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HOME   »  競歩20㎞日本選手権2020・あってはならない誤表示
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 2月16日、神戸市・六甲アイランド・甲南大学周辺コースを舞台に行われた、第103回日本陸上競技選手権大会・20km競歩競技は、東京オリンピック2020代表選考も兼ねた、激しい戦いとなりました。

[男子20km競歩・結果]
1位 山西利和選手 1時間17分36秒
2位 池田向希選手 1時間19分07秒
3位 高橋英輝選手 1時間19分53秒

 この大会5連覇中の高橋選手と、2019年の世界選手権で優勝し、既に東京オリンピック2020の代表に内定している山西選手の争いが予想されたレースでしたが、山西選手が快勝した形です。

 一方で、このレースで審判チームの不手際が有り、高橋選手に不利な形の「誤表示」が行われていたことが判明したのです。

 ご承知のように、競歩競技では、「歩型違反」を3度行うと「2分間のペナルティー(一時待機)」という重い罰則が課せられます。世界トップクラスのレースであれば、この2分間は致命的なものです。

 高橋選手に対しては、4km地点で1枚目の警告、8km付近で2枚目の警告、そして16km付近で3枚目の警告を受けたとホワイトボード(警告表示板)に表記されたのです。
 ところが、一時待機を実施する担当審判は「警告が3枚になったという連絡は受けていない」ということで、一時待機は行いませんでした。
 この段階=16km付近で、「誤表示」が判明したのです。
 審判チームが、慌てて、高橋選手の警告表示を1枚剥がしたと報じられています。

 「8km付近での警告が存在しなかった」のです。

 いったい誰が「8km付近の警告表示=赤いラベル」を貼ったのかは、分かっていません。
 審判チームからは、「伝達ミスや、他の選手の反則を誤って高橋選手の欄に表示したのではない」との報告があるとも伝えられています。
 そうなると、何故このような間違いが生じたのか、これが本当に「誤」表示なのか、「偽」表示では無いのか、といった疑念も生まれてしまいます。

 競歩競技においては、「2枚目の警告を受けると消極的になる」と言われます。
 それは当然のことでしょう。3枚目を貰えば重い罰則が待っているのですから。

 加えて、競技中の選手は「ホワイトボードにより自分が何枚警告を受けているのかを把握する」のです。それ以外に、公式の表示はありません。

 そうなると、高橋選手は8km付近から16km付近まで、約8kmに渡って「警告2枚」という状況下でプレーしたということになります。
 全20kmの内の8kmであることをも考慮すれば、相当に不利な状況でプレーしたと言えそうです。

 「高橋選手を陥れようとした輩」が居るとは考えたくはありませんが、単純なミスであったとすれば、「あってはならないミス」でしょう。
 代表選考レースにおいて、とんでもない話なのです。

 今大会のレギュレーションは、「東京オリンピック2020仕様」で行われたと報じられています。
 そして今大会の審判員9名の内5名が、本番でも審判を務めるとも報じられています。

 選手が「代表内定」を勝ち取ることは、どの競技・種目においても大変なことで、選手の皆さんは「人生を賭けた努力」を積み重ねています。
 そうであれば、各種目の審判員候補の皆さんにも、「審判員人生を賭けた姿勢での取組」をお願い申し上げます。


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