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HOME   »  世界陸上2017・見所満載だった男子200m決勝
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[8月10日・男子200m決勝]
1位 グリエフ 20秒09
2位 バンニーキルク 20秒11
3位 リチャーズ 20秒11
4位 ミッチェルブレイク 20秒24
5位 ウェブ 20秒26
6位 マクワラ 20秒44
7位 アブデルハキーム 20秒63
8位 ヤング 20秒64

 男子200mは大混戦となりました。
 記録的にはやや物足りない決勝となりましたが、見所の多いレースであったと感じます。

① トルコのグリエフ選手が優勝

 200mという走路全体を、最も「バランス良く」走り切ったグリエフ選手が勝ちました。
 スタートから、とても滑らかなコーナリング。もう少し加速できそうに見えましたが、後半の走りにエネルギーを残したのでしょうか、8分の力で走っているようでした。
 結果として力みの無い走りとなったのです。

 グリエフ選手は直線に入ってもバランスを崩す事無く、ゴールまでそのランニングを継続しました。

 ゴールでは、バンニーキルク選手、リチャーズ選手と接戦となりましたが、すくっと立ったグリエフ選手のフォームが印象的でした。

② 走り過ぎであったかバンニーキルク選手

 400mと200mの2冠を目指すランナーにとっては「宿命」なのでしょうが、6日連続のレースとなったバンニーキルク選手は、僅かに及びませんでした。

 究極の「無酸素運動」と言われる400mを3本走り、200mも3本走るのですから、その疲労度は大きなものでしょう。

 予選や準決勝でエネルギーを温存するためのレースを行うという点では、バンニーキルク選手はとても上手なのですけれども、それでも今大会では勝ち切れませんでした。
 全体のレベルが確実に上がっているのでしょう。

③ トルコ、南アフリカ、トリニダート・トバゴ

 今大会のメダリストの出身国名です。

 アメリカの名前が無い上に、所謂陸上大国の名前もありません。
 世界の陸上競技地図は、大きく変わっているのでしょう。

④ サニブラウン・アブデルハキーム選手の健闘

 久しぶりに日本のランナーが決勝に進みました。

 準決勝では、リラックスした走りで堂々の2位通過でした。

 決勝は、サニブラウン選手の特徴である4コーナーから直線に出る20mの走りに、いつもの加速がありませんでした。
 この大会5本目という疲労蓄積と、ハムストリングスの故障が影響したのでしょうか。

 世界選手権大会の決勝で走ったという経験を、今後の成長の糧にしていただきたいと思います。

 圧倒的な30mの加速では無く、「200mをバランスよく走る」ことで頂点に立ったグリエフ選手の走りは、「短距離競走における技術の重要性」を改めて感じさせてくれるものでした。
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