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HOME   »  世界ノルディック2017・ノルウェーチームの明暗
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 2年に一度開催され、ノルディックスキーの世界一を決める大会である世界ノルディック選手権2017が幕を閉じました。
 フィンランドのラハティを会場として行われた2017年大会でしたが、距離スキー種目においては、王国ノルウェー選手団の成績が目を引く結果となりました。

 男子チームと女子チームの成績に、大きな差が生じたのです。

 女子チームは「全種目金メダル」を達成しました。
 圧倒的な強さを魅せてくれたのです。

 大エースのマリット・ビョルゲン選手が、10kmクラシカル、15kmスキーアスロン、30kmフリースタイルの3種目を制し、4×5kmリレーでもアンカーとして優勝して、今大会4つの金メダルに輝きました。
 そして、スプリントとチームスプリント種目もノルウェーチームが制して、6種目完全制覇を成し遂げたのです。

 2015年12月に出産を経験し、36歳にして、その復活が注目されたビョルゲン選手ですが、出産前より強くなった印象です。まさに「女王」と呼ぶに相応しい「他を圧する強さ」を示しました。

 来年の平昌オリンピックの女子距離競技も、ノルウェーチームを中心として展開していくことになりそうです。

 一方の男子チームは、4×10kmリレー1種目の優勝に止まりました。
 そのリレー種目も、ロシアチームとの競り合いが続き、ゴールでは5秒弱の差と、ヒヤヒヤ物の勝利でしたが、この唯一の金メダルが無かったら、王国としては「とんでもない大会」になっていたことでしょう。

 男子の各種目においては、ロシアチームの健闘が目立ちました。
 30kmスキーアスロンでウスティゴフ選手が優勝し、チームスプリントも金メダルに輝き、50kmフリースタイルと4×10kmリレー、スプリントの各種目で銀メダル。金2、銀3という成績は、今大会の男子距離においては国別でトップでした。

 また、イタリアチームもスプリントで金メダル、チームスプリントで銀メダルと活躍を魅せました。

 一方で、これまでの強豪国、スウェーデンとフィンランドは、ノルウェーと共に精彩を欠いたのです。

 平昌オリンピックに向かっての男子距離界は「大混戦」と言えるでしょう。
 特に、50kmフリースタイルという「代表チームの底力」を示す種目で、北欧3か国のチームで3位以内に入ったのが、フィンランドのヘィッキネン選手の銅メダルだけというのが、この混戦を如実に表していると感じます。

 2015年大会までの大エース、ペッテル・ノートグ選手が不調であったノルウェー男子チームには「精神的支柱」が欠けていたのか、それとも世代交代が上手くいっていないのか(沢山の若手が出場していましたが)、いずれにしても、「王国」としては由々しい事態になっていることは間違いありません。

 もともと、世界選手権に比べてオリンピックでは本来の力を発揮できていないと指摘されているノルウェー男子チームにとっては、来年までの短い間にチームを立て直さなければならないという、難しい課題が示されたということでしょう。

 一方で、ロシアチームやイタリアチームの活躍は、ノルディックスキー距離種目が決して「北欧3ヶ国だけのもの」ではないことを示しています。
 平昌オリンピックでの大活躍も、大いに期待できるところなのでしょう。
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