FC2ブログ
HOME
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 8月16日に開幕した、リーガエスパニョーラ2019~20年シーズンは、10月6日第8節を終えました。

[第8節を終えての順位]
1位 レアル・マドリード 5勝3引分 勝点18
2位 FCバルセロナ 5勝2敗1引分 勝点16
3位 アトレティコ・マドリード 4勝1敗3引分 勝点15
4位 グラナダCF 4勝2敗2引分 勝点14
5位 レアル・ソシエダ 4勝3敗1引分 勝点13
6位 セビージャFC 4勝3敗1引分 勝点13

 全38節の内8節を終えた段階、まだ序盤ですが、既にいわゆる「リーガエスパニョーラ3強」の争いとなっています。

 レアルは、第7節でアトレティコと0-0引分けるなど、やや引分が多い感じですが、負けないところが良いところなのでしょう。少し得点が少ないところは気になりますが・・・。

 バルセロナは第1節でいきなりアスレティック・ビルバオに0-1で敗れるスタートでしたが、その後は持ち直してきました。
 まだ、得点力が不足している感じがしますが、ルイス・スアレス選手やアントワーヌ・グリーズマン選手、そして何より、リオネル・メッシ選手が調子を上げてきたくれることでしょう。

 アトレティコも、相変わらず「負け難い」プレーを続けて、2チームに食い下がっています。

 レアルは今後、エデン・アザール選手、カリム・ベンゼマ選手、ガレス・ベイル選手を並べた攻撃陣が自慢の得点力を発揮してくるものと思われます。

 今季も「3強」の競り合いが始まったのです。

スポンサーサイト



[10月13日・横浜国際競技場]
日本28-21スコットランド

 夢のようなゲームでした。

 ブレイブブロッサムズは、スコットランドチームを破り、史上初の決勝トーナメント進出を決めたのです。
 それも、一次リーグ・プールAを全勝としての「首位通過」。

 アイルランドやスコットランドというラグビー先進国の代表チームとの、勝ち点の高低による競合いの中での突破では無く、結果としては「圧倒的な成績」による、堂々たる突破でした。
 ワールドカップにおけるひとつの壁を破ったのではなく、ふたつまとめて破った、ひとつは「決勝トーナメント進出」、もうひとつは「一次リーグ全勝・首位通過」という二つの壁を突破した、まさに歴史的な勝利でした。

 およそ世界中のラグビーファン・関係者が、想像もしていなかったこと、地元日本においても、「まさか全勝」「アイルランドとスコットランドの両チームに勝利」を実現したのです。
 「奇跡」と呼んでも足りないような戦い振りでしょう。

 ゲームは静かにスタートしました。
 ゲーム前、「最初の15分間でおおよそ分かる」と予想していましたが、その15分間で日本チームは、その地力を示してくれました。

 日本チームの「キックオフボールへのお粗末な対応」は、相変わらずでした。
 これを満足に確保することが出来ないというのは、今大会の日本チームの最大の弱点ですが、このゲームでも関連したミスによって大きく地域を失い、前半6分のスコットランドチームの先制トライの遠因となりました。
 ゴール前10m以内への前進を許してしまうと、スコットランドの様な一流チームを止めるのが至難の技であることは自明です。

 残された練習時間や戦術を構築する時間が少ないので、もう遅いかもしれませんが、決勝トーナメントに向けて、キックオフのボールを「確保する」方策を、日本チームには是非習得していただきたいものです。そのボールから、上手く攻撃に転ずるなどという「高度な」ことは考える必要はないと思います。とにかく、味方のボールとして確保すること、相手チームに簡単にボールを奪われることが無いように対応することが出来れば十分であり、今大会の日本チームならば、それ以上のことは望まない方が良いとさえ感じます。

 さて、簡単に先制トライ・ゴールを許してしまった日本チームですが、肝心の「前半15分までの戦い方」であれば、これは十分に戦えるという感触でした。
 アイルランド戦と同様に「互角のフィジカル」を実現していたからです。

 これなら、過去の強豪チームとの戦いで観られたような、「相手チームのやりたい放題」というゲームは回避できるし、日本チームがやりたいことも、ある程度できるであろうと観られました。
 日本チームの圧力、前に出るパワーは、決してスコットランドチームに劣らないものだったのです。

 次第にペースを掴んできた日本チームが、持ち前の攻撃を披露したのが、前半18分のトライでした。2人のスピードスターが、持ち味を発揮したのです。
 左サイドから、ウイングスリークオーターバックWTB福岡堅樹選手が突破し、相手のタックルによってバランスを崩して倒れながら「オフロードパス」を、もうひとりのWTB松島幸太朗選手に通しました。素晴らしいバランスと正確なパスでした。
 パスを受けた松島選手は、世界屈指のスピードを擁するランニングを披露して、真っ直ぐスコットランド陣に走り込みました。
 WTB福岡選手からWTB松島選手へのホットライン、ブレイブブロッサムズ「自慢」のウイングの威力が存分に発揮されたトライでした。

 スタンドオフSO田村優選手のコンバージョンキックも、なんとか決まって、日本チームは7-7の同点としました。

 ここから前半終了までは、日本チームがゲームを支配しました。
 あらゆる面でスコットランドチームを上回ったと言っても、過言ではないでしょう。

 前半26分、WTB松島選手の右サイドでの突進(この大会で再三威力を発揮する松島選手の突進です)から、ボールは真ん中方向に展開されました。
 そして、フッカーHO堀江翔太選手へのパス、これが相手プレーヤーとの競り合いの中でのギリギリのパスとなって「入れ替わった様なタイミング」となりました。この一連のプレーの中でポイントとなったものだと思いますが、「入れ替わり」はラグビーのプレーの中でとても大きな威力を発揮するのです。相手プレーヤーの後方のスペースに走り込み、大きく前進することが出来るのです。
 この時の堀江選手も3m位の前進を果たしました。
 相手ゴール前の3mの前進というのは、とてつもなく大きなもので、この前進によって、スコットランドチームのディフェンスラインがとても「細い」ものとなりました。

 SO堀江選手から、ロックLOトンプソン・ルーク選手への「オフロードパス」が決まり、相手プレーヤーのタックルを受けたルーク選手から、フルバックFBウィリアム・トゥポウ選手への「オフロードパス」が通り、相手プレーヤーのタックルを受けたトゥポウ選手から、ゴール前に走り込んでいたプロップPR稲垣啓太選手への「オフロードパス」が通って、稲垣選手がそのまま走り込んでトライ。
 「3本のオフロードパスを連ねた」見事なトライでした。

 「前半の日本チームには『教科書に出てくるようなプレー』が多かった」と、海外メディア、強豪国のラグビー関係者のコメントが紹介されていますが、このプレーなどは、まさに「お手本」のような、トライを取るための「お手本」のようなプレーでしょう。
 味方プレーヤーが突進する「後方」を、良い距離感で付いて行き、タックルを受けたプレーヤーは、倒れる寸前に、付いている味方プレーヤーをしっかりと目視で確認して、取り易く正確なパスを投げるという連続プレー。こうしたプレーが出来れば、ゴール前で相手チームを抜くことが出来、トライに結び付くという、ラグビーの教科書に記載することは出来るが、実践することは極めて難しいことを、日本チームはやってのけたのです。

 「大会ファイネスト・トライ」という概念・賞が存在するのかどうか知りませんけれども、もしそういう制度があるのであれば、稲垣選手のトライは候補となることでしょう。

 試合後、稲垣選手は、「このチームに加わって7年経つが、トライを挙げたことは初めて。こんなに大事なゲームでトライすることが出来て、本当に嬉しい」と、ニコリともせず、全く笑顔の無い表情で語りました。(稲垣選手は「笑わないプレーヤー」として知られています)

 通常であれば、トライに縁が無いポジションである「プロップPR」である稲垣選手が、基本に忠実に、味方プレーヤーの後方の良い距離感の位置に付けながら、精力的に走り続けていた努力と集中力が実った、本当に素晴らしいトライでした。

 このトライにより、ゲームは日本チームが14-7とリードしました。
 ついに逆転したのです。

 日本チームがゲームを支配する時間帯か続いていた前半36分、日本チームはペナルティーキックを得ました。SO田村選手が慎重に狙います。
 日本チームにとっては向かい風の中の、距離のあるキックでした。
 このキックは決まったかに観えましたが、最後のところで左に曲がり、惜しくも入りませんでした。決まっていれば17-7の10点差で、前半を終えることが出来たのですから、とても残念な結果となりました。

 この日本チームのペナルティーキックが決まらなかったことを受けて、スコットランドチームに「ホッとした様子・空気」が流れました。「これで日本チームの時間帯を終えることが出来る」「何とか7点差で後半に入れる」と考えたのでしょう。
 ラグビー競技を国技とし、1871年に世界初のテストマッチ「イングランド対スコットランド」を行ったラグビー発祥国のひとつスコットランド代表チームとしても、この時間帯の日本チームの「圧力」は抗しがたいレベルだったのでしょう。
 「ホッとした」のも、止むを得なかったかもしれません。

 ところが、その前半39分、日本チームの前半最後の攻撃が展開されたのです。
 ホッとして、やや動きが悪くなったスコットランドチームの右サイドから左に展開し、センタースリークオーターバックCTBラファエレ・ティモシー選手が突進し、キックパス。このキックパスをWTB福岡選手が綺麗にキャッチし、そのまま素晴らしいランニングを魅せてトライしました。
 スコットランド守備陣が見せた一瞬の隙を突いた、これも「教科書に載っている」ような、見事なトライでした。

 「キックパスからのトライ」はこのように行うもの、であることをティモシー選手のプレーが見事に示していましたし、2つ目の大きなバウンドのボールを右手で冷静にキャッチした福岡選手のプレーも、まさに「お手本」でしょう。
 そして何より、「残り時間が少ない中」で、美しい「展開ラグビー」を正確に実施した、日本チームの「チームとしての動き」が、最も「お手本」となるものであることは、言うまでもありません。

 日本チームは21-7とリードして、前半を終えたのです。

 前半を終えた時、私は「素晴らしい3本のトライ」を魅せていただいた日本チームに、心底から「ありがとう」と呟きました。感謝しか無い、前半戦でした。

 さて、後半が始まる時、私は「次の得点がどちらに入るか」によって、ゲームの帰趨は決まると感じていました。
 そして、後半開始早々から、スコットランドチームは「フルスロットル」で向かってきたのです。前半とは見違えるような気迫とスピードでした。

 世界屈指の強豪チームが「全力でアタック」してくるのですから、迫力満点でした。
 当然ながら「前掛かり」となったのです。

 その後半2分、良く守っていた日本チームに素晴らしいプレーが誕生したのです。
 WTB福岡選手が相手プレーヤーが保持するボールを奪って、そのまま独走、ど真ん中にトライしました。
 信じられないような個人技でした。

 相手チームの右胸に確保されていたボールを掻き出し、ポンと浮いたボールを確保しました。ボールがフィールドに落ちていればノックオンの判定であったかもしれませんが、福岡選手は落ち着いてボールを受け取り、その後は持ち前のスピード十分なランニングで、スコットランドチームのプレーヤーの追跡を許しませんでした。

 相手チームのボールを奪い取るのは、ラグビーにおいて最も重要で最も基本的なプレーです。立ったままで、相手プレーヤーが保持するボールを奪い取るのですから、ベーシックには「腕力勝負」であり、最近は「ジャッカル」と呼ばれたりしますが(「ジャッカル」という言葉は、ラグビー競技の公用語ではないと思いますが・・・)、この時の福岡選手のプレーは、パワー+タイミングも絶妙でした。アメリカンフットボール競技置ける「掻き出し」に近いプレーにも観えました。

 いずれにしても、この福岡選手の個人技によるトライで、日本チームは28-7とリードを広げました。後半最初の得点も日本チームが挙げたのです。
 「この試合、勝った」と私は思いました。こうした大試合での3ポゼッション差は、とても大きなものなのです。

 しかし、事はそう簡単では無かったのです。(考えてみれば、当然のことなのですが)

 後半開始早々の福岡選手のトライによってリードを広げた日本チームは、その後も快調に攻めました。この時間帯が、この試合において「日本チームが最も気持ち良く攻めた」時間帯であったと思います。「やりたい放題」という感じもしました。

 しかし、ワールドカップにおいて、世界屈指の強豪チームを相手に「やりたい放題」となれば、やや「調子に乗っている」という状況に陥るのも自然な話でしょう。日本チームは、やや緊張感を失っていたのかもしれません。
 続く得点機、相手ゴール前でボールを奪われて、陣地を押し返されてからは。「手負いのスコットランドチーム」の猛攻に晒されることとなりました。

 日本チームの弱点である、「キックオフボールを確保できないこと」と「ラインアウトが確保できない」という2課題も露呈して、スコットランドチームの必死のプレーの前に後退を続けたのです。

 不思議なもので、28-7とリードしてからは、日本チームのタックルも甘くなりました。
 「2人で行くタックル」も、前半の様には決まらなくなりました。
 おそらくは「僅かにタイミングが遅くなってきた」のでしょう。
 疲労が重なってきたことと、大きなリードで僅かに「気が緩んで」来ていたのだと思います。
 それまでなら、その場で止めていたタックルが、都度都度2~3mの前進を許すものとなりました。ひとつのプレーで+2~3mの前進を許容するものとなっては、毎回のようにゲインライン突破を許すこととなり、スコットランドチームの攻撃に勢いが出てきました。

 そして後半9分、再三の波状攻撃から、PRウィレム・ネル選手がトライを挙げました。反撃の狼煙が上がったのです。ラグビー競技の基本中の基本、ラックサイドのフォワードFWの突進で奪ったトライが、スコットランドチームに勇気を与えたことは言うまでも有りません。

 続く後半15分には、PRザンダー・ファーガソン選手がトライを挙げました。
 どんどん選手を交替するスコットランドチームが、フレッシュなプレーヤーによる怒涛の攻めを魅せて、連続トライを挙げたのです。
 これで21-28と「1トライ・1ゴール差」となり、試合の行方は全く予断を許さないものとなりました。

 この頃は、完全にスコットランドチームの時間帯、スコットランドがゲームを支配していた時間帯でした。
 後半12分に、スコットランドは一気に5名のプレーヤーを交替しました。
 中心プレーヤーであるスクラムハーフSHグレイグ・レイドロー選手さえ代えたのです。
 9分のネル選手のトライをきっかけとして、勝負に出たと見るべきなのでしょう。

 スコットランドチームの展開ラグビーに日本チームは後手後手となり、付いていけない状況が続きました。
 ピンチの連続。
 僅か6分間で2トライ・2ゴールを奪われ、まだ20分以上の試合時間が残っている状況でしたから、この後もトライを重ねられてしまい、勝利どころが、28-50位の大敗の可能性も十分有る状況となりました。
 日本チームの決勝トーナメント進出に暗雲が漂った時間帯でした。

 やはり「調子に乗ってのチームの緩み」は、怖いものだと感じました。

 こうした厳しい状況から日本チームを救ったのは、NO8姫野和樹選手のプレーでした。
 相手プレーヤーのボールを奪いに行くプレー、姫野選手が得意とするプレーを披露して、相手ボールを奪うことに成功したのです。
 この時、スコットランドのプレーヤーが激高し、両チームのプレーヤーが入り乱れての一触即発の状態となりました。
 この危険な状況はなんとか収まりましたけれども、こうした状況を惹起したことこそが、姫野選手のプレーの重さ、スコットランドチームにとっては「痛恨の失球」であったことを如実に示しています。

 このプレー以降、試合は再び「拮抗」したものとなりました。
 別の書き方をすれば「試合が落ち着いた」のです。

 一進一退の攻防の中で、時間が着々と進みました。

 この時間帯では、交替で入ったPR中島イシレリ選手の突進プレーが印象的でした。
 ボールを受けて2~3mの前進を実現するのです。
 試合終了間際、両チームの選手が疲労困憊の中での「2~3mの前進」は、とても貴重なプレーです。
 反撃したいスコットランドチームにとっては、とても厄介なプレーであったことでしょう。
 インパクトプレーヤーとしてのイシレリ選手は、日本チームにとってとても大きな存在なのです。

 試合時間75分、後半35分を過ぎてから、日本チームは冷静なプレーを繰り広げました。
 当然ながら「強引にボールを取りに来る」スコットランドチームに対して、ラックでのボール確保に注力したのです。
 とはいえ、正攻法で相手プレーヤーを剥がしに来る、そしてボールを奪いに来るスコットランドチームのプレーは迫力十分でした。世界の強豪チームのパワーと執念の凄さを存分に感じさせてくれるプレーが続いたのです。

 これから決勝トーナメントのゲームに臨むブレイブブロッサムズとしては、「ラックが完成」したからといって、安心することなど到底できないこと、日本国内のゲームであれば、決して失うことの無い体勢からでも、あっという間にボールを奪われるリスクが有ることを痛感させてくれるプレーの数々でもあったことでしょう。

 残り時間が着々と短くなる中で、交替で入ったSH田中史朗選手が、ラックからのボール出しを少しでも遅らせようと努力を続けました。
 そして、出す時には、日本FW陣が3~4名で待ち受けているところに投げ、再びしっかりとしたラックを形成しました。

 日本ゴール前、右側から始まったこのプレーは、少しずつ左側に移動し、最後は日本陣左側となりました。

 試合時間が79分となり、残り1分となりました。

 この段階で28-21とリードしていた日本チームの決勝トーナメント進出は、ほぼ決まっていたのです(スコットランドチームにトライ&ゴールを取られたとしても「引分」となって日本チームが決勝トーナメントに進出できます)が、選手もファンも「このゲームを勝つ」ことに集中していたのです。
 試合における「本能」なのでしょう。

 そして80分を過ぎてホーンがなりました。

 田中選手はラックからボールを出し、これを日本チームが蹴り出して、ノーサイド。

 日本チームがスコットランドチームを破った瞬間でした。

 我が家でも大歓声と大拍手が上がりました。

 横浜国際競技場はもちろんとして、日本中のあらゆるところで「大歓声」が挙がっていたことでしょう。

 ジェイミー・ジョセフHC率いる日本代表チームは「大仕事」をやってのけました。

 アイルランドとスコットランドという、とても強い2つのチームを破って魅せたのです。
 プール戦で、この2チームを両方破るというのは、オールブラックスやスプリングボクス、ワラビーズといった強豪でも、それ程容易なことではないでしょう。

 まさに「快挙」なのです。

 「快挙」を実現していただいた日本代表チームの皆さんに、力の限りの拍手を送ります。

[10月12日・ミニッツメイドパーク]
ニューヨーク・ヤンキース7-0ヒューストン・アストロズ

 アメリカンリーグALの地区シリーズを勝ち付がった両チームの初戦は、ヤンキースが快勝しました。
 リーグチャンピオンシップゲーム緒戦の「完封勝ち」というのは珍しいと感じましたが、ヤンキース史上初との報道が有りました。20度を優に超える、MLB最多のワールドシリーズ制覇を誇るヤンキースでも、これまでできなかった「快勝」なのです。

 さて、大事な試合の先発を任された田中将大投手は、「丁寧」な投球を魅せて、6イニング・68球を投げて、被安打1、奪三振4、与四球1、失点0という、ポストシーズンの先発投手として「理想的」な内容でした。

 ゲーム後のインタビューで答えていたように「決して調子はそれ程良くなかった」ように観えました。ボールのキレは、絶好調時のものでは無かったのです。
 しかし、「外角高めのスライダー」を上手く使って、アストロズ打線を抑え込みました。

 私は「打者が最も捉えにくいコース」は「外角高め」であろうと考えています。
 あのイチロー選手も「外角高め」の空振り・三振が最も多かったように観えました。
 
 その「外角高め」に、この日は効果的なスライダーが配されていました。
 この投球によってダブルプレーやアルトゥーベ選手からの三振を実現していたのです。
 
 「投」の殊勲者が田中投手ならば、ヤンキースの「打」のヒーローは、3番のグレイバー・トーレス選手でしょう。
 この日は5打数3安打5打点と大活躍。
 アストロズ先発のザック・グレインキー投手をひとりで攻略した感があります。

 また、1回裏田中投手の立ち上り、2つの打球、ヒットになってもおかしくない当たりをしっかりと捌いた2塁手としての守備も、秀逸でした。
 ヤンキースにとって、今季ポストシーズンのラッキーボーイ的な存在となっています。
 この好調が何時まで続くのか、とても楽しみです。

 ヤンキースはALCS2019において、絶好のスタートを切りました。

 田中将大投手は、再び「大試合に強い」ことを示したのです。

 イングランドプレミアリーグ2019~20年シーズンは、10月6日までに第8節のゲームを終えました。

 そして、リバプールFCが突っ走っています。
 
[10月6日終了時点の順位]
1位 リバプール 8勝 勝点24
2位 マンチェスター・シティ 5勝2敗1引分 勝点16
3位 アーセナル 4勝1敗3引分 勝点15
4位 レスター・シティ 4勝2敗2引分 勝点14
5位 チェルシー 4勝2敗2引分 勝点14
6位 クリスタル・パレス 4勝2敗2引分 勝点14

9位 トッテナム・ホットスパー 3勝3敗2引分 勝点11

12位 マンチェスター・ユナイテッド 2勝3敗3引分 勝点9

 全38節の内、まだ8節を消化しただけの序盤戦にもかかわらず、既に「独走」との声もあるリバプールは、そのゲーム内容が素晴らしい。
 今季初戦ノーウィッチ・シティ戦を4-1で勝つと、第3節ではアーセナルに3-1と快勝、第6節でもライバル・チェルシーを2-1で撃破し、第8節もレスター相手に2-1と勝利、当面のライバルチームを次々と破って勝ち続けているのです。
 ここまで、引分も無いというのですから、「走っている」という表現がぴったりでしょう。

 シティは、第5節でノーウィッチに2-3で敗れてから、少し歯車が狂っている感じで、第8節でもウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに2-0で敗れ、早々に2敗目を喫してしまいました。
 勝つ時は、第1節のウエストハム・ユナイテッドに5-0、第6節のワトフォードに8-0と大勝する一方で、こうした敗戦を繰り返すというのは、調子にムラが有り過ぎるということでしょうか。

 昨季の優勝チームと2位のチームが、それなりのスタートを切っている一方で、スパーズとユナイテッドは、9位、12位と低迷しています。共に「得点力不足」の感が有り、特にユナイテッドは「零敗」や1点しか取れずの敗戦が多くなっています。得点力強化が急がれるところでしょう。
 まあ、まだ第8節ですから、必要なプレーヤーの獲得を始めとして、巻き返しのチャンスは十分なのでしょう。

 「悲願のプレミア初制覇」に向けて、リバプールの挑戦が続きます。

[AL地区シリーズ・10月4日から10月7日]
ニューヨーク・ヤンキース3勝-0勝ミネソタ・ツインズ

[AL地区シリーズ・10月4日から10月10日]]
ヒューストン・アストロズ3勝-2勝タンパベイ・レイズ

[NL地区シリーズ・10月3日から10月9日]
ワシントン・ナショナルズ3勝-2勝ロサンゼルス・ドシャース

[NL地区シリーズ・10月3日から10月9日]
セントルイス・カージナルス3勝-2勝アトランタ・ブレーブス

 MLB2019年シーズンのポストシーズン、地区シリーズが完結しました。

 例年、比較的3勝0敗、3勝1敗で決着することが多い地区シリーズですが、今季は4カードの内3カードが3勝2敗決着という、珍しい?シーズンとなりました。
 本当に大激戦が続いたのです。

 これまでなら、レギュラーシーズンで圧倒的な力を魅せたチームは「スイープ」という形、3勝0敗で勝ち上がることが多いと感じていましたが、今季は、特にドジャースが苦戦どころが敗退するという、ある意味では意外な結果となりました。

 ドジャースは、レギュラーシーズンで「106勝56敗」と、ナショナルリーグNL最多勝チームであり、NL西地区で2位のダイヤモンドバックスに「21ゲーム差」を付けてぶっちぎりで優勝していたのですが、まさかの地区シリーズ敗退となったのです。
 21世紀に入って世界制覇の無い名門ドジャースのワールドシリーズ進出の夢は、早々に消えました。
 ナショナルズが地力を発揮したシリーズになった形ですが、特に1勝2敗からの第4戦がターニングポイントになった感じです。エース・シャーザー投手を立てて6-1でドジャースに完勝し、シリーズの流れを完全にナショナルズのものとしました。
 やはり、強力な先発投手は短期決戦の流れを大きく左右するものなのです。

 アメリカンリーグAL西地区優勝のアストロズも、思わぬ?苦戦を強いられました。
 レギュラーシーズンは107勝という、両リーグトップの勝利数を挙げて圧勝したのですが、地区シリーズではレイズと最終戦にもつれ込む接戦となりました。
 初戦、第2戦をホームで快勝して、少し油断が有ったようにも見えます。
 最終の第5戦は、コール投手を立ててしっかりと勝ち切りました。
 こちらは、なんとかAL優勝決定シリーズに駒を進めたのです。
 ヤンキースとのALCSは「大激闘」となることでしょう。

 残るカード、NL東地区と中地区の優勝チーム同士の戦いは、「互角」の展開で最終第5戦に縺れ込みましたが、この第5戦の初回、カージナルス打線が爆発、1イニング10得点の猛攻で勝負を決めました。
 ホームでの戦いとなったブレーブスとしては、まさかの展開だったことでしょう。

 NLは、ナショナルズとカージナルスのリーグ優勝決定シリーズとなりました。
 意外な?というとファンの皆様からお叱りを受けそうですが、近時では「新鮮なNLCS」でしょう。

 優勝候補同士の激突となるAL、新鮮なカードであるNL、リーグチャンピオンシップシリーズが本当に楽しみです。

 ワールドカップ日本大会が始まってから、街で外国の方を見かける機会が増えました。

 特に、東京駅や品川駅といった、複数の鉄道が乗り入れている駅では、民族衣装というのか「ひと目でどこの国の応援団」かが分かる集団(もちろん普通の服装の方も居ます)を、見かけます。
 気のせいかもしれませんが、大柄な人が多いとも感じます。

 「駅でラグビーワールドカップを感じる」のも良いものだと思います。

 さて、THE ANSWERの9月30日配信の記事「日本人が”日本の価値”を知るW杯 アイルランドファンは富士山に息を呑んだ」は、とても興味深いものでした。

 9月28日の「日本VSアイルランド」の歴史的な一戦を前に、日本、アイルランド、双方のファンが、品川駅から新幹線に乗り込み、静岡・エコパスタジアムに向かうところから、記事は始まります。

 「白と赤」と「緑」のユニフォームを着た、沢山の人達が新幹線に乗り込んだわけですが、指定席は(当然のように)満席で、自由席も一杯、応援の方々の多くは立っていたと。

 そして1時間ほど経った時、背後から声をかけられたのだそうです。
 「Mt.Fuji?」
 振り返ると、外国人女性(アイルランドカラーのシャツを着ている)が指を差し、窓の外を見つめていた。
 車窓を見ると、街並みの向うに雄大な景色が広がっていることに気が付いた。
 「そうだ」と説明すると途端に眼が輝き、「ワーオ」と息を呑んだ。

 筆者は、東海道新幹線で、箱根を過ぎた辺りの住宅地の向こう側に「巨大な富士山の上部」が見えてくることは知っていたのですが、このアイルランドチームを応援する女性に指摘され、改めて感じ入ったと書いています、
 ワールドカップが、日本人に日本の良さを再認識させてくれるという趣旨の記事になっているのです。

 私も、その趣旨に全面的に賛意を表するものですが、ついでに言えば、「外国の方々に日本の良さを感じてもらう、日本という国を知ってもらう、良い機会」であることも、間違いないのでしょう。(当たり前のことを書き恐縮です)

 このアイルランドの女性は、おそらくは自国の代表チームを、はるか極東の地まで応援に来ているのですから、来日目的は「アイルランド代表チーム応援」です。
 日本という国の静岡という地域にあるスタジアムで、アイルランドチームを応援できれば、概ね目的は達成でしょうし、まず間違いなく勝利するでしょうから、とても気持よく帰って来られると考えていたことでしょう。(後者は、残念ながら実現しませんでしたけれども)

 完全なる目的客の彼女には、おそらく「富士山観光」は、来日目的には入っていなかったと推測されますが、幸いにも?競技場が静岡方面であって、天候にも恵まれたため、雄大な富士の姿を目の当たりにすることができたのです。
 富士山は、世界中の多くの方々が「美しい」と評するものと言われていますので、+αの思い出が出来たのではないでしょうか。

 日本大会の各ゲームが、日本各地の競技場で行われることの意義をも、改めて感じさせてくれる記事でした。
 10月13日、京都競馬場芝2,000mコースで開催される、第24回秋華賞競走G1の注目馬検討です。

 台風19号の接近、首都圏通過後の13日に行われたG1として、後世に語り継がれるかもしれません。レースとしては、京都コースですからしっかりと実施されることになるのでしょうが・・・。

 桜花賞馬グランアレグリア、オークス馬ラヴズオンリーユーが共に出走してこないレースとなりました。
 やはり「混戦」ということになりそうです。

 トライアルレースである、ローズステークスG2と紫苑ステークスG3の好走馬が中心となりそうです。

 ローズSは、ダノンファンタジーがレコード勝ちを収めました。もともと阪神JF2018の勝ち馬であり、2019年の牝馬クラシック戦線の主役と目されていた存在ですから、ここでは軸馬と観たいところなのですが、ローズSの2・3着馬との着差がクビ・アタマというところが心配です。この上位3頭は、ほぼ力の差は無いと観ています。

 紫雲Sも勝ったパッシングスルーと2着馬との着差はハナですので、こちらも抜けた存在とはいえません。

 やはり、秋華賞2019は「混戦」なのでしょう。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、4枠7番のビーチサンバ。
 前走ローズSはダノンファンタジーの2着。もともと、阪神JF2018では3着と、同期トップクラスの実力は示してきている存在です。デビュー戦以降1勝もできていない「ジリ脚」タイプですが、一方で「必ず上位に来る」ところを評価したいと思います。混戦向きと観ています。

 第二の注目馬は、5枠10番のシェーングランツ。
 2歳時は、藤沢和雄厩舎の牝馬2枚看板として、グランアレグリアと共に評価が高かった馬です。こちらも、このところなかなか勝てていませんが、そろそろ実力を発揮する頃でしょう。

 第三の注目馬は、3枠5番のクロノジェネシス。
 阪神JFで2着、桜花賞とオークスで3着、と安定した成績を誇ります。桜花賞馬とオークス馬が居ないのであれば、この馬がトップに来る可能性は十分です。

 今回は、以上の3頭に注目します。

 ミルコ・デムーロ騎手が乗るサトノダムゼル、クリストフ・ルメール騎手が乗るコントラチェックが気になるところですが・・・。

[10月5日・男子マラソン決勝]
1位 デシサ選手(エチオピア) 2時間10分40秒
2位 ゲレメウ選手(エチオピア) 2時間10分44秒
3位 キプルト選手(ケニア) 2時間10分51秒
4位 ホーキンス選手(イギリス) 2時間10分57秒
5位 モコカ選手(南アフリカ) 2時間11分09秒
6位 タデッセ選手(エリトリア) 2時間11分29秒

 とても良いレースでした。
 現在の世界一を争う大会における、男子マラソンのレースを魅せていただいたと思います。

 レースは、モコカ選手、タデッセ選手、キプルト選手、デシサ選手、ゲレメウ選手がトップグループを形成し、淡々と、しかし、微妙なペースの上げ下げといった駆け引きも十分に展開されながら進みました。

 高温多湿のドーハですから、この日も気温は高かったのですけれども、先日の女子のレースの時とは相当に異なり、その時よりは気温も低く、湿度も低いと報じられましたから、これは「実力通りの結果」になると思いました。
 気象条件が、一般的なレースの範疇に入ってくれば、地力の無いランナーでは全く歯が立たないのが、世界大会なのです。

 タデッセ選手やモコカ選手が時折仕掛けたりしながらレースは進みました。
 一般的に言えば、自らのエネルギーを消費する「無駄な動き」にも観える仕掛けが多数見られましたけれども、このレベルのランナーにとっては、そうした動きも「織り込み済み」であったことでしょう。それ位の余計な動きで動揺するようでは、このクラスのレースで戦う資格が無いのだと感じます。

 39km辺りで、後方からホーキンス選手が追い上げてきました。
 そして40kmを過ぎてホーキンス選手は先頭グループに追い付き、一時は先頭に立ちました。これは見事な頑張りでした。

 とはいえ、これも優勝を争う選手達にとっては「想定の範囲内」であったと思います。
 自分達のペースが遅くなった段階で、ひょっとすると後方ランナーの追い上げが有るかもしれないと考えていたことでしょう。
 もちろん、そうした追い上げがあったところで、自分達のレースプラン、優勝争いの形には大きな影響が無いことも認識していたものと思われます。

 41km・概ね残り1km辺りで、デシサ選手が加速し、キプルト選手、ゲレメウ選手がこれを追いました。
 このラストスパート戦が、優勝を争う3選手が想定していた形だったのでしょう。

 この争いからキプルト選手が遅れ、必死に追いすがったゲレメウ選手も、ついに置いて行かれました。
 このレースはデシサ選手が勝利したのです。

 この3選手は、ラストスパート合戦になることを35km付近から予想していたと思いますし、互いの余力を探り合っていたのでしょう。それ以外の様々な動きは、レースの本質ではないと考えていたと思います。

 現在の世界大会では、自ら勝ちに行かないとメダル獲得は覚束ないことを、明示してくれたレースでした。

 4位に入ったホーキンス選手は健闘でしたが、こうした後方からの追い上げの形では、入賞は出来てもメダルには届かないのが、現在の世界大会のマラソンなのでしょう。

[10月5日・男子400mリレー決勝]
1位 アメリカ 37秒10
2位 イギリス 37秒36
3位 日本 37秒43

 素晴らしい走りでした。

 1走の多田修平選手は、静かなスタートから残り20mで加速しました。
 多田選手から2走の白石黄良々選手へのバトンパスは、ほぼ完璧に観えました。

 白石選手も良く走り、他チームのランナーと互角。
 白石選手から3走の桐生祥秀選手へのバトンパスは、80点くらいに観えました。

 桐生選手は持ち前のコーナリング(私は男子400mリレーにおける世界NO.1の3走だと思っています)で見事に走り切りました。
 桐生選手からアンカーのサニブラウン・アブデルハキーム選手へのバトンパスは、60点くらいに観えました。(予選よりは相当上手く行きました)

 過去に、オリンピックでのメダルもあった日本チームですから、世界選手権の銅メダル自体は珍しいことではない(日本男子リレーチームも強くなりました)のでしょうが、その内容が素晴らしい。
 他チームにバトンミスやオーバーゾーンによる失格等が無い状況下で、日本新記録・アジア新記録という快走を魅せて、堂々と3位に入ったのです。

 変な言い方で恐縮ですか、「実力で世界3位以内」に入ったレースたったのです。
 凄いことだと感じます。

 日本男子400mリレーチームは、まさに世界トップクラスなのです。

[10月5日・ヤンキースタジアム]
ニューヨーク・ヤンキース8-2ミネソタ・ツインズ

 アメリカンリーグALの地区シリーズ第2戦に先発した田中投手は、5イニング・83球を投げ、被安打3、奪三振7、与四死球2、失点1という好投を魅せて、勝利投手となりました。

 低目に、様々な角度の変化球を集めて、強打(今季レギュラーシーズン307本目―塁打のMLB新記録を樹立した)のツインズ打線をしっかりと抑えました。投球にはキレも有りました。

 これで、ポストシーズン3連勝とした田中投手は、ポストシーズン通算4勝2敗、6試合35イニングを投げて防御率1.54と抜群の安定感を魅せ、6試合すべてにおいて「4安打以下&2失点以下」を示現しています。
 これは、MLBポストシーズン史上唯一の記録であるとも報じられました。

 田中将大投手は、ポストシーズンにとても強い投手なのです。

 地区シリーズ2連勝としたヤンキースの、ワールドシリーズ進出に向けての戦が続きます。

プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031