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HOME   »  2019年-4・MLBイチロー選手の引退
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 2019年春の話題と言えば、イチロー選手の引退でしょう。

 このまま、本当に50歳までプレーするのではないかと誰もが感じていたスーパースターが、日本での今季開幕シリーズを終えて、引退を表明したのです。

 引退後のインタビューも話題となり、「後悔などあろうはずがない」という言葉は、2019年の流行語大賞にノミネートされたほどです。
 
 野球・ベースボールを通じての「稀代のヒットメーカー」の動静は、今後も私達を楽しませてくれるものと思います。

 さて、「ヒットメーカー」としてのイチロー選手は、数々の信じられないような記録を残しましたが、中でも「4度の月間50安打」は特筆すべきものでしょう。

 そもそも、月間50安打以上という記録自体が、至難の技というか、一度の奇跡では成し遂げられないものであることは、誰にでも分かることでしょう。
 メジャーリーグでは、1ヵ月に各チーム28試合前後のゲームが行われる(休みの日がとても少ないのです)のですが、毎試合2安打ペースという感じでヒットを量産しないと50安打越えは出来ないことになります。(当たり前のことを書き恐縮です)

 一方で、毎試合ヒットを放つことはとても難しいこと(それが出来れば連続試合安打の大記録が直ぐに出来てしまいます)ですので、普通に見られる「ノーヒットの試合」の次の試合には4安打しないと、1試合平均2安打は達成できないことになります。
 1試合4安打というのも、これはなかなか出来ないことです。
 プレーヤーの感覚としては「月間50安打」をクリアするには、「ヒットを打つ試合においてはいつも3安打を放つ感じ」なのかもしれないと思います。

 実際に、21世紀になってからの19シーズン、MLB全体で「月間50安打越え」は計11度しか記録されていません。
 MLBの全プレーヤーを持ってして、「1シーズンに1度あるかないか」の記録なのです。

 その記録を4度達成しているイチロー選手は、間違いなく「稀代のヒットメーカー」なのです。

① 2001年8月 51安打
② 2004年5月 50安打
③ 2004年7月 51安打
④ 2004年8月 56安打

 イチロー選手の4度の大記録の内3度は2004年に達成されています。
 あの「シーズン262安打」のMLB新記録を樹立した2004年です。

 当たり前のことなのですけれども、3度の月間50安打越えをベースにして、シーズン262安打が樹立されていることになります。

 このシーズンで特に凄いのが、7月・8月の2ヵ月連続50安打越えでしょう。
 「2ヵ月連続」自体が空前の記録でしょうが、さらに8月の56安打は、21世紀のMLB最多月間安打記録なのですから、またまた凄いのです。
 ちなみに2位は、2007年6月のシェーン・フィギンス選手の53安打ですから、この「56安打」が突出した記録であることが分かります。

 現在のMLBのベースボールでは「月間50安打」は有り得ない数字なのかもしれません。

 その「有り得ない数字」を4度達成したイチロー選手の偉大さは、筆舌に尽くしがたいものなのです。

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