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 2018年のワールドカップ・ロシア大会のアジア2次予選の戦いが続いています。

 11月17日に行われたカンボジア戦では、日本代表チームが2-0で勝利し、E組の首位を堅持しました。
 勝ち抜いて行かなければならないゲームで勝ち点3を獲得したことには、大きな意味があると思いますが、試合内容はとても満足できるものでは有りませんでした。

 このところの代表チームのゲームに見られる問題点が、このゲームでも現出していたと感じます。

① 競り合いをしない?

 地力では大きな差があると感じられるチームを相手に、攻め続けながらも2・3点しか取れないのは、「競り合いが不足している」ことが原因ではないでしょうか。

 このところ相手チームがゴール前に多くの選手を配しているために、なかなか得点できないゲームが続いています。
 今では、「日本代表を相手にする時はゴール前に選手を集めておけば点は取られない」と対戦相手に見透かされているようにも感じられます。

 守備側のプレーヤーが沢山居てスペースが無いのであれば、目の前の選手をドリブルで抜いて行けば良いのです。
 世界の強豪チームは、そうしているでしょう。
 
 メッシ選手やネイマール選手、クリスティアーノ・ロナウド選手やロッベン選手が、「ディフンダーが多くて得点できない」と言うでしょうか。
 ひとり対ひとりはもちろんとして、1対2、1対3、時には1対4の状況でも、こうした選手達は自らのスピードとテクニック・パワーで状況を打開し、得点を挙げるのです。
 「コンタクトプレーに強い」ことが、世界一流プレーヤーの条件なのでしょう。

 「綺麗なパスワークからのフリーのシュート」は、相手チームが強ければ強い程、なかなか打つことが出来ないのは明白なことです。

 2次予選の段階では、相手チームの力がやや落ちるのですから、こうしたチームを相手にした時には、ゴール前に何人居ようとも、競り勝ちシュートするというプレーを見せて欲しいと感じます。
 相手選手との厳しいコンタクトプレーが必要不可欠なのです。

 実際に、このカンボジア戦でも得点は、岡崎選手と本田選手の「競り合い」から生まれています。フリーの綺麗なシュートからは得点は生まれていないのです。

 ひょっとすると、日本代表チームの若手プレーヤーには「競り合いの技術や気迫・闘争心が極めて不足しているのではないか」とさえ感じられてしまいます。
 そんなことは無い筈ですから、ガンガン勝負していただきたいと思います。

 そうしたプレーを積み上げてノウハウを蓄積することが、世界に繋がって行くものなのではないでしょうか。

② スピード不足

 2次予選段階では、相手チームのプレースピードは、世界水準からは劣っています。

 今後、最終予選や本大会においては、当然ながらゲームのスピードは一段も二段も速くなるのです。

 ところが、2次予選の各ゲームで、日本代表チームは相手チームと同じスピードでプレーしているように観えます。

 「相手に合わせてしまっている」との見方もあるでしょう。「相手に合わせてしまう」こと自体も問題の有ることなのですが、これだけスローなゲームを続けて見せられてしまうと、「日本代表チームのスピードはアジア地区2次予選レベル」なのではないかと感じてしまいます。

 そんなことはない、我らが代表チームのスピードはもっと速い、世界レベルなのだ、と信じたいところなのですが、目の前で展開される事実が不安を呼ぶのです。

 もし、日本代表チームに「世界トップクラスのスピード」が具備されているのであれば、2次予選のゲームでは、相手チームを圧倒して得点を量産していただきたいものです。
 近時のゲームであれば、8得点・10得点であっても何の不思議も無いと思いますし、それ位のパフォーマンスを展開できないようであれば、ワールドカップのベスト16進出など夢のまた夢なのではないでしょうか。

 以上、厳しい書き方になってしまいましたが、ハリル・ジャパンの活躍を祈ってのことです。

 こうしたゲームは、観ていても全然面白くないものです。
 サッカーという素晴らしいスポーツの本質である、「創造性」や「驚くべきパワー・スピード」からかけ離れたゲームであるからです。

 代表チームがこうしたゲームを続けていると、我が国におけるサッカー人気にも影響が出るのではないかと、よけいな心配までしてしまいます。
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