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HOME   »  FIFA女子WC2019・なでしこジャパン準々決勝ならず
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[6月25日・ラウンド16・Roazon Park]
オランダ2-1日本

 グループDを2位で通過し、ラウンド16に駒を進めたなでしこジャパンですが、オランダに敗れ、ラウンド8への進出はなりませんでした。
 1-1で迎えた後半45分、痛恨のペナルティーキックPKによる失点でした。

[グループDの戦い]
① 6月10日 日本0-0アルゼンチン
② 6月14日 日本2-1スコットランド
③ 6月19日 イングランド2-0日本

 グループステージも大変苦しい戦いが続きましたが、なんとかクリアした所は、なでしこらしい粘り強さでした。
 この不思議なほどの「上に行く強さ」は、おそらく「なでしこの伝統」なのでしょう。

 しかし今大会の決勝トーナメントでは、その伝統の力を発揮することができませんでした。残念な結果となったのです。
 オランダ戦における再三の決定的なチャンスを物にできなかったことは、痛恨でしょう。

 この大会を通じて、なでしこの戦い振りから感じたことは以下の通りです。

① 得点力不足

 グループステージ3試合で2得点、ノックアウトステージ1試合で1得点、計4試合で3得点では、いかにも苦しい。伝統の粘り強さを発揮するにも不十分でしょう。

 グループAのフランスチームは3試合で7得点、グループBのドイツチームは3試合で6得点、グループCのイタリアチームは3試合で7得点、グループEのオランダチームは3試合で6得点、グループFのアメリカチームは3試合で18得点!(緒戦のタイチームとのゲームで13-0と大勝しました)と、有力チームはキッチリと「1試合2得点」を示現しています。

 もちろん、このレベルで1試合・2得点が至難の技であることは分かりますが、その至難の技を実現できなければ、これらのチームと戦って行くのは難しいということにもなりそうです。

② 淡白なプレー振り

 特に、パスが自分の位置から1~2m位離れたところを通った時に、なんとかボールを確保する、取りに行く、というプレーが足りなかったように観えました。

 パスの出し手も、相手チームのプレーヤーとの競り合いから正確なパスばかりを出せるわけでは無いので、受け手の頑張りが重要なことは言うまでもありません。
 かつてのなでしこは「ボール確保への努力」を惜しみませんでしたが、この大会では、1~2m位離れたところを通るパスやクロスに喰らいつくシーンが少なかったように観えました。見送っているのです。

 男女を通じての若手プレーヤーの傾向かと思いますが、「綺麗に嵌ったプレー」では素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれるのですが、ボールが「少しズレる」と全く機能しないことが、多いように観えます。
 前述の理由により「綺麗に嵌ったプレー」は滅多に観られないものですから、少しくらいズレてもボールを確保する努力というか、少しズレることを前提として自らの体制を整えておくことを励行すべきなのでしょう。

 「ボールを奪われた時」、取り返すためにしつこく相手プレーヤーを追いかけるという、泥臭いプレーは、とても大切なものでしょう。
 男子ウルグアイ代表のカバーニ選手は、相当長い間、相当長い距離、ボールを取り返しに行くプレーが印象的ですし、かつての日本代表・ラモス瑠偉選手も奪われたボールを取り返しに、相当長い間相手プレーヤーを追い詰めていました。
 こうした行動により、相手チームが自由にパスを回すことを防ぐ効果、ディフェンス効果が大きいことは言うまでもありませんし、相手から再びボールを取り返すことができれば、攻撃のチャンスが増えます。(豊富な運動量とそれを支える体力が無ければできないことは、言うまでもありません)

 こうした泥臭いプレーは、世界の一流選手の多くに観られるものでしょう。
 こうしたプレーを数多くの選手が励行するチームは、相手チームから嫌がられるチーム、最終的には「強いチーム」であることは明白です。

 今回のなでしこジャパンは、これまでに比べて、やや淡白なチームであったと思います。
 もともと、体格面で劣るなでしこが淡白になってしまっては、国際大会でなかなか勝つことは出来なくなってしまいます。

 チームを叱咤激励し、泥臭いプレーの継続を牽引するリーダー的存在としての澤穂希選手、セットプレー等でピンポイントの極めて正確なパスを出すことにより体格差をカバーするプレーを示現し続けた宮間あや選手、の2名の偉大なプレーヤーが居なくなったなでしこジャパンは、今後どのように戦って行ったらよいのか。

 若きなでしこが、真剣に考え、苦しい中で実行して行かなくてはならない重い課題なのでしょうが、「新生なでしこジャパン」の確立に向けて、是非とも実現して行っていただきたいものだと思います。

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