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HOME   »  ラグビーWC2019-41・アダムヘイスティングス選手
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[10月9日・プールA・小笠山総合運動公園エコパスタジアム]
スコットランド61-0ロシア

 スコットランド代表チームにとってのプールAの3戦目でした。
 
 先発メンバーをがらりと入替てきたのです。
 何しろ、第2戦サモア戦と比べて、15名の内14名を入替たのですから、これはもう別のチームでしょう。

 そのチームのスタンドオフSOがアダム・ヘイスティングス選手でした。

 やはり、「ヘイスティングス」というのは、スコットランドにおいては一般的な姓名で、あの「英雄」ギャビイ・ヘイスティングス選手と同じ姓名のプレーヤーが居るんだと感じていました。

 試合が始まって直ぐに、アダム選手が、その「英雄」ギャビイ選手の息子さんであると報じられたのです。
 これには、びっくりしました。

 聞いてしまった以上は、アダム・ヘイスティングス選手のプレーを観る眼は、ギャビイ・ヘイスティングス選手との「比較」になってしまいました。
 それは止むを得ないことだと思います。

 何しろ、父上は「世界ラグビー史に名を刻む名フルバックFB」なのですから。

 ギャビイ・ヘイスティングス選手のプレーヤーとしてのスキルは、「世界屈指のラガー」という言葉がぴったりで、スコットランドチームのワールドカップ史上最高成績(1991年第2回大会の4位)のチームの大黒柱でした。
 ボールを得たギャビイ選手が、突進し、ハイパントを上げて、さらに突進する迫力は、「高速重戦車」の様でした。

 また、スコットランド国内(とラグビーでは表現して良いと思います)における知名度・存在感は、これはもう「国民的英雄」と呼んで良いでしょう。
 今から30年ほど前に、仕事でスコットランドのビジネスマン2名と会うことが有り、そのやり取りの最初に、「あのギャビイ・ヘイスティングス選手の・・・」と私が申し上げましたら、お二人の喜びようは大変なものでした。ひとしきりギャビイ・ヘイスティングス選手の話題で大いに盛り上がり、そのビジネスミーティングは成功だったのです。
 あの時の2人のスコットランドのビジネスマンの喜びようを、今でもよく憶えています。
 
 さて、一見してアダム選手はギャビイ選手より、ひとまわり小柄に観えました。
 後で調べてみると、ギャビイ選手は身長188cm、アダム選手は身長186cmですから、確かに少し小柄なのですけれども、「一見して」分かるほどの差ではないので、まだ23歳と若くて細身のアダム選手より、当時のギャビイ選手の方が「横幅」があったということと、やはりギャビイ選手には「オーラ」があったのかなとも思いました。
 もちろん、周りの選手との大きさの比較もあるのでしょう。

 1980年代から90年代にかけての、ラグビーワールドカップに出場したプレーヤーの平均的なサイズと、2019年大会のそれでは、やはり2019年大会の方が相当大きくなっている可能性がありますので、そうした選手達の中に入っての大きさの印象は、ギャビイ・ヘイスティングス選手の方がかなり大きい、ということになりそうです。

 さて、前半13分、アダム・ヘイスティングス選手はトライを挙げました。そして、コンバージョンキックも自分で蹴って、決めました。
 続いて、前半17分、アダム選手は2つ目のトライを決めました。そして、やはり自ら蹴ってコンバージョンゴールを決めたのです。
 2つ目のトライは、敵陣内に味方選手が蹴り込んだボールを、相手チームのプレーヤーが取り損ねて、ゴール内を転々とするボールを抑え込んだものでした。「良く追いかけていた」プレーだったのです。

 やや細身で小柄に観える「ヘイスティングス」選手は、自軍にとっての最初のトライと2つ目のトライを挙げ、コンバージョンキックも2本決めて、スコットランドチームが「ゲームを支配する状況」を創り上げたのです。
見事な活躍でしょう。

 その後チームは7つのトライ(計9トライ)を加えて、圧勝しました。
 今大会のスコットランドチームに、AチームとBチームが存在したとしたら、アダム・ヘイスティングス選手はBチームの司令塔として、存分の働きを魅せたと言って良いでしょう。

 キックの上手さについて言えば、父上に劣らないものでした。
 9本のコンバージョンキックの内8本を成功させるという、実に安定したプレーを披露しました。
 Aチーム?のキッカーに、グレイグ・レイドロー選手と言う、世界屈指のキッカーが居ますから、沢山のことを学び、身に付けたのかもしれません。

 AチームのSOは、これも世界屈指のSOフィン・ラッセル選手ですから、現時点ではアダム・ヘイスティングス選手が、「ここぞ」というゲームの代表チーム先発に選ばれる可能性は低いのかもしれませんが、2023年のワールドカップ・フランス大会となれば、それは分からないでしょう。
 スコットランドを代表するSOとして、アダム選手が登場してくるかもしれません。

 それにしても、スポーツにおいて「偉大な父」を親に持つ子が、その父親と同じ競技を選ぶというのは、とても難しいことのように感じます。
 その「難しいこと」に敢然と挑戦しているアダム・ヘイスティングス選手の健闘に、大いに期待します。

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