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HOME   »  MLB2015・田中将大投手見事な復帰マウンド
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 このゲームの、田中将大投手の最後の投球・78球目はこのゲーム最速154kmの低目ストレートでした。
 「完璧なストライク」で相手打者を見逃しの三振に切って取り、7イニングの投球を完結したのです。

 DL(故障者リスト)入りしてから1か月と少し、6月3日のニューヨーク・ヤンキース対シアトル・マリナーズのデーゲームに登板した田中投手は、復帰マウンドで見事な投球を披露しました。

 78球で7イニングをクリアし、被安打3、奪三振9、失点1。マウンドを降りた時、チームは3-1でリードしていましたから、勝ち投手の権利を持って降板したのです。

 その後、ヤンキースのブルペン陣が踏ん張り、このゲームは3-1で勝ち切りました。田中投手にとっても、今シーズン3勝目となりました。

 昨シーズン、利き腕右肘の靱帯を故障して、手術をせずに治療することを選択し、昨シーズンの終盤にも登板、今シーズンは開幕投手となってマウンドに登った田中投手でしたが、2勝1敗としたところで再び右腕に違和感を生じてDL入りした時には、様々な意見が出されました。

 「再発したのではないか」「復帰後思い切り腕を振って投げることができていない」「やはり手術をするべきではないか」、等々。

 衆目注視の中での今登板だったのです。この「予想より早い復帰」に対しても、完全に治してからの方が良いという見方がありました。

 こうした状況下、田中投手は見事な投球で応えたのです。

 頭書の通りストレートは最速154kmを記録しました。序盤は148km位の球速でしたが、3回頃から150kmを超えるようになり、7回に最速を記録したのです。田中投手自身も、自らの体調を考慮しながら投げていたのでしょうか。イニングが進むほどに球速が増したというのは、こうした復帰登板では中々出来ないことでしょう。

 ストレートについて言えば、「コントロールの良さ」も特筆すべきでしょうし、ツーシームの威力が増していました。

 スプリットやスライダーといった変化球も切れていました。打者の手前の「小さな変化」が効果的でした。

 一方で、このゲームの田中投手の投球が、昨シーズンの好調時の投球と同一かというと、それも少し違うのでしょう。

 昨シーズン好調時の投球とは「少し印象が違う」のです。
 「何が」と言われると明確には指摘できないのですが、
・昨シーズンに比べて「軽やかさが不足」している。逆に言えば、昨シーズンより「重厚」な感じがする。

・昨シーズンに比べて、ギアチェンジ後の変化が小さい。田中投手の投球は「ピンチになるとギアチェンジ」が出来るところが、ひとつの特徴ですが、昨シーズンまでは明らかにギアチェンジしたことが分かる」ものでした。腕の振りが明らかに速くなり、「力を入れて投球していること」が分かりました。
 このゲームでもギアチェンジをしていましたが、昨シーズンに比べて変化は小さいものでした。

・変化球の「変化度合」が小さくなっていました。

 こうした違いが「どこから生じているのか」は、素人の私には明示できませんけれども、田中投手の投球が、昨シーズンの好調時とは異なるものになっていて、「異なる投球」により、昨シーズンの好調時に匹敵する投球内容を示現していたことは事実なのです。

 おそらく「フォームが変わっている」のでしょう。

 腕と体のバランスで観ると、昨シーズンの好調時は「腕5:体5」、ギアチェンジ時には「腕6:体4」で投げていたのですが、今登板では「腕4:体6」で投げていたように感じます。肘への負担がより小さなフォームに変えてきたのです。
 体全体の筋肉の使い方、重心の移動方法等、根本的な手直しが行われてきたのではないでしょうか。

 結果として、昨シーズンは「ピュッ」という感じの投球だったものが、今登板は「ズドーン」という投球に変貌していたのではないでしょうか。「キレの良さ」よりも「球道の太さ」が印象的な投球に変わっていたのです。

 この「ズドーン」という投球は、マリナーズのヘルナンデス投手やジャイアンツのバムガーナ―投手の投球に観られるもののように思います。
 「約100球・中4日」という、メジャーリーグの先発投手に求められる登板に適応していくために、良い投法なのかもしれません。

 もちろん、今登板を終えた後の「体への負担・疲労残り」を検証する必要があるのでしょうが、田中将大投手が、故障前よりメジャーリーグに適応する投法を模索し、身に付けつつあると感じます。

 「田中将大投手のチャレンジ」を応援しています。
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