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HOME   »  アルペン世界選手権2019男子大回転・3強の争い
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 2019年のアルペンスキー世界選手権大会も佳境を迎え、2月15日には男子大回転が行われました。

 この種目は、まさに「3強」の争いとなりました。

 今季ここまでの世界ランキング1~3位の3選手が、今種目の1本目のタイム1~3位を占め、2本目を合わせての成績でも1~3位を占めたのです。
 加えて、この3選手は平昌オリンピックの同種目の1~3位でもありました。

[2月15日・男子大回転・スウェーデン・オーレ]
1位 ヘンリック・クリストファーセン選手(ノルウェー) 2本計 2分20秒24
2位 マルセル・ヒルシャー選手(オーストリア) 同2分20秒44(+0.20秒)
3位 アレクシス・パンチュロー(フランス) 同2分20秒66(+0.42秒)

 1本目の滑走順は、1番クリストファーセン選手、2番パンチュロー選手、5番ヒルシャー選手、1本目の順位は、トップがパンチュロー選手、2番手ヒルシャー選手、3番手クリストファーセン選手でしたから、2本目は1本目の順位の逆に滑りました。

 世界選手権という大舞台で、他にも有力選手が居る中で、「3強」は完全に自分達だけのレースを展開し、「メダルの色を争った」のです。

 「3強」の中で2本目の最初に滑ったクリストファーセン選手は、「優しく長いエッジング」が印象的でした。大きな雪煙を上げることなく、丁寧なエッジングだったのです。
 続くヒルシャー選手は、これはヒルシャー選手の特徴である「短く強いエッジング」でした。パワー十分な滑りを魅せたのです。
 3人目、1回目1位から、優勝を争う上位選手達の最後に滑ったパンチュロー選手は、丁度クリストファーセン選手とヒルシャー選手の中間、回転動作の後半での、やや長いエッジングの滑りでした。

 3選手が、それぞれの持ち味を発揮したトライでしたが、今回は結果として「こういう順位」になった感じがします。

 後半に入った「オーレの世界アルペン」は、気温が高く、雪質がベタついています。
 昼間に行われた1本目では、ゴール地点の気温が6℃と、この時期のオーレとしてはとても暖かい気候でした。
 夜に入って行われた2本目は、この「重い雪面」をおそらくは塩で固めたコースであったと推測しますが、本来気温が低い北欧のコースで、いつもならパウダースノーを固めた雪面を予想していた選手達にとっては、意外な環境だったことでしょう。

 そうした「想定外の事象」に対しても、「3強」はしっかりと対応しました。
 この「対応力」の高さが、3選手の強さの源であろうと思います。
 どんな競技・種目でも共通していますが、本物は「悪コンディションにも強い」のでしょう。

 ちなみに今大会、ヒルシャー選手は回転で、パンチュロー選手はアルペン複合で金メダルに輝きました。「3強」は、金メダルをひとつずつ獲得しています。
 何だか、凄い話です。

 2018年の平昌オリンピック(金:ヒルシャー選手、銀:クリストファーセン選手、銅:パンチュロー選手)と2019年のオーレ世界選手権、この2大会の男子大回転は、「3強による3強のためのレース」でした。

 これ程に他の追随を許さない「明確な3強」というのは、アルペンスキー史上でも滅多に観られないものだと感じます。

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