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HOME   »  ノーベル物理学賞2014とスポーツプレーヤー
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 10月7日の夕刻、ノーベル物理学賞2014の受賞者として日本の赤﨑勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3名が選ばれたと発表されました。青色LEDの開発に対する賞ということで、日本中が受賞の喜びに沸き立ちました。
 ノーベル賞の認知度・インパクトは、他の賞に比して圧倒的なものがあります。いつの受賞においても、日本国民は自分のことのように喜び、日本人としての誇りを感じるのです。至極自然なことだと思います。

 この受賞が発表された後、受賞者のひとり赤﨑勇氏へのライブインタビューがテレビ放送されました。とても興味深いインタビューでした。

 聞き手が「これまでの研究を振り返って・・・。」とマイクを向けると、赤﨑氏は「通算すれば60年になります。・・・一言でいえば、やりたいことをやってきたという感じです。」と応えました。

 聞き手が「若い研究者に一言お願いします。」と呼びかけると、赤﨑氏は「偉そうなことを言う立場ではないが、やりたいことについて研究して欲しい。やりたいことに取り組んでいれば、たとえ途中で上手く行かなくとも頑張れる。」とコメントしました。

 聞き手が「苦しいことはありましたか。」と聞くと、赤﨑氏は「苦しいことは沢山ありましたよ。・・・・・(具体的な内容についてのコメントは無し)」と返しました。

 世界最高のステージに到達した人の言葉には、何とも言えない重みがあります。本物だけが持つ雰囲気が漂います。

 「やりたいことをやっていれば、たとえ上手く行かなくとも頑張れる」というコメントには、スポーツ界の一流アスリートと共通する概念を感じました。

 例えば、イチロー選手や錦織圭選手も、自分が得意で好きな競技で戦い続けています。私などの凡人は「好きなことを仕事にして生活していけるのだから、羨ましい」などとピント外れなことを考えてしまうのですが、好きなことであっても世界トップクラスのフィールドで戦っていくときには、スランプが来たり、壁にぶつかったり、競争に敗れたり、故障・怪我に見舞われたりするのでしょう。そんな時「やりたいことをやっているのだから頑張れる」のであろうと思います。

 そして、イチロー選手や錦織選手に「どんな苦労がありましたか」と聞いても、苦労はいくらでもあったとは言いますが、その苦労の具体的な内容はコメントしないのではないでしょうか。超一流のプロフェッショナルの矜持というか、その苦労自体が自らの財産である認識というか、苦労を苦労とも思わない心持ちというか、そうした感覚が備わっているように感じます。
 
 当然ながら、赤﨑氏のコメントは物理学の世界やスポーツの世界に留まらず、全ての分野・フィールドに普遍的な内容なのでしょう。素晴らしいものを聞かせていただきました。

 やりたいこと・好きなことに挑戦し、挑戦を継続することは、どんな分野のどんな人物・プレーヤーにとっても最も幸せなことでしょうし、最も上達できる・力を発揮し得る道であろうとも思います。
 しかし、どんなに好きなことでも、続けていれば「苦しいことは沢山ある」のです。その時に「頑張るために、頑張れるために、やりたいと思うことに取り組むべきだ」というコメントには、深く考えさせられました。

 インタビューの聞き手が「今後の研究は?」と問いかけます。
 「窒化ガリウムのポテンシャルは大きいのです。まだまだやることは沢山あります。」と85歳の赤﨑氏は応えました。さすがです。
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