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HOME   »  世界陸上2015・アヤナ選手の女子5000m競走
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 大会最終日に行われた、女子5000m競走は、最近の世界大会の長距離レースとしては珍しい?展開となりました。

 最近の世界大会における長距離競走種目は、着順に拘るあまり「スローペースの前半から残り1~2週のスパート勝負」になることが多いように思います。
 走破タイムは、世界記録には遠く及ばない遅いものになるのです。

 それはそれで面白い展開ですし、長い距離を走ってきたランナー達の余力・スプリント能力には感心させられるのですが、この展開ですと「スプリント力のあるランナーが勝つ」ことが多いのです。
 テレビ放送でもよく耳にする「まるで400m競走の様です」という言葉が、こういうレースの特質を良く表しています。
 
 「残り一周・ヨーイドン」の長距離レースは、ある意味では本当に短距離競走なのかもしれません。

 一方で、長距離種目には「相応に速いスピードで長く押す」というレース展開が有ります。当然ながら、5000m・10000mといった長距離種目の最高記録は、この展開から生まれているのです。
 本来の長距離競走の展開だと思います。

 しかし、メダル獲得が第一目標となるオリンピックや世界選手権のレースでは、この形のレースは中々見られません。常々残念なことだと感じていました。

 ところがこのレースは違いました。

 序盤に日本コンビが先行して、相応のペースを創り上げたことが主因であったのかもしれませんが、レースは半ば以降「速く長い脚」の争いとなったのです。

 エチオピアのアヤナ選手が先頭に立ちグイグイと引っ張ります。同僚のディババ選手が2番手に付けて、しばらくは追い縋りましたが、アヤナ選手のハイペースに付いて行くことができず、レースは1000m以上を残してアヤナ選手の独走となりました。

 アヤナ選手はどんどん差を広げ、ゴールでは80m位のリードであったと思います。
 金メダルと銀メダルの差が80mという、世界選手権大会の5000mレースとしては滅多に観られない圧勝でした。
 走破タイムも14分26秒83という大会新記録でした。

 このレースが大会新記録であったという事実が、過去の大会でこうした展開のレースが少なかったことを証明しています。

 こうした展開でアヤナ選手が優勝したことは、今後の世界大会における長距離競走に大きな影響を与える可能性があるでしょう。

 4600mを走った後の400mを凄く速く走る能力も大事ですが、3000mを速いペースで押し切る能力も、長距離レースに求められるスキルなのです。

 今大会の女子5000m競走は、オリンピック・世界選手権における長距離競走の展開を変えるものであったのかもしれません。
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