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 2016年後半から2017年前半の素晴らしい活躍を受けて、日本人プレーヤーによる初のメジャー制覇が期待された松山選手でしたが、3日目までの出遅れが響き、最終日67打の好スコアで追い上げを図ったものの、前日の28位から11位まで順位を上げるに止まりました。

 最終日のラウンドが素晴らしいものであったので、本当に3日目までの不振が惜しまれるところです。

 3日目までの松山選手は、前半の7番ホールと、パッティングに悩まされました。

 7番ホールでは、初日・2日目と大叩きしました。
 最終日は見事に克服していましたので、苦手ホールにはならずに済んだのではないでしょうか。

 パッティングでは、まずは「3~4m」位がなかなか入らない、3日目まではバーディは皆2メートル以内という状況が続きました。
 オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのグリーンで、ボールをピンから2メートル以内に寄せるというのは「至難の技」です。ほとんど止まりかけた状況から、10m以上転がったり、グリーン外に出てしまうというのが、決して珍しくは無い、高速かつ傾斜のきついグリーンだからです。

 パッティングが不調な中で、3日目まででも相当数のバーディを獲得していたことを勘案すれば、松山選手のショットの素晴らしさが分かります。

 具体的なホールで言えば、何といっても3日目の18番ホールが痛かった。

 70cmから3パットしてしまい、このホール4パットでダブルボギー。せっかく2オーバーパーまでスコアを戻していただけに、このダブルボギーは堪えました。
 今大会の松山選手に「止めを刺した4パット」ではなかったかと感じます。

 苦しんだ今大会で、しかし4日目の67打は光明でしょう。

 ラウンド後のインタビューで「昨年末から今年初めのパッティングがいつでも出来る状態になれば、(マスターズ・トーナメントで)絶対に勝てると思う」とコメントしました。
 「絶対に勝てる」という言葉に、松山選手の今大会のプレーに対する悔しさと自信が表れていました。

 近時、「分析」が大好きで得意なアメリカスポーツ界・メディアの詳細な研究により、松山英樹選手の弱点が「パッティング」にあると報じられるようになりました。
 そして、4大メジャートーナメントの中で、最もパッティングの占める比重が重いとされるマスターズ大会の事前予想において、松山選手の順位予想は、世界ランキング4位というポジションからすると、相当低いものでした。

 そして、残念ながら、今大会の結果はその「予想」に近いものとなってしまったのです。

 とはいえ、昨年末から今年初めのパッティングを取り返す時間は、まだまだ十分にあるのです。

 2017年の残りの3つのメジャー大会、そして2018年のマスターズ大会に向けて、松山英樹選手の挑戦は続きます。
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 10代で世界トップクラスのトーナメントに彗星のように現れ、好成績を残して、「神の子」と称されたガルシア選手が、37歳となった2017年のマスターズ・トーナメントで、ついに優勝を捥ぎ取りました。
 自身、四大メジャートーナメント74回目の挑戦でした。

 そもそも、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロの四大トーナメントに、74度も出場すること自体が、大変なことです。
 20年間連続して、四大トーナメントに出場して、ようやく80回なのですから。

 約18年間に渡って「四大トーナメント出場資格」を維持し続けてきたのですから、ガルシア選手がいかに安定した成績を残し続けてきたのかが分かりますし、四大トーナメントでの2位・3位といった上位の成績も、当然ながら残してきました。

 しかし、「四大トーナメント・チャンピオン」という称号だけは、これまで手に出来なかったのです。
 PGAツアー9勝、欧州ツアー13勝を始めとして、世界中の大会で好成績を残してきたガルシア選手なのですから、不思議なことだと思っていました。
 「神の子」と呼ばれたプレーヤーでも、このまま「メジャー未勝利」で終わる可能性も有ると感じ始めていた矢先の、マスターズ制覇でした。

 4月9日の最終日もガルシア選手の戦いは苦難の連続でした。

 15番・パー5で、素晴らしい第2打から難しいパッティングを決めて、ガルシア選手がイーグルを奪い、同ホールをバーディとしたジャスティン・ローズ選手と9アンダーで並んだ時には、ガルシア選手が有利に観えました。

 迎えて16番のパー3。
 オナーのガルシア選手は2m弱にグリーンヒット。負けじとローズ選手も2m強にグリーンヒット。別々のルートからの寄せ合いは、見ごたえ十分。
ローズ選手がフックラインをしっかりと決めてバーディ。ガルシア選手は、スライスラインを打ち切れずにパー。ローズ選手が1打リード。
 2mを打ち切れなかったガルシア選手に、メジャー大会におけるプレッシャーが感じられましたので、メジャー優勝経験者(2013年全米オープン)であるローズ選手に、トーナメントの帰趨は傾いたかと感じられました。

 ところが、続く17番・パー4の第2打。ローズ選手のショットはグリーン手前のバンカーへ。近年、勝敗に大きな影響を及ぼすこととなったバンカーが、2017年も牙をむいたのです。

 こうしてガルシア選手とローズ選手は9アンダーのままホールアウトし、勝負はプレーオフに持ち込まれました。
 その第1ホール、18番パー4で、ガルシア選手は2mほどのパッティングを決めてバーディを奪取し、決着を付けました。
 
 かつては、そのアドレスに要する時間の長さ、いつ果てるともしれない「ワッグル」の回数・長さもあって、「メジャートーナメントにおける精神面の弱さ」が指摘されることもあったガルシア選手でしたが、「73度の大会」において培った力が、見事に結実した印象です。

 セべ・バレステロス選手、ホセ・マリア・オラサバル選手に続く、スペイン出身プレーヤー3人目の優勝でした。

 控えめなガルシア選手の、力いっぱいのガッツポーズが、18番ホールのグリーン上で炸裂していました。
 
 寒い日が続くので、今回はすき焼きを食べながら日本酒を楽しみました。

S君「東京オリンピックのゴルフ会場に決まっている霞ヶ関カンツリー。最近「男女平等」ではないということで、女性にも「正会員」を開放すべきだとIOCから注文を付けられているらしい。」

私「結構大きなニュースになっているね。」

S君「変な話だと思うよ。「クラブライフの独立性」はどう評価されているんだろう。クラブは会員が協議の上で運営されているはず。であれば、霞ヶ関カンツリーは「正会員は男性に限定する」と決めているだけの話。そのことと「男女平等」は別の話だろう。」

私「確かに、クラブ運営の独立性は確保されるべきものだよね。おそらく世界中に、様々なルールが用意されているゴルフクラブが存在するだろうし、ゴルフ、あるいは、スポーツに限らず、独自のルールを決めている各種のクラブは無数に存在しそうだ。クラブライフにおいては、会員の自治権が尊重されるべきだし、そのクラブのやり方が気に入らないのであれば、クラブに入らなければよい。脱会することもできる。」

S君「オリンピック会場に使われるという理由だけで、そのルールを廃止しなさいと言われる理由は無いだろう。」

私「たくさんある候補コースの中から霞ヶ関は、そのコースの品格、歴史と伝統、36ホールのスペース等々の理由で白羽の矢が立ったのに、ここにきて、当初全く示されていなかった「新基準」が登場した形。」

S君「霞ヶ関カンツリーはこの指摘を断れば良いと思う。そして、東京オリンピックは別のコースを探せば済むことだ。」

私「プレーしたことがあるけれども、確かに霞ヶ関は良いコースだと思う。十分な距離と、アリソン型のフェアウェイバンカー等により、とても難しいコースとなっている。日本屈指の名コースと呼ばれるだけのことはある。とはいえ、唯一無二という訳でもないだろう。東京近辺の、例えば日本オープン開催コースなら十分に代替できると思う。」

S君「霞ヶ関は、女性ゴルファーでもプレーをすることができる。プレーしている女性から「男女差別」のようなものは感じられないとのコメントもあるようだ。当然ながら、クラブとしても女性がプレーするためのインフラを整備しているのだろう。」

私「ゴルフクラブの中には、諸条件を満たしても、会員からの反対があるとメンバーに成れないコースもある。これは男女の別無く、会員になれない。そうした時に「これは平等じゃない」と言うのだろうか。その人は「クラブに入れてもらえなかった」ということであり、現在のクラブメンバーが「相応しくない」と判断したということ。クラブとはそういうものなのだろう。」

S君「例えば、今度のことで正会員を女性にも開放して、2020年のオリンピックまでに「数人の女性正会員が誕生した」として、今度は男性正会員と比べて女性が少なすぎる、なんていう意見が出てくるかもしれない。相当変な話だと思うよ。」

 お酒も進み、テーブル上のすき焼きのお肉や野菜がすっかり無くなりました。
 
 私とS君は「ごちそうさま」と言って、席を立ちました。
 この言葉は、アメリカのゴルフ中継で、松山英樹選手が映った時に、アナウンサーや解説者がよく口にするものだそうです。
 「NumberWeb 2月8日」の記事に登場しています。とても面白い記事でした。

 日本語では「高い基準、高い期待値」といった意味の様です。

 松山選手は、ショットした際に、クラブから手を放したり、がっかりした様子を示したりすることが時々あります。ところが、ボールはしっかりフェアウェイやグリーンをヒットし、時には同伴競技者の中で最もピンに近いところに乗っていたりする、そうした場合に、アナウンサーや解説者が発する言葉なのです。

 「ピンの近くにボールが落ちたのに、何であんなリアクションなんだ」「またフィニッシュで手を放したけれど、どうせグリーンに乗っているんだろう」といったコメントも出されているようです。

 そして「絶好のバーディチャンスにつけようが、松山が納得顔でグリーンに向かう姿は稀だ。天を仰ぎ、ふくれっ面でグローブを手から取りながらも、ボールは同伴競技者の中で一番カップに近いところにあるなんてことは珍しいことではない」と続きます。

 「彼が求める基準や理想が他選手に比べずいぶん高そうなことは、米国でも多くが知ることとなった」とも書かれています。

 フェニックスオープン大会2017の優勝会見の第一声は「良いプレーかどうかは分からないですけど・・・勝つことができてうれしいです」でした。
 世界最高レベルのPGAツアーの公式戦、それも相当高いフィールドの大会で優勝したなら、自動的に「良いゴルフをした」ということになりそうですし、そもそも「良いゴルフをしなければ優勝できない」もののように思われますが、松山選手の「基準」は別のところにあるようです。

 聞く人によっては「自分のゴルフは不満足なものだったけれども優勝した」→「自分は自分にとって最高レベルのプレーを展開できなくてもPGAツアーの大会で優勝できる」かのように聞こえてしまうかもしれないコメントです。
 もちろん、松山選手はそういう意味でコメントしているわけではないのでしょうが・・・。

 「求めるところが高い」ということなのでしょう。

 この高い向上心、飽くことのないハイレベルなゴルフの追及、この姿勢こそが松山英樹選手の強さの源であることは、間違いありません。
 TPCスコッツデール・コースにおける強さ、そしてプレーオフでの強さ、を存分に披露して、松山英樹選手がPGAツアー4勝目を挙げました。

 この優勝は、PGAツアーにおける日本人選手の優勝として「記録ずくめ」のものとなりました。

① 通算最多の4勝目

 丸山茂樹選手の3勝を抜いて最多優勝記録です。

② 1シーズン2勝目

 日本人選手として、史上初めてのことです。これから佳境を迎える2016~17年シーズンですから、3勝目4勝目が十分に狙えることでしょう。

③ 同一大会2勝目

 歴史と伝統を誇るビッグトーナメントでの複数優勝は見事の一語です。

④ 同一大会連覇

 こうした記録は、松山選手が日本人ゴルファーとして「史上最強」であることを如実に示していると思います。

 そして、PGAツアーの記録において際立っているのは「プレーオフに滅法強い」ということなのでしょう。
 これで「3戦3勝」なのです。

 72ホール目の18番、松山選手のバーディパットはカップ寸前で止まりました。あと一転がりが無かったのです。松山選手も天を仰いで悔しがります。しかしボールはカップインしませんでした。
 これでプレーオフにとなったのです。

 まるでゴルフの神様が「プレーオフが観たい」と言っているようでした。

 そして、プレーオフ3ホール目の10番、ウェブ・シンプソン選手のバーディパットはカップ寸前で「急停止」しました。とても不思議な光景でした。この高速グリーンで、下りから登りに差し掛かるラインとはいえ、あと3cmの転がりが無かったのです。

 まるでゴルフの神様が「プレーオフで勝つのはMATSUYAMAだよ」と言っているようでした。

 プレーオフは、昨年の大会、リッキー・ファウラー選手との争いと同じ4ホール目・17番で決着しました。
 松山選手は3m弱のバーディパットをキッチリと決めて、勝利したのです。
 2年連続の長いプレーオフの戦いでした。

 2年連続のTPCスコッツデールでのプレーオフ、2年連続の4ホール目突入、2年連続の勝利。

 この2つの大会で違っていたのは、大観衆の声援でした。

 2016年は「完全アウェイ」、大観衆の殆どがリッキー・ファウラー選手を応援し続ける状況下、松山英樹選手は勝利を捥ぎ取ったのです。

 2017年は「ヒデキ!」の声が響き渡りました。
 勝負を決めた17番ホールのバーディパットは、静寂の中インパクトした瞬間から「ヒデキ!」の大歓声が会場を包み、大歓声の中でボールはカップに吸い込まれました。

 この1年間で、松山英樹選手が「PGAツアーにおける看板選手」に成ったことを示す、素晴らしい、本当に素晴らしいシーンであったと思います。
 1月12日から15日にかけて、ハワイ・ワイアラエカントリークラブを舞台に行われた、PGAツアー、ソニーオープンinハワイ2017は、アメリカのジャスティン・トーマス選手が253打・27アンダーで、2位に7打差をつけて圧勝しました。

 トーマス選手は前週のトーナメントofチャンピオンズに続いての連続優勝で、今シーズン3勝目。
 「253打」は、72ホールのトーナメントとしてPGAツアー新記録という、素晴らしい優勝となりました。
 長いPGAツアーの歴史、ベン・ホーガン選手やアーノルド・パーマー選手、ジャック・ニクラウス選手やトム・ワトソン選手、タイガー・ウッズ選手といった、ゴルフ史上に燦然と輝く名プレーヤー達でも成し遂げることが出来なかった記録を樹立したのです。

 前週のチャンピオンズ大会の優勝の際には、松山英樹選手の「天敵」になりつつあると書きましたが、そうではなくて、トーマス選手が絶好調であり、現時点では世界最強のゴルファーであることを証明したのです。(これまでの記録は、2003年のバレロテキサスオープンのトミー・アーマー三世選手の254打)

 2位にジャスティン・ローズ選手、3位にロリー・マキロイ選手といった「メジャーチャンピオン」を従えての優勝は、圧勝に花を添えるものとなりましたし、松山選手と激しく競り合っていたフェデックスカップ・ポイントでも、首位に立ったのです。

 もともと「ガンガン行く」タイプのプレーヤーであり、初優勝、優勝2戦目が共に、ハイスコアの争いになることが多いCIMBクラシック大会でしたので、その爆発力には定評がありましたが、2017年に入っての2つのトーナメントでの戦い振りを観ると、厳しい局面での粘り強さが加わってきましたので、「鬼に金棒」という状態でしょう。

 まだ23歳、現3強の一角ジョーダン・スピース選手と同期であり、松山英樹選手より1歳年下ですから、今後の世界ゴルフ界を牽引していく存在であることは、間違いないのでしょう。

 2017年のメジャー大会における、松山選手との競り合いが、とても楽しみです。
 変化に満ちた最終日のラウンドでした。

 PGAツアー、2017年の緒戦、昨シーズンのトーナメントチャンピオンだけが出場を許される年初のビッグトーナメント、トーナメントオブチャンピオンズ大会2017の最終ラウンドは、1月8日ハワイ・カパルアのプランテーションコースで行われました。

 この日の松山選手は、このところのラウンドでは調子が悪い方であったと感じます。
 各ショットのアドレスが長く、中々ワッグルが終らない光景は、久し振りに見られたと思います。

 13番ホールを終えて、トップのジャスティン・トーマス選手が22アンダーとスコアを伸ばし、2番手の松山選手に5打差を付けた時には、トーマス選手が優勝に近づいたと感じましたが、トーナメントはここから3転しました。

① 14番ホールで松山選手がチップインイーグル

 ワンオンも狙える短いパー4の14番で、松山選手は果敢にドライバーを振り抜き、グリーン手前のバンカー近くまで運びました。
 とはいえ、バンカー越えの打ち上げのアプローチショットですから、難しいショットだと思って見ていましたが、これを松山選手は直接カップインしてイーグルとしました。

 5打差を3打差に詰めるスーパーショットでした。

② 15番ホールでトーマス選手がダブルボギー

 15番ホール・パー5の第2打、トーマス選手はフェアウェイからのショットを左側のハザードに打ち込んでしまいました。ここまで安定感抜群のプレーを継続してきたトーマス選手にとっては痛恨の一打。前下がりのライは、このレベルのプレーヤーにとっても易しくは無いのでしょう。

 そして3m強のボギーパットが右に外れてダブルボギーとなってしまったのです。
 松山選手との差は1打に縮まりました。

 松山選手にとって惜しまれるのは、このホールで4m弱のバーディーパットを右に外してしまったことでしょう。ダブルボギー・バーディで3打差を一気に詰めるチャンスでした。

③ 17番ホール、トーマス選手の素晴らしい第2打

 1打差で迎えた17番ホール、ティーショットは松山選手の方が飛んでいましたが、先に打ったトーマス選手の第2打、200ヤードを優に超えるアイアンショットでしたが、これがピンに1m弱というスーパーショット。

 左側が崖になっているようなピンに対して、キッチリとピンの根元に打って行ったのです。トーナメント優勝はこのショットで決まったという印象です。

 松山選手もグリーンセンターにキッチリと第2打を運びましたが、10m弱のパッティングが1.5m程オーバーし、返しも入らずボギーとしてしまい、彼我の差は3打に開きました。

 3打差で迎えた18番ホール・パー5、先にトーマス選手が2オンしてイーグルパットを残した状況下、松山選手も2オンし、トーマス選手よりピンに近い位置にボールを運びました。
 素晴らしいショットの応酬は、PGAツアーの醍醐味を感じさせる、世界最高レベルのものであったと思います。

 松山英樹選手は2位でトーナメントを終えました。
 第1ラウンドから徐々に調子を上げての2位は、ご本人のコメントにもあったように、決して悪い成績では無いと感じます。

 これで松山選手は、直近の6大会で、優勝4回・2位2回という、相変わらずの好調を維持しているのですが、その2位2回の大会で優勝したのが、共にジャスティン・トーマス選手なのです。
 変な書き方で恐縮ですが、トーマス選手は松山選手の「天敵」になりつつあるのかもしれません。

 ジェイソン・デイ選手やジョーダン・スピース選手、ダスティン・ジョンソン選手らの世界のトップランカーを相手に、堂々たる優勝争いを演じた松山英樹選手の実力は、まさに世界トップクラスであることは間違いないでしょうし、こうしたフィールドで毎試合優勝争いを演じている姿はミラクルそのもので、現時点では「世界最強のゴルファー」と言っても良いのかもしれません。

 松山英樹選手は「日本の誇り」なのです。
 2016年12月29日、NHK-BS放送で「松山英樹が語る 世界ナンバーワンへの道」という番組が有りました。

 元プロゴルファーの田中秀道氏との対談形式で、松山英樹選手が自身の2016年のゴルフについて語るという番組でした。
 とても興味深い内容でした。

 まず驚かされたのは、2016年2月に行われ、松山選手が優勝したフェニックス・オープン大会の映像を見た時の、松山選手の反応でした。

 「なつかしいですね。相当前の感じです。」とコメントしたのです。

 この番組の録画が行われたのは、おそらく12月上旬辺りでしょう。そうすると、松山選手は僅か10か月前の大会の映像を見て「なつかしい」と思ったのです。とても「昔」のことに感じたということになります。

 この「10ヵ月間」が松山選手にとって、とても「長いもの」だったことになります。
 5年間にも、10年間にも相当する物だったのかもしれません。

 10月の日本オープン大会2016以降の2か月弱の間に、松山英樹選手は5大会で4度優勝・2位が1度という、驚異的な成績を残しました。松山選手の実力が世界トップクラスに位置することを明確に示した快進撃でした。

 2016年2月のフェニックス・オープン以前の1年間、松山選手は1勝も出来ませんでした。

 そして、10月以降の2か月で4勝を挙げたのです。
 大進化を遂げたと見るのが常識的でしょう。

 つまり、松山選手は2016年1月から10月までの間に、大きく進歩したのです。

 もちろん、2016年1月以前の松山選手も、世界のトップ20に入る超一流のゴルファーであったことは間違いありませんが、1月以降の9ヵ月間の間に「世界のトップ10」の実力、「世界最高クラスのトーナメントに勝つ為のノウハウ」を身に付けた印象です。

 普通なら習得に長い期間を擁する進歩を9か月の間に実現したので、2月のフェニックス・オープンの映像が、遠い過去の様に感じられたのではないでしょうか。

 番組の終盤に松山選手は
 「2015年は本当に低いレベルで戦っていた、10段階で言えば1ぐらいのレベルで戦っていたので、現在(2016年12月)は少しは良くなったかなと感じますが、まだまだだと思います。どうせ戦うなら、10分の10の力を身に付けて戦いたいと思います。」と。

 世界ゴルフ選手権大会を7打差で圧勝し、5試合4優勝という成績を残しても、松山英樹選手は自分が満足できるレベルには程遠いと感じているのです。

 2017年の大活躍が、期待されます。
 どのようなスポーツ競技・種目においても、世界トップクラス・日本トップクラスの5つの大会に連続出場して4回優勝し、2位が1回という成績を挙げることは、大変難しいことですが、それがゴルフ競技となれば、もはや尋常なことではありません。

 松山英樹選手は、それをやってのけたのです。

 スタートは10月17日が最終日であった「日本オープン」大会でした。
 「日本オープン」が我が国において最も格が高いゴルフ大会であることは明らかです。我が国のゴルフの選手であれば、プロフェッショナル・アマチュアを問わず、最も優勝したい大会でしょう。
 当然ながら、その時期その時期の日本中の、そして世界からも、トップクラスのプレーヤーが覇を競います。
 松山選手は、日本オープン2016大会を、2位に「3打差」で快勝しました。

 続いては10月23日が最終日であった、アメリカPGAツアーのトーナメントである「CIMBクラシック」でした。
 クアラルンプールで行われた大会で、松山選手は20アンダーの好スコアを出しましたが、優勝した選手に3打及ばす、2位となりました。
 PGAツアーのトーナメントで2位というのは立派な成績ですが、この大会がこの時期に松山選手が優勝できなかった唯一の大会となりました。

 続いては10月30日が最終日であった、PGAツアーのトーナメントである「WGC-HSBCチャンピオンズ」でした。
 上海で行われたこの大会は、PGAツアーの一連の大会の中でも各が高い「WGC=ゴルフ世界選手権」ですが、松山選手は2位に「7打差」をつけて圧勝しました。世界トップクラスの選手が集う大会での「圧勝劇」は、世界中に衝撃を与えたと報じられています。
 このころから「今の松山選手は手が付けられない程に強い」という声が上がるようになりました。

 続いては11月13日が最終日であった、VISA太平洋マスターズ大会でした。
 例年、海外の強豪ゴルファーが出場することで知られる、我が国のツアーでも屈指の大会ですが、この大会でも、松山選手は2位に「7打差」を付けて圧勝しました。
 2016年のこの大会における「海外からの強豪ゴルファー」というのは、松山英樹選手のことだったのです。
 2大会続けての「7打差」の圧勝は、「松山英樹、恐るべし」という評価を生んだのです。

 そして、12月4日に最終日を迎えた「ヒーローワールドチャレンジ」大会に臨みました。
 この大会は、PGAツアーのトーナメントではありませんが、その獲得ポイントは当該選手の成績に加算されるという大会であり、今年は「タイガー・ウッズ選手がカムバックする大会」として注目を集め、バハマに世界トップクラスのプレーヤー18名で争われました。
 好調を維持していた松山選手は、3日目を終えて首位、それも2位に「7打差」を付けての独走状態に入りました。
 最終日はスコアを伸ばすことが出来ませんでしたが、それでも2位に「2打差」を付けて、悠々と逃げ切ったのです。
 穿った見方をすれば「あまり大差で優勝しては失礼」と考え、調整したかのような優勝であったと感じます。(そんなことは、もちろんあり得ないことなのでしょうが)

 大会終了後、タイガー・ウッズ選手からの称賛のコメントが世界中に発信されました。

 2016年のシーズン終盤に、松山英樹選手が魅せた強さは「驚異的」としか表現できないものでしょう。

 世界中を駆け巡っての活躍も、松山選手の国際性、世界中どこでも世界トップクラスのプレーを展開できることを証明しました。
 
 素人目には、この時期に絶好調時が来てしまったことが少し残念であり、マスターズ大会や全米オープン大会といったメジャートーナメント時に、この強さを観たいと考えてしまいます。

 一方で、この5大会、2016年10月中旬から12月初旬にかけての5つの大会中、松山英樹選手から「絶好調」というコメントは聞かれませんでした。
 それどころか「ショットはまだまだ・・・」というコメントの方が多かったのです。

 松山英樹選手が「絶好調」と感じるのは、どんなプレーが出来る時なのでしょうか。
 全く別次元の強さでした。

 11月10日から13日にかけて開催された、三井住友VISA太平洋マスターズ2016でしたが、松山英樹選手のひとり舞台でした。

 最終日の前半、パー5のホールでダブルボギーを叩き、2番手のプレーヤーと3打差になった時に、これで優勝争いが面白くなるかとも観えましたが、結局は「松山選手がスコアを崩さないと競り合いにはならない形」でしたので、その後、松山選手がプレーを立て直してしまうと、相変わらずの独走が続き、追いかけるプレーヤーとの差は開くばかりでした。

 18番ホール・パー5の2打目を池に入れた時も、続く第4打を「20cm」に付けるスーパーショットを魅せて、大観衆の期待に応えました。

 4日間通算265ストローク・23アンダーパーは大会新記録。
 先日のHSBC世界ゴルフ選手権大会と同じ、2位に7打差を付けての圧勝でした。

 かつてのVISA太平洋マスターズには、タイガー・ウッズ選手を始めとする世界のトッププレーヤーが出場して、トーナメントを彩っていました。日本国内で「世界の強さ」を感じることが出来る大会だったのです。

 2016年の大会には、欧米の世界のトッププレーヤーは出場しませんでした。

 しかし、アメリカPGAツアーのレベルの高さ、「世界の強さ」を魅せてくれるプレーヤーは参加していたのです。
 
 かつてのタイガー・ウッズ選手の役割を、松山英樹選手が立派に果たしていました。

 圧勝した松山選手から大会中に「絶好調」というコメントは一切聞かれず、ショットの調子はいまひとつだったようですが、「いまひとつ」でこの強さというのですから、ただ驚かされるばかりです。

 日本ゴルフ史上最強のゴルファーに成長した松山英樹選手の、2017年世界四大大会への挑戦が始まります。
 10月27日から30日にかけて行われた、今シーズン最初の世界ゴルフ選手権WGC大会で、松山英樹選手が2位に7打差を付ける圧勝劇を演じました。
 
 通算23アンダーパー、最終日4日目は6バーディ・ノーボギーの66打。
 2位以下のプレーヤーに影も踏ませぬ独走優勝でした。

 2位タイにはヘンリック・ステンソン選手、4位タイには現在の3強の一角を占めるロリー・マキロイ選手を従えての、堂々たる優勝です。

 世界ゴルフ選手権は、四大メジャートーナメントに次ぐ格式を誇る大会であり、世界の有力選手が顔を揃えることからフィールドがとても高い大会です。その大会で「2位に7打差」という圧勝を魅せたのです。
 こうした圧勝劇は、タイガー・ウッズ選手の十八番でした。

 最終の18番ホール・パー5で、2打目を池に落としながら、第4打を4mにグリーンヒットし、その下り4mのパッティングを決めてパーでホールアウトする姿は、全盛期のタイガー・ウッズ選手を髣髴とさせるものでした。

 本人のコメントにも有るように、決してショットの調子は万全では無く、ティーイングショットがラフに行くことも多かったのですが、この大会の松山選手は、そのショットのブレをカバーして余り有る、好調なパッティングが光りました。
 最終日も、8m位のパーセービングパットを決めたり、3m前後の「入れ頃外し頃」のパットを悉く決めて見せたのです。
凄味さえ感じさせるパッティングでした。

 24歳の松山選手の優勝は、世界ゴルフ選手権大会最年少優勝記録をも更新しましたし、もちろん日本人としての初優勝でもありました。

 優勝を決めた後のインタビューで松山選手は、「来年のメジャートーナメントが楽しみだ」とコメントしました。

 本当に楽しみです。
 10月13日~16日に狭山ゴルフクラブを舞台に行われた、日本オープン2016は松山英樹選手が圧勝しました。

 2位に3打差の5アンダーパーという成績でしたが、「3打差」以上の大きな差を感じたのは、私だけではないでしょう。

 最終日、池田勇太選手を始めとするコンペティター達が必死に追い縋るものの、結局松山選手の陰を踏むことも出来ませんでした。

 このトーナメント、我が国最高の大会で、松山選手は「勝つ為のマネジメント」に徹していたように観えました。アメリカのマスコミ風に言えば「トーナメントを支配」していたということになるのでしょう。

 勝つ為のプレーの進め方は、ホールアウト後のインタビューで「アメリカでのプレーが役に立った」の述べた通り、PGAツアーでの経験が物を言ったのでしょう。

 この大会の松山英樹選手の表情は、終始穏やかでした。
 表彰式の笑顔も、穏やかなものであったと感じます。

 この余裕は、世界のトップランカーの身に付いているものなのでしょう。
 栃木県・烏山城カントリークラブで9月29日から10月2日にかけて開催された、2016年の日本女子オープン大会は、畑岡奈紗選手が通算280打・2アンダーパーのスコアで優勝しました。

 アマチュアプレーヤーの優勝は日本女子オープン史上初、加えて17歳263日という史上最年少優勝と、記録ずくめの優勝と成りました。

 我が国の女子ゴルフ界最大の大会である「日本女子オープン」は、その格式・歴史、そして「我が国の女子ゴルファーにとって最も優勝したい大会」です。
 群を抜いた存在といってよいでしょう。

 従って、日本女子ゴルフツアーに参加している全ての女子プロにとっても、絶対に取りたいタイトルとなるわけですが、今大会はアマチュアの活躍が際立ちました。

 3日目に首位に立ったのは、15歳の長野未祈選手でしたし、最終的にはベスト10に3人の「アマチュア・10代選手」、優勝・畑岡奈紗選手、6位タイ・西村優菜選手、10位タイ・長野未祈選手、が名を連ねたのですから、2016年大会は「若手アマチュアの大会」であったと言って良いでしょう。

 女子プロが沢山いるのに情けない、という見方もあるのでしょうが、ここは「若手女子アマチュアプレーヤー」の著しい成長を評価したいと思います。

 宮里藍選手の活躍を見てゴルフを始めた、ゴルフに注力するようになった世代とも言われていますが、本当に現在の14~20歳世代の強さには驚かされるばかりです。
 日本女子ゴルフ界の未来は明るいといったところでしょうか。

 それにしても、久しぶりに眼にした烏山城カントリークラブの変貌ぶりにも驚かされました。
 池が随所に配されていて、一見すると別のコースの様でした。

 もともと、アップダウンがあり、砲台グリーンで、距離も十分という、特に女子プレーヤーには厳しいコースでしたが、そこに池も加えられて、難度は一層高まっているのでしょう。

 高いボールが打てないとスコアメイクが難しいコースですが、若手10代プレーヤーの皆さんは、キッチリとした見事なショットを連発していました。

 10代の日本女子アマチュアゴルファーの皆さんの本当に素晴らしいプレーの連続でした。
 ツアー・チャンピオンシップ2016は、稀にみる大接戦となり、通算12アンダーパーで並んだ、ロリー・マキロイ選手、ケビン・チャペル選手、ライアン・ムーア選手の3選手によるプレーオフの結果、マキロイ選手が優勝するとともに、フェデックス・カップ・ポイントでもトップに立って、年間王者に輝きました。

 本大会は、最終ラウンド・4日目(9月25日)に好スコアを出したプレーヤー同士によるプレーオフへと縺れ込みました。
 マキロイ選手とムーア選手は、最終ラウンドを64打、チャペル選手も66打とスコアを伸ばしたのです。
 こうした大きな大会(言葉が重なっていますが)における、最終日のプレーの重要性を改めて示した形です。

 松山英樹選手も大会を通じて上位に位置し、優勝争いに絡み続けましたが、最終日69打とあと一歩届かず、通算6アンダー・単独5位に留まりました。ツアー・チャンピオンシップ大会での5位は決して悪い成績ではありません(日本選手初のトップ10入り)が、初日首位で飛び出しただけに、惜しまれる結果となりました。

 現在の「ビッグ3」の一角を占めるマキロイ選手ですが、今シーズンは中々調子が上がりませんでした。
 しかし、プレーオフに入って本来のプレーが出始め、プレーオフ第2戦のドイツバンク・チャンピオンシップで大逆転優勝を遂げ、年間王者を狙える位置・ポイント6位まで上がってきていました。
 そして最終戦でも、最終日の猛チャージでプレーオフに進出し、4ホール目に約5mのバーディパットを捻じ込んでムーア選手を振り切りました。
 まさに「ロリー・マキロイの爆発力」を示したのです。

 本大会は、2日目までダスティン・ジョンソン選手が快調なプレーを展開しました。最終戦を前にしてポイントトップに立っていたジョンソン選手が好調となれば、「もう、年間王者は決まり」というムードでしたが、そのジョンソン選手が3日目から失速、最終ラウンドも3オーバーと崩れ、通算5アンダー・単独6位に終わりました。年間王者争いでマキロイ選手の逆転を許したのは、自身の成績の為でもありました。

 2日目の530ヤードを超えるパー4ホールで、2ndショットを8番アイアンで打ち、キッチリとグリーンヒットしている、Dジョンソン選手のプレーを見たときには、こんなプレーヤーに太刀打ちできる選手は居ないだろうと感じられました。
 何しろ、とても長いパー4のセカンドが170ヤードというのですから、ティーショットは360ヤード以上飛んでいたことになります。さすがに、今季PGAツアーの年間ドライバーショット飛距離NO.1プレーヤーのショットを魅せていたのです。

 ところが3日目に調子を崩し、最終日は73打を打つのですから、ゴルフというのは本当に難しいものです。

 プレーオフ4戦の内2戦を制して「年間王者」となったマキロイ選手が、ボーナス1,000万ドル=約10億円を手にして、PGAツアー2015~16シーズンは幕を閉じました。

 PGAツアーのプレーヤー諸氏は、ほんの少しの休みを取って、2016~17年シーズンの初戦・10月13日から始まるセーフウェイオープン大会に臨みます。
 ライダーカップに出場するトッププレーヤー達には、9月30日~10月2日も厳しい戦いが待っているので、休み期間はありません。

 何か、とてもハードなスケジュールですけれども、PGAツアーのトーナメントに出場できること自体が、世界中のゴルファーの憧れであり、出場権を得るためにとても多くのプレーヤー達が世界中で日々戦い努力していることを考え合わせれば、「しんどい」とも言っていられないのかもしれません。

 ゴルファーにとっての世界最高の舞台「PGAツアー2016~17シーズン」が幕を開けます。
 2015年10月15日~18日に行われたフライズ・ドットコムオープン大会からスタートした、PGAツアー2015年~16年シーズンも、ついに最終戦である、ザ・ツアーチャンピオンシップ大会を迎えました。

 今シーズンも、アメリカ合衆国ジョージア州のイーストレイク・ゴルフクラブが会場となります。
 
 最終戦の参加資格は、フェデックスカップ・ポイントの上位30プレーヤーに限定されます。
 ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ大会に出場することが、PGAツアーの、世界のプロゴルファーの「トップ30」を意味することであることは、間違いありません。

 最終戦のひとつ前の大会である、BMWチャンピオンシップ大会(2016年9月8日~11日)を終えての上位30プレーヤーを挙げます。(カッコ内はアメリカ以外の国・地域の出身プレーヤー)

1. ダスティン・ジョンソン選手
2. パトリック・リード選手
3. アダム・スコット選手(オーストラリア)
4. ジェイソン・デイ選手(オーストラリア)
5. ポール・ケーシー選手(イングランド)
6. ロリー・マキロイ選手(北アイルランド)
7. ジョーダン・スピース選手
8. ラッセル・ノックス選手(スコットランド)
9. エミリアーノ・グリージョ選手(アルゼンチン)
10. ジミー・ウォーカー選手
11. ブランド・スネデカー選手
12. ジャスティン・トーマス選手
13. フィル・ミケルソン選手
14. ライアン・ムーア選手
15. ケビン・チャペル選手
16. マット・クーチャー選手
17. 松山英樹選手(日本)
18. キム・シウー選手(韓国)
19. ケビン・キスナー選手
20. ゲーリー・ウッドランド選手
21. ロベルト・カストロ選手
22. ケビン・ナ選手
23. ウィリアム・マクガート選手
24. ババ・ワトソン選手
25. ショーン・オヘア選手
26. ダニエル・バーガー選手
27. ジェイソン・ダフナー選手
28. J.B.ホームズ選手
29. ジョナサン・ベガス選手(ベネズエラ)
30. カール・シュワルツェル選手(南アフリカ)

 これが、2015~16年シーズンのトップ30であり、ザ・ツアー選手権大会の出場選手でもあります。最終戦には「予選落ち」がありません。30名のプレーヤーは4日間戦うのです。

 近年、PGAツアーには、海外プレーヤーが数多く進出していると言われ、アメリカ勢の劣勢とも言われますが、30名の内アメリカ勢が20人ですから、やはり、世界のゴルフ界を牽引しているのは、依然として、アメリカ合衆国と言うことになります。

 現在の「ビッグ3」と呼ばれる、デイ選手・マキロイ選手・スピース選手がいずれもトップ10プレーヤーとして最終戦を迎えているのは、さすがです。

 また、ランキング1位で最終戦に臨むジョンソン選手は、今季初メジャー制覇・全米オープン優勝を果たしました。フェデックス・カッププレーオフ、前述のBMW選手権大会をも制していますから、好調を維持していることは間違いないでしょう。

 ランキング5位で進出したポール・ケーシー選手は、今季ツアー優勝は無かったのですが、常に上位に食い込むという安定感が物を言いました。

 日本からは、松山英樹選手が17位で進出しました。毎年のようにザ・ツアー選手権大会に駒を進める松山選手は、我が国の誇りであり、世界のトッププレーヤーなのです。

 また、今季はアルゼンチンのグリージョ選手とベネズエラのベガス選手が進出して来ました。近時のゴルフ界における、南米勢の躍進を象徴する事実でしょう。

 一方で、「トップ30」に入ることが出来ず、最終戦進出を逃したプレーヤーの中にも、大物プレーヤーがズラリと並んでいることは、言うまでも有りません。

 まず31位はリッキー・ファウラー選手です。アメリカの若手の中心的プレーヤーです。続いて32位はセルヒオ・ガルシア選手です。「神の子」と称された「天才的プレーヤー」ガルシア選手も36歳となりましたけれども、今季もバイロン・ネルソン選手権大会に優勝したのですが、トップ30には入れませんでした。

 36位には、今季の全英オープン・チャンピオンのヘンリック・ステンソン選手(スウェーデン)が居ます。メジャー大会に勝ったからといっても、シーズンを通してのトップ30に入ることは容易なことでは無いということを如実に示しています。48位にはグレーム・マクドゥエル選手(北アイルランド)が居ます。2010年全米オープン・チャンピオンとなってからは安定した成績を残してきた印象ですが、今季は最終戦には届きませんでした。

 フェデックスカップ・ポイントは、プレーオフに入ってから得点水準が大幅にアップしますので、「トップ30」のプレーヤーには、どの選手にも「年間ポイントトップ=年間王者」になる可能性が有ります。
 とはいえ、現時点のポイント上位のプレーヤーが、最終戦でも上位に入って来ることがあると、現時点のポイント下位のプレーヤーが合計ポイントで、上位のプレーヤーを追い抜くことは出来ません。

 「自分が最終戦に優勝」することが即座に「年間王者獲得」となるプレーヤーは、現在トップ5のプレーヤーに限定されます。
 例えば、現在5位のポール・ケーシー選手が、ザ・プレーヤーズ選手権大会で優勝すれば、現在1位のダスティン・ジョンソン選手が2位に食い込んだとしても、ケーシー選手が「年間王者」に輝くように、ポイントが配されているのです。

 従って、トップ5の選手が、やはり有利と言うことなのでしょうが、現在の上位選手が、この大会で軒並み下位に沈むことがあれば、10位以下のプレーヤーにも、この大会で優勝することで「年間王者」を獲得する可能性が十分に有るのです。(目の離せない大会となるようにセットされているのです)

 ザ・ツアー選手権大会に優勝して、「年間王者」になると、大会優勝賞金153万ドル(約1億6千万円)+「年間王者」ボーナス1000万ドル=約10億2千万円の、両方の賞金を手にすることが出来ます。

 1試合のプレーの後、「12億円近い賞金」を手にするというのは、全てのプロスポーツを通じても、個人が手にする賞金としては最高水準でしょう。(もちろん、例えばランキング30位に近い下位のプレーヤーが優勝し、トップ5の選手が上位に食い込むといった形で、必ずしも最終戦で優勝しなくとも「年間王者」に就くことはありますが)
 プロスポーツ選手としては、「超高額の賞金獲得」を目指すことは、当然のビヘイビアなのでしょう。

 2016年9月22日、世界の「トップ30選手」が「1000万ドル」のボーナス獲得を目指して覇を競う、ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ大会が幕を開けます。
 7月14日に開幕した全英オープン2016の第1日、ロイヤルトルーン・ゴルフクラブGCの14番ホール・パー3で、南アフリカのルイ・ウーストハイゼン選手がホールインワンを達成しました。

 このこと自体も素晴らしいことなのですけれども、ウーストハイゼン選手は4月に行われたマスターズトーナメント2016でもホールインワンを達成していて、「2016年のメジャートーナメントにおいて2度目のエース」ということになります。

 これは、凄いことでしょう。

 ゴルフ界の世界のトップクラスが集結する四大メジャートーナメントですから、どの大会においてもホールインワンが出ること自体は珍しいことではありませんが、「同じ選手が同じ年に2度」となると、滅多に観られるものではありません。(私は初めて聞きました)

 当然ながら、このレベルのプレーヤーが、このレベルのコースで、メジャータイトルを争ってプレーする際には、パー3のホールでピンをデッドに狙っていくことは少ないと思います。
 その日のピンの位置、グリーンの形状・スピード、風向き・強さなどを考慮して、例えば「ピンの左5mを狙う」といった戦略を立てて、打っていくものなのでしょう。
 「ボギーのリスクを少なくして、バーディを狙う」となれば、そうした戦略の立案・実行が不可欠だと言われています。
 結果として、ピンをデッドに狙うことは滅多に無い筈です。

 ということは、そのプレーヤーが完璧なショットを打ったとすれば、ホールインワンが発生する確率は極めて低い筈なのです。

 にもかかわらず、ウーストハイゼン選手が「今季メジャーで2度目のエース」を達成しているとなれば、ウーストハイゼン選手のプレーが、他の世界一流プレーヤーとは異なっていると考える方が、自然な気がします。

 ウーストハイゼン選手は、他のプレーヤーと比べて「ピンをデッドに狙っていく比率が高い」のでしょうか。

 あるいは、ウーストハイゼン選手は「面を狙うというより点を狙う」タイプ、つまり「良いショットを打った時には極めて正確に狙ったところに飛んでいく」タイプのショットによりコースを攻めているプレーヤーなのでしょうか。

 本当のところは分かりませんけれども、ウーストハイゼン選手が、どのような考え方でメジャートーナメントに臨んでいるのかも含めて、とても興味深いところです。

 何はともあれ、「同じプレーヤーが同じ年のメジャートーナメントで2度のホールインワンを達成した」という事実が、「偶然から生まれた」と考えるのは、無理があると思いうのです。
 リオデジャネイロ・オリンピックのゴルフ競技に、オーストラリアのジェイソン・デイ選手、北アイルランドのローリー・マキロイ選手、日本の松山英樹選手が出場しないと報じられています。

 本当に久し振りの「オリンピックでのゴルフ競技」ですが、世界のトッププレーヤーの出場辞退が相次ぐ状況になっているのです。

 松山選手の辞退理由は、ジカ熱などの流行、虫刺され回避と伝えられました。特に、松山選手にとっては「虫刺され」が恐怖のようです。数年前に虫に刺された松山選手は、今虫に刺されると、重い症状になってしまうとのこと。アナフィラキーショックのような症状なのかもしれません。

 いずれにしても、リオデジャネイロの環境、衛生状態や多くの虫の存在が、ゴルフ界のトッププレーヤーから敬遠されているのは間違いありません。

 一方で、セーリング会場では「油が浮いていて」船がとても汚れてしまうといった指摘もなされています。
 1年くらい前には、生活排水・汚物が浮いていて、汚い上に、とても臭いといった話も出ていました。
 本当だとすれば、「世界一」を争う舞台としては、あってはならない状態と言えるでしょう。

 また、治安の悪さも指摘されています。
 暴行や殺人、窃盗の頻発などです。選手や旅行者も被害にあっているようです。
 こうした犯罪をなす人達(若者が多いようですが)にとっては、生きていくためにやっていることで、仕方が無い面もあるのでしょうが、その場所がオリンピック開催地となると、話はやっかいです。

 こうした情報に接したスポーツファンの相当数は、リオへの応援・観戦旅行を回避することになるかもしれません。

 もちろん、こうした悲惨な現象が「ごく一部のもの」であることを信じたいところです。

 ゴルフ競技においては、まだアメリカ選手団の最終的な動向が伝えられていないと思いますが、これでジョーダン・スピース選手やダスティン・ジョンソン選手らが出場しないこととなれば、「世界最高レベルの競技を提供すること」を標榜しているオリンピック大会としては、とても残念なことになってしまいます。

 やはり、「世界最高レベルの競技の提供」を標榜するのであれば、「世界最高レベルの舞台の用意」が必要なのは、自然なことでしょう。

 4年に一度のオリンピック出場を目指して、努力を続けてきた選手達にとっても、応援するファンの皆様にとっても、各競技・種目のレギュレーションをクリアする会場が必要なのです。
 6月16日から19日にかけて開催された全米オープン2016は、アメリカのダスティン・ジョンソン選手の優勝で幕を閉じました。2015年の大会において、とても悔しい負け方をしていたジョンソン選手が、見事なリベンジを果たした大会となりました。

 ところで、全米オープン選手権大会がオークモントC.C.で開催されたのは、今年で9回目でした。
 オークモントC.C.は、全米オープンを代表するコースのひとつなのです。

 個人的にも、全米オープン開催コースの中で最も好きなコースのひとつです。
 ペンシルベニア州ピッツバーグ市郊外に在るオークモントC.C.は、「鉄の街」として知られるピッツバーグの有力者たちが「世界一難しいコース」を作ろうと、1904年に開場したコースであると伝えられています。

 そして、オークモントC.C.は、その狙いである「世界一難しい」というコンセプトを良く示現し、今日に至っているのです。

 今回の大会もそうでしたが、その「深いラフ」は、ラフに打ち込んだゴルファーに「1打の罰」を課します。「深い」のみならず、とても密生したラフであるために、世界のトッププレーヤーをもってしても、「出すだけ」になってしまうのです。

 オークモントが最初に全米オープンのコースとして使われたのは、1927年のことでした。以降「約10年に一度」のペースで、会場となっています。

 これまで全米オープン選手権大会は、他のメジャー大会と同様に「決められたいくつかのコース」の持ち回りで開催されてきました。

 ところが21世紀に入る頃から、新しいコースが加えられるようになってきたのです。

 全米オープンの主催者であるUSGA(全米ゴルフ協会)の大会コンセプトが、「4大メジャー大会の中で最も難度の高い大会」となっているようですから、その開催コースは「究極の難しさを追求する」ものとなっているのですが、近時ゴルフクラブやボール、プレーヤーの筋力の向上といった要因から、フェアウェイの幅やラフの深さ、バンカーの配置等々、「フェアと見られる範囲内」で難度を上げて行くことに限界を見出し、「距離を伸ばす」ことで難しさを追求するようになってきたことが、主因であろうと感じます。

 2002年大会で、ニューヨーク郊外のパブリックコース、ベスページステートパーク・ブラックコースが会場となった時、その距離の長さには驚かされました。
 300ヤードを超えるパー3が、メジャー大会で初めて登場したのです。「掟破り」ではないかと思いました。

 以降、2008年のトーリーパインズゴルフコース・サウスコースが新たに加わり、来年2017年にはウィスコンシン州のエリンヒルズ・ゴルフコースが、初めて全米オープン開催コースとなります。

 ちなみに、21世紀に入って全米オープン開催コースに加わった、ベスページステート(2002年)とトーリーパインズ(2008年)における大会は、いずれもタイガー・ウッズ選手が優勝しています。タイガー・ウッズ選手の、この頃の存在感と新しい距離の長いコースにおける別格の強さを感じさせる事実です。

 話を戻します。

 エリンヒルズG.C.もパブリックコースです。
ネットで様子を見ると、「広大な原野」を切り開いたコースという印象ですから、敷地やホールレイアウトに余裕がありますので、「各ホールの距離延長や難度を上げる工夫」の余地が大いにあるコースのようです。
 USGAは、存分に手を加えて、「驚くほど難しいコース」をプレーヤーや私達に呈示してくれることでしょう。

 USGAの「全米オープンに対するコンセプトの維持・強化」については、全く異議は有りませんし、全米オープン選手権大会のアイデンティティそのものなのでしょう。

 とはいえ、そのことで伝統的な開催コースが、全米オープンにおいて今後見られなくなるとしたら、少し残念な気もします。

 伝統的コースとしては、オークモントC.C.を始めとして、バルタスロールG.C.ロウアーコース(7回開催)、オークランドヒルズC.C.サウスコース(同6回)、ウィングドフットG.C.ウエストコース(同5回)、オリンピッククラブ・レイクコース(同5回)、ペブルビーチ・ゴルフリンクス(同5回)、メリオンG.C.イーストコース(同5回)、などが挙げられると思います。
 こうしたコースでは、数々の「歴史に残る死闘」が繰り広げられてきたのです。

 1980年大会最終日には、「帝王」ジャック・ニクラウス選手と青木功選手の凌ぎを削るような競り合いが、バルタスロールで展開されました。
 私達日本のゴルフファンにとっては、忘れることが出来ない大会です。

 テレビ画面に映し出される青木選手とニクラウス選手の凄まじいプレー振りと共に、「バルタスロールの美しさ」が強く印象に残っています。「箱庭のような美しさと世界屈指の難度」を両立させているコースがアメリカには在る、と感じたものです。

 こうしたコースが、今後全米オープンの舞台に選ばれなくなるかもしれないというのは、やはり回避したいところです。
 距離は短くとも「極めて高度なテクニックを要するコース」が、今後残って行く可能性はあるのでしょうか。

 全米オープン2016をテレビ観戦しながら、「300ヤード前後のパー3」や「700ヤード近いパー5」がオークモントC.C.にも登場しているのを観ると、これからは「距離を伸ばす余地のあるコースでなければ全米オープンの会場には成り得ない」のかもしれないと、感じさせられました。
 ザ・メモリアル・トーナメント2016の開催にあたって、このトーナメントの主催者というか象徴である「帝王」ジャック・ニクラウス氏へのインタビューの様子が放送されていました。

 今回は「新ビッグスリー」に関する質問が多かったように思います。
 ジェイソン・デイ選手、ジョーダン・スピース選手、ロリー・マキロイ選手が近時「新ビッグスリー」と呼ばれていることに関連した質問です。(本ブログでは「新3強」と呼んでいます)

 ニクラウス選手は「元祖ビッグスリー」の一員だった訳ですが、アーノルド・パーマー選手、ゲーリー・プレーヤー選手と共に「ビッグスリー」と称されたことについて、「キャスパー、トレビノ、トム・ワトソンといった選手達が続いていた中で、自分達3人に関する報道量が多かったことは、申し訳なかったように感じる」と述べました。

 そして、「新ビッグスリーはとても上手いが、ファウラーやババ・ワトソン、松山といった選手も強い」とコメントしました。
 
 新3強に続くプレーヤーとして、ニクラウス氏が松山選手を挙げたのです。

 そして、その新3強へのインタビューも放送されました。

 この中で、ロリー・マキロイ選手が「新ビッグスリーと呼ばれることは嬉しいが、他にも強い選手が居る。『トップスリー』と呼んだ方が良いのではないか」とコメントし、数名挙げられた「他の強い選手」の中に、松山選手が入っていたのです。

 「帝王」ジャック・ニクラウス氏と新3強の一角ロリー・マキロイ選手が、ともに「強い選手」と評価した松山英樹選手。既に、世界ゴルフ界のトッププレーヤーであることは、間違いないのでしょう。
 同じ日本人として、とても嬉しいことです。

 PGAツアーにおける松山選手への評価は、我々が感じているものより、遥かに高いのかもしれません。
 ザ・プレーヤーズ選手権2016において、会場となったTPCソーグラスの名物ホール17番パー3で、アメリカのウィル・ウィルコックス選手がホールインワンを成し遂げました。

 PGAツアーのトッププレーヤー達が、不思議な程に池ポチャを見せるホールですが、ウィルコックス選手は「エース」を魅せたのです。
 ピン手前1.5m位の位置をヒットしたボールは、そのまま転がり、ホールインしました。見事なショットでした。

 その際に、テレビ放送で「カラーボールを使ってのホールインワンは、PGA史上初めて」であると報じられていました。
 ウィルコックス選手は「黄色」のボールを使っていたのです。

 そこで、ふと思いました。

 PGAツアーで「カラーボールを使っている選手」は、殆ど居ないということ。

 毎週テレビ画面に映し出される映像は、常に「白色」ボールを映し出しています。

 そもそも、殆どのプレーヤーが白いボールを使っているのですから、カラーボールのホールインワン発生確率が低いのも、無理のないところです。

 ゴルフ競技においてカラーボールが登場したのは、何時頃でしょう。
 この数年ということは無く、10年以上前、ひょっとすると21世紀に入ってすぐだったかもしれません。

 何となく視認性が高いような気がしますし、「緑色」のフェアウェイやグリーンに映える感じですので、私も「黄色」ボールを使っています。同伴プレーヤーの中には「濃い桃色」や「オレンジ色」のボールを使っている人も居ます。

 しかし、PGAツアーのプレーヤー、世界のトップゴルファーは「白色」ボールしか使わないと言って良い状況なのです。
 ウィルコックス選手が、ビッグトーナメントにおいて黄色ボールでホールインワンしているのですから、「規則で禁止されている」のではないことは明らかです。

 一方で、ウィルコックス選手は同トーナメントで72位という、決勝ラウンドに進出したプレーヤーの中では下から数えた方が速い順位でした。世界ランキングも152位ということですから、現時点では世界のトッププレーヤーとは言えない選手です。

 新3強、ジェイソン・デイ選手、ジョーダン・スピース選手、ロリー・マキロイ選手も白いボールを使っていますし、日本の松山英樹選手も白です。
 およそ、PGAツアーの大会で優勝争いをするプレーヤーで、カラーボールを使っている人は「皆無」と言って良い状況なのです。

 そういえば、日本プロゴルフツアーでもカラーボールを使ってのプレーを眼にすることは殆どありません。

 こうなると、白いボールの方が「良いプレー」「良いスコア」に結び付くと考えるのが、自然でしょう。
 別の言い方をすれば「上手い人は白いボールを使う」ということなのかもしれません。

 同じメーカーの同じボールで、白いボールとカラーボールにおいて、「性能の違い」があるのでしょうか。着色により、スピン量や表面強度等に差が出る可能性があるのでしょうか。
 それとも、練習ボールは白いから、本番でも白を使う方が「慣れ」という面で良いのでしょうか。
 それとも、白いボールの方が視認性において勝っているのでしょうか。

 その理由は分かりませんけれども、とにかく「世界のトッププレーヤーは白いボールを使っている」ことは間違いないのです。

 私はもちろん、下手糞なアベレージゴルファーなのですが、黄色いボールの大量在庫を抱え、また以前の様に白いボールに戻そうか、悩んでいるところです。
 NHK-BS放送のPGAツアー中継を観ていると、PGAツアー自身からのコマーシャルと思われるものが時折挿入されます。1クール30秒くらいだと思います。
 プレーヤーの様々な映像が連続して流され、最後にコメントが示されるのですが、なかなか洒落ていて、その時々にPGAツアーが表明したいことが上手く表されています。

 現在の「コメント」は” Thank you to our fans”です。
 「ファンの皆さんに感謝」といった意味でしょうか。

 このCMの中で、現在PGAツアーで活躍しているプレーヤー達がファンとハイタッチしている映像などが流れ、「ファンのみんなが観に来てくれるので、自分達はゴルフができる」「最高のファンに囲まれて、自分達は幸せだ」といったコメントを述べています。

 ファンへの大きな感謝を示すと共に、トーナメントが開催されているゴルフ場に足を運んでほしいといった意思表示なのでしょう。

 プロフェッショナルスポーツを主催する団体が、明確に「ファンへの感謝」を表明するというのは、とても良いことの様に感じます。

 好印象のCMなのではないでしょうか。

 「ファンのお蔭でトーナメントを開催することが出来る」「ファンが居てくれるからゴルフが出来る」という、「ファン第一」の姿勢を示すことは、プロスポーツにとってとても大事なことでしょう。
 当然の事に見えて、実はそれほど易しいことでは無いようにも思います。

 このCMは3か月に1回位のサイクルで、新しいものが流されます。

 2015年のCMには”These Guys are Good!”というのがありました。
 「こいつらは良いやつらだ」といった意味かと思います。

 ツアーを代表するプレーヤー達のスーパープレーを連続して流しながら、”These Guys are Good!”で締めるのです。
 これも印象的なCMでした。

 何か、PGAツアーに関係する人達が「皆、良い人達」であるかのような空気を醸し出しています。

 穿った見方をすれば、好感度アップに向けて「上手くやっているな」というところでしょうか。
 アメリカPGAツアーのディーン&デルーカ招待大会2016は、5月26日から29日にかけてテキサス州のコロニアル・カントリークラブを舞台に行われ、アメリカのジョーダン・スピース選手が4日間通算263打・17アンダーパーの成績で優勝しました。

 スピース選手は今季2勝目、PGAツアー通算8勝目でした。

 最終ラウンドをトップでスターとしたスピース選手でしたが、前半はスコアを伸ばすことが出来ず、9ホール全てパーというプレーでしたが、バック9に入ってから一気に爆発、10番ホールから12番まで3連続バーディ、16番から18番まで3連続バーディと「3連続バーディ」を連ねて、2位のハリス・イングリッシュ選手に3打差を付けての勝利となりました。

 16番パー3での6m下りのフックラインのパッティングは、ライン・強さ共に難度の高いショットでしたが、これを真ん中から沈めました。
 17番パー4では第2打が大きくグリーンオーバーしての第3打アプローチを、チップイン。
 18番パー4では、10mのバーディパットを決めたのです。

 激しい優勝争いの中での、見事な「上り3ホール連続バーディ」でした。

 4月のマスターズ2016、最終日トップでスタートし、途中リードを広げながら、アーメンコーナーで失速、12番パー3では池ポチャを連発して優勝を逃したショック、「安定したプレー」を持ち味とするスピース選手にとってはショッキングな敗戦の痛手から、何時立ち直るのかが注目されていましたが、今大会のプレーを観る限り、キッチリと復活してきたという印象です。

 テキサス出身のスピース選手にとって、初の地元大会での優勝となりました。

 そして、「22歳までの優勝回数」を8に伸ばし、タイガー・ウッズ選手の7回を超えました。

 オーストラリアのジェイソン・デイ選手、北アイルランドのローリー・マキロイ選手と共に「新3強」と称されるスピース選手の復活で、6月の全米オープン、7月の全英オープンと全米プロ、そして8月のリオデジャネイロ・オリンピックでの戦いが、一層盛り上がることでしょう。
 PGAツアー最高峰のトーナメントのひとつであり、第5のメジャーとも呼ばれるザ・プレーヤーズ選手権の2016年大会は、例年通りフロリダ州のTPCソーグラスを舞台に行われました。
 5月15日の最終ラウンドの最終組は、オーストラリアのジェイソン・デイ選手と松山英樹選手のカップリングとなりました。

 第3ラウンドを終えて、14アンダーパーでトップに立っていたのがデイ選手、松山選手は10アンダーで2位に付けていました。

 最終ラウンドの結果、デイ選手が15アンダーとスコアを伸ばして優勝しました。
 松山選手は9アンダーで7位タイという成績でした。

 優勝を目指していた松山選手にとっては、1番ホールのボギー、3番ホールのダブルボギーでスコアを落としたことが、最後まで響きました。こうしたビッグトーナメントでは1打がとても重いものですから、最初の3ホールで3打を落としたというのは致命的であったと思います。

 さて、テレビでデイ選手と松山選手のラウンドを観ていて感じたことがあります。

 どうやら、二人は仲良し?のようなのです。厳しい戦いが続く試合において、仲良しというのも変な表現ですが、ラウンド全体から漂う雰囲気から感じられたのです。

 ティーショットを終えてティーイングクラウンドから歩き出すと、何か話をしています。和やかな?様子。

 松山選手の難しいパッティングがラインに乗って入りそうになると、デイ選手が松山選手の後ろで前屈みになって覗き込み、惜しくも入らないと、全身で嘆きを表現しています。

 松山選手が「入れ頃外し頃のパット」をしっかりと決めると、デイ選手の方を向いて、お互いに頷き合っているようにさえ観えました。

 世界最高峰のトーナメントで優勝を争っているのですから、「和気藹々」という訳にはいかないのでしょうが、それでも「相性」というのはあるのでしょう。

 もちろん、悠々とトップを走り、4日間トップを守り続けて「完全優勝」を果たしたデイ選手と、最終ラウンド早々に優勝争いから脱落してしまった松山選手という、今大会最終日の状況から、こうした空気が漂っていたという面もあるのでしょう。
 これが、最終ホールまで凌ぎを削る戦いであれば、こうは行かなかったのかもしれません。

 それでも、この二人のプレーヤーの間には「良い関係」が構築されていたように感じました。同組になった時に、お互いにプレーし易い、そして、切磋琢磨し合える関係なのではないかと思います。

 四大トーナメントの最終日・最終組で、また、ジェイソン・デイ選手と松山英樹選手のラウンドを観てみたいものです。
 2016年のマスターズ・トーナメントの優勝スコアは5アンダーでした。
 4日間通算のアンダーパープレーヤーも6人しか居ませんでした。

 2015年の優勝スコアが18アンダーパーでしたから、一気に13打もスコアが下がったことになります。

 2015年のジョーダン・スピース選手の18アンダーは、1997年のタイガー・ウッズ選手の記録に並ぶ「大会最少スコア記録」ですから、特に高い記録なのですが、それにしても2015年と2016年のスコアの差は「大き過ぎる」とも感じます。

 もちろん、マスターズ委員会としては、2015年のスコアが良過ぎたと考えて、コースの難度を高めるための工夫を行ったことは間違いないのでしょう。当然ながら、工夫の内容は公開されていません。

 とはいえ、「コースの距離」を伸ばし続けてきた大会ですから、2016年大会で特に距離を伸ばしたという話は聞かれませんでした。
 また、もともと「ガラスの様なグリーン」と言われている高速グリーンを、2015年以前の状態以上に速くすることも難しかったのではないでしょうか。
 テレビで観ていても、今年が特に速いという感じも受けませんでした。

 では、何故「2016年大会はスコアが伸びなかった」のでしょうか。

 まず考えられるのは、「突風」でしょう。
 今大会は、特に風が強かった訳ではないのですが、初日から「突風」の存在がリポートされていました。
 こういう難しいコースでの「突風」は、プレーヤーを大いに悩ませるものだと思います。

 次に考えられるのは、「グリーンの刈り方の変更」でしょう。
 最終日の松山選手を始めとして、多くのプレーヤーが「今までなら転がる筈」の場所で、ボールが止まってしまい、意外そうな表情を見せていました。

 グリーンのスピードは例年通りだったのでしょうから、「刈り方」に変化があったと考えられそうです。

 この変更が「アーニー・エルス選手の6パット」のひとつの要因となり、他の選手のプレーにおいても1m内外のパッティングの難度を大きく上げていたのかもしれません。
 
 マスターズ委員会の仕掛けた罠?が、威力を発揮したのかもしれないと感じます。

 ダニー・ウィレット選手の優勝スコア5アンダーは、21世紀に入ってからで比較すると、2007年のザック・ジョンソン選手の1オーバーの優勝に次ぐロースコアでした。

 2017年大会のスコアにも注目したいと思います。
 マスターズ2016の最終ラウンドは波乱に満ちていました。
 滅多に観られないことが次々と起こったのです。

 17番ホール(パー4)のグリーン手前のバンカーが、大会の行方に大きな影響を与えたことも、そのひとつでしょう。

 この日のピンは、グリーン手前のバンカーの後ろに立っていました。
 セカンドショットでピンをデッドに狙うプレーヤーにとっては、「僅かにショート」すればバンカーに入ってしまう位置なのです。
 もちろん、このバンカーに入れてしまうと、ピンが近いので、続くバンカーショットでピンに寄せて行くのはとても難しくなります。

 とはいえ、世界のマスター達は、「スコアを伸ばす」べく、敢然と挑みます。

① 松山英樹選手のトライ

 イーブンパーで17番を迎えた松山選手も、バーディを狙ってショットしました。
 この日1アンダーでスタートし、一時は3オーバーまでスコアを崩した松山選手でしたが、8番ホールから反撃に移り、アンダーパーへの復帰を目論んで打って行ったのです。

 しかし、惜しくもバンカーに入ってしまいました。

 松山選手の反撃に「トドメを刺した」感のあるバンカーでした。

② ダスティン・ジョンソン選手のトライ

 3アンダーと、トップのウィレット選手に2打差と迫っていたジョンソン選手は、17番・18番を連続バーディとして、同スコアに持ち込み、プレーオフで勝負したいと考えていたことでしょう。

 ティーショットはフェアウェイど真ん中をヒットしていましたし、ジョンソン選手ですからとても良く飛んでいたのです。
 短い第2打でしたから、高いボールでピンをデッドに狙うことが出来ました。

 そして、打って行ったのですが、僅かに短く、ボールはバンカーに吸い込まれました。
 ジョンソン選手はこのホールをダブルボギーとして、優勝争いから後退しました。

③ ジョーダン・スピース選手のトライ

 この日、3アンダーの単独トップでスタートし、8番ホールを終えたところで7アンダーまでスコアを伸ばして、「優勝確実」という状況を創り上げたスピース選手でしたが、12番パー3での「7打」を主因としてスコアを1アンダーまで崩しましたが、13番のバーディから反攻に移り、17番ホールに来た時には3アンダーと、スタート時点のスコアに戻していたのです。

 前年2015年のチャンピオンであり、地元アメリカの期待を一身に背負ったスピース選手ですから、17番・18番を連続バーディとして、プレーオフに持ち込み、連続優勝したいという、意欲満点の状態でこのホールに挑んでいたと思います。

 そして第2打、ピンをデッドに狙ったショットは、僅かに短くバンカーに捕まりました。
 このホールをボギーとしたスピース選手から、優勝の可能性が消えたのです。

 17番ホール、グリーン手前のバンカーは昔から存在しますし、今大会第4ラウンドのピン位置も「伝統的」なものです。

 しかし、マスターズ2016では、このバンカーが、かつてない程に効いていたと感じます。
 優勝争いにおける「存在感」がとても大きかったのです。

 オーガスタ・ナショナルゴルフクラブの神様に、感想を伺ってみたいものです。
 4日目・最終ラウンドでは、「1日・3度のホールインワン」が出ました。

 1大会・1日目から4日目の間に、1度記録されるのも珍しいプレーですが、今大会の第4ラウンドで3名のプレーヤーが達成したのです。同じ16番ホールでした。
 「奇跡」というしかないのですが、ミステリアスと言った方がピッタリくる出来事でした。
 もちろん、大会史上初でした。

 一人目のエースは、シェーン・ローリー選手(アイルランド)でした。

 二人目のエースは、テービス・ラブ三世選手(アメリカ)。

 三人目は、リー・ウーストヘイゼン選手(南アフリカ)でした。

 特に(ホールインワン自体が極めて珍しい中で「特に」と書くのもおかしなものですが)、ウーストヘイゼン選手のエースは、前に打ったプレーヤーのグリーン上のボールに当たって、転がるコースが変わり、そのままカップインしたという、超レアなホールインワンでした。

 何故、第4ラウンドの16番パー3で「ホールインワンが多発?」したのかは謎です。

 確かに、ティーインググラウンドから見て左側に大きく傾斜しているグリーンですから、上方から転がすことでピンに寄って行くと観るプレーヤー達が、同じような攻め方をするのは事実でしょうが、このピン位置は「伝統的なもの」ですので、このピン位置だから「多発した」とは言えないでしょう。
 そうであれば、例年「多発」しなければならないからです。

 芝の刈り方が例年とは違ったのでしょうか。
 これが要因である可能性は考えられますが、マスターズ委員会に確認する手立てがありません。

 風が要因であった可能性も有ります。
 弱かったのか、風向きが一定だったのか。とはいえ、全く無風の状態であったとしても、最終日57人のプレーヤーがショットして、3名がホールインワンするというのは、確率5%を超えてしまいます。
 いかに世界のマスターが集まっている大会とはいえ、高過ぎるでしょう。

 やはり、「奇跡」と言うしかない出来事だったのでしょう。

 マスターズ・トーナメントは今後も続いて行くと思いますが、こうした事象が観られる可能性は極めて低いと感じます。
 2016年のマスターズ・トーナメントでも、多くの出来事が有りました。
 
 トーナメント開始早々に驚かされたのは、アーニー・エルス選手の「6パット」です。
 初日・第1ラウンドの1番ホールでの「悲劇」でした。

 それも「60cmからの6パット」です。

 アプローチがピンの真横に付いたとはいえ、60cm位でしたし、全米オープン大会を始めとして「メジャー4勝」を誇る強豪のエルス選手ですから、1パットで決めるであろうと思われました。まさかここから6打を要するとは・・・。

 そーっと打った最初のパットが、大きく左に曲がってカップに触れることも無く外れ、返しも外れて行ったり来たり。途中には30cm位のパットも有りましたが、これも入らず、右手のみ・タップインで入れようとした20cmの5パット目もカップを舐めて外れてしまいました。

 60cmでも大きく曲がる、オーガスタの超高速グリーンにも、改めて驚かされますが、それにしても悲惨な光景でした。

 TBSテレビの解説者・中島常幸プロは「自分ならプレーを止めて帰ると思う」とコメントしていました。

 いわゆる「アンカリング問題」、長尺・中尺パターを使って「アンカーポイント(支点)」を作ってのパッティングが2016年1月に禁止され、2015年までアンカリングを行っていたプレーヤーは試行錯誤の真っ最中でしょう。エルス選手も、そのひとりです。

 今回の「悲劇」は、パッティングにおける「イップス」対応の難しさを示した事象なのかもしれません。

 エルス選手は、この1番ホールの悲劇にもめげることなく、18ホールをプレーしました。
 80打・8オーバーパーで81位という成績でしたが、この状況下でホールアウトしたことは、エルス選手の「強さ」を示していると感じます。

 本来のパッティングを取り戻した時、アーニー・エルス選手の大反攻が始まるのでしょう。
 2016年のマスターズ・トーナメント最終日は、各選手のスコアが目まぐるしく上下する波乱の展開となりました。
 
 そして、イーブンパーでスタートし、最終ラウンドでスコアを5つ伸ばしたダニー・ウィレット選手(イングランド)が通算5アンダーパーのスコアで栄冠を手にしたのです。

 1ラウンド・18ホールの中で、有力各プレーヤーがこれほどスコアを上下させたメジャートーナメントは珍しいのではないでしょうか。

① 松山英樹選手のプレー

 3日目を終って、首位と2打差でスタートし、日本人プレーヤーによる初のメジャータイトル奪取が期待された松山選手でしたが、6番ホールまでの間にスコアを大きく崩してしまいました。

 苦手とする1番ホールのボギーを、2番・パー5のバーディで取り返した時には、「いつものプレー」に観えましたが、4番・5番を連続ボギーとした後の6番・パー3で、よもやのダブルボギー打ってしまいました。

 ティーショットが右に大きくショートし、セカンドショットがグリーンの斜面で転がり落ち、サードショットが大きくショートしての5打でした。
 池やハザードが無いホールでのダブルボギーは、大きなダメージとなりました。

 これで3オーバーとなった松山選手は、優勝争いから大きく後退しました。

 こうなると、「いくらでもスコアが悪くなるタイプ」のオーガスタ・ナショナルG.C.なのですが、松山選手はここから息を吹き返したのです。

 8番パー5でバーディとして1つ返し、13番では素晴らしい第1打・第2打で1m強のイーグルパット。これが入らなかったのはとても残念でしたが楽々とバーディとして、ついにイーブンパーまで戻しました。
 その後も14番・15番とバーディチャンスを創りましたが、2m前後のパッティングが決まらず、スコアを伸ばすことが出来ませんでした。

 「1日の内に四季が有る」といった様相のプレーでしたが、いずれにしても7位タイでホールアウトしたところは力を示したと言って良いのではないかと思います。今季今後のメジャートーナメント、あるいは来年のマスターズ大会が楽しみです。

② ジョーダン・スピース選手のプレー

 前述の松山選手や、2位でスタートした同組のスマイリー・カウフマン選手、3位のベルンハルト・ランガ―選手ら、上位でスタートしたプレーヤー達が軒並みスコアを崩す中で、スピース選手が8番までにスコアを4つ伸ばし、7アンダーとした時には、「優勝は決まり」という空気が漂いました。

 アグレッシブなプレーでガンガン攻めて行くタイプでは無く、冷静に状況に合わせたプレーを展開しながら、グリーン上のパッティングの上手さで勝負して行くスピース選手が、大きくスコアを崩すというのは、想像できなかったのです。
 2015年のチャンピオンでもありますから、このコースの攻め方も熟知しています。

 3日目の終盤に「ティーショットを右にプッシュアウトするショット」が見られて心配されていましたが、その点もしっかりと修正して来ていた様子でしたから、死角は見当たらなかったのです。
 2大会連続の完全優勝が見えていました。

 ところが「アーメンコーナー」が牙を剥いたのです。

 11番ホールで微妙なパットを外しボギーとしてスコアを5アンダーまで下げたことが影響したのか、12番パー3で、スピース選手は右サイドに立っているピンを狙って行きました。
 
 「世界で最も美しいパー3」とも称される、オーガスタ・ナショナルの12番。
 距離も150~170ヤードと短く、世界トップクラスのマスター達からすれば、「容易に攻略」できそうなホールなのですが、そうは問屋が卸さない。

 上空の風が最も影響するのですが、刈り込んだラフやグリーン奥の茂みが、思わぬ悪さをするのです。
 どの大会でも、大きくオーバーしたり、池に落としたりするプレーヤーが続出します。
 このレベルのプレーヤー達が、160ヤードのアイアンショットで、10ヤード以上オーバーしたり、ショートしたりするのですから、不思議という他は有りません。

 「帝王」ジャック・ニクラウスはかつて、「12番はピンの位置に関係なく常にグリーンの真ん中に打って行く」とコメントしていました。
 グリーンの真ん中付近は、奥行きが10ヤードしか無く、前後をバンカーで囲まれているのですから本来回避したい場所に見えます。それでも「常に」真ん中に打つと言うのです。

 おそらく、風の影響でショットが予想外にショートしてもオーバーしてもバンカーに入る=救われる=池ポチャやロストボールを回避できる、といった意味なのではないかと推測します。マスターズ大会最多優勝を誇るニクラウス選手の言葉は重いのです。
 
 さて、話を戻しましょう。

 ニクラウス選手なら、最終日のピン位置・右サイドに立つピンを観ても、関係なくグリーンの真ん中に打っていったのでしょうが、この日のスピース選手はピンをデッドに狙って行きました。
 そしておそらくは風の影響もあったのでしょう、大きくショートし、刈り込まれた手前の斜面に当たったボールは池に飲み込まれました。
 よもやのショットでした。冷静になって考えれば、打数差を持ってメジャートーナメントでトップに立っているプレーヤーが狙ってはならないポイントだったのでしょう。

 第3打は、ピンまで50~60ヤード地点からの池越えのショットとなりました。
 スコアダウンを最小限に抑えたい=ピンにピタリと寄せてボギーで上がりたいと考えたのでしょうが、超高速グリーンに対してピタリと寄せるには「ボールのスピン調整が難しい50ヤードは嫌な距離」だと感じました。
 そしてスピース選手は、この第3打も池に入れてしまいました。

 「大ダフリ」ショットでした。池ポチャと言っても、グリーン手前の斜面に当たって転がり落ちたのではなく、グリーン近くのエリアに落としたのでもなく、池の最も手前側に落としたのです。まるで私自身のプレーを見るようだ(比較すること自体、失礼な話で恐縮ですが)と思いました。
 世界ゴルフ界をリードするトッププレーヤーとしては、考えられないようなミスショット。
 ゴルフ競技におけるメンタル面の重要性を如実に示したプレーでした。

 第5打は、当然の様にグリーンオーバーし、このホールに7打を要しました。5アンダーから一気に1アンダーに後退したのです。
 スピース選手にとっては、悪夢のような12番であったことでしょう。

 しかし、ここから反撃に出るところが、メジャーチャンピオンなのでしょう。

 13番で早速バーディとして、3アンダーまでスコアを伸ばしました。
 5アンダーでホールアウトしたウィレット選手に追い縋ったのです。

 17番・18番を連続バーディとして並び、プレーオフに持ち込みたいと考えたのでしょう。

 その17番の第2打が惜しくもピン手前のバンカーに入り、3m弱のパーセービングパットを外した時、スピース選手の反攻は終わりました。
 
③ リー・ウェストウッド選手とダスティン・ジョンソン選手のプレー

 かつて欧州ツアーを席巻し、「ヨーロッパの王者」と呼ばれたウェストウッド選手は、15番パー5でアプローチショットを直接カップインし、一気に3アンダーとスコアを伸ばしました。
 全盛時を過ぎているとはいえ、初のメジャータイトルが手の届くところに来たのです。

 ところが16番パー3で、1mのパーパットを外してしまいました。
 イーグルの勢いは、一気に萎みました。

 「世界屈指の飛ばし屋」ジョンソン選手が、15番ホールの左サイドラフ、眼前には高い木が並んでいる場所、から驚くほど高いショットで2オンを果たし、バーディとして、スコアを3アンダーに伸ばした時には、ついにダスティンにメジャー優勝のチャンスが来たと感じました。
 なにしろ、マスターズ大会で「1ラウンド・3イーグル」という記録を持つほどの爆発力を誇るプレーヤーです。勢いに乗ったら手が付けられないプレーを魅せるのです。

 ところが、フェアウェイセンターの絶好の位置から打った、17番の第2打が僅かに短く、手前のバンカーに捕まり、寄らず入らず。1m弱のボギーパットも外してダブルボギー。万事休しました。

 こうして、有力プレーヤー達がスコアを大きく変動させている間に、ウィレット選手は着々とスコアを伸ばしました。
 結果としては、「サンデーバック9」を悠々と逃げ切ったのです。

 1996年のニック・ファルド選手以来のイングランド人選手の優勝でした。

 2016年のマスターズ・トーナメントは、「3日目までと最終日が全く違う様相の大会」であったと思います。
 マスターズ・トーナメント2016の第3ラウンドを終えて、松山英樹選手が健闘を続けています。
 初日からアンダーパーを維持し、トップに立つジョーダン・スピース選手と2打差の1アンダーで、最終ラウンドを迎えることとなりました。

 こうしたビッグトーナントでは、大逆転劇というのは滅多に観られないものです。「難しいコース設定」と「世界最高水準のプレーヤー達」という要素が相まって、スコアの上下はあっても、最終的にはスタート時点の差が物を言い、最終組か、トップから1打差で最終ラウンドに臨んだプレーヤーが、栄冠するケースが多いのです。
 とはいえ「2打差」というのも、十分な可能性を残していることは間違いないと思います。

 少し風が強いオーガスタ・ナショナルゴルフクラブでしたが、3日目のラウンドも様々なドラマが繰り広げられました。

① 松山選手トップと1打差に追い上げ

 何時の時代も難しい11番ホール・パー4で、最終組のスピース選手とマキロイ選手が共にダブルボギーとしました。
 よもやという感じでした。特にスピース選手は第2打をフェアウェイの絶好の位置から打ちながらのダブルボギーでした。
 これでスピース選手が3アンダーに後退し、その時2アンダーだった松山選手と1奪となったのです。

 スピース選手は続く12番ホール・パー3でバーディを取り返し、4アンダーとしました。強さを示したのです。

 一方で松山選手も14番・パー4で7~8mのバーディパットを捻じ込み3アンダーとスコアを伸ばしました。「最終日・最終組」での直接対決をイメージさせる展開でした。

② 松山選手の失速とスピース選手のバーディ奪取

 ところが、松山選手は16番・パー3で3パットのボギー、17番・パー4でも第2打が大きくグリーンオーバーしてボギーと、2連続ボギーで1アンダーに後退してしまいました。

 一方のスピース選手は、15番・パー5を始めとしてバーディを重ね6アンダーまでスコアを伸ばしました。
 難しい18番・パー4をパーセーブして、1アンダーでホールアウトした松山選手との差が「5打」に広がったのです。

 当然ながら「第3ラウンドまでは順位ではなく打数差が重要」なのです。
 「5打差」というのは、いかにも大きな差で、スピース選手の2連覇の可能性が拡大した瞬間でもありました。

③ スピース選手の失速

 16番・パー3で、グリーン左奥からの難しいアプローチと2m弱・下りの難しいパットを決めて、6アンダーをキープしたスピース選手が、このまま優位を保つかに観えた17番・パー4のティーショットをスピース選手は大きく右に曲げました。

 このホールをボギーとして5アンダーに後退。

 続く18番・パー4のティーショットもスピース選手は大きく右に曲げました。
 アプローチも大きくショートし、ファーストパットも大きくショートして、このホール、よもやのダブルボギー。一気に3アンダーにスコアを落として、ホールアウトしました。

 「新・3強」の一角であり、マスターズ・トーナメントに強いスピース選手のことですから、ティーショットの不調をラウンド後の練習でしっかりと修正してくるのであろうとは思いますけれども、「気分の良い上り2ホール」ではなかったことは間違いありません。
 
 第3ラウンド後半、スコアは大きく上下動しましたが、トップ3アンダーにスピース選手、2位2アンダーにカウフマン選手、3位1アンダーに松山選手とランガー選手という上位陣となりました。
 58歳のベルンハルト・ランガー選手(マスターズ2勝)の活躍も驚異的です。

 そして、イーブンパーにはジェイソン・デイ選手、2オーバーにはローリー・マキロイ選手と、「新・3強」の残る2人も虎視眈々と逆転を狙っています。

 最終日は、「新・3強VS松山英樹」という構図になるでしょう。
 ホールアウト後の松山選手の満面の笑みを観てみたいと思います。
 3月4日に報じられました。

 JGTOは、日本の男子ゴルフツアーを主催する組織です。
 1999年に、日本プロゴルフ協会JPGAから独立しました。アメリカでPGAツアー機構が、アメリカプロゴルフ協会から独立し、成功した前例に倣ったものであり、「日本男子プロゴルフツアーの活性化」を目指した動きと伝えられました。

 しかし、その狙いとは裏腹に、日本の男子プロゴルフツアーは低迷の一途を辿っています。

① 試合数の激減

 1983年に年間46試合であった試合数が、JGTOが発足した1999年には32試合に減り、2016年は24試合(国内開催分)にまで減少してしまいました。

 略半減であり、大袈裟に言えば「存続の危機」という状況でしょう。

② 「非日常性」の不足

 1970年代から90年代にかけて隆盛を誇った男子ゴルフツアーには、青木功・尾崎将司・中島常幸のAONを始めとして、個性豊かなプレーヤーが沢山存在しました。

 ジャンボ尾崎こと尾崎将司選手は、通算100勝超えという「空前絶後」の記録を保持しています(まだ現役ですから記録が伸びる可能性もあります)し、アメリカPGAツアーの試合で、日本人プレーヤーとして初めて優勝した青木功選手は、日本男子ゴルフの強さを世界に示しました。中島常幸選手はマスターズトーナメントを始めとする世界のメジャートーナメントで数々のドラマを魅せてくれました。

 そして、AONが日本ツアーで繰り広げた、日本オープンを始めとする数々のドラマ・名勝負は、ゴルフファンの心を掴み続けたのです。

[体格面]
 身長180cm前後を誇ったAONは、体格面でも当時の世界を代表するプレーヤー達と互角でした。ジャック・ニクラウス選手やセベ・バレステロス選手、グレッグ・ノーマン選手らの強豪と、互角の体格を誇ったのです。

 1980年、バルタスロールG.C.で行われた全米オープン大会の最終日、「帝王」ジャック・ニクラウス選手と互角の戦いを繰り広げ、惜しくも2位となった青木選手の姿・プレーのスケールは、ニクラウス選手に全く引けを取らない雄大さを具備していました。

[飛距離面]
 300ヤードドライブを始めとして、AONは海外の強豪たちと互角の飛距離を誇りました。
 いわゆるアベレージゴルファーのゴルフとは別次元の「非日常性」を有するツアーだったのです。

 日本男子ゴルフツアーで観られる戦いが、「世界レベルに在る」と感じられることが、その人気の源泉であったのだろうと思います。

 ところが、1990年代の後半頃から、日本人プレーヤーと海外プレーヤーの「体格面」「飛距離面」の差が広がって行ったのです。
 世界のゴルフ界には、タイガー・ウッズ選手の登場と共に、身長190cm前後のプレーヤーが続々と登場しました。
 そして、3番ウッドで300ヤードを超えるショットを放つようになりました。
500ヤードを超えるパー4や300ヤード前後のパー3も珍しいものでは無くなったのです。

 4大トーナメントやPGAツアーのテレビ放送が増えるにつれて、日本のツアーより海外のツアーの方が面白い=「非日常性」に溢れている、とファンが感じたのも無理は無いと思います。

 例えば、4大トーナメントにおける成績で観れば、21世紀の日本人プレーヤーも健闘しているのですけれども、相対的な「プレーのスケール」という面では、「全く違うスポーツ」になってしまったといった意見を耳にする程の差が付いてしまったのです。

 タイガー・ウッズ選手やフィル・ミケルソン選手、現在で言えばダスティン・ジョンソン選手やババ・ワトソン選手、ジェイソン・デイ選手の豪打・妙技は、ゴルフファンの心に響きました。
 自分達のゴルフとは「別次元のもの」を示すことが、プロの試合として重要なことなのでしょう。

③ 新体制に求められるもの

 青木会長や尾崎将司特別顧問、丸山茂樹相談役を始めとするJGTOの役員の皆様は、前述のようなことは「百も承知」であろうと思います。

 大事なことは、日本男子ゴルフツアーに「非日常性」を取り戻していくために、何をして行くのかということになります。
 企画力と実行力が問われているのでしょう。

[プレーヤーにとって魅力のあるツアー]
 魅力あるツアーにして行くためには、素晴らしいプレーヤー達・将来性豊かなプレーヤー達に「主戦場として選択していただくこと」が必須であることは、言うまでもありません。

A. 賞金の分配

 JGTOが男子ツアーを運営するようになってから、賞金額全体に占める「優勝者の取り分比率」が増加しました。スポンサーが減り始め、スポンサーが提示する賞金総額が増えなくなった、減り始めた、時期と重なりますので、「優勝賞金額」が減ると、ますます魅力が無くなると考えたのかもしれませんが、結果として、順位が下のプレーヤーの取り分の減少に繋がりました。

 賞金の大半を「一部のトッププレーヤー」が取るという構造では、「このツアーで食べて行こう」という若手プレーヤーが減るのも無理が無いところでしょう。
 若手海外プレーヤーの参戦も期待薄ということになります。

 予選を通過するだけでも「食べて行けるレベルの賞金」が得られる構造でなければ、新たに日本男子ツアーに挑戦しようというプレーヤーが増えないのではないでしょうか。
 当然のことですが、日本最高のツアートーナメントで予選を通過するというのは、大変なことなのですから。
 
B. 年金制度の設立

 PGAツアーと日本ツアーの大きな違いのひとつに「年金制度の有無」が有ると言われています。

 日本ツアーにはツアー固有の年金制度はありませんが、アメリカPGAツアーでは、スボーサーが提供する資金総額の中から、あらかじめ一定比率をプレーヤーの「年金資金」として分離・保管・運用し、残った資金の中から優勝他の賞金を出していく形になっていると報じられています。
 そして、PGAツアーにおける成績(優勝回数や入賞回数に加えて、シード回数や出場試合数なども加味)に応じて、貰える年金額が決まって来るようです。
 ツアー引退後の生活を担保する年金制度の有無は、そのツアーの魅力に大きな影響を与えることは明白です。

 もちろん、前述のA・Bを実行するとなれば、例えば優勝賞金額は大幅に減ることになるでしょう。これまで3000万円だった優勝賞金額が1000万円になってしまうトーナメントも出て来るかもしれません。しかし、A・Bといった施策を展開しない限り、日本ツアーに挑戦しようとするプレーヤーは増加せず、結果として魅力ある試合を展開することが出来なくなってしまい、ファンが「観たい」と感じるプレーが少なくなって、テレビ放送の視聴率が取れなくなり、スポンサーが減って、ますますトーナメント数が減って行くという「悪循環」に入り込んでしまう、可能性があります。

 現状を打開するためには、10年・20年をかけた再生に向けての取組が必要なのですから、一時的な「優勝賞金額の減少」は必要なことなのかもしれません。
 
 日本男子ゴルフツアーにファンが戻ってくれば、また優勝賞金額も増加するのでしょう。ファンを増やしていくことが、第一目標なのです。

C. プレーヤーの育成

 「ゴルフにおけるオフィシャルハンデキャップ上限はゴルフを始めた年齢の半分」という言葉を耳にしたことがあります。

 「普通の運動神経の人」のハンデ上限は、(相当真剣にゴルフに取り組むことを前提として)ゴルフを始めた年齢の半分という意味でしょう。例えば、10歳でゴルフを始めた人のハンデ上限は「10歳÷2=ハンデ5」ということになります。20歳で始めた人は「ハンデ10」、30歳で始めた人は「ハンデ15」が、その人のキャリア最高のオフィシャルハンデキャップになるということです。

 つまり、ゴルフは「早く始めれば始める程」「クラブを握り始めるのが幼い頃であればある程」、上達できるということになります。

 もちろん、プロゴルファーになる程の天賦の才を与えられている人材であれば、相当後になってからゴルフを始めたとしても、トッププレーヤーに成れるのかもしれません(尾崎将司選手は野球の甲子園大会優勝投手として活躍してからゴルフ界に入りました)が、一般的には「幼いころからゴルフに親しむ」ことが大切ということになります。
 世界のトッププレーヤーの幼年時のプレーを映したフィルムが、PGAツアーのテレビ放送で流されることは珍しくなく、その4~5歳の頃のプレーの上手さに驚かされることも、珍しくありません。

 ゴルフは「相応にお金がかかるスポーツ」ですから、幼い頃からクラブを握りコースに出るというのは、誰にでも許される環境ではありません。「お金持ちのスポーツ」という見方もあるのでしょう。

 しかし、ひとりでも多くの幼児に、あるいは小学生に、ゴルフに接する機会を用意し、少しでも親しんでもらい、その子達の中から「未来のプロゴルファーを発掘して行くこと」は、日本男子ゴルフツアーにとって必須の取組の様に感じられます。

 もちろんこうした取組は、JGTOのみならず、日本のゴルフ界を牽引する各組織・団体が総力を挙げて取り組んで行かなければならない課題なのでしょうが、JGTOが先頭に立つことが最も有効なのではないかと思います。
 やはり「日本最高の大会の主催者」の旗振りが、最もインパクトが強いのではないでしょぅか。

 企画・立案と共に、JGTOがこうした取り組みのための「資金」をどのように調達して行くのかも、ポイントとなるのでしょう。

 青木功会長を先頭とするJGTOによる、「日本男子ゴルフツアー活性化に向けての取組」が始まりました。
 「試合の充実」のために、打って行く施策は色々とありそうです。

 日曜日の午後は、日本ゴルフツアーの「サンデイ・バック9」を楽しむ時代が帰って来て欲しいものです。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

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