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 温故知新2020競泳編その7です。

 男子100m自由形については、日本チームの活躍について書きましたが、今回はオリンピック金メダリストの記録を観て行きたいと思います。

 陸上競技編と同様に1960年ローマ大会から観て行こうと思います。
 金メダリスト名、記録の順です。

・ローマ1960 ジョン・デビット選手(オーストラリア) 55秒2
・東京1964 ドン・ショランダー選手(アメリカ) 53秒4
・メキシコシティ1968 マイク・ウェンデン選手(オーストラリア) 52秒2
・ミュンヘン1972 マーク・スピッツ選手(アメリカ) 51秒22
・モントリオール1976 ジム・モンゴメリー選手(アメリカ) 49秒99
・モスクワ1980 ヨルク・ボイテ選手(東ドイツ) 50秒40
・ロサンゼルス1984 ローディ・ゲインズ選手(アメリカ) 49秒80
・ソウル1988 マット・ビオンディ選手(アメリカ) 48秒63
・バルセロナ1992 アレクサンドル・ポポフ選手(ENNロシア) 49秒02
・アトランタ1996 アレクサンドル・ポポフ選手(ロシア) 48秒74
・シドニー2000 ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド選手(オランダ) 48秒30
・アテネ2004 ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド選手(オランダ) 48秒17
・北京2008 アラン・ベルナール選手(フランス) 47秒21
・ロンドン2012 ネイサン・エイドリアン選手(アメリカ) 47秒52
・リオデジャネイロ2016 カイル・チャルマーズ選手(オーストラリア) 47秒58

 まず、1976年のモントリオール大会、ジム・モンゴメリー選手の「50秒切り」が眼に付きます。
 「50秒00」は、男子100m自由形にとっての「厚い壁」でした。
 この壁をモンゴメリー選手は、オリンピック決勝レースで破ったのです。
 「人間魚雷」とも称された、素晴らしい快泳でした。
 この快挙以降、この種目の記録は飛躍的に伸びで行ったのです。

 国別では、アメリカとオーストラリアが伝統的な強さを魅せ、ヨーロッパ諸国が20世紀終盤から記録を伸ばしていることが分かります。

 また、連覇スイマーが2名居ます。
 ポポフ選手とホーヘンバンド選手です。
 100m自由形は、スタートからゴールタッチまで、極めて精緻に組み上げられている種目でしょうから、天才的なスキルとしっかりとした反復力、本番に臨んでの安定した精神力が無ければ、「連覇」は到底不可能であろうと思います。
 この2名のスイマーが、オリンピック競泳史上最高のスプリンターであったことは、間違いありません。
 
 最後に、2008年の北京大会以降、記録が伸びていません。
 世界最高記録にしても、北京大会・準決勝でイーモン・サリバン選手(オーストラリア)が47秒05をマークして以降、更新が止まっているのです。

 水着素材の問題もあろうとは思いますが、男子100m自由形という競泳競技を代表する種目の記録が止まっているというのも、残念な気がします。

 東京2021では、久し振りに「世界新記録」レースを観てみたいものです。
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 温故知新2020競泳編その6です。

 競泳編ではこれまで、太平洋戦争前後の日本男子チームの活躍にスポットライトを当てて、書いてきました。
 一方で、日本女子チームは男子と比べると大活躍とは言えないかもしれません。
 そもそも、1920年代・30年代頃の日本女子の水泳競技人口がどれくらいであったのか、について、私は知りません。おそらくは、現在と比べるととても少なかったのではないかと思っています。

 そうした中で、女子チームとして「伝統」の種目と言えるのが、女子200m平泳ぎなのでしょう。
 「前畑ガンバレ」で有名な前畑秀子選手から始まって、日本チームは活躍を続けてきたのです。

・ロサンゼルス1932 銀メダル・前畑秀子選手
・ベルリン1936 金メダル・前畑秀子選手
・バルセロナ1992 金メダル・岩崎恭子選手
・ロンドン2012 銀メダル・鈴木聡美選手
・リオデジャネイロ2016 金メダル・金籐理絵選手

 この種目における日本チームの活躍で特徴的なのは、「金メダリストが3名」も居ることです。
 もちろん、銀メダルや銅メダルも素晴らしい成績なのですが、「オリンピック・チャンピオン」の価値は、やはりとても高いものでしょう。
 日本女子チームは200m平泳ぎにおいて、3名のオリンピック・チャンピオンを生み出しているのです。

 「金メダリストを生む伝統」を構築していく中では、ベルリン1936からバルセロナ1992と繋いだ56年振りの金メダル、岩崎恭子選手の大活躍が、とても大きかったと感じます。

 いずれにしても、「200m平泳ぎ種目が日本女子に向いている」ことは歴史が証明しているように観えます。

 東京2021における日本チームの活躍が期待されます。

 温故知新2020の競泳編その5です。

 リオデジャネイロ・オリンピック2016の男子4×200mフリーリレーで、日本チームは銅メダルを獲得しました。
 「伝統」のリレー種目で久し振り、東京オリンピック1964以来のメダルを獲得したのです。
 見事な復活であったと感じます。

 男子800メートルリレーは、1908年のロンドン大会から正式種目となっている、オリンピックにおいて最も長い歴史を有する種目です。
 そして日本チームにも、長い歴史がある種目なのです。

・アムステルダム1928 銀メダル・日本チーム(米山弘選手、新井信男選手、佐田徳平選手、高石勝男選手)
・ロサンゼルス1932 金メダル・日本チーム(宮崎康二選手、遊佐正憲選手、横山隆志選手、豊田久吉選手)
・ベルリン1936 金メダル・日本チーム(遊佐正憲選手、杉浦重雄選手、田口正治選手、新井重雄選手)
・ヘルシンキ1952 銀メダル・日本チーム(鈴木弘選手、浜口喜博選手、後藤暢選手、谷川禎次郎選手)
・ローマ1960 銀メダル・日本チーム(福井誠選手、石井宏選手、山中毅選手、藤本達夫選手)
・東京1964 銅メダル・日本チーム(福井誠選手、岩崎邦宏選手、庄司敏夫選手、岡部幸明選手)
・リオデジャネイロ2016 銅メダル・日本チーム(萩野公介選手、江原騎士選手、小堀勇氣選手、松田丈志選手)

 100年近くに及ぶ、日本チームの堂々たる歴史です。
 ロサンゼルス1932とベルリン1936における金メダル獲得は、共に2位・銀メダルがアメリカチームでした。
 いつの時代も、最強を誇るアメリカチームを「2大会連続で破った」のは、この15回の大会では日本チームだけです。
 
 リレー種目は、その国・地域の総合力・選手層の厚さを示すものと言われています。

 1930年代の日本男子競泳陣の選手層は、世界一だったのかもしれません。

 温故知新2020の競泳編その4です。

 男子200m平泳ぎも1908年のロンドン大会から正式種目となっています。
 ロンドン1908は、競泳競技における各種の泳法種目が一気に正式種目となった大会なのでしょう。

 そして男子200m平泳ぎといえば、21世紀においてはアテネ2004と北京2008における、北島康介選手の「連覇」が直ぐに思い出されます。
 「気持ちいい。超気持ちいい」という、北島選手の叫びと共に、日本のオリンピック史に燦然と輝く快挙でしょう。

 さらには、この男子200m平泳ぎは「日本チームの伝統種目」なのです。
 太平洋戦争以前から、我らが強者は、この種目に足跡を残し続けているのです。

・アムステルダム1928 金メダル・鶴田義行選手
・ロサンゼルス1932 金メダル・鶴田義行選手、銀メダル・小池禮三選手
・ベルリン1936 金メダル・葉室鐵夫選手、銅メダル・鶴田義行選手
・メルボルン1956 金メダル・古川勝選手、銀メダル・吉村昌弘選手
・ローマ1960 銀メダル・大崎剛彦選手
・ミュンヘン1972 銅メダル・田口信教選手
・アテネ2004 金メダル・北島康介選手
・北京2008 金メダル・北島康介選手

 太平洋戦争以前のアムステルダム1928とロス1932において、鶴田選手は連覇を達成しています。北島康介選手の先達が居たのです。
 ちなみに鶴田選手の「連覇」は、日本のオリンピック史上初の快挙でした。

 メルボルン1956のチャンピオン・古川選手は、45mに及ぶ潜水泳法で名を馳せました。
 鶴田選手、古川選手は共に世界記録を樹立しています。

 男子200m平泳ぎは、日本競泳チームの「お家芸」といって良いでしょう。

 東京2021における活躍が、本当に楽しみです。
 温故知新2020の競泳編その3です。

 男子100m背泳ぎは、オリンピックにおいては1908年のロンドン大会から正式種目となっています。
 そして1932年のロサンゼルス大会において日本選手団は「金・銀・銅のメダル独占」を成し遂げたのです。

 オリンピックにおけるメダル独占は、夏ならアメリカチーム、冬ならノルウェーチームなどに時折見られますが、そうしたスポーツ強豪国のチームにおいても滅多に観られないものであることは、容易に想像できます。

 ロス1932における、日本チームのメダル独占は、競泳史上唯一の快挙となっています。

・ロサンゼルス1932 金メダル・清川正三選手、銀メダル・入江稔夫選手、銅メダル・河津憲太郎選手

 1分08秒06のタイムで優勝した清川選手は、後に、日本人初のIOC副会長に就任しています。

 尚、この種目は戦前戦後、そして21世紀に到るまで日本チームが得意としています。

・ベルリン1936 銅メダル・清川正三選手
・ソウル1988 金メダル・鈴木大地選手
・アテネ2004 銅メダル・森田智巳選手
・ロンドン2012 銅メダル・入江陵介選手

 鈴木大地選手が、後に日本水泳連盟会長となり、現在スポーツ庁長官となっていることは、皆さんご承知の通りです。

 男子100m背泳ぎには、競泳日本チームによる史上唯一の「オリンピック大会メダル独占」から脈々と続く伝統があるのです。
 温故知新2020の競泳その2です。

 前稿では、オリンピックの男子100m自由形で、日本チームがとても強かった時期のことを書きましたけれども、男子1,500m自由形においても全盛期が存在しました。

 男子1,500mはマラソンレースとも呼ばれる、競泳競技最長のレースです。
 オリンピックでは1908年のロンドン大会から実施されています。
 並外れた持久力が必要な種目であることはもちろんとして、100m毎に「正確なピッチ」を刻むことでタイムを上げていくことができると言われている種目でもあり、近時においては、日本チームはなかなか好成績を残せません。

 しかし、太平洋戦争を挟んだ頃には、日本チームが得意種目としていた時期が有ったのです。

・ロサンゼルス1932 金メダル・北村久寿雄選手、銀メダル・牧野正蔵選手
・ベルリン1936 金メダル・寺田登選手、銅メダル・鵜籐俊平選手
・ヘルシンキ1952 銀メダル・橋爪四郎選手
・メルボルン1956 銀メダル・山中毅選手

 ロス1932とベルリン1936では「連覇」を達成しています。そして、共に2名のメダリストを生んでいます。
 戦後の2大会でも銀メダルを獲得しています。
 素晴らしい成績でしょう。

 北村久寿雄選手は、14歳290日という史上最年少での金メダル獲得でした。この記録は、1988年ソウル大会まで破られていません。
 寺田登選手は、鵜籐選手のペースメーカーのつもりで泳いだら、そのまま勝ってしまったというエピソードが残されています。

 1960年のローマ大会以降、日本選手はこの種目でメダルを獲得していません。

 「伝統種目」での復活を願うのは、私だけではないでしょう。

 温故知新2020の競泳編その1です。

 オリンピックにおける男子100m自由形は、50m自由形がソウル1988から開始されるまでは、最速・最強のスプリンターを決める種目として、長く実施されてきました。
 現在でも、その重みは不変だと感じます。

 そして21世紀においては、日本と世界の力の差が大きい種目、オリンピックでの日本チームのメダル獲得がとても難しい種目として、広く認識されていると思います。
 しかし、太平洋戦争前には「日本チームの黄金時代」と呼んで良い時代が有ったのです。
 今回は、それを観て行こうと思います。

 男子100m自由形における、日本チームのオリンピックにおけるメダル獲得実績です。

・アムステルダム1928 銅メダル・高石勝男選手
・ロサンゼルス1932 金メダル・宮崎康二選手、銀メダル・可石達吾選手
・ベルリン1936 銀メダル・遊佐正憲選手、銅メダル・新井茂雄選手
・ヘルシンキ1952 銀メダル・鈴木弘選手

 戦後のヘルシンキ大会も含めて、4大会で6選手がメダルを獲得しています。
 ロス1932とベルリン1936では2つずつの獲得なのです。
 オリンピックの100m自由形表彰式で2本の日の丸が上がった大会が2度も有ったのです。まさに得意種目であり、「黄金時代」でしょう。
 宮崎康二選手は、58秒2のオリンピック新記録での金メダルでした。

 ちなみに、ヘルシンキ1952の後、メルボルン1956以降現在に至るまで、この種目での日本選手のメダル獲得はありません。

 男子100m自由形における日本チームの劣勢を語る時、「海外スイマーとの体格差」という説明が見られることが有りますが、それが必ずしも主因では無いことは、先達の活躍を観れば分かることでしょう。

 「競泳日本」は、男子100m自由形についての「強者の歴史」を保持しているのです。

[2月15日・男子200m平泳ぎ]
1位 佐藤翔馬選手 2分8秒25(大会新記録)
2位 山尾隼人選手 2分11秒90
3位 花車優選手 2分11秒92

[2月15日・男子100mバタフライ]
1位 川本武史選手 51秒62(大会新記録)
2位 水沼尚輝選手 52秒09
3位 安江貴哉選手 52秒36

 この時期の競泳における大事な大会としてのポジションが固まりつつあるKONAMI OPENですが、第36回大会も、東京オリンピック2020を控えた日本競泳陣にとって、素晴らしい場になったと感じます。

 いずれも1日目の種目ですが、男子200m平泳ぎと男子100mバタフライで大会新記録が生まれたのです。
 どちらの種目も、日本競泳にとっての得意種目ですから、大会新記録の価値はとても重いと感じます。

 1月の北島康介杯2020で、前世界記録保持者・現日本記録保持者の渡辺一平選手を破った佐藤翔馬選手が、この大会では「高いレベルの安定した泳ぎ」を披露してくれました。
 予選・決勝と2分8秒台で泳ぎ切ったのです。
 少し「体が立っている」との指摘もあるようですが、「キックとのバランス」が良いのでしょう。
 東京オリンピック2020の代表獲得に向けて、今後の渡辺選手との熾烈な争いが予想されます。

 また、1位から3位までの3選手は、2,000年から2,001年の生まれです。
 「若手がどんどん育っている種目」なのです。

 川本選手は、飛込み直後から積極的なレースを魅せ、そのまま押し切っての大会新記録でした。
 水沼選手の追い上げもさすがでしたが、先行した川本選手の残り25mのしっかりした泳ぎが印象的でした。
 日本記録51秒00も視野に入ってきましたから、東京オリンピック2020の代表争いの過程で、50秒台の声を聴くことが出来るのではないでしょうか。

 小学生や中学生の各種目のレースが行われるKONAMI OPEN。
目の前で一流を観ることの価値も計り知れません。
 そして、オリンピック代表クラスの選手と同じ日に同じプールで、あるいは同じレースで、泳いだ思い出は、小・中学生スイマーにとっては一生ものでしょう。

 良い大会です。

[7月24日・決勝]
1位 クリストフ・ミラーク選手(ハンガリー) 1分50秒73(世界新記録)
2位 瀬戸大也選手 1分53秒86
3位 チャド・レ・クロス選手(南アフリカ) 1分54秒15

 我らが瀬戸大也選手がラストの競り合いを制して、今大会日本競泳陣2個目のメダル・銀メダルを獲得したレースでしたが、ミラーク選手が驚異的な世界新記録で優勝を飾りました。
 スタートから先頭に立ち、その差をどんどん広げて行った、圧倒的な強さでした。

 2位の瀬戸選手に3秒以上の差を付けた「異次元の泳ぎ」であったと感じます。

 ミラーク選手が破った世界記録は、2009年にあのマイケル・フェルプス選手が樹立した1分51秒51で、これを0.78秒も更新したのです。
 水着のレギュレーションが変更になり、過去10年間に渡って、多くのスイマーの挑戦を退けてきた「フェルプス選手の記録」をついに抜いたのです。
 「もの凄い」としか言いようのない泳ぎでしょう。

 まだ19歳のクリストフ・ミラーク選手ですから、この種目の中心選手としての活躍が当分の間続くことでしょう。
 もちろん、東京オリンピック2020も優勝候補の筆頭なのです。

[7月27日・決勝]
1位 レーガン・スミス選手(アメリカ) 2分3秒69
2位 カイリー・マッケオン選手(オーストラリア) 2分6秒26
3位 カイリー・マス選手(カナダ) 2分6秒62

 準決勝で2分3秒35という世界新記録を樹立したスミス選手が、決勝でもスタートから「ぶっ飛ばして」圧勝しました。
 200m背泳ぎの世界一を決める大会で、2位に2秒以上の差を付けて勝つというのは尋常ではない強さでしょう。

 準決勝で驚きの記録を叩き出した「17歳のスイマー」が、どのような泳ぎを魅せてくれるのか注目されましたが、スミス選手は最後の50mまで力を貯めて「勝ちに行く」レースでは無く、再び世界新を狙って行ったように観えました。

 スタートから2番手との差をどんどん広げ、100m通過時点では自身の世界記録を0.9秒以上上回る記録でした。
 100mを過ぎても快ペースは不変で、ゴール前でばったりスピードが落ちてしまうのではないかと「素人の心配」をしてしまいました。

 その快ペースが落ちたのは130m付近でしょうか。
 さすがにピッチが上がらなくなりました。
 200m通過時のタイムは、自身の世界記録比0.8秒上回るものとなりました。
 「世界記録との差」が縮まりはじめたのです。

 ラストの50mはスミス選手にとって苦しいものとなりましたが、それでもペースが一気に落ちることは無く、2番手以下のスイマーの追い上げを最小限に抑えて優勝しました。
 あのハイペースで前半を泳ぎながらも、結局は圧勝したのですから、もの凄いトライであったと感じますし、現在の実力差を如実に示した結果でしょう。

 来年の東京オリンピック2020に出場して来るようなら、2分1秒台、ひょっとすると2分前後のタイムを叩き出す可能性もありそうです。

 しばらくの間、世界の女子200m背泳ぎは、レーガン・スミス選手を中心に争われることになります。

[7月22日・男子50mバタフライ決勝]
1位 ケレブ・ドレセル選手(アメリカ) 22秒35(大会新記録)
2位 オレグ・コスティン選手(ロシア) 22秒70
3位 ニコラス・サントス選手(ブラジル) 22秒79

[7月25日・男子100m自由形]
1位 ケレブ・ドレセル選手 46秒96
2位 カイル・チャルマース選手(オーストラリア) 47秒08
3位 フラジスラフ・グリネフ選手(ロシア) 47秒82

[7月27日・男子50m自由形]
1位 ケレブ・ドラセル選手 21秒04(大会新記録)
2位 クリスチャン・ゴロメーフ選手(ギリシャ) 21秒45
2位 ブルーノ・フラトゥス選手(ブラジル) 21秒45

[7月27日・男子100mバタフライ]
1位 ケレブ・ドレセル選手 49秒66
2位 アンドレイ・ミナコフ選手(ロシア) 50秒83
3位 チャド・レ・クロス選手(南アフリカ) 51秒16

 2017年のブダペスト世界選手権大会で、リレーを含めて「7冠」を達成したドレセル選手が、今大会でも「安定した強さ」を魅せています。

 こういうタイプの強さを、「安定した」と表現するのは、やや違うかなとも感じます。
 当然ながら、ひとつの金メダルを獲得するのも至難の技である世界選手権大会において、次から次へと優勝を重ねて行くのですから、「驚異的なパフォーマンス」と表現するのが良いのでしょうが、その圧倒的な強さを観ると、ドラセル選手にとっては「巡航速度」のドライブに観えてしまい、結果として「安定した」という言葉になってしまうのです。

 それ程に「他を圧する強さ」なのです。

 これだけ沢山の種目に出場すると、「1日に何本も泳がなくてはならない」のですから、「記録よりも勝負」に注力することになりがちですが、そうした状況下でも大会新記録を重ねているところに、「実力の厚さ」を感じるのです。

 1972年ミュンヘン・オリンピックのマーク・スピッツ選手や21世紀に入ってのマイケル・フェルプス選手のように、「競泳王国」アメリカ合衆国には「メダルを量産する男子スイマー」が次々と登場しますが、現在では、ケレブ・ドレセル選手が代表格なのでしょう。

 まだ22歳のドレセル選手が、東京オリンピック2020の主役のひとりであることは間違いありません。
 7月21日~28日に韓国・光州にて行われた、2019年世界水泳選手権大会・競泳において、日本代表が獲得したメダルは、以下の6個でした。

① 金メダル 
・瀬戸大也選手の200m個人メドレーと400m個人メドレー

② 銀メダル
・松本克央選手の200m自由形
・瀬戸大也選手の200mバタフライ

③ 銅メダル
・渡辺一平選手の200m平泳ぎ
・大橋悠依選手の400m個人メドレー

 前回2017年のブダペスト大会では金メダル0であった日本競泳陣ですが、今大会では瀬戸選手が2つの金メダルを獲得し、気を吐きました。

 競泳陣に勢いを付けたのは、7月23日の松本選手の銀メダルでしょう。200m自由形という、これまで日本競泳陣が苦手としてきた種目での、見事なスイムでした。
 スタートから競り合いを演じ、最後まで僅差の勝負を演じた内容も素晴らしいものであったと思います。
 ある意味では、「日本競泳界の歴史を塗り替えた快泳」と言っても良いのでしょう。

 主将であり、今大会での日本チームの大黒柱的存在であった瀬戸選手の活躍は、本当に素晴らしいものでした。
 200mと400mの個人メドレーは「勝ちに行って勝った」という価値有る優勝でした。
 特に、どちらのレースでも、自由形のラスト20mの粘り強さは「秀逸」の一語。
 ご本人も「調子が良かった」とコメントしていますが、「調子が良い」ことのみで世界一に成れる訳も無く、今大会に向けての様々な準備がとても上手く行き、大会に臨んでは高いモチベーションを維持できたからこその好成績でしょう。

 「世界水泳において個人種目で3個以上のメダル」を獲得したスイマーは、日本競泳史上初と報じられていますから、こちらも「日本競泳界の歴史を塗り替えた活躍」だったことは、間違いありません。

 渡辺一平選手と大橋悠依選手は、大会前からの期待に応えるメダルでした。

 男子200m平泳ぎは、大会が始まると「世界新記録レベル」での優勝争いが予想され、まさにそのレベルでの決着となりました。
 渡辺選手としては惜しくも3位という感じでしたが、決して「歯が立たない」というレース内容ではありませんでしたから、東京オリンピック2020に向けて、十分に戦えるという確信を持つことができたレースであったと思います。

 大橋選手は、最初の200m個人メドレーでは調子が悪そうでした。決勝では泳法違反で失格にもなりました。
 今大会はコンディションが悪いのか、と感じられましたが、400m種目に向けてしっかりと調子を戻し、メダル獲得に結びつけたのは見事でした。
 こちらも、カティンカ・ホッスー選手も含めて、全く「歯が立たない」という内容では無かったと思いますので、2020年に向けての、更なるレベルアップが大いに期待されます。

 オリンピック前年の世界大会においては、必ずしも好成績を残さなくてはならない、というものでは無いと考えています。「本番に向けて、良い準備」をすることが大切な時期であり、世界選手権も、その準備に含まれるのでしょう。
 当然のことながら、今大会から「1年間に渡って世界のトップクラスに居続ける」ことは容易なことではありませんから、一度調子を落として、2019年秋から調子を上げて行くという戦略も、十分に取り得るものであろうと思います。

 そういう視点からは、今大会、本来の力を発揮できなかったスイマーを始めとする日本代表チームは、しっかりと「効果的な戦い」を演じたのかもしれません。

[7月22日・女子200m個人メドレー]
1位 カティンカ・ホッスー選手(ハンガリー) 2分7秒53
2位 葉詩文(中国) 2分8秒50
3位 シドニー・ピックレム選手(カナダ) 2分8秒70

[7月27日・女子800m自由形]
1位 ケイティ・レデッキー選手(アメリカ) 8分13秒58
2位 シモナ・クアダレッダ選手(イタリア) 8分14秒99
3位 アリアン・ディットマス選手(オーストラリア) 8分15秒70

 現代の競泳女子を代表する2スイマー、カティンカ・ホッスー選手とケイティ・レデッキー選手が、世界選手権大会4連覇を達成しました。
 まさに「快挙」です。

 レデッキー選手は、現在の自由形400m、800m、1,500mの世界記録保持者ですし、ホッスー選手は200mと400mの個人メドレーの世界記録保持者ですから、まさに「世界の第一人者」なのです。

 両選手共、バルセロナ2013、カザン2015、ブダペスト2017、光州2019と4つの世界選手権大会で金メダルを獲得しています。

 特にレデッキー選手は、世界選手権大会で計15個の金メダルを獲得していて、女子スイマーとしては「史上最多記録」を保持しているのです。
 もちろん、オリンピックでもロンドンとリオデジャネイロで計5個の金メダルを獲得しています
 レデッキー選手に付いて特筆すべきは、200m自由形でもリオデジャネイロ・オリンピックとカザン世界選手権大会で金メダルを獲得している点でしょう。200~1,500mまでの自由形のオールラウンダーなのです。
 「史上最強の女子自由形スイマー」と呼んでも良いのでしょう。

 今大会では「体調不良」が報じられていて、なかなか活躍できませんでしたが、そうした中でもしっかりと「ひとつの金メダルを確保」するところは、さすがです。

 一方のホッスー選手は「史上最強の女子個人メドレースイマー」と呼んで良いのでしょう。
 もちろんこちらもオリンピックでも3つの金メダルを獲得していますし、そのリオ五輪では100m背泳ぎでも優勝していますから、こちらは種目を問わないオールラウンダーということになります。
 
 ケイティ・レデッキー選手は22歳(22歳でオリンピックと世界選手権で20個の金メダルというのも驚異的というか空前絶後に見えます)ですから、当分の間「世界の自由形種目の主役」を務めることは間違いないでしょうし、30歳のカティンカ・ホッスー選手も当分の間「世界の個人メドレー種目を支配」し続けることでしょう。

 お二人とも、東京オリンピック2020の主役なのです。

 日本水泳2019から、もうひとつ。

[4月8日・男子100mバタフライ決勝]
1位 水沼 尚輝 51秒43
2位 小堀 勇氣 51秒97
3位 安江 貴哉 52秒02

 男子バタフライチームに「新星」が登場しました。
 日本選手権という大舞台における、とても印象的な登場です。

 前半から先頭グループに付いて行き(50m地点で2位、24秒06)、残り25mからは「圧巻の泳ぎ」でした。この迫力は、間違いなく「世界レベル」です。
 派遣標準記録もきっちりとクリアして魅せたのですから。

 作新学院高校に入学した時、3年制には萩野公介選手が居たそうです。
 既に、日本のトップクラスで活躍していた萩野選手は、水沼選手にとっては「雲の上の存在」だったと報じられていますが、高校卒業後メキメキと力を付けて、ついに世界選手権の代表をゲットしました。
 今や、日本の男子バタフライ短距離陣のエースのひとりと言って良いでしょう。

 少し遅咲き?、22歳の水沼選手の世界選手権2019、そして東京オリンピック2020における、大活躍が期待されます。

[4月7日・男子200m平泳ぎ決勝]
1位 渡辺 一平 2分07秒02
2位 小日向 一輝 2分08秒57
3位 小関 也朱篤 2分08秒96

 素晴らしいレースでした。
 今大会NO.1の迫力を感じました。

 自らの持つ世界記録2分06秒67の更新を目指して、渡辺一平選手のトライは、現在の渡辺選手の力、世界トップクラスの実力を日本はもちろんとして、世界中に示しました。

 スタートからの入りは「いつになく速い」もので、先行型の実力者・小関選手を30メートル手前で捉え、後は「一人旅」となりました。
 50m・28秒86、100m・1分00秒76、150m・1分33秒43と、世界記録を上回るペースでクリアし、ラスト50m。
 世界新記録への期待が高まりました。

 しかし、残念ながら残り20mでスピードが落ちて、僅かに届きませんでした。

 レース後のインタビューで、渡辺選手は「バテました」とコメントしました。
 ラスト50mの話でしょうけれども、あのまま押し切れれば素晴らしい世界新記録であったことは間違いありませんから、渡辺選手は「世界記録近辺の安定した泳力」を証明したと言って良いでしょう。
 凄いことです。

 それにしても、「世界新記録を狙って泳ぐ」というレースは、有るようで無い、滅多に観られるものではありません。
 オリンピックの決勝でも、まずは「勝負」が優先される場合が殆どでしょう。

 渡辺選手は「自ら保持する世界記録」の更新を、レース前に宣言し、その宣言に相応しいレースを魅せてくれたのです。

 世界選手権大会での活躍が、本当に楽しみです。

 また、このレースでは、2位の小日向選手の健闘、冷静かつ大胆な泳ぎも見事でした。
 こちらも狙った通りに「派遣標準記録をクリアして2位」に入ったのです。
 高い実力が無ければ、到底できない泳ぎでしょう。

 日本男子平泳ぎチームの選手層が厚くなってきていると感じます。
[4月2日・女子400m自由形]
1位 難波 実夢 4分09秒39
2位 五十嵐 千尋 4分10秒89

[4月7日・女子800m自由形]
1位 難波 実夢 8分30秒62
2位 小堀 倭加 8分32秒57

 女子長距離界に素晴らしい選手が登場しました。
 高校2年制・16歳の難波選手です。

 もちろん、まだまだ記録的には世界と戦える水準では無いのですけれども、世界を相手にしては少し停滞していた感のある日本女子長距離陣にとって、待望の「新星」でしょう。

 ご承知のように、女子800m自由形は2004年・アテネオリンピックで、柴田亜衣選手が金メダルを獲得しています。
日本女子にとっては「伝統の種目」なのです。

 今年3月のジュニアオリンピックでの優勝(短水路800m自由形)から一気に日本選手権で2種目を制したのですから、まさに「伸び盛り」。

 テレビで観る限り、泳ぎは荒削りであり、改善して行くところは「山ほど」ありそうですから、今後の成長が本当に楽しみです。
 4月2日~8日にかけて、東京辰巳国際水泳場を舞台に開催された、第95回日本選手権水泳競技大会には、東京オリンピック2020の前年の大会ということもあって、例年以上に注目が集まりました。

 一方で、いわゆる「新星」の登場は少なく、過去10年間に渡って伸び続けてきた日本水泳界としては、「ひと休み」の大会になった印象も有ります。
 世界選手権への派遣標準記録の水準が例年以上に高かったとはいっても、それをクリアした選手が10名に留まったのは残念なことでしょう。

 そうした状況下、大本里佳選手の躍進が目立ちました。

[4月3日・女子200m個人メドレー]
1位 大橋 悠依 2分09秒27
2位 大本 里佳 2分09秒91

[4月6日・女子100m自由形]
1位 青木 智美 54秒45
2位 大本 里佳 54秒51

[4月8日・女子50m自由形]
1位 大木里佳 25秒02
2位 佐藤綾 25秒25

 大会二日目の女子200m個人メドレーにおける、大橋選手と大本選手の競り合いは素晴らしいものでした。
 既に、世界トップクラスの大会でメダルを狙う力を身に付けている大橋選手を相手に、大本選手は一歩も引かず、最後まで喰い付いたのです。
 両選手共に、世界選手権への派遣標準記録をクリアしました。

 また、大本選手は、自由形種目でも日本トップクラスであることを示しました。
 100mでは2位、50mでは優勝したのです。
 「自由形に強い」ことは、他種目を熟していくスイマーにとって、とても大切なことです。

 22歳の大本選手は、今「伸び盛り」なのでしょう。

 特に、個人メドレー種目では、大橋選手との「二枚看板」に成り得る素材です。

 大橋選手にとっても「佳きライバル」の出現であろうと思います。
 つまりは、日本女子競泳陣にとって、とても頼もしいスイマーが出現したことになります。

 今後の大本里佳選手の活躍が、大いに期待されます。
 今大会の200m平泳ぎで、渡辺香生子選手(21歳)は金メダルを獲得しました。
 アジア大会2014に続く2連覇です。

 渡辺選手は、2013年~15年には、我が国を代表するオールラウンダーとして、世界の舞台で大活躍しました。
 世界選手権大会2015では、200m平泳ぎで優勝するとともに、200m個人メドレーでも銀メダルを獲得しています。
 平泳ぎと個人メドレー種目における、当時18歳の渡辺選手の活躍は、「新時代の日本スイマー」を予感させるに十分なものだったのです。
 現在の池江璃花子選手の様な活躍であったと感じます。

 ところが、2015年の終盤頃から、渡辺選手はスランプに入り込んでしまいました。
 このスランプの底は深く、リオデジャネイロ・オリンピック2016では、本来の力を発揮することなく、200m平泳ぎ・準決勝13位で敗退してしまったのです。前年2015年世界選手権チャンピオンとしては、考えられないような不振でした。

 10歳台半ばから20歳にかけては、心身の成長と競技スキルのバランスが難しい時期とも言われますが、渡辺選手もこの波に呑まれてしまうのかと心配されました。

 早稲田大学に進学した渡辺選手は、しかし、着実に復活への道を歩んでいたのです。
 2017年のユニバーシアード大会で、100mと200mの平泳ぎおよび4×100mメドレーリレーで優勝し、今大会でも200m平泳ぎを制したのです。

 まだまだ、本来の泳ぎには程遠いのでしょうが、21歳の若きスイマーにとっては、東京オリンピック2020は大きな目標となります。

 渡辺香生子選手には、我が国「伝統」の女子200m平泳ぎはもちろんとして、個人メドレー種目にも再びチャレンジしてほしいものだと思います。

 世界選手権やオリンピックにおける、渡辺選手の復活・活躍が期待されます。
 アジア大会2018の男子平泳ぎで、小関也朱篤選手(26歳)は50m、100m、200mの全ての個人種目を制しました。
 素晴らしい活躍でした。

 身長188cmという、日本人アスリートとしてはとても恵まれた体躯を具備し、北島康介選手引退後の男子平泳ぎにおける第一人者としての活躍が期待されてきた小関選手でしたが、これまでの国際大会では、ここぞというレースでの残念な泳ぎも目立ち、本来の力をなかなか発揮できませんでした。
 その実力を知っている国内のファンからすれば、これはとても不思議なことにさえ見えたのです。

 「小関は国際大会に弱いのではないか」という声も聞かれたのですが、アジア大会2018は、こうした心配を吹き飛ばすものとなりました。

 唯一「おや?」と思われたのは100mの予選でしょうか。
 とても遅いタイムで泳ぎ、決勝はなんと「1コース」でした。
 そして、1コースで優勝したのです。
 こうした国際大会では、とても珍しい光景でした。

 最後の個人種目となった50mは接戦が予想されましたが、何か余裕の様なものさえ感じられ、見事に金メダルを獲得しました。
 
 「日本男子平泳ぎのエース」としての戦い方を身に付けた様に観えると言ったら、何を今さらと怒られてしまいそうですが、渡辺一平選手と共に、東京オリンピック2020に向けて、日本競泳陣に強力なコンビが登場したのは、間違いないと思います。

 アジア大会の競泳競技は8月19日から始まり、24日までの6日間に渡って行われました。
 そして、池江璃花子選手(18歳)は、毎日競技に参加し毎日メダルを獲得しました。

 その「毎日・毎日」が見事でした。

 池江選手が金メダルを獲得した種目は、50mと100mの自由形、50mと100mのバタフライ、4×100mフリーリレー、4×100mメドレーリレーの6つでした。
 個人の4種目はいずれも大会新記録、フリーリレーは日本新記録かつ大会新記録という、記録的にも素晴らしい内容でしょう。
 
 これらの金メダルに加えて、女子4×200mリレーと混合4×100mリレーの2種目で銀メダルも獲得し、池江選手は出場した8種目全てでメダルを獲得したのです。

 この「6日間・8種目・13レース」という過密日程を乗り切ったことは、池江選手の今後のキャリアにとって、本当に大きな財産となったことでしょう。
 8月9日から日本で行われたパンパシフィック大会2018からの連続した競技でしたから、蓄積された疲労は相当大きなものだったと想像されます。
 とはいえ、この疲労は予想されたことであり、どちらかといえば、池江選手と日本水連が「自ら求めたハードスケジュール」でしょう。敢えて、この形を取ったのです。

 今大会3日目には「これ程疲れたことは無い」といった、心配なコメントも出されていましたが、最終日の50m自由形の予選では「自然に良いタイムが出た」と、打って変わったコメントになっていました。
 変な言い方ですが「疲れることに慣れたスイマー」の様子が、そこには漂っていたように感じます。

 1972年ミュンヘン・オリンピックにおけるマーク・スピッツ選手(7種目で金メダル。全て世界新記録)に始まり、マイケル・フェルプス選手らに引き継がれた、国際大会において「ひとりのスイマーが数多くの種目に挑み優勝する」というチャレンジに、池江選手も挑戦し、今大会では見事に成功させて魅せたのです。

 東京オリンピック2020に向けた、池江璃花子選手の種々のトライアルは今後も続くことでしょうし、その展開がとても楽しみです。
 東京辰巳国際水泳場を舞台に、4月3日から8日にかけて実施された、第94回日本選手権水泳競技大会では、連日のように日本新記録が誕生しました。
 今や世界トップクラスに躍り出た「日本競泳」の力を示す大会となったのです。

 若い力の台頭も、各種目で観られましたが、特に印象的だったのは女子背泳ぎ種目における、酒井夏海選手でした。

 4月3日に行われた50m決勝では27秒82で優勝、5日の100mでは59秒83で小西杏奈選手に次いで2位、最終日8日の200mでは2分8秒28で優勝と、3種目制覇こそなりませんでしたけれども、女子背泳ぎの第一人者に躍り出た感があります。
 50mと200mは、日本高校新記録でもありました。

 まだ高校2年生、17歳の酒井選手ですが、その泳ぎは堂々たるもので、泳ぐ度に記録を更新している感があります。
 2016年にシニアデビューし、2017年の日本選手権やジャパンオープンでも活躍していましたから、もともと期待されていたわけですが、何しろ「背泳ぎ」は現在の日本競泳陣の弱点と言われていますから、日本で勝つことに加えて、世界レベルに駆け上がることが求められている訳で、その面から、今大会における酒井選手の活躍は、高く評価されるべきものでしょう。

 特に200mの泳ぎは見事でした。
 2コースを泳ぎ、終始先行して、ラスト50mもしっかりと泳ぎ切ったのです。

 まだまだ世界記録2分4秒06には4秒以上足りないタイムですが、その潜在能力の高さを示した泳ぎであったと感じます。

 身長174cmと恵まれた体躯を備え、物に動じない性格で本番に強いとも言われる酒井夏海選手の、今後の国際大会での活躍が大いに期待されます。
 7月23日から始まった水泳世界選手権大会・競泳ですが、24日の女子200m個人メドレーで大橋悠依選手(21歳)が素晴らしい泳ぎを魅せて2位に食い込みました。
 
 初出場の世界選手権で銀メダル獲得というのも、見事の一語ですが、その内容は本当にハイレベルなものでした。

 そもそもこの種目には、「絶対王者」と呼ばれる存在、ハンガリーのカティンカ・ホッスー選手(28歳)が君臨しています。ホッスー選手のメドレー種目での強さは、現在の女子競泳の全ての種目の中で、最もスバ抜けているとも言われます。(2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでは200mと400mの個人メドレーと100m背泳ぎで金メダルを獲得しています)

 そのホッスー選手を相手にして、大橋選手は大健闘を魅せてくれたのです。

 特に驚かされたのは最終の自由形でした。
 メドレー種目の世界大会における日本選手のパターンとして、「絶対王者」に離されるかと観ていましたが、その差を詰めて行きます。
 ホッスー選手との差を0.91秒まで詰めたところがゴール板でした。

 そもそも、今年4月の日本選手権大会において2分9秒96で優勝した大橋選手ですが、今回は2分7秒91と、一気に「2秒以上タイムを改善しての日本新記録」で泳ぎ切ったのです。

 日本選手権時と比べて、バタフライで0.51秒、背泳ぎで0.68秒、平泳ぎで0.83秒の計2.02秒タイムを縮め、自由型でも0.03秒タイムを縮めて、全体として2.05秒の改善となっています。

 あのホッスー選手を追い込んだ自由形だけが、日本選手権の時とほぼ同じタイムで泳ぎ、他の3種目で大幅にタイムを縮めているところが凄いと感じます。
 大橋選手は、着々と「メドレー種目のスイマー」として成長し、各種目で力を付けてきているのでしょう。まさに「伸び盛り」という感じがします。

 これは、私の勝手な想像ですが、ホッスー選手も相当驚いているのではないでしょうか。

 単独種目としても、世界選手権やオリンピックで金メダルを取る力がある、バタフライと背泳ぎで圧倒的な差を付け、平泳ぎと自由形は悠々と泳ぐというのが、ホッスー選手のメドレー種目でのパターンです。今回もパターン通りでした。しかし、ゴールでは1秒以内の僅差に迫られていたのです。

 もちろん、まだまだ「絶対王者」カティンカ・ホッスー選手に勝てるとは思いませんけれども、競泳最終日7月30日の400m個人メドレーでの大橋悠依選手の泳ぎに大注目です。
 2017年の水泳世界選手権大会が7月14日に開幕し、最初の競技としてシンクロナイズドスイミングの各種目が行われています。

 ソロ、デュエット、チーム等のテクニカルとフリーといった計9種目の戦いです。

 やはり「シンクロ」の華は、その名の通りのデュエットとチームだと思います。

 今大会のデュエットとチームの種目を観ていると、全体のレベルの向上を感じます。
 どんな競技・種目においても「世界は常に高速で進歩している」のです。

 例えば、今大会のチーム種目では、「8人の選手の距離がとても近い」チームが多いという印象です。
 当然ながら、隣の選手との距離が近いというのは、スピーディで大きな動きの連続の中では難易度の高いプレーです。もちろん、リフト演技を除けば、他の選手と接触することは減点の対象となります。

 一方で、チームの一体感、シンクロ度の高さを強調するためには、8人の選手が小さくまとまり、大きな演技を魅せることが効果的なのでしょう。

 今大会の中国チームの「小ささ」は見事なものでした。「小さな塊」と化した8人の選手達が、力強く、良く揃った演技を披露していたのです。
 残念ながら、現在の日本チームより明らかに上という印象でした。

 「絶対王者」ロシアチームといえば、相変わらずの「驚くべきシンクロ度の高さ」と「演技スピードの高さ」、「プール全体を使う移動スピードの速さ」でスバ抜けた演技を展開していました。
 このチームは、小ささというより、「各選手の間隔の一定度合」が見事・・・。高速で移動しながら、間隔を一定に保つというのは、極めて高度です。
 とはいえ、ロシアチームとしてはところどころに僅かな緩みが観られましたから、おそらく、今大会のロシアチームは、次代を目指しての世代交代の最中に在り、ナショナルチームにとっての「最高の演技」にはまだまだのレベルだったのであろうと感じます。それでもこの演技なのですから、驚きです。
 ロシアチームの東京オリンピック2020への準備は、着々と進んでいるのでしょう。

 シンクロのデュエット、チームの種目における、現在の各チームの実力は、ロシアが95点台、中国が93点台、ウクライナと日本が91点前後で続いている形でしょう。

 現状では、ロシアチームの世界一と中国チームの世界2位は、不動というところでしょうか。

 そして世界3位は、ウクライナと日本が激しく争っている形ですが、今大会に限れば、僅かにウクライナの方が上回っている感じがします。
 ウクライナチームの伸びやかな演技が、日本チームのメリハリの効いた演技を、少し凌いでいるのでしょう。

 東京オリンピック2020に向けて、シンクロナイズドスイミングの各ナショナルチームの個々の選手の鍛練、演技構成の検討・構築は、まさに佳境なのです。
 長い日本選手権大会の歴史において、初めて「五冠」に輝く女子スイマーが登場しました。自由形の50m・100m・200m、バタフライの50m・100mを制した、池江璃花子選手です。
 これはもう「奇跡的な快挙」と言って良いでしょう。
 
 リオデジャネイロ・オリンピックでも伸び盛りの泳ぎを披露してくれた池江選手ですが、さすがに世界の強豪の前では、個人種目でメダルを争うまでの活躍は出来ませんでした。
 それから1年も経たないうちに、高校2年生という若さで、日本選手権「五冠」を達成するのですから、凄いスイマーが現れたものです。

 さすがに、池江選手にとっての最終種目100mバタフライを泳ぎ終えた後のインタビューでは、疲労感が漂っていましたが、これは仕方が無い。
 世界選手権やオリンピックでも、多くの種目に出場する選手は、大会期間中のコンディション調整が重要なのです。池江選手にとっては、これも大切な経験のひとつなのでしょう。

 そして今大会では、個人メドレー種目に「新エース」が登場しました。
 大橋悠依選手です。200mと400mの2種目を制しました。圧勝でした。

 特に、400mの優勝タイム・4分31秒42は、この種目の日本記録を大幅に塗り替えるとともに、リオ・オリンピックの銅メダルに相当するタイムでした。素晴らしい記録です。

 もともと有力選手のひとりであった大橋選手ですが、この半年間の伸び・成長は「驚異的」なものであったということになります。
 大橋選手は200m背泳ぎでも3位に食い込んでいます。
 このパターンは、男子の萩野選手や瀬戸選手の形ですので、大橋選手の今後の成長から目が離せないことになります。

 さらに、日本女子の伝統種目・平泳ぎでも青木玲緒樹選手が大活躍でした。
 100m・200mの両種目を制したのです。共に完勝でした。
 女子平泳ぎ、特に200m平泳ぎは、前畑選手、岩崎選手、金籐選手と続く「オリンピック金メダルの系譜」があります。
 東京オリンピック2020に向けて、楽しみなスイマーが登場したのです。

 池江、大橋、青木の3選手が、日本選手権水泳2017女子を象徴するスイマーであったと思います。

 いずれも「成長途上」にあると感じられます。
 男子と共に女子も、世界で戦う準備が出来つつあるのでしょう。
 4月13日から16日にかけて、日本ガイシアリーナで開催された第93回日本選手権水泳大会は、各種目で、日本のトップスイマーによる素晴らしいレースが繰り広げられました。

 男子について見れば、この大会を象徴するのは、萩野公介選手、瀬戸大也選手、江原騎士選手、そして小関也朱篤選手の4名でしょう。

 萩野選手は、肘手術後の復帰第一戦というコンディションが整わない中で、200mの自由形と個人メドレー、400m自由形、200m背泳ぎの4種目を制しました。
 どのレースも「考え抜かれたレース内容」であったと感じます。200m・400m自由形では、最後25mの爆発的なスピードが際立ちました。
 このコンディション下での、この成績と言うのは、萩野選手が男子日本競泳界のエースであることを改めて感じさせるものでしょう。

 瀬戸大也選手は、400m個人メドレーで萩野選手を破りました。0.13秒差と言う接戦を制したのです。
 少年時代からのライバルとされている2人ですが、近時はやや萩野選手に押され気味と見られていただけに、この勝利は大きなものでしょう。
 200mのバタフライと個人メドレーでも2位に食い込みました。このスイマーの勝負強さは、男子競泳陣を支える存在と言って良いでしょう。

 江原騎士選手の活躍は、見事の一語。
 今大会、最も印象的な男子選手でした。800m自由形を圧勝し、200m・400m自由形で2位と、「中距離の自由形種目」において安定した力を示したのです。200mと400mにおける萩野選手との競り合いは、今大会のハイライトのひとつです。
 「先行」という積極的なレース運びも、世界と戦う上で大切なものだと思います。これだけ強い自由形スイマーは、得難い存在です。

 小関也朱篤選手は、平泳ぎの3種目を制しました。
 もともと「北島浩介選手の後継者」と目されて久しいスイマーでしたが、今大会では新鋭の渡辺一平選手を2種目で破り、平泳ぎ三冠に輝きました。新鋭の登場に刺激を受けたのか、自己新記録をも更新している小関選手には、頼もしささえ感じます。
 特に、200m平泳ぎでは、150mまでリードする渡辺選手を150~175mで追い抜き、その後の反撃を封じての「自己新記録」優勝という離れ業でした。2分7秒18というタイムも、世界記録に0.51秒に迫る立派なもの。渡辺選手の2分7秒60というのも、オリンピックで優勝を狙える水準でした。決して、山本選手が不振だったわけではないのです。

 それにしても、今大会の男子のレースでは「大接戦」が目立ちました。

 世界記録保持者、オリンピック金メダリスト、という「大勲章」を保持している選手でさえ、「楽なレースはさせてもらえない」のです。
 かつての日本競泳陣であれば、世界トップクラスのスイマーであれば、多少苦戦はしても最後はしっかりと勝ち切るというのが、日本選手権大会であったと思いますが、今大会は「最後まで勝敗が分からないレース」が続きました。

 バタフライ100m・200m種目でも、小堀勇氣選手、坂井聖人選手、幌村尚選手に瀬戸大也選手を交えた大激戦が繰り広げられたのです。オリンピックでマイケル・フェルプス選手を追い詰めた坂井選手でも、ギリギリの戦いを強いられるのですから、世界最高水準の戦いがそこには有りました。

 凄いことだと思います。

各種目に複数の強豪選手が居て、秘術を尽くした競り合いが展開されるのです。
 全米選手権水泳も、こんな様相なのではないかと考えてしまいます。

 男子日本競泳陣は、本当に強くなったのです。
 1月29日の夕刻、嬉しいニュースが飛び込んできました。

 渡辺一平選手が、東京都選手権大会の200m平泳ぎで2分6秒67の世界新記録を樹立したのです。
 世界初の「6秒台」であり、これまでの記録2分7秒01を大幅に塗り替える、素晴らしい記録です。

 映像も入ってきましたが、特にラスト20メートルの泳ぎ、その加速は、観る者を圧倒する迫力でした。

 19歳・身長193㎝という、アメリカの「怪物」マイケル・フェルプス選手と同様のサイズという、我が国のスイマーとしては恵まれた体躯の渡辺選手に、大きな可能性があることが証明された世界記録樹立でしょう。

 それにしても、前の世界記録は2012年9月の国体で山口観弘選手によって樹立され、今回は東京都選手権大会と、男子200m平泳ぎ種目の世界記録は、オリンピックや世界選手権といった大会ではなく、「意外」な大会で出されているのは興味深いところです。

 男子200m平泳ぎという種目が、とても繊細な種目であり、僅かな「バランスの違い」「メカニカルな動作の違い」が記録に大きく反映されるものなのかもしれないと、感じるのです。
 リオデジャネイロ・オリンピックでは、競泳女子200m平泳ぎで金籐理絵選手が金メダルに輝きました。

 この金籐選手の金メダルが、競泳日本女子史上「5つめの金メダル」だったのです。

 では、その「5つの金メダル」を見てみましょう。

① 1936年ベルリン大会 200m平泳ぎ 前畑秀子選手
② 1972年ミュンヘン大会 100mバタフライ 青木まゆみ選手
③ 1992年バルセロナ大会 200m平泳ぎ 岩崎恭子選手
④ 2004年アテネ大会 800m自由形 柴田亜衣選手
⑤ 2016年リオデジャネイロ大会 200m平泳ぎ 金籐理絵選手

 100年になんなんとする歴史の中で、僅かに5つというのですから、その価値は計り知れないものです。

 この5つの内3つが200m平泳ぎ種目です。
 やはり「女子200m平泳ぎ」は、日本の得意種目なのです。
 「前畑ガンバレ」で有名な「日本女子競泳初」の金メダルから、岩崎選手、金籐選手とその系譜は脈々と受け継がれているのです。

 そして、青木まゆみ選手と柴田亜衣選手の大健闘は、永遠に語り継がれていくのでしょう。

 ここまでは「約20年に1つ」というペースですが、2020年の東京オリンピックでは、このペースをグンと上げて欲しいものです。
 シンクロナイズドスイミング競技は、予想通りデュエットもチームもロシアチームが圧勝しました。
 
 8人でプレーするチームのフリールーティンも圧巻でした。

 何より、その演技中の「移動」が素晴らしい。

 難しい演技をしながら、チーム全体が高速で移動するのです。
 他の選手との距離も不変。様々なフォーメーションが、何もなかったかのように展開されていきます。
 30mのプールの端から端まで、完璧なシンクロ演技を魅せつつ動くロシアチームのパフォーマンスには圧倒されました。

 99点越えという、ほぼ満点の演技でした。
 「こんなことが出来るのか」というレベルであったと感じます。
 
 この「高速移動の中での完璧なシンクロ」が有る限り、ロシアチームの王座は盤石でしょう。
 リオデジャネイロ・オリンピックが終了しました。

 我らが日本競泳チームも萩野選手、金籐選手の金メダル獲得など、素晴らしい活躍を魅せてくれましたが、今大会、圧倒的な強さを示したのがアメリカチームでした。

 男子のマイケル・フェルプス選手(金メダル4つ)や女子のケイティ・レデツキー選手(金メダル3つ)を始めとして、見事な活躍が続きました。

 「アメリカ合衆国がオリンピックの水泳で強いのは当たり前」といったご意見も有ろうかとは思いますが、今大会の強さは、「強いアメリカ」の中でも別格でした。

 競泳全32種目の内、16種目で金メダルを獲得したのです。

 詳しくは調べていませんが、全種目の半分の種目で金メダルというのは、いかに「オリンピック競泳で強いアメリカ」といっても、凄まじい記録です。

 ちなみに、銀メダル・銅メダルを含めた数では、33個と断然のトップ、2位のオーストラリアが10個、3位の日本の7個を大きく上回っています。(競泳のメダル数で日本が3位というのも素晴らしいことですが)

 常に、他の国々の標的となり、「打倒アメリカ」を目標に世界中のチーム、スイマーが日々切磋琢磨している中で、「その差をどんどん拡大している」というのは、競泳アメリカチームの実力の高さを如実に示しています。

 アメリカチームは、大会最終日の恒例種目となっている男女の400mメドレーリレーのメンバー選出を、当該オリンピックの個人種目成績で行うと伝えられています。
 成績下位のスイマーが予選を泳ぎ、成績上位のスイマーが決勝を泳ぐのです。

 アメリカチームの、世界一の「選手層の厚さ」を示す事実なのでしょう。
 昨2015年の世界選手権で、200m・400m・800m・1500mの「自由形四冠」を成し遂げた、アメリカのスーパーガール、ケイティ・レデツキー選手が、リオデジャネイロ・オリンピックでも200m・400m・800mでの金メダルという「自由形三冠」を達成しました。

 400mと800mでは「世界新記録」をも叩き出していますから、「底知れぬ強さ」ともいえるのでしょう。

 水泳王国というかスポーツ大国アメリカからは、いつの時代もスーパースターが連続して登場するのですが、おそらく今大会が最後のオリンピックとなるであろう、「水泳の王様」マイケル・フェルプス選手の後を継ぐ、スーパースイマーだと思います。

 15歳(アメリカ競泳チーム史上最年少)で出場したロンドン・オリンピックの800m自由形で金メダルを獲得した時にも、とても驚かされましたが、その後の4年間での成長も見事なものでした。(身長も5cm伸びて183cmになりました)

 それにしても、400m決勝レースでは2位のジャズ・カーリン選手(イギリス)に「5秒近い」差を付け、800mの決勝レースでも2位のカーリン選手に「11秒以上」の差を付けて、共に世界新記録の「独泳」でした。

 レデツキー選手の頭抜けた強さを観ると共に、これまで泳ぎ尽くされてきた筈の「水泳競技・自由形」の奥深い可能性をも感じさせてくれるレースでもありました。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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