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HOME   »  石川遼大健闘・入替え戦に進出
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 8月19日に最終日を迎えた、今季PGAレギュラーツアー最終戦ウィンダム選手権で、275打・5アンダーパー・26位タイの好成績を挙げた石川遼選手が、フェデックスポイントランキングを141位に上げました。
 150位以内に入ってきましたから、来季PGAツアーのシード権を争う、8月29日からの入替え戦4試合への出場資格を得たのです。シード権獲得への可能性を残した点が、とても良かったと思います。

 今季、PGAツアー主体にプレーを続けた石川選手は、当然ながら来季シード権獲得のラインである125位以内を目指して連戦を戦いましたが、特に1月~5月のシーズン前半は思ったようなゴルフが出来ずに予選落ちが続きました。

 ランキングは150位を大きく下回る状態が続きましたから、このままでは来季シード権どころか「入替え戦」への出場も難しいと思われました。150位以内に入らなければ、PGAツアーへの挑戦はいちから出直しです。秋に行われる、PGAツアーのクオリファイ・トーナメントに参加し、一定の成績を残さなければ、来季PGAツアーへの出場が出来ない状況に追い込まれるところだったのです。

 石川選手のコメントによると、6月にはコンディションが相当良くなってきたとのことで、この頃から反撃が始まりました。
 今季最高成績となった6月のHPバイロンネルソン・クラシック大会で10位タイの成績を上げ、その後は予選落ちも減りました。

 そして、松山英樹選手が本格参戦した7月からは、石川選手も出場した試合で安定した成績を残せるようになり、特に8月の全米プロ選手権で29位タイ、前述のウィンダム選手権で26位タイと、ポイント・賞金を積み重ねて、141位まで順位を上げたのです。
 この2試合の石川選手の健闘は立派だと思います。ウィンダム選手権でのプレー振りを観ても、相当調子が戻ってきていると感じました。

 万一、入替え戦で思うような成績が残せず、シード権を獲得できなかったとしても、141位であれば「準メンバー」という扱いで、来季約20試合程度には出場できる(シード選手の欠場などの空き枠を待つ形)のです。ラスト2試合での健闘の意味は、とても大きなものでした。

 万一などと、縁起でもないことを書いてしまいましたが、石川選手には入替え戦で堂々と戦っていただき、シード権を獲得して欲しいものです。

 入替え戦は、25名のシード権枠を、今季レギュラーツアーの25人(126位~150位前後)と下部ツアーからの125人の計150人が4試合の成績で争うと報じられています。
 見るからに厳しい条件です。レギュラーツアーから出場する25人(石川選手もここに含まれます)には、PGAツアー優勝経験のあるプレーヤーも複数入っているでしょうし、下部ツアーといっても、世界最高レベルのPGAツアーを目指すプレーヤーが犇きあっているツアーですから、その上位125人といえば、とてもハイレベルなプレーヤーが揃っていると思います。逆に言えば、このハイレベルな下部ツアーがPGAツアーの「世界一のクオリティ」を支えているのです。

 それにしても、松山英樹選手がわずか7試合の出場で105位の成績を挙げ、来季シードを獲得したことは、とてもミラクルなことなのですが、我が国では何か当然のことのような雰囲気で報じられているのには驚かされます。

 加えて「石川遼、今季PGAツアー挑戦・失敗」といったトーンの報道も目立ちます。石川選手は、ツアー終盤の驚異的な追い上げで「入替え戦」出場権を得たのです。そして、少なくとも来季20試合前後の出場資格を保持しているのです。PGAツアーに挑戦している、世界中の多くのプレーヤーの立場に立てば、羨ましい限りでしょう。
 これだけの成績を残したにも係わらず、何か悪いことのように伝えられるのは、いかがなものでしょうか。

 ファンの期待は期待として、選手の活躍をキチンと伝えていくことは大事なことだと思います。

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