ヤンキース対レッドソックスのゲームで、先発した田中将大投手は、9イニング・97球を投げて、被安打3、奪三振3、与四死球0の見事なピッチングを披露しました。
 今季3勝目となる完投シャットアウト勝ちは、2014年5月14日の対ニューヨーク・メッツ戦以来の、自身MLBで2度目の完封勝ちとなったのです。

① 97球(内ストライク72球)

 これが最も素晴らしい!
 ほとんどの投球がストライクコースであるため、レッドソックスの打者は打っていかざるを得ません。

 見送っていては三振、それも少ない球数での三振を喫してしまうからです。
 その「ストライク投球」が高低・コースとも難しいところに来るのですから、「凡打の山」が築かれることになります。

 先発投手の球数が概ね100球前後に限定されているメジャーリーグのプレーにおいては、理想的でしょう。
 逆に言えば、この投球が出来なければ、完投はとても難しいのです。

② 奪三振3

 従って、三振の数は少なくなります。
 三振を取るには、やはりボール球を交えなくてはなりません(MLBの強打者を軒並み三球三振というのはほとんど不可能なことでしょう)から、球数が多くなってしまうのです。

 この日の田中投手の投球は、ストライク投球で打たせて取るという、最も効率の良いものでしたから、当然に三振の数は少なくなるのです。

 「打者1人1球で打たせて取れば27球」で27アウト・完投となりますが、「打者全員を三球三振でとっても27人×3球=81球」を要します。
 奪三振を指向すれば、完投は難しいものになってしまうのでしょう。

③ 16年振り、MLB今季初の「マダックス」

 ヤンキースの投手がフェンウェイパークで完封勝ちをしたのは、2001年のムッシーナ投手以来であると報じられました。
 滅多に観ることが出来ない快挙なのです。

 そして「100球未満の完投シャットアウト勝ち」を、MLBでは「マダックス」と呼ぶのだそうです。
 あの、アトランタ・ブレーブス全盛期の大投手、グレッグ・マダックス投手が13度も成し遂げたことから「マダックス」と名付けられているのですが、田中投手は今回「マダックス」をやり遂げたのです。MLB2017年シーズン「初」の「マダックス」でした。
 完投シャットアウト勝ちの中でも難易度が高い形での勝利。まさにMLBの先発投手が目指す投球内容だったということになります。

 肘の故障から回復しつつある田中将大投手ですが、2017年シーズンはスプリングトレーニングから調子が良いようです。
 シーズン当初こそ、失点を重ねる投球がありましたが、次第に今シーズンの投球が披露できるようになりました。

 このレッドソックス戦は「2017年型田中将大」を明確にしたものだったのでしょう。

 ゲーム後のインタビューで「全ての球種が良かった」と、田中投手はコメントしていました。
 この投球を続けることが出来れば、2017年シーズンが田中将大投手にとって、MLBにおける最高のシーズンとなることは間違いないでしょう。
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 妙な題名になってしまいましたが、2017年の天皇賞(春)は明快な「2強対決」となりました。
 4月30日、京都競馬場芝3200mで行われる、第155回天皇賞(春)競走G1は、日本競馬史に残るレースとなることでしょう。

① 最強5歳馬と最強4歳馬の対決

 例えば、クラシックレースにおいて同世代のサラブレッド同士が2強対決というのは、キャリア(出走レース数他)も近いので、時々は見られるものなのですが、異なる世代で、古馬になって異なるルートを歩んできた2頭の馬が、それぞれのルートで圧倒的な強さを魅せて、大レースで対決するというのは、いかにも「本格的」だと思います

 キタサンブラックとサトノダイヤモンドは、まさにそうした形で激突するのです。

② 2度目の対決

 両馬は2016年の有馬記念で矛を交えています。最初の対決でした。
 ご承知のようにこのレースは、直線で先頭に立ちゴールを目指すキタサンブラックを、サトノダイヤモンドが残りわずかなところで「クビ」差捕えて優勝しました。

 サトノダイヤモンドの差し脚も凄かったのですが、キタサンブラックの粘り脚も凄いもので、両馬の力量は「互角」であることが明示されたレースでした。

 当代屈指の強豪馬、それも力量互角の2頭が合いまみえるレースは「本格的」です。

③ 安定感抜群の2頭

 サトノダイヤモンドは、ここまで9戦して7勝、2着1回(日本ダービー)、3着1回(皐月賞)という、抜群の安定性を誇ります。直近の4走=4重賞は、4連勝です。

 一方のキタサンブラックも、15戦して9勝、2着2回、3着3回、着外は僅かに1回とこちらも安定感十分なのです。直近の4走=4重賞は3勝、2着1回(サトノダイヤモンドに惜敗した有馬記念)となっていますから、このところはサトノダイヤモンドにしか負けていないのです。

 今回の2強対決は、両馬とも、たとえ敗れたとしても、大敗はしないであろうと予想される点で「本格的」なのです。

 さて、キタサンブラックとサトノダイヤモンドのどちらが、第155回天皇賞(春)を制覇するのでしょうか。

 距離適性では,天皇賞(春)2016を制しているキタサンと、菊花賞2016を制しているサトノですから、共に不安無しと見るのが妥当でしょうし、京都コースへの適応力も十分と言うことになります。

 直接対決ではサトノの1勝ですが、何度も書くように「互角」の内容でした。

 ここまでは甲乙付け難いということになります。

 そうなると「有馬記念2016以降の成長度合い」位しか、比較する項目が無くなってしまうのです。
 その点では、大阪杯G1のパドックでのキタサンブラックの「物凄い馬体」が思い出されます。「ああ、これは勝たれる」と強く感じました。それ程に凄い馬体だったのです。

 本来、「成長度」という物差しならば、4歳馬の春に分がありそうですが、5歳になってもなお成長しているように見える、それも「大きな変わり身」を魅せたキタサンブラックの方に分があるように、感じられるのです。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、2枠3番のキタサンブラック。
 この馬は、本当に「内枠」に恵まれます。無理なく、逃げ、あるいは先行を取れるという点でも有利でしょう。

 第二の注目馬は、8枠15番のサトノダイヤモンド。
 この4歳最強のステイヤーの力は、底知れぬものがあります。ここを勝つようなら、歴史上の名馬の道を歩むことになりそうです。

 第三の注目馬は、1枠1番のシャケトラ。
 2強に挑むのなら、2強と勝負付が済んでいない、この馬に注目したいと思います。マンハッタンカフェ産駒の長距離適性を活かして、思い切ったレースを魅せてほしいものです。

 今回は、以上の3頭に注目します。

 「2強対決」は、その展開も概ね予想できます。
 しかしながら、京都の直線での叩き合いの結果だけは、全く分からないのです。

 良いレースが観られますように・・・。
 少し前の話で恐縮ですが、2月26日に幕を閉じた冬季アジア大会2017(札幌・帯広)では、日本選手団の健闘が目立ちました。

 今大会で日本チームが獲得した金メダルは27個、銀メダル・銅メダルを合わせたメダル獲得数は74個と、共に冬季アジア大会史上の「日本選手団最多獲得数」となったのです。

 いかに地元開催の大会とはいえ、アジア全体の冬季スポーツのレベルアップや、広がりを勘案すれば、見事な活躍と言って良いでしょう。
 ちなみに、メダル獲得数の国別比較でも3大会ぶりにトップだったのです。
 2018年の平昌オリンピックに向けても、頼もしい限りです。

 先般のユニバーシアード冬季大会2017においても、日本選手団の大活躍が報じられましたが、近時のスポーツ界における「日本チームの強さ」がますます目立っているということでしょう。
 最多メダル獲得と言う事実は、明確な証左です。

 かつては「本番に弱い」とか「オリンピックや世界選手権といった国際大会では実力を発揮できない」というのが、日本人プレーヤーの特徴のように言われていましたが、現在の選手達は全くそんなことは無い、それどころか「本番に強い」印象さえあります。

 もちろん、個々のプレーヤーごとに見れば「過度の緊張」のために、本番で力を発揮できない選手も居るのでしょうが、「比率の問題」です。
 20世紀においても「本番に強い選手」は存在していたのですが、「本番に弱い選手」と「本番に強い選手」の比率が例えば7:3だったものが、2017年においては逆の3:7になっているといったことなのでしょう。

 これは、競技スポーツに係る多方面の皆さんの努力の結晶であることは、間違いありません。
 選手やコーチはもちろんとして、競技団体や地域社会の対応も向上してきたのだと思います。

 鍛え上げた能力を本番で発揮するために、どのようなトレーニングを積んで行ったらよいのか、本番の試合・レースにおいてどのような準備を行い、プレーをして行ったらよいのか、といった諸点について、着実にノウハウが積み上げられ、実行されてきたのです。

 そして、その成果は多くのスポーツの大会結果に如実に表れてきています。
 素晴らしいことです。

 とはいえ、まだまだ「古い体質」の組織が存在していることも事実でしょう。

 2つの団体が存在しているために、国際大会に出場できないなどという、信じられないような「粗末な話」が、いまだに時々聞かれるのです。そうした組織・競技は「時代に乗り遅れていること」を認識しなければならないのです。
 おかしな人物が登場して、せっかく近代化した組織を旧態依然たる状況に貶めることにも注意が必要でしょう。

 もちろん、かつて我が国が世界トップクラスに居た競技・種目の中にも、現在では世界大会入賞も覚束ないという状況に追い込まれているケースも少なくありません。
 対戦相手のレベルは刻一刻と上がっているのですから、「弛まぬ進歩」無くしては、現状維持さえ難しいのは当然のことでしょう。

 多くの選手が伸び伸びとプレーし、その実力を思い切り発揮できる環境作り・体制作りに向けては、「不断の努力」が不可欠なのです。
 ゴルフをするにも絶好の季節となりました。

 友人とのプレーで、A氏と初めて一緒にプレーすることとなりました。友達の友達ということです。

 A氏はとても上手です。
 
 友人は「彼は大学のゴルフ部に居たんだよ」と言い、私は「なるほど」と応えます。
 よく聞く会話でしょう。

 しかし、本当にそうなのでしょうか。

 「ゴルフ部に居たから、ゴルフが上手い」などということが、ある筈がありません。

 そうであれば、ゴルフを上達するためには、皆ゴルフ部に入れば良いことになります。
 事は、そんなに簡単ではありません。

 A氏は、ゴルフが上手いから、ゴルフが上手いのです。

 A氏が、中学生の頃や高校生の頃にゴルフが好きで、上手で、そのために大学に入ってゴルフ部に加入したのかもしれません。
 そうであれば、A氏はもともとゴルフが上手かったのです。ゴルフ部に入ったから、ゴルフが上手くなったのではないのでしょう。

 もちろん、ゴルフ部に所属して練習を重ねたために、ゴルフが一層上手くなった可能性はありますが、A氏がゴルフが上手い主因は、ゴルフ部に居たためではなさそうです。

 誰にでも分かっていることでしょうが、スポーツで上達することは、非常に難しいことです。

 野球部に入れば野球が上手くなるとか、サッカー部に入ればサッカーが上手くなるとか、柔道部に入れば柔道が強くなるとか、そんな単純なものでは無いことは、誰にでも分かることだと思います。

 どんなスポーツでも、あるプレーヤーがその競技が上手な理由は、その競技が上手だからなのでしょう。それ以外の理由は無いとも思います。

 これは、何もスポーツに限ったことではなさそうです。

 数学や化学、物理、語学といった分野でも、絵画、音楽といった分野でも同様でしょう。

 英語が得意な人は、英語が得意だから得意なのでしょうし、絵が上手い人は、絵が上手いから絵が上手いのでしょうし、歌が上手い人は、歌が上手いから歌が上手いのでしょう。
 決して、ESSに居たから、美術部に居たから、合唱団に居たから、上手い訳ではないのです。

 こうした「ある分野が得意な人」に共通していることは、「その分野が好きであること」であろうと思います。
 好きだから「上達したい」と願い、厳しい練習も続けることができるのでしょうし、上達すれば、より高みを目指すことが出来るのでしょう。

 では、「その分野」を好きになる要因は何なのでしょうか。

 いくつかあるのでしょうが、「子供のころに、その分野をやっていて、周囲の人に褒められた経験」、そして、少し大人になって「他の人と比べて、その分野では、自分の方が勝っている・優れていると認識すること」が、大きな要因の様な気がします。

 今回は、禅問答のような話になってしまいました。

 それにしても、どうすれば私のゴルフは上達するのでしょうか。
 悩みは尽きません。
 天皇賞(春)は、我が国における3000m以上のレースの中で、菊花賞と共にG1に格付けされています。
 菊花賞が3歳限定なのに対して、天皇賞(春)は4歳以上のレースとなっていますから、「古馬最高の栄誉」と評されているのです。我が国の近代競馬が始まった時から、「古馬最高の栄誉」は不変の価値でしょう。

 一方で、20世紀終盤から「長距離競馬の地盤沈下」が叫ばれて久しく、世界の、そして日本の競馬の主流は、マイル戦から2000m辺りまでの距離のレースとなりました。

 2400mで行われることが多い、各国の「ダービー競走」でさえ、「長い」と言われるようになったのです。

 確かに、競馬レースの距離区分法として、世界的に定着している「SMILE区分」では

・S(sprint) 短距離 1000m~1300m
・M(mile) マイル 1301m~1899m
・I(intermediate) 中距離 1900m~2100m
・L(long) 長距離 2101m~2700m
・E(extended) 超長距離 2701m以上

 と規定されていますから、2400mのダービーは長距離競走であり、3200mの天皇賞(春)は超長距離のレースとなるのです。

 ところで、近代競馬発祥の地イギリスには「カップ三冠」と呼ばれる超長距離レースの体系が存在します。

① ゴールドカップ(アスコット・ゴールドカップ)G1 20ハロン(約4023m)
② グッドウッドカップG1 16ハロン(約3218m)
③ ドンカスターカップG2 18ハロン(約3621m)

 この3レースを全て勝利すれば「カップ三冠馬」となるのです。
 過去に、6頭の馬が三冠を達成しているそうです。

 ドンカスターカップは1766年に始まっています。18世紀半ば、今から250年以上前という、とても長い歴史を誇るレースであり、最古のクラシックレース(面白い言葉ですが)であるセントレジャー競走より10年も早く始まっているのです。
 現在も続いているレースとしては「世界最古のレース」と言われています。

 ゴールドカップは1807年に開始されました。19世紀初頭ですから、こちらも長い歴史を誇ります。
 また、競馬が盛んな国における、世界で最も長い距離のG1レースでもあります。(フランスのガトラン賞→凱旋門賞当日に実施、が4000mで続きます)
 現在では、イギリス王室が主催する世界屈指の競馬の祭典「ロイヤルアスコット」のメインレースのひとつとなっていますので、アスコット・ゴールドカップと呼ばれることも多いレースです。

 グッドウッドカップは1812年開始と、3つのレースの中では最も新しいレースですが、それでも200年以上前のスタートです。イギリス競馬の歴史と伝統を感じます。6頭の「カップ三冠馬」は、200年の歴史の上で登場していることになりますから、約30年強に1頭が達成するということになるのでしょうか。
 当初は24ハロン(約4827m)であったと伝えられていて、1911年に現在の距離となりました。このレースにさえ距離短縮の歴史があるのです。

 長距離レースの凋落に伴い、「カップ三冠」レースの位置付けは、20世紀初頭(100年前!)
とは比べ物にならない程、下がったと言われています。
 これらのレースが、セントサイモン号(1884年のゴールドカップ優勝馬)やキンツェム号(1878年のグッドウッドカップ優勝馬)といった「歴史上の名馬」の活躍の場であったことを考え合わせると、少し寂しい感じがします。

 しかし一方で、近年「カップ三冠」レースの格付が上がっているのも事実です。

 グッドウッドカップは、当初G3だったものが、1995年にG2、2017年にG1となりましたし、ドンカスターカップは当初G3でしたが、2003年にG2となりました。

 超長距離レースの格付が見直されつつあるのです。
 
 このことが「長距離血統」の維持・拡大に結びついてくれれば、本当に良いのですが・・・。
[4月19日・準々決勝第2戦・カンプノウ]
ユベントス0-0FCバルセロナ

 ユベントスがアウェイの第2戦を0-0で引分け、第1戦との通算3-0で勝ち上がりました。
 超強力なバルセロナの攻撃を「2試合連続完封」した形ですが、イタリア・セリエAの力というか、イタリアサッカー伝統の「堅い守備」を如何なく発揮したのです。

 2試合を通じて、バルセロナのプレーヤーは「なかなかペナルティエリアに入れなかった」イメージです。
 メッシ選手、スアレス選手、ネイマール選手という「黄金の3トップ」を相手にして、ゴール近くからのシュートを許さなかったユーベのディフェンスは、オフサイドラインの微妙かつ頻繁な操作も含めて、相当高度なものだったのでしょう。
 さすがのFCバルセロナでも、決勝トーナメント1回戦で、バリ・サンジェルマンを相手に、0-4の劣勢から大逆転勝ちを収めたバルセロナでも、その堅塁を抜くことは出来なかったのです。
 ユーベの面目躍如たるものがあります。

 加えて、攻撃面ではパウロ・ディバラ選手(アルゼンチン)を活かしたフォーメーションと戦術が、見事に決まりました。
ケディラ選手の力強いプレー、マンジュキッチ選手やイグアイン選手の変幻自在な動きも、印象的でした。
 伝統の守備力に、効果的な攻撃力が加われば、ユベントスは強いのです。

 このところ「スペイン勢に席巻されているチャンピオンズリーグ」ですが、イタリア・セリエAの代表としてのユベントスの戦い振りは、この数年では最も充実している感があります。
 レアル、アトレティコのマドリードの2チームにとっても、油断ならない相手となるでしょう。
 マイアミ・マーリンズのイチロー選手が、4月19日に行われたシアトル・マリナーズ戦の9回、右中間スタンドにホームランを放ちました。エバン・マーシャル投手からの一打は、2017年シーズン、イチロー選手にとっての初ホームランでした。

 古巣マリナーズのホーム、セーフコフィールドでの一発は、様々な意味で重い、記録にも記憶にも残るものとなりました。

① MLB17年連続

 このホームランは、イチロー選手にとってMLBにおける17シーズン連続のものとなりました。
 2001年に始まったMLBでの活躍ですが、2017年シーズンまで途切れることなくホームランが続いているのです。

 凄いことです。

 特に、2014年から2016年は、各シーズン1本ずつです。2016年シーズンは、シーズン終盤になって「1号ホームラン」が飛び出しました。正直、少し心配していたのです。
 加齢に加えて、出場機会の減少がありましたから、ひょっとすると出ないかも、と感じていたのです。

 それが2017年は、開幕早々の4月のホームランですから、ある面では今シーズンは「安心して?」シーズンの活躍を観ることが出来ます。

② 日米通算25年連続

 オリックス時代も通算すると25シーズン連続ホームランと言うことになります。

 「25年連続」は、MLB記録(リッキー・ヘンダーソン選手)に並ぶ数字です。
 日本プロ野球ならば、谷重元信選手の26年連続に次ぐ記録であり、野村勝也選手の25年連続に並んだことになります。

 「日米通算」ということですが、絶対期間としての「25年連続」の偉大さは、高く評価されるべきものでしょう。

③ セーフコフィールドでの最後のホームラン?

 地元やアメリカのメディアにおいては、この点が強調されているようです。

 「セーフコのファンは彼がベースを回る間、スタンディングオベーションし、彼がダグアウトに入って見えなくなっても名前をくり返した」と報じられていますし、シアトルの三塁手カイル・シーガー選手は「対戦相手のホームランは見たくない。でも、あの瞬間はとても特別なものだったね。ぞくっとしたよ。もちろん、彼にはホームランを打ってほしくはなかった。けど、イチローがセーフコで打つときは、これまで彼がやってきたこと全てがそうだったように、ベースボールにとって特別な、ゲームより大きなものだったと思う」とコメントしたとシアトルタイムズ紙が伝えました。

 MLBおけるイチロー選手の位置づけ・価値、特別な価値が良く分かるコメントだと感じます。

 そして一方では、シアトルタイムズ紙のディビッシュ記者が「イチローのセーフコでの最後の打席は、ホームランだったということになるのだろうか」と問いかけてもいます。

 確かに、43歳になったイチロー選手の2018年以降のシーズンのことは、誰にもわかりませんから、セーフコフィールドのファンがそうした気持ちになるのも分かります。

 それに対してイチロー選手は「自分たちの試合がここであれば、またここに戻ってくる。・・・このシリーズで最後の試合とだけ考えていた」と応えたと報じられました。

 何と力強いコメントでしょうか。
 カーリング世界選手権大会2017(男子)は、カナダ代表チームが優勝しました。
 常に世界のカーリングをリードするカナダチームのプレーは、本当にハイレベルなものでしたが。印象に残った試合を観てみましょう。

[4月7日・エドモントン]
カナダ7-4スウェーデン

 予選リーグを1位で突破したカナダ代表チームと2位で突破したスウェーデン代表チームの対戦は、随所に世界最高レベルのプレーが飛び出す試合となりました。

 世界選手権優勝35回と、圧倒的な実績を誇るカナダと、同優勝7回とカナダに次ぐ優勝回数を残しているスウェーデンですから、世界の男子カーリング界を牽引する国同士の対戦だったのです。

 試合は、前半カナダが手堅いプレーで第3エンドまでに3-0とリードして優位に進めました。

 競技の性格として、1つのエンドで3点以上の大量点を挙げることが難しく、加えて対戦相手が世界トップクラスとなれば尚更で、これ以上の得点差は、スウェーデンにとっては致命傷になりかねないところでした。

 カナダチームの3-1で迎えた第6エンド、カナダにとって「試合を決めるチャンス」が到来しました。
 スキップの最後の一投で2点以上を取れるチャンスです。

 ところがこのショットは僅かにズレてしまい、何とスウェーデンがスティールすることとなり、3-2の1点差となりました。
 この大会、殆どミスの無かったカナダのスキップでしたから、地元エドモントンの大スタジアムに詰め掛けた大観衆は、カナダチームが決定的な得点を挙げるものと見つめていましたので、思いもよらぬ結果に、場内は静まり返りました。

 これで1点差となり、試合は俄然緊張感の増す展開となりました。

 勝敗の帰趨を決する第7エンド。

 打打発矢の展開となりましたが、ここはカナダチームのスキップが粘りを魅せて、一挙に3点を挙げて、スウェーデンを突き放しました。

 試合は、このままカナダチームが押し切りました。

① ショットの正確性

 世界最高レベルのゲームですから、当然と言えば当然ですが、「1cm単位」のショットが披露されました。
 素晴らしい精度です。

 この「精度」において、カナダチームがスウェーデンチームを上回っていたことが、カナダの勝因であることは間違いありませんし、そのレベルの高さは驚異的でした。

 どんなスポーツでも共通していることなのでしょうが、世界最高水準の技術力やパワーの差は、「頑張る」といった要因では到底カバーできるものでは無いことを改めて感じさせるものでした。

② 精神力の高さ

 「良いショットは、良い場面で生まれる」。これも当然のことなのでしょうが、決めなければならない場面で決めること、が良いショットの条件となります。

 試合の勝敗を決する一投にこそ、実力が表れるのです。

 この試合でも、そうしたショットが随所に観られました。

 大事な一投を託された選手にとっては、そうした場面でもいつものようにプレーすることが求められる訳ですから、その「精神力」、冷静なプレーは、世界大会の優勝を狙うチーム・プレーヤーにとって、必須のスキルとなります。

 「緊張していて、普段の実力が発揮できなかった」というのは、実力が備わっていない、ということなのでしょう。
 再び当然のことながら、「精神力の高さも実力」のひとつなのです。
 4月15日に開催された、第19回中山グランドジャンプJG1はオジョウチョウサンが優勝し、中山大障害と合わせて、JG1レース3連勝を成し遂げました。
 最後の障害を飛び終えて、直線に向かってからのスピードが他の追随を許さないレベルですので、現在の障害レース界を牽引する存在であることを、再び証明しました。

 障害レース界には、皆さんもご存じの通り、時折「圧倒的に強い馬」が登場します。
 (1998年までは、中山大障害が春と秋の年2回開催されていましたが、1999年から春の競走が中山グランドジャンプに変わりました。中山大障害と中山グランドジャンプが、我が国の障害レースを代表する競走なのです)

 まずはフジノオーでしょう。
 1963年の中山大障害(秋)に勝ってから、1964年(第一回東京オリンピックの年・昭和39年・シンザンが三冠を達成した年)の春・秋の中山大障害に勝ち、1965年の春の大障害まで、中山大障害4連覇を成し遂げました。
 この後、世界最大の障害レース、イギリスのグランドナショナル競走にも挑戦しました。
 平場も含めて、世界競馬に名乗り出た、最初の日本馬であろうと思います。

 続いてはグランドマーチス。
 1974年・75年の中山大障害(春)・(秋)を4連覇しました。通算賞金額が大きくなり、京都大障害などのレースでは66kgや68kgといった「酷量」を背負って勝ち続けた、本当に強い馬でした。障害競走馬としてJRA顕彰馬に選出されています。

 続いてはバローネターフ。
 1977年から79年にかけて、中山大障害を5勝しています。凄い戦績です。
 実は、1975年の中山大障害(秋)において、グランドマーチスと戦っていて、5馬身差の2着となっています。2頭の偉大な障害競走馬が、一緒に走ったことがあったのです。
 
 続いてはカラジ。
 2005年から2007年まで、中山グランドジャンプを3連覇しました。オーストラリア馬ですが、日本で活躍を続けたのです。

 そして、オジョウチョウサンです。
 2016年~17年にかけて、中山グランドジャンプを連覇し、中山大障害にも勝って、JG1を3連勝中です。現代の障害競走界をリードしているのです。
 父ステイゴールド、母シャドウシルエット、母の父シンボリクリスエスという良血。5歳になって本格化し、最盛期を迎えている印象ですから、今後の活躍も大いに期待できます。

 フジノオーやグランドマーチスに並ぶ、あるいは超えて行く可能性も十分でしょう。
[4月18日・準々決勝第2戦・ベルナベウ]
レアル・マドリード4-2バイエルン・ミュンヘン

 レアルが、クリスティアーノ・ロナウド選手のハットトリックで延長戦を制して、2戦通算6-3で勝ち上がりました。

 チャンピオンズリーグCLにおける「クラシコ」とも呼ばれる「伝統のカード」を、今季も制したのです。このカードを制した時のレアルは、CLにおいて好成績を残していますので、今大会も「優勝候補筆頭」ということになるのでしょう。

 ロナウド選手のプレーは、見事の一語。バイエルンのゴール前でパスを受けてから、シュートに至るまでの動きに「全く無駄が無い」上に、「正確無比」でした。
 クリロナ選手の、あれだけ狙い澄ましたシュートでは、世界最高のゴールキーパーGKとも称されるマヌエル・ノイアー選手でも止めることは出来ませんでした。
 今季のCLでは、前半得点が少なく、ファンもヤキモキしていたところでしょうが、決勝トーナメントに入ってからは、クリスティアーノ・ロナウド「らしい」活躍を魅せています。

 レヴァンドフスキ選手が復帰したバイエルンも好プレーを展開しましたが、ホームのレアルは全く動揺を見せることなく、ゲームを支配し続けました。
 そして、ビダル選手の退場後は、レアルの攻勢が続いたのです。

 チャンピオンズリーグ最多の優勝回数を誇り、チャンピオンズリーグに愛されているとも言われるレアル・マドリードの、進撃が続きます。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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