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HOME   »  世界アルペン2015男子複合・バンク選手の転倒
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 男子アルペン複合種目は2月8日に行われましたが、ひとつの転倒が勝敗に大きな影響を与えました。

 複合前半の滑降種目、ノルウェーのヤンスルー選手が滑り終えてトップに立ちました。続く選手達がヤンスルー選手のタイムに挑みますが、追い抜くどころか迫ることも出来ない状況が続きました。

 そして、チェコのバンク選手が登場し、見事な滑りを展開したのです。「スピードを落とさないこと」に注力した滑りでした。
「最も効率的なコース」を取るとか、「クラウチングスタイルを維持して風の抵抗を最小限に抑える」といった、常識的に有効だと考えられる手法を「全く気にすること無く」、常にスピードを上げる・落とさないという点に絞り込んだ、極めてチャレンジングなスキーイングでした。
 世界トップを争う大会に相応しい滑りであったと思います。

 綺麗に滑り、コースを維持し、クラウチングを確保する、ような滑りでは、このレベルでは勝てないのです。スピードが出ていないから、綺麗に、コース通りに、クラウチングの形が取れる、とも言えるのかもしれません。

 バンク選手の滑りを見た時「これは良いタイムが出る」と感じました。トップのランスルー選手と互角のタイムが叩き出せると思いました。
 
 バンク選手は、ゴールまで残り200m辺りに差し掛かりました。後は、プレジャンプをしてゴールに飛び込むだけです。
 ところがここで、前の選手のスキーの轍に躓いたような感じで、バンク選手が大きくバランスを崩して転倒したのです。
 片方のスキーが外れましたが、もう一本のスキーは外れず、バンク選手の足に付いたまま転倒が続きます。
 50m位そのまま転がり続けたでしょうか、ようやく2本目のスキーが外れて、バンク選手はそのまま前に転がり続けました。

 2本目のスキーが外れてから100m以上転がったでしょうか、バンク選手の体がゴールラインを越えました。何とゴールインしたのです。
 ゴールラインから10m位入った辺りで、ようやくバンク選手の体の移動が止まりました。

 200m近くの距離を転がり続けたように見えました。さすがに時速100km以上のスピードが出ている状態での転倒です。怖ろしいばかりの運動エネルギーなのです。
 ようやく止まったバンク選手は、ピクリとも動きません。
 救護班によって、スノーモービールで搬送されました。大きな怪我が無いことを祈るばかりです。

 前半の滑降種目が終わって順位が表示されました。バンク選手は25位でした。
 200m近く転がってゴールしたにもかかわらず25位という順位には、とても驚かされました。

 ところがこの後、バンク選手はコースアウトしていたということで失格となってしまいました。このため、当然のことながら26位以下の選手達の順位がひとつずつ上がったのです。

 そして、このことがこの種目の勝敗に大きな影響を与えたのです。「勝利の女神の存在」を感ぜざるを得ませんでした。(次の記事に続きます)
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