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HOME   »  マラソン2019年10月・男女で好記録相次ぐ
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 まず10月12日、男子マラソンの衝撃的なニュースが飛び込んできました。

 エリウド・キプチョゲ選手(ケニア出身・34歳。現世界最高記録2時間1分39秒保持者)の「2時間切り」です。

 ウィーンで、「42.195kmを2時間以内で走破する」ための企画・イベントが開催されたのですが、そのイベントで「1時間59分40秒」という記録を、あっさりと叩き出してしまうところが、キプチョゲ選手の凄いところでしょう。(もちろん未公認記録ですが・・・)

 報じられているところによれば、平たんなコースを使用し、「風よけ」として前に5名のランナーが走り、後方には2名のペースメーカーが配されて、入れ替わりでハイペースを示現したとのこと。
 1kmを2分50秒のペースで、ハーフを59分台とし、そのままゴールインしたと。
 ゴール前でのキプチョゲ選手は、疲労困憊という様子では無く、余裕さえ感じられたと言います。

 何だか凄い話ですが、キプチョゲ選手にはそれだけの走力が備わっていて、条件さえそろえば、公認されるレースでも「2時間切り」が十分に可能であるということなのでしょう。

 「世界は遥か彼方を走っている」のです。

 続いて10月13日、シカゴマラソン大会で、ブリジット・コスゲイ選手が「2時間14分4秒」の女子マラソン世界最高記録を叩き出したと、報じられました。
 こちらは公認記録です。

 16年振りの世界最高記録更新ですが、前の記録を1分以上縮める見事なものです。

 コスゲイ選手はケニア出身の25歳。
 2018年にシカゴマラソンで優勝した時には2時間18分35秒だった記録を、2019年4月のロンドンマラソンで2時間18分20秒に伸ばし、今回の快挙に結びつけた形ですが、わずか4ヵ月で4分以上の自己記録更新という、「長足の記録の伸び」は、凄いの一言でしょう。

 シカゴマラソンは記録が出やすい「高速コース」として知られています。
 私達の記憶に残っているのは、2001年の大会で、やはりケニアのキャサリン・ヌデレバ選手が2時間18分47秒を出して、当時の世界最高記録、高橋尚子選手の2時間19分46秒を更新したレースでしょう。

 高橋選手も「2時間20分切り」を実現した女子ランナーとして、世界に名を轟かせていたのです。
 日本女子マラソンの全盛期の話ということになります。

 そして、有名なポーラ・ラドクリフ選手(イギリス)が2003年にロンドンマラソンで2時間15分25秒という「驚異的な」記録を樹立しました。
 この記録が、長く女子マラソン世界最高記録として存在してきたのです。

 男子マラソンには「サブテンランナー」という言葉が有ります。
 2時間10分を切るランナーという意味ですが、これが「一流ランナーの証」なのです。
 現在でも、日本マラソン界であれば「ひとつの道標」としての存在感を維持しているのですが、女子ランナーが2時間15分を切って来るようになると、男子の「サブテン」という言葉も、そろそろお蔵入りの時期かなという感じもします。

 2つの驚異的な記録が、2019年10月に生まれました。

 男子は「2時間00分」、女子は「2時間15分」というのが、今後の世界のマラソンの記録の基準となる時代が来たのでしょう。

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