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 新型コロナウイルス禍の為に3月11日に停止されたNBA2019~20レギュラーシーズン(シーティングゲーム)が、7月30日に再開されました。
 様々な制限下ですが、「よくぞ再開してくれた」という気がします。

 そして、我らが八村塁選手が所属するワシントン・ウィザーズも、再開後のレギュラーシーズンでプレーできるチームに含まれていましたので、早速登場したのです。

[7月30日・ワイドワールドオブスポーツコンプレックス(フロリダ州)]
フェニックス・サンズ125-112ワシントン・ウィザーズ

 先発出場した八村選手は29分47秒プレーし、21得点、8リバウンド、1アシストと大車輪の活躍を魅せました。
 特に、ドリブルのキレ、スピードが目立ちました。
 中断の間に、十分な準備を積み重ねていたことを示すものでしょう。
 チームは、残念ながら緒戦を飾れませんでしたけれども、これからも、ウィザーズを牽引する存在としての八村塁選手の大活躍が期待されます。

 それにしても、「異例ずくめ」の再開でした。
 こうしたシーズンは、もちろん例外中の例外でしょうから、そのレギュレーションを記録しておきましょう。

① 2019~20年シーズンの実施期間は?
 2020年7月30日再開、NBAファイナルは10月13日までに終了予定

② 再開後に参加するチームは?
 イースタンカンファレンス9チーム、ウェスタンカンファレンス13チームの、計22チーム。
 再開前に、プレーオフ出場圏内に居た16チームと、各カンファレンスの8位チームに6ゲーム差以内の6チーム。

③ 試合会場
 アメリカ合衆国フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドリゾートに存するワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックスの中のジ・アリーナ、HPフィールドハウス、VISAアスレティックセンターを使用します。
 試合はもちろんとして、練習も、ここでしか出来ません。

④ 無観客
 NBAファイナルも含めて、全てのゲームが無観客です。

⑤ プレーオフ日程
 ファーストラウンドは8月17日から、カンファレンス・セミファイナルは8月31日から、カンファレンスファイナルは9月15日から、NBAファイナルは9月30日から、開始予定です。

 プレーオフ前に各チームが行うゲームは、シーティングゲーム(順位決定戦)と呼ばれ、各チームが8試合を行うとされています。
 これが、レギュラーシーズンの残り試合という位置づけなのでしょう。
 2019~20シーズンは、再開後は、「プレーオフ主体」の運営となります。

⑥ NBAドラフト2020は?
 10月16日に開催予定です。

⑦ 2020~21年シーズンの開幕は?
 2020年12月1日の予定です。

 もちろん、この他にも様々な「2020年に特別の決まりごと」がありますが、主な項目を挙げてみました。

 ここに到るまでに、どれほどの検討がなされたのかを考えると、関係者各位に敬意を表するものですが、新型コロナウイルス感染症への対策としての「NBAメディカルプロトコル」をしっかりと実行していただき、「2019~20シーズンの完遂」を目指していただきたいものです。

 さあ、NBAを楽しみましょう。
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 5月7日、アメリカ合衆国のスポーツ専門チャンネルESPNが、NBAの新型コロナウイルス関連記事を報じました。

 5月8日に、NBA全選手参加型の全体会議が開催されることが伝えられ、同日から一定の条件を満たした地域での練習施設の使用が再開されるというものです。

 新型コロナウイルス禍のために、練習することがままならない、それも世界最高のプロバスケットボールリーグであるNBAにおいてでさえ、という「悲惨な」状況に対して、NBAとしても一刻も早く、全体の状況を良い方向に向かわせていこうとする動きのひとつなのでしょう。

 その力を持ってすれば、ことバスケットボールに関してならば「出来ないことは無い」筈のNBAをも、これ程に拘束する新しい感染症は、様々な意味でとても怖ろしいものです。

 ちなみに5月8日から個人トレーニングを前提とした施設の利用開始が可能になるのは、ポートランド・トレイルブレイザーズ(オレゴン州)、デンバー・ナゲッツ(コロラド州)、クリーブランド・キャバリアーズ(フロリダ州)の3チーム。
 当初対応可能と見られていたヒューストン・ロケッツ(テキサス州)は、州知事の指示により5月18日までジムなどの使用が認められず、再考となったとのこと。

 全30チームの内の3チームしか利用開始できないにもかかわらず、これ程までに急ぐのは、NBAの「強い危機感」を示しているように感じられます。

 さらに、施設使用再開に向けての「NBA独自の基準」が、凄い内容です。

① 施設などで選手やスタッフが保たなければならないソーシャルディスタンス(社会的距離)は12フィート(3.66m)。これはアメリカ政府が求めている6フィート(1.83m)の2倍です。
 実際のところ、練習場内で他の人と4m近くの距離を保ち続けるのは、相当大変でしょう。

② 本拠地以外の都市圏から戻ってきた選手は自主検疫を行わなくてはならない。
 アメリカでは、個人が医師の指示も無くPCR検査をおこなうことができるのかどうかも知りませんが、都度のことですから、とても大変でしょう。

③ ボールなどの用具は、使用の都度、全て消毒する。
 選手がやるのか、スタッフがやるのか。いずれにしても、使用した道具の全てをアルコールなどで消毒するのは大変でしょう。

④ タオルはシェアせず、サウナ、浴槽、酸素室などの使用は禁止。
⑤ 携帯電話、鍵などのよく触れるものは、施設に入るたびに消毒。
⑥ ウエイト・トレーニング室、練習用コートなどを同時に使用できるのは4人まで。
⑦ チーム練習は、当面不可。
⑧ 個人練習に、監督やコーチの立合いは不可。
⑨ 施設内では、全員マスク着用。(練習の時の選手だけはマスクを外して良い)
⑩ スタッフは、マスクだけでなく手袋も着用。

 等々のルールが「義務付けられて」います。

 ようやく練習ができるようになった3チームの選手達には、これだけの義務が課せられているのです。
 逆に言えば、選手達に、これ程厳しいルールを課しても、NBAは「個人練習を再開したかった」ということになるのでしょうか。
 練習再開に対しての選手達からの要望も、本当に強かったのでしょう。
 NBAの「覚悟」さえ感じさせます。

 新型コロナウイルス感染拡大に対抗して、スポーツを再開して行くことの難易度の高さを明示している、NBAの取組です。
 ワクチンや治療薬が整備されていない段階での、この戦いは、もの凄く難しく、困難なのです。

 我が国の各スポーツの練習等の早期再開に向けても、このレベルの取組実施が必要ということなのかもしれません。

 今季NBAにデビューした八村塁選手の活躍が「ルイ効果」を生んでいると、2月17日付THE DIGEST(秋山裕之氏の記事)が報じました。

 ワシントン・ウィザーズは、2019年ドラフトの1巡目9位で八村選手を指名し、同時に日本語版の公式サイトとツイッターアカウントを開設しました。
 NBAにおいて、1人の外国人プレーヤーが入団すると同時に、そのプレーヤーの母国語のサブアカウントを立ち上げたこと自体が、「前代未聞のこと」であると記事は伝えています。(やや意外でした)

 NBA2019~20シーズンにおける八村選手の活躍は、皆さんご承知の通りです。
 開幕戦から先発メンバーとして働き、怪我の為一時期出場しませんでしたが、それが「八村人気」に影を落とすことも無く、復帰後も活躍が続いています。
 そして、2月14日には、NBAオールスター戦の一環として、ライジングスターズ・チャレンジのゲームにおいても、先発センターとして14得点・7リバウンド・4アシストという、堂々たる成績を残したのです。
 もちろん、日本人プレーヤーとして史上初の出場でした。

 こうした活躍が、サブアカウントの活性化に結びついていることは、言うまでも無いことです。
 
 2月17日午前10時視点での、ウィザーズの日本語ツイッターのフォロワー数は36,400人に上っています。
 そして「ウィザーズのソーシャルメディアのフォロワー数が昨年度から77%も増え・・・。さらに、ウィザーズの日本語アカウントは、他のNBAチームのツイッターと比較しても、ここ2ヵ月間で総インストラクション(相互作用)が全体で24位。(日本語のアカウントは)サブアカウントながら、NBAの6チームの公式アカウントよりインタラクション数が多いんです。八村選手の人気を象徴していますね。・・・」と続きます。

 もちろん、ウィザーズの日本語アカウントを観るファンが、全員八村選手だけに注目しているわけでは無いのでしょうが、「NBAに対する日本からのアクセス」が急速に増えていることは間違いないのでしょう。
 そしてそれは、驚異的な勢いなのです。
 私の知り合いでも、NBAのゲームを良く観る人がどんどん増えています。

 『「来年は、オールスター本戦と、ライジングスターズの両方に出たいですね」と記者から聞かれた八村は、驚くそぶりも無く、冷静に「そうですね。僕の目標としても、どんどん良くなって結果を出して行って、そういうところに立てればいいなと思います」と口にしており、この男の天井知らずの可能性を期待せずにはいられない。』と、THE DIGESTの記事は締め括られています。

 全く、その通りだと思います。
 1月27日、信じられないようなニュースが飛び込んできました。
 コービー・ブライアント氏(41歳)が、ヘリコプターの墜落事故で亡くなったというのです。
 あまりの衝撃に、言葉もありませんでした。

 実は、1月の中旬ころから、レブロン・ジェームズ選手がキャリア総得点でコービー・ブライアント選手の記録を抜く、レブロン選手が歴代4位から3位に上がる、という記事を書こうと考えていて、今か今かと待っていたのです。
 そして1月25日、ロサンゼルス・レイカーズとフィラデルフィア76ersのゲーム、このゲームは76ersが108-91で勝利しましたが、このゲームでレイカーズのレブロン選手は総得点を33,655点に伸ばし、コービー選手の33,643点を抜いたのです。

 さあ書こう、と思った瞬間、「コービー氏死す」の報に接しました。

 こんなタイミングが有るのだろうか、と思いました。

 事故死、交通事故死というリスクは常に存在するものかもしれませんが、自分の後を継いで、「NBAの看板プレーヤー」として活躍しているレブロン・ジェームズ選手が、自らの記録を抜いたゲームの直後に、事故に遭遇するということ・・・。
 
 偶然で片づけるには、あまりのタイミングだと感じます。

 コービー・ブライアント選手の功績については、ここでは語りません。
 バスケットボール関係者・ファン、なら誰でも知っている「あまりに偉大」なプレーヤーですし、バスケットボールにそれ程興味の無い方々でも、その名を知らない人は少ない、文字通りの「スーパースター」です。

 ゴルフのタイガー・ウッズ選手やテニスの大坂なおみ選手からも、様々なコメントが寄せられています。
 コービー・ブライアント氏の活動範囲の広さを観るにつけ、これからのバスケットボール界、スポーツ界、ひいては世界中の様々な分野で、どのような活躍・貢献をしてくれたのであろうかと考えると、失ったものは非常に大きいのでしょう。

 ご冥福をお祈り申し上げます。

[1月18日・北海キタエール]
B.BLACK 123-117 B.WHITE

 今シーズンのbリーグ・オールスター戦は、北海道札幌市の北海キタオールを舞台に開催されました。

 そして、レバンガ北海道所属の折茂武彦選手(49歳)が、14得点を挙げてB.BLACKチームの勝利に貢献、MVPに選出されました。

 折茂選手はbリーグのオールスターゲームには初出場でしたが、bリーグ発足以前の、日本リーグ、スーパーリーグ、JBLのオールスターゲームで、これまで8度のMVPに輝いていて、今回の受賞により「9」度目のMVPとなりました。(背番号「9」の折茂選手にとっては、「9」はラッキーナンバーだと報じられています)
 その回数や、これまでの日本バスケットボール界に対する貢献度合いは、まさに「レジェンド」と称されるべきものだと思います。

 49歳にして我が国最高峰のリーグのオールスターゲームに出場すること自体が比類なきものでしょうし、そのオールスターゲームを「自分のためのゲーム」にしてしまう影響力というのは、空前のスケールなのでしょう。

 その折茂選手も、今シーズンで引退すると報じられています。

 それにしても、5,073人の大観衆を集めたゲームの様子を観ると、「日本国にbリーグが定着した」感を強くします。

 協会間のごたごたが続き、2015年初頃までは「日本のバスケットボールは終わり」と言われていましたし、私もそう感じていました。つまらない人達が徘徊する組織が存続できないのは、自然な話だと思ったのです。

 そうした「悲惨な状況」の下で、2015年4月1日にJPBL(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール・リーグ)が発足しました。日本中のバスケットボールファンの、大袈裟に言えば日本国民の、期待を背負っての船出でした。

 世界中で行われている数多くのスポーツ競技の中で、最もメジャーな存在のひとつである(最も競技人口が多いスポーツであるという調査結果もあります)バスケットボールが、日本国でのみ消滅してしまうリスクを、何とか回避して欲しいという「願い」が込められた「期待」であったと思います。

 創立者・川淵三郎氏のもと、JPBLは慎重なドライブを続けました。本当に素晴らしいドライブであったと感じます。
 そして、bリーグのレギュラーシーズンが、2016年9月22日に、ついに開始されたのです。JPBL発足から約1年半の月日を要したのです。

 それから、まだ3年半も経っていないのですが、今やbリーグは完全に日本国に、日本国の各地域に、定着した感が有ります。

 Bリーグ開始直後は、「お客様が観に来てくれるのか?」という心配もありました。
 「有料入場者数」が、プロスポーツにとって最重要の項目であることは、誰にでも分かることでしょう。
 我が国では、これまでマイナースポーツであったバスケットボールのプロリーグなのですから、チケットが売れるのか、アリーナが観客で埋まるのか、について不安が有ったのは、当然のことなのです。

 しかし、JPBLの慎重なドライブ、各チームの地道なご努力もあって、この心配は杞憂でした。
 シーズン、ゲームが重なるにつれて、アリーナは観客で溢れました。
 現在では、チケット入手が困難なチームも数多くなっています。

 もちろん、世界で最もメジャーなスポーツのひとつである「バスケットボールの力」が、観客動員に向けてとても大きかったことは、言うまでも有りません。キチンと実施すれは、「バスケットボールはとても面白い」のです。

 北海道で行われたオースターゲーム2020の盛況は、「bリーグの日本社会への定着」を象徴する事象なのでしょう。

 12月10日時点で、NBAの2019年から20年シーズンは、各チームが22~25試合を消化しました。
 レギュラーシーズン全82試合の内の22~25試合ですから、概ね「序盤戦を終えた」と観て良いでしょう。今季の各チームの戦力や戦い方が分かる段階に入ったと思います。

 両カンファレンスのここまでの順位を観てみましょう。

[イースタンカンファレンス・12月10日時点の順位]
1位 ミルウォーキー・バックス 21勝3敗
2位 ボストン・セルティックス 17勝5敗
3位 マイアミ・ヒート 18勝6敗
4位 フィラデルフィア76ers 18勝7敗
5位 トロント・ラプターズ 16勝7敗
6位 インディアナ・ベイサーズ 15勝9敗
7位 ブルックリン・ネッツ 13勝10敗
8位 オーランド・マジック 11勝12敗

9位 デトロイト・ピストンズ 10勝14敗
10位 シャーロット・ホーネッツ 10勝16敗

12位 ワシントン・ウィザーズ 7勝16敗

[ウエスタンカンファレンス・12月10日時点の順位]
1位 ロサンゼルス・レイカーズ 21勝3敗
2位 LAクリッパーズ 18勝7敗
3位 ダラス・マーベリックス 16勝7敗
4位 ヒューストン・ロケッツ 16勝8敗
5位 デンバー・ナゲッツ 14勝8敗
6位 ユタ・ジャズ 13勝11敗
7位 オクラホマシティ・サンダー 11勝12敗
8位 フェニックス・サンズ 11勝12敗

9位 サクラメント・キングス 10勝13敗
10位 ミネソタ・ティンバーウルブス 10勝13敗
11位 ポートランド・トレイルブレイザーズ 10勝13敗

 イースタンはバックスが、ウエスタンはレイカーズが、3敗で首位に立っています。

 シーズン開始前から、今季のレイカーズの戦力・強さは高く評価されていましたから、このレイカーズの活躍は予想通りと言って良いでしょう。レイカーズは今後も「安定した」ドライブを続けて行くと思います。
 昨季、自身14シーズンぶりにポストシーズン進出を逃した、「キング」レブロン・ジェームズ選手も、ファイナル進出を目指して、今季は期するものがあると感じます。

 凄いのはバックスの活躍でしょう。
 この時点で「15連勝中」なのです。
 レギュラーシーズン6勝3敗から、一気に21勝3敗まで成績を上げるというのは、驚異的という他はありません。
 センターのブルック・ロペス選手、カードのエリック・ブレッドソー選手とウェスリー・マシューズ選手、そしてフォワードのヤニス・アデトクンボ選手とクリス・ミドルトン選手、を始めとするチーム全体が躍動している印象です。
 「バックスがどこまで走るのか」が、当面のイースタンの注目ポイントでしょう。

 昨季のファイナル優勝チームトロント・ラプターズは、イースタンの5位に付けていますが、ファイナルでラプターズに敗れたゴールデンステート・ウォリアーズは、5勝20敗でウエスタンの15位=最下位に沈んでいます。
 ケビン・デュラント選手のネッツへの移籍、レギュラーシーズン開始早々のステフィン・カリー選手の故障離脱、といった要因により、戦力が下がっていることは事実なのでしょうが、それにしても、エンジンのかかりが悪すぎるという感じがします。今後の反攻に期待しましょう。

 我らが八村塁選手が所属するウィザーズは12位です。
 ドラフト全体上位指名の選手が入団したチームは、戦力不足のケースが多く、前記のレブロン・ジェームズ選手もキャバリアーズでのルーキーイヤーのレギュラーシーズンは35勝47敗で、プレーオフへの進出はなりませんでした。
 その後のキャブスの伸長は皆さんご承知の通りです。
 「期待されるルーキー」には、数シーズンをかけてのチームの強化の「核」となることが求められているのでしょう。
 八村選手のこれからの活躍が、期待される所以です。

 2020年のポストシーズンに進出できるのは、各カンファレンス8位まで(例年通り)。

 2020年4月まで、厳しくも華やかなレギュラーシーズンが続きます。

[12月5日・キャプタルワンアリーナ]
ワシントン・ウィザーズ119-113フィラデルフィア76ers

 八村塁選手が、開幕戦から20試合連続先発出場を果たし、27得点・7リバウンドの活躍を魅せました。
 4試合連続の二桁得点であり、何より計43分の出場は自己最長でした。

 ルーキーイヤーは、「NBAに慣れること」が最も大切と言われているのですが、八村選手は開幕先発出場を果たし、ここまで20試合連続で先発しているのですから、十二分というか、NBAルーキーとして、とても素晴らしいプレーを継続していることは間違いありません。

 次第に成績が下がってくれば、先発はおろか、途中出場さえままならないのは、世界最高峰のリーグとして当然のことですが、そうした「厳しい眼」の中で、八村選手は「0得点」のゲームや「反則を重ねて」第4クオーターQに出場できないゲームが続いたりしたのですけれども、チームやファンの八村選手に対する期待が萎むことは無く、15試合目を過ぎたころから、まさに「NBAに慣れてきて」(第一段階の「慣れ」でしょうか?)、成績が高いレベルで安定してきました。
 本当に凄いことだと感じます。

 戦う相手は全て「NBAの強者」なのですから、八村選手のプレーを1・2試合観れば、その長所・短所を把握し、どのように対処すれば抑え込めるかを見出して実行することなど、造作もないことでしょう。
 そうでなければ、NBAのレギュラーを張り続けることなど、出来る筈が無いからです。

 この試合の相手も、ここまでイースタンカンファレンス上位の5位に居る76ersであり、NBA屈指のセンターであるジョエル・エンビード選手を擁するチームでした。
 身長203cm・体重104㎏の八村選手(とても大きい)に対して、エンビード選手は身長213cm・体重128kg(もの凄く大きい)ので、その圧倒的なパワーの前に、八村選手そしてウィザーズの苦戦が予想されたのです。
 しかし、ウィザーズと八村選手は、この「エンビード選手を始めとする76ersの壁」を見事に破って、勝利を挙げたのです。
 ちなみに、八村選手27得点、エンビード選手26得点でした。

 一般的に言えば、デビュー後少しの間は活躍したルーキーが、次第に活躍できなくなり、ルーキーイヤーの序盤に姿が見えなくなることは、どのプロスポーツにおいても観られる現象です。
 むしろ、そちらの方が普通なのかもしれません。

 最上位の公式戦で「叩かれ」、下部組織で力・技を磨いて、再び表舞台に登場し活躍するというのが、高いレベルのプロリーグにおけるルーキーの一般的な在り様、という見方も出来そうです。

 しかし、我らが八村選手は、連続出場を続けているのです。

 おそらくは、今後も日本語で言うところの「スランプ」の波が、何度か八村選手に襲い掛かるのでしょうが、現在のように、「怯むことなく思い切って自由に」自らのプレーを披露することができれば、デビュー時から感じられる、コートにおける「存在感」が薄れることは無いのではないでしょうか。

 本当に、素晴らしいプレーヤーだと思います。

[10月23日・ダラスアメリカンエアラインズセンター]
ダラス・マーベリックス108-100ワシントン・ウィザーズ

 NBAドラフトで一巡目指名を受けて、ウィザーズに入団した八村選手が、2019~20年シーズンの開幕戦・先発メンバーとして出場しました。
 デビュー戦です。

 「開幕戦・先発」とは、本当に素晴らしい!

 どんなスポーツにおいても、いかにドラフト一巡目指名のプレーヤーであっても、レギュラーシーズン開幕戦において、いきなり先発出場というのが、どれほど稀有なことであるかは、NPBのドラフト指名選手を観ても明らかでしょう。
 むしろ、滅多に無いことなのです。

 プレシーズンのゲームや練習において、ウィザーズの先発に相応しいプレーヤーとして、チームに認められたのです。スキルはもとより、チームワークという面でも「合格」であったことは間違いありません。
 大変なことだと思います。

 そして、その八村選手がゲームを通じて出場し、「14得点・10リバウンド」のダブルダブルを達成したというのですから、これはもう「お祭り騒ぎ」をしたいくらいの状況です。

 映像で観る八村選手のプレーは、各種のシュートはもちろんとして、リバウンドでの活躍が目立ちました。
 特に、リングに接近する動きに特徴がある感じがします。

 私は八村選手の日本のファンですから、八村選手を良く知り、八村選手に注目していることもあるのでしょうが、コート上の八村選手の「存在感」も十分でした。
 「どこにいても分かる」というのは、スポーツ競技に共通する「一流選手の証」ですが、既に八村選手にはそうした「存在感」が備わっているように観えます。

 ゲーム終了後のインタビューで、八村選手はあまり機嫌が良くないように観えました。
 チームが敗れたことへの不満が大きいのでしょうけれども、自らのパフォーマンスとしても、例えば20得点以上は挙げたかったのでしょうか。
 私などは、開幕戦に先発出場し、各クオーターで出場したことだけでも、NBAのルーキーとして十分なデビュー、という感じがするのですが、八村選手は既にもっと上を観ているのです。

 ウィザーズの中心的なプレーヤーとしての、八村塁選手の活躍に大注目です。

 6月20日、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催された、2019年のNBAドラフトにおいて、ゴンザガ大学の八村塁(はちむら るい)選手が、1巡目・全体9位で、ワシントン・ウィザーズから指名を受けました。

 日本人プレーヤーが、NBAドラフト1巡目で指名されることは、史上初のことです。

 50年くらい前から、日本のバスケットボール界を観てきた立場、日本鉱業チームVS日本鋼管チームの日本一を争う試合をハラハラしながら観ていたオールドファンからすると、「夢のような話」であり、Bリーグの大盛況と共に、日本のバスケットボール界の長足の進歩を感じます。

 八村選手は、1998年生まれの21歳、富山県出身、父親がベナン人(ベナンはアフリカ西部の国、ガーナの近くです)、母親が日本人。
 身長205cm・体重108kgの堂々たる体躯を誇ります。ポジションは、パワーフォワードあるいはスモールフォワード。

 正直に言って、これまで八村選手のプレーをテレビ等で長時間眼にしたことはありませんし、1試合を通じて観たことも無い(私の情報収集力の弱さ故ですが)のですが、「NBAドラフト」という、バスケットボール発祥の国における極めて公正な物差しにより、「1巡目・全体9位」という、とてつもなく高い評価を獲得したのですから、間違いなく素晴らしいアスリートなのでしょう。

 そして、これからは八村塁選手のプレーを眼にする機会が増えそうです。本当に楽しみです。

 「夢のような話」が、現実のものとなりました。
[5月30日・第1戦・スコティアバンクアリーナ]
ラプターズ118-109ウォリアーズ

[6月2日・第2戦・スコティアバンクアリーナ]
ウォリアーズ109-104ラプターズ

[6月5日・第3戦・オラクルアリーナ]
ラプターズ123-109ウォリアーズ

[6月7日・第4戦・オラクルアリーナ]
ラプターズ105-92ウォリアーズ

[6月10日・第5戦・スコティアバンクアリーナ]
ウォリアーズ106-105ラプターズ

[6月13日・第6戦・オラクルアリーナ]
ラプターズ114-110ウォリアーズ

 終始ファイナルをリードしたラプターズが、4勝2敗でウォリアーズを下し、初優勝を飾りました。
 カナダのチームによるNBAファイナル制覇は史上初、ラプターズはチーム創設24シーズン目の栄冠でした。

 故障者が多いとはいえ、プレーオフの勝ち上がりの様子や「ファイナルの戦い方をよく知っている」ことから、戦前は「ウォリアーズが優位」との見方が多かったと思いますが、ラプターズはシリーズを支配しながら押し切りました。
 見事な戦い振りであったと感じます。

 シリーズの流れを決めたのは、第1戦と第3戦であったと感じます。

 第1戦はラプターズのホームゲームでした。
 このゲームでは、エースのカウアイ・レナード選手が43分、パスカル・シアカム選手が39分、カウル・ラウリー選手が36分の出場と大車輪の活躍でしたが、ウォリアーズも、ステフィン・カリー選手の40分、ドレイモンド・グリーン選手の40分、クレイ・トンプソン選手の39分の出場で対抗しました。
 両チームともに主力選手が相応の活躍を魅せたのです。

 そうした「互角」の展開の中で、前半を10点リードで折り返し、後半のウォリアーズの追い上げを凌いで9点差で勝利しました。
 堂々たる内容の勝利でした。
 このゲームで、ラプターズは「やれる」という手応えを感じたのではないでしょうか。
 逆にウォリアーズは、ラプターズの力量、想定以上の力量を感じたのではないでしょうか。

 第2戦をウォリアーズが取っての第3戦、ウォリアーズのホーム・オラクルアリーナでのゲームが、今シリーズの天王山であったと感じます。
 ラプターズはこのゲームを「終始リードして14点差で勝ち切った」のです。
 過去5シーズンのファイナルにおいて、ウォリアーズがこれだけ一方的に敗れたことは無かったと思います。
 ラプターズが「力の差を示した」ゲームということになります。

 ラプターズ3勝1敗で迎えた第5戦、最終盤にウォリアーズは3ポイントシュートを3連続で決めて106-105と「1点差」で逆転勝利を収めました。「首の皮一枚残った」と報じられましたが、これが今ファイナルのウォリアーズの「精一杯」のプレーであったことは、第6戦の内容と結果が示しています。
 3連覇を目指したウォリアーズのファンにとっては、本当に残念なシリーズとなってしまいました。

 ファイナル2019のMVPは、カウアイ・レナード選手でした。
 シリーズ平均得点28.5など、ファイナルを通して歴代のレジェンド達と肩を並べる数字を残したことも素晴らしいのですけれども、何と言っても、チームの大黒柱として、プレーオフを通じて安定した働きをしたことが、高く評価されるべきでしょう。
 堂々たるMVPだと思います。

 ラプターズは「王者」ウォリアーズに完勝しました。

 ファイナルで観れば、2014年から2018年のNBAは「ウォリアーズの時代」でした。
 今回の優勝が、「ラプターズの時代」の到来を意味するものなのかどうかの判断は、来季のプレーオフを待たなくてはならないのでしょう。


 NBA2018~19シーズンのプレーオフは、両カンファレンスの決勝が終了して、ファイナル進出チームが決まりました。

[イースタンカンファレンス決勝]
トロント・ラプターズ 4勝2敗 ミルウォーキー・バックス

[ウェスタンカンファレンス決勝]
ゴールデンステイト・ウォリアーズ 4勝0敗 ポートランド・トレイルブレイザーズ

 イースタンカンファレンスCのプレーオフは、バックスが好調な勝ち上がりを魅せました。
 24歳、身長2m11cm、期待の若手プレーヤー、ヤニス・アデトクンボ選手が縦横無尽の活躍を披露して、デトロイト・ピストンズを4連勝で破り、ボストン・セルティックスを4勝1敗で撃破して、カンファレンス決勝に駒を進めたのです。
 ピストンズとセルティックスは、イースタンCにおける伝統のチームであり、プレーオフでは格別の強さを示すことが多いのですが、今季のバックスは悠々と駒を進めたのです。

 そして、カンファレンス決勝の第1戦・第2戦を連勝した時には、このままバックスがファイナルに進出するのではないか、との見方が広がりました。
 気の早いメディアは、「NBAの次代を担うアデトクンボ選手とウォリアーズの戦い」への期待を書き綴ったのです。

 ところがラプターズは、C決勝第3戦から、怒涛の反撃を魅せました。
 カイル・ラウリー選手やカワイ・レナード選手の活躍を中心に、第3戦を118-112で勝利すると、第4戦も120-102で勝ち、C決勝を2勝2敗のタイとしました。
 この段階で、C決勝の流れはラプターズに傾いていたと思いますが、第5戦を105-99のロースコアゲームで制したラプターズが、第6戦も100-94で制して、「4連勝」でファイナル進出を決めたのです。

 一概には言えないのでしょうが、やはり第2戦で125点を挙げたバックスの攻撃を、第3戦以降次第に抑え込んだところに、今季C決勝におけるラプターズの戦い振り、戦略・戦術が滲んでいるように観えます。

 最近のファイナルにおける、レブロン・ジェームズ選手のプレーに代わる活躍(至難の技であることは間違いありませんが・・・)が期待されたアデトクンボ選手でしたが、今季は残念ながらその姿をファイナルで観ることはできませんでした。

 一方のウエスタンCプレーオフは、「いつものように?」ウォリアーズが強さを見せつけました。
 C準決勝までは、ケビン・デュラント選手が攻撃のエンジンでした。
 プレーオフ緒戦のロサンゼルス・クリッパーズ、第2戦のヒューストン・ロケッツとの戦いはいずれも4勝2敗で危なげなく勝ち進んだ印象です。2敗はしているけれども「余裕含み」という戦い振りであったと思います。

 そして、その大エンジンたるデュラント選手が「右ふくらはぎ」の故障で戦列を離れると、今度はステフィン・カリー選手が取って代わり、攻撃の大エンジンとなったのです。
 ウォリアーズの「二枚看板」の威力をまざまざと見せつけたC決勝は、トレイルブレイザーズを相手にスイープしました。第2戦は3点差、第3戦は1点差、第4戦は2点差と、接戦が続いたのですけれども、試合時間残り30秒を切ってからのウォリアーズの強さは「別格」という感じがしますので、トレイルブレイザーズファンの皆様には申し訳ありませんが、ウォリアーズはまだ「余裕含み」のドライブを続けているのではないでしょうか。

 さてファイナルです。

 5月27日、ウォリアーズのヘッドコーチHCスティーブ・カーは、ファイナル緒戦にケビン・デュラント選手が欠場すると発表しました。加えて、デマーカス・カズンズ選手も大腿四頭筋断裂の怪我から回復していないので出場は不透明とコメントしたのです。

 中心選手2名を欠くというのは、ウォリアーズとしては大きな戦力ダウンを余儀なくされることですけれども、何か、あまり心配していないような様子が感じられるのも、いかにもウォリアーズという感じがします。

 第1戦・第2戦をデュラント、カズンズ抜きで戦い、勝てないようなら、第3戦から投入するという戦略なのかもしれません。
 
 ラプターズとしては、デュラント選手が出場を余儀なくされるような展開に持っていかなければ、ファイナル制覇は覚束ないということになるのでしょう。

 5月31日のファイナル第1戦が、本当に楽しみです。

 日本男子バスケットボール代表チーム=AKATSKI FIVE(アカツキ ファイブ)に歓喜の瞬間が訪れました。
 
 2月24日、カタールで開催されていた、ワールドカップ・アジア最終2次予選をF組2位で突破して、本大会への出場を決めたのです。

 快挙です。

 FIBA(国際バスケットボール連盟)バスケットボール・ワールドカップは、かつてバスケットボール世界選手権と呼ばれていた、バスケットボール界のナショナルチーム同士による、世界最高の大会。4年に1度の開催です。
 まさに、サッカーのFIFAワールドカップに相当するものです。

 サッカーのワールドカップに日本代表チームが出場することが「至難の技」であった時代が長く続き、現在でも本大会出場は容易なことでは無いのは周知のことですが、1950年に開始されたバスケットボールのワールドカップ出場も、日本代表チームにとって常に「高峰」です。

 最近では2006年大会以来13年振りの出場となりますが、2006年大会は自国開催でしたので「開催国枠」での出場でした。予選を突破しての出場となれば、1998年のギリシャ大会以来21年振りの出場、5度目のワールドカップなのです。

 2019年8月から9月にかけて中国で開催されるワールドカップ2019に向けてのアジア地区予選における日本チームの滑り出しは、とても悪いものでした。フィリピン代表チームやチャイニーズ・タイペイ代表チーム他に負け続け、0勝4敗と追い込まれたのです。

 「今回もワールドカップ出場は難しいか」と感じていましたが、八村塁選手、ファジーカス・ニック選手(日本国籍取得)、渡辺雄太選手らの新たな有力選手をチームに加えて、反攻に出ました。
 新加入のプレーヤー達と比江島慎選手や竹内譲次選手らが見事なコンビネーションを魅せてくれたのです。

[2018年6月29日・アジア最終予選]
日本79-78オーストラリア

 このゲームの勝利が、日本代表チームに大きな勢いを与えたことは間違いありません。
 世界ランキング10位の強豪オーストラリア代表を相手にしての「1点差勝利」でした。

 ここからのAKATSUKI FIVEの進撃は素晴らしいものでした。

[2018年7月2日]
日本108-68チャイニーズ・タイペイ

[2018年9月13日]
日本85-70カザフスタン

[2018年9月17日]
日本70-56イラン

[2018年11月30日]
日本85-47カタール

[2018年12月3日]
日本86-70カザフスタン

[2019年2月21日]
日本97-89イラン

[2019年2月24日]
日本96-48カタール

 最終予選を終えてのF組の順位は、
① オーストラリア 10勝2敗・得失点差328→ワールドカップ出場
② 日本 8勝4敗・同144→ワールドカップ出場
③ イラン 8勝4位・同79
④ フィリピン 7勝5敗・同35
⑤ カザフスタン 4勝8敗・同▲135
⑥ カタール 2勝10敗・同▲295

 2018年6月29日にオーストラリアチームを接戦で下した日本チームにとっての次の難敵は、世界ランキング25位と格上のイランチームでした。
 ワールドカップ出場に向けての「最大の壁」なのです。

 天王山は2月21日の対戦でしょう。
 日本チームはこれを97-89で制して、ワールドカップに大きく前進したのです。

 ご承知のように、サッカーや柔道と並んで、世界で最も競技人口の多い、メジャーなスポーツであるバスケットボールは、世界中に強いナショナルチームが存在します。
 国ごとのGDPや人口に係わらず、強いチームは強いのです。

 いかにも「気候を問わない(屋内競技であり、相当寒いところでも暑いところでも1年中プレーできる)」、そして多くのプレーヤーを要せず(1チーム5名)、簡単な設備でプレーできる、という、バスケットボール競技の特性が表れていると感じます。(バスケットボールが世界で最もメジャーなスポーツのひとつである理由も、ここに有るのでしょう)
 そのワールドカップ出場がいかに難しいことであるかも、容易に想像できます。

 こうした中で、4連敗の後の8連勝という「離れ業」を日本チームは成し遂げたのです。
 見事な粘りと反発力でした。

 「AKATSUKI FIVE」には、ワールドカップ2019中国大会での大活躍が期待されます。
 日本バスケットボール界にとっては「千載一遇」のチャンスが訪れたのです。
 
 この「大活躍」が、東京オリンピック2020への出場権獲得、現在認められていない「開催国枠出場」の復活にも結びつくのでしょう。
 
ファイナル2018も終わり、NBAは来季に向けてのチーム作りの時期ですが、7月2日、レブロン・ジェームズ選手がレイカーズとの契約に合意したと報じられました。

 当代最高のスーパースターの去就は、当然のことながら注目されていました。

 クリーブランド・キャバリアーズとの契約オプションを破棄してFAになっていたレブロン選手が、どのチームを選ぶかが、ブックメーカーの賭けの対象になっていたほどです。

 そしてその賭けの1番人気でもあったレイカーズに決まったのです。

 4年・1億5400万ドル(約170億円)という金額は、来季を観れば、キャブスとのオプション契約と大差はありませんから、レブロン選手はお金の為に移籍したのではないということになります。
 「次に何をやるか」を考えての移籍なのでしょう。

 西海岸の名門チームとして、このところの不振=5シーズン連続勝率5割未満、は眼を覆わんばかりのレイカーズですから、「レブロン・ジェームズという梃入れ」で一気に浮上を目指しているのでしょう。

 かつての「カリーム・アブドルジャバーとマジックジョンソンの時代」、20世紀終盤から21世紀にかけての「シャキール・オニールとコービー・ブライアントの時代」を例に挙げるまでも無く、レイカーズはNBAを代表するチームです。
 そのレイカーズが、何時までも不振というのではNBA全体にも悪影響を及ぼしかねないという危機感もあったのであろうと感じます。

 さて、レブロン・ジェームズ選手は、再び「チームの再建」に力を注ぐこととなりました。

 そのキャリアを締めくくるステージとなるかもしれないレイカーズにおける活躍から、眼が離せません。

 5月31日から始まった2018年のNBAファイナルは、ゴールデンステート・ウォリアーズがクリーブランド・キャバリアーズを4連勝で下し、2年連続の優勝を飾りました。

・第1戦 5月31日
 ウォリアーズ124-114キャバリアーズ(OT)

・第2戦 6月3日
 ウォリアーズ122-103キャバリアーズ

・第3戦 6月6日
 ウォリアーズ110-102キャバリアーズ

・第4戦 6月8日
 ウォリアーズ108-85キャバリアーズ

 ファイナルを通じて、ウォリアーズがキャバリアーズに圧力を掛け続けた印象のシリーズでした。
 第3戦、地元に帰ってのキャブスが第1・第2クオーターQをリードしたことを除けば、第2戦以降はウォリアーズペースの試合展開となっていましたから、やはり今ファイナルの帰趨を決したのは第1戦、それも第4Qの終盤から、オーバータイムにかけてということになるのでしょう。

 第1戦、第2Qを終えてのスコアは56-56の同点。第3Qでウォリアーズが6点をリードしましたが、第4Qキャブスは懸命の追い上げを見せます。
 キャブスは1点差・106-107の状況下、試合時間残り4.7秒で、ジョージ・ヒル選手がフリースロー2本を獲得しました。
 キャブスにとって絶好のチャンスが訪れたのです。

 しかし、ヒル選手はこれを1本外してしまいます。

 別の見方をすれば「1本は決めて」、107-107の同点としたのです。

 そして試合時間残り4.5秒、ボールはキャブスのJRスミスが確保しました。
 最後の「勝負を決めるシュート」が放たれるものと、誰もが思った瞬間でした。

 ところが、JRスミス選手は「ボールを保持したまま」残り時間を使い切ってしまったのです。

 キャブスのタロン・ルー・ヘッドコーチHCは「スミス選手が1点リードと勘違いしたのだろう」と言い、スミス選手は「ベンチがタイムアウトを取る」と考えていたという、試合後のコメントでした。
 事の真相はともかくとして、キャバリアーズが絶好のチャンスを逃したことは確かです。

 シリーズ前、戦力的に観てウォリアーズが有利、という評価が一般的でしたから、キャバリアーズとしては敵地での緒戦を取って、勢いに乗りたい大事な試合でした。
 そして、キャブスの勝利は手の届くところにありました。

 個人的には、ジョージ・ヒル選手のフリースローが「乾坤一擲」であったと感じています。

 オーバータイムはウォリアーズの一方的な展開(17-7)となり、キャバリアーズは敗れました。

 大エースのレブロン・ジェームズ選手が、51得点、8リバウンド、8アシストという大車輪の活躍、フィールドゴールパーセンテージ59.4%という驚異的なパフォーマンスを魅せたゲームを落としたことは、シリーズの帰趨を決定付けました。

 ベンチとプレーヤーの微妙なズレも表面化したキャバリアーズは、残念ながら、為す術も無く敗れたのです。
[5月27日・ECF・第7戦]
クリーブランド・キャバリアーズ87-79ボストン・セルティックス

[5月28日・WCF・第7戦]
ゴールデンステート・ウォリアーズ101-92ヒューストン・ロケッツ

 セルティックス3勝2敗で迎えた、イースタンカンファレンス・ファイナルECFでしたが、第6戦と第7戦をキャバリアーズが連勝して4勝3敗と逆転し、NBAファイナルに駒を進めました。
 セルティックスのホームで行われた第7戦でのキャブスの「勝負強さ」が際立ちました。

 ロケッツ3勝2敗で迎えた、ウェスタンカンファレンス・ファイナルWCFでしたが、第6戦と第7戦をウォリアーズが連勝して4勝3敗と逆転し、NBAファイナルに駒を進めました。
 ロケッツのホームで行われた第7戦でのウォリアーズの「勝負強さ」が際立ちました。

 上記の2段落は、チーム名以外は全く同文です。

 ECF、WCF共に、本当に良く似た展開となったのです。

 そして、NBAファイナルは再び、キャバリアーズとウォリアーズの対戦となりました。

 2010年代後半のNBAにおいては、この2チームが「ポストシーズンの勝ち方を知っている」のは間違いないところでしょう。
 共に「計算通りの勝利」にも観えますから、カンファレンスファイナルを盛り上げるために、キャバリアーズとウォリアーズは「意図的に」第7戦まで持ってきたのではないか、という穿った見方さえ出てきそうな展開でした。

 先に行われたECF最終戦は、前半第2ピリオドPを終えて、セルティックスが43-39とリードしました。ホームでロースコアゲームに持ち込んでいることも有り、セルティックス有利の試合展開に見えました。
 ところがキャブスは、第3・4Pで48-36とセルティックスを圧倒し、「悠々と」勝ち切りました。
 まるで「第3Pから本気を出した」かのように観えました。

 今回「も」、大エースたるレブロン・ジェームズ選手の獅子奮迅の働きがチームに勝利を呼び込みました。
 「全48分にフル出場」というだけでも、これがカンファレンスファイナルという極めて厳しいゲームであることを考え合わせれば驚異的なことですが、35得点・15リバウンド・9アシストというのですから、まさに「信じられないような」パフォーマンスです。

 レブロン選手個人で見ても、前所属チームのマイアミ・ヒート時代から通算して「8年連続のNBAファイナル出場」というのですから、2011年以降、レブロン・ジェームズ選手は「ファイナルの舞台に立ち続けている」ことになります。
 その間、大きな故障・怪我も無く、高い実力のチームの一員であり続けることができたというのは、自身の節制と鍛錬の賜物でもあるのでしょうが、やはりバスケットボールの神様の支援無くしては、到底不可能なことでしょう。
 レブロン選手は「4度目のファイナル制覇」を目指すこととなったのです。

 続いてWCFですが、こちらも前半2Pまでは、ロケッツが54-43とリードしました。ECFセルティックスのリードより大きな点差です。ホームのロケッツが2ケタ得点差でリードしたとなれば、ゲームはこのままロケッツが支配すると観るのが常道でしょう。

 ところがウォリアーズは、第3・4Pを58-38と「20点差」で圧倒して、「悠々と」逆転勝ちを収めました。
 まるで「第3Pから本気を出した」かのように観えました。

 ケビン・デュラント選手が34得点、ステフィン・カリー選手が27得点・9リバウンド・10アシスト、クレイ・トンプソン選手が19得点、ドレイモンド・グリーン選手が13リバウンドと、相変わらずの多彩でキッチリと分業化された攻撃陣が、「第3Pから」本格稼働したのです。
 何か、前半に体力を温存し、後半の20数分に集中するような試合運びです。

 さて、NBAファイナルは4年連続で、キャバリアーズとウォリアーズの戦いとなりました。

 「レブロン・ジェームズ選手を中心とした攻撃陣」と「カリー選手・デュラント選手・トンプソン選手の多彩な攻撃陣」という構図も継続されています。

 昨年同様に「1対3」の様相ですので、変な書き方ですが「普通に戦えばウォリアーズの方が強い」のでしょう。いかにレブロン選手でも「スタープレーヤー3人分の働き」は至難の技なのです。
 
 5月31日から始まるファイナル2018では、キャバリアーズに「レブロン・ジェームズ選手の獅子奮迅の活躍」にプラスされる「α」が出現するかどうか、がポイントとなりそうです。
 5月13日に幕を開けた、今季のカンファレンス・ファイナル。
 ウエスタンがゴールデンステート・ウォリアーズ、イースタンがクリーブランド・キャバリアーズという、このところの「NBAファイナルの常連2チーム」が早々に勝ち抜けるとの見方もありましたが、両カンファレンス共に「大接戦」となっています。

① イースタン・カンファレンス

・第一戦 5月13日 ボストン・セルティックス108-83キャバリアーズ
・第二戦 5月15日 セルティックス107-94キャバリアーズ
・第三戦 5月19日 キャバリアーズ116-86セルティックス
・第四戦 5月21日 キャバリアーズ111-102セルティックス
・第五戦 5月23日 セルティックス96-83キャバリアーズ

 第五戦を終えて、セルティックスの3勝2敗

② ウエスタン・カンファレンス

・第一戦 5月14日 ウォリアーズ119-106ヒューストン・ロケッツ
・第二戦 5月16日 ロケッツ127-105ウォリアーズ
・第三戦 5月20日 ウォリアーズ126-85ロケッツ
・第四戦 5月22日 ロケッツ95-92ウォリアーズ
・第五戦 5月24日 ロケッツ98-94ウォリアーズ

 第五戦を終えて、ロケッツの3勝2敗

 イースタンは、「ホームチームが勝つ」形となっています。
 それも、かなり「一方的にホームチームが勝つ」のです。

 このままで行けば、第六戦はキャバリアーズが勝って、第七戦に縺れ込みそうです。第七戦のホームはセルティックスですが、キャブスも易々とは負けないでしょうから、5月27日の最終戦(勝手に第7戦まで縺れ込むと決めてかかっいますが)は「大一番」となるでしょう。

 プレーヤー毎に観て行くと、第一戦では調子が上がらなかったレブロン・ジェームズ選手(キャバリアーズ)ですが、第二戦からはエンジン全開、第四戦では44得点を挙げました。ケビン・ラブ選手やトリスタン・トンプソン選手も、キャブスの中核として活躍しています。

 一方のセルティックスは、戦前の予想通り「全員で攻め、全員で守る」プレーが出来ていて、ジェイレン・ブラウン選手やジェイソン・テイタム選手、アル・ホーフォード選手、テリー・ロジアー選手らが「日替わりヒーロー」になっている形。
 もともとディフェンスのチームですが、今カンファレンス・ファイナルでは相応の得点力も魅せていますから、キャバリアーズにとっても難敵となっているのでしょう。

 ウエスタンの方は、初戦を敵地でウォリアーズが圧勝した時には、このまま押し切るかに見えました。
 ところがここからロケッツの反撃が始まったのです。

 特に、第四戦、第五戦の「接戦」をロケッツが連勝し、王手をかけました。
 ウォリアーズの得点力を削ぎ、ロースコアゲームに持ち込むゲームマネジメントが、大きな効果を挙げているのです。(まるで、セルティックスのような試合運びです)

 5月26日の第六戦でも、ウォリアーズの得点を100点未満に抑え込むことが出来るようなら、ロケッツが押し切る展開も有り得ます。
 ウォリアーズとして、ステフィン・カリー選手、ケビン・デュラント選手、ドレイモンド・グリーン選手らの攻撃力を発揮して、120点越えのゲームを展開したいところでしょう。

 今シーズンのカンファレンス・ファイナルは、本当に面白い展開となっています。

 「ボストンとヒューストンのNBAファイナル」というのも悪くない、と思います。
 NBA2017~18シーズンも佳境に入り、両カンファレンスの代表チームを決めるカンファレンスファイナルのカードが決まりました。

[ウェスタンカンファレンスWC]
ヒューストン・ロケッツVSコールデンステート・ウォリアーズ

[イースタンカンファレンスEC]
ボストン・セルティックスVSクリーブランド・キャバリアーズ

 WCは、レギュラーシーズン65勝17敗で1位となったロケッツが、プレーオフも順調に勝ち上がりました。
 プレーオフ緒戦は、ミネソタ・ティンバーウルブスを4勝1敗で下し、続くユタ・ジャズも4勝1敗で破ってのカンファレンスファイナル進出です。好調なシーズンを送っているという形です。

 そして今季もウォリアーズが進出してきました。
 レギュラーシーズンを58勝24敗の2位でクリアして、プレーオフ緒戦はサンアントニオ・スパーズを4勝1敗、ニューオーリンズ・ペリカンズも4勝1敗で下しての進出は、安定感抜群という感じがします。
 エースのステフィン・カリー選手もペリカンズとの戦いから復帰してきましたので、体制も整ったというところでしょう。
 それにしても、カリー選手抜きでも、「ゆうゆうと」プレーオフを戦ってきたように見えるところが凄いところです。

 カンファレンスファイナルについては、体制が整ったウォリアーズの方に分があると見るのが常道でしょう。
 エースのジェームズ・バーデン選手を中心としたロケッツが、ゲーム前半で大量点差を付けることが出来るようなら、縺れる可能性があります。
 
 ECでは、レギュラーシーズン55勝27敗で2位のボストン・セルティックスが、プレーオフ緒戦でミルウォーキー・バックスとの接戦を4勝3敗で制して、続くフィラデルフィア76ers戦を4勝1敗で勝ち抜き、決勝に進出してきました。
 もともと「プレーオフに強い」と定評のあるチームですが、今季もその伝統を披露している形でしょう。

 レギュラーシーズン50勝32敗で4位となったキャバリアーズですが、プレーオフ緒戦のインディアナ・ベイサーズを4勝3敗で下すと、第2戦ではレギュラーシーズン1位のトロント・ラプターズを4勝0敗で破って、早々にカンファレンスファイナル進出を決めました。
 「本気になる」と強い、このところのキャブスですので、ようやく「やる気になった」というところでしょうか。

 カンファレンスファイナルについては、やはりキャバリアーズの方が有利と見たいところです。
 大エース、レブロン・ジェームズ選手を中心としたチームは、「凄み」さえ感じさせる試合運びで、今季もNBAファイナルに進出しそうです。

 セルティックスとしては、「伝統の守備力」に「どこからでも点が取れる自在性」を加えて、総合力で戦って行く形でしょうか。

 このところのNBAファイナルは「ウォリアーズVSキャバリアーズ」が続いています。
 このカードは、「2010年代後半のNBAファイナルの風景」となっているので、これはこれで見応え十分なファイナルなのですが、少し他の対戦も観てみたいと考えるのが人情でしょう。

 5月13日から始まるカンファレンスファイナルにおける、ロケッツとセルティックスの「乾坤一擲の戦い」に期待します。
 今季のNBAレギュラーシーズンも佳境を迎え、各地区でプレーオフ進出を決めるチームが出始めています。
 
 そうした中で、プレーオフ進出を決めたチームのひとつ、クリーブランド・キャバリアーズの大エース、レブロン・ジェームズ選手の「大記録の報」が3月26日に齎されました。

 25日のブルックリン・ネッツとのゲームで、37得点10リバウンド8アシストを記録したレブロン選手は、これで「10シーズン連続2000得点越え」を達成しました。
 「10シーズン連続2000得点越え」は、過去にカール・マローン選手(12年連続)とマイケル・ジョーダン選手(11年連続)の2プレーヤーしか成し遂げていない大記録です。

 そもそも、こうした「連続記録」は「長期間プレー出来ない時期」が存在すれば不可能な訳ですから、スバ抜けた身体能力や得点力はもちろんとして、「故障・怪我が少ない」という難題をクリアしなければ達成できないのは、道理です。

 カール・マローン選手やマイケル・ジョーダン選手は、この難題をクリアしたプレーヤーであり、同じ通算得点ランキングの上位に位置する大プレーヤーでも、カリーム・アブドル・ジャバー選手やコービー・ブライアント選手には、何らかの理由で「切れ目があった」ことになるのでしょう。

 この大記録に関連して、興味深い記事があります。
 3月27日にBasket Countから配信された「衰え知らずの33歳、レブロン・ジェームズは体のケアに年間150万ドルを費やす」です。

 レブロン・ジェームズ選手が、自身の体のケアに毎年150万ドル(約1億6千万円)を費やしているという記事です。
 その「ケア」とは、高気圧酸素療法、凍結療法、Norma Tecなどの方法とのこと。
 それにしても、100万ドルを超える金額というのは凄いものです。
 年俸100万ドル・1億円というのは、洋の東西を問わず、一流プロフェッショナルアスリートの、ひとつの物差しなのですから。

 また、NBAのトップチームともなれば、チーム専属の料理人やトレーナーが居ることは当然なのですが、レブロン選手は自分専用のトレーナーやパーソナルシェフを別に雇い入れていると。

 派手というか豪快なプレーで知られるレブロン選手ですが、私生活は極めてストイックであるとも書かれています。
 「NBA史上最高のプレーヤーに成ること」が、最大にして唯一の望みなのかもしれません。
 その点では、サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手と共通するものが感じられます。

 チームの勝利の為に「全身全霊」を賭けるレブロン・ジェームズ選手の、NBAを代表する活躍は、当分の間続くことになるのでしょう。
 NBAの元(というか、今でも)スーパースター、コービー・ブライアント氏(39歳)の「永久欠番セレモニー」が12月18日に行われたと報じられました。

 アメリカ合衆国におけるプロバスケットボールの最高峰(=世界最高峰)、ナショナル・バスケットボール・アソシエーションNBAの歴史に残るというか、史上最高のプレーヤーのひとりであるコービーの背番号が「永久欠番」に指定されるのは、自然なことでしょうが、改めてその偉大さを認識する機会となりました。

① 「8番」と「24番」の2つが永久欠番に

 コービーは、18歳でNBAにデビューした時から2006年の前半までは背番号8、2006年の後半から2016年までは背番号24でプレーしたので、どちらの背番号が永久欠番になるのか、かねてから注目されていましたが、「両方」でした。

 まあ、どちらかが残ったとしても、ロサンゼルス・レイカーズの選手が使うのは難しい番号になるでしょうから、2つとも欠番になって分かり易いという感じでしょうか。

 NBA屈指の名門チームであるレイカーズですから、「永久欠番プレーヤー」も二桁を数えますが、2つの番号で永久欠番になったのはコービー・ブライアント選手が初めてです。
 
② 「8番」と「24番」の成績

 ほとんど同水準の成績を残しています。
 本当に凄いことだと感じます。

 「8番」での得点が16,777点、「24番」では16,866点、計33,643得点となっています。
 こんなにも「揃えられるもの」なのか、というぐらい同水準の得点です。

 2つの背番号でプレーした期間も、共に10年ずつ。計20年は、同じチームでプレーした期間としてNBA史上1位というのですから、これも凄いもの。

 唯一、NBAファイナル優勝回数(NBAチャンピオンの回数)において、「8番」が3回(2000年、2001年、2002年)、「24番」が2回(2009年、2010年)と、8番が上回ります。

 一方で、ローワー・メリオン高校(ペンシルベニア州)時代の背番号は24であったと伝えられていますから、コービー自身が付けていた期間という意味では24の方が長いことになります。

 いずれにしても、優劣が付け難い2つの背番号ということになるのでしょう。
 「コービー・ブライアントの偉大さ」を再認識させられたこのセレモニーは、今季NBAレギュラーシーズンの1戦、ロサンゼルス・レイカーズVSゴールデンステート・ウォリアーズのゲームのハーフタイムに行われ、レイカーズは延長の末114-116で惜しくも敗れました。
 レイカーズとしては、セレモニーを祝う意味でも勝ちたかったゲームですが、現在のNBAをリードするウォリアーズが底力を見せたということになります。

 これで、今シーズンのレイカーズは10勝18敗と低迷しています。
レイカーズ一筋だったコービー・ブライアント氏にとしては、レイカーズの復活を強く願っているのではないでしょうか。
[6月12日・第5戦・オラクルアリーナ]
ゴールデンステート・ウォリアーズ129-120クリーブランド・キャバリアーズ

 ウォリアーズ3勝1敗を受けての第5戦は、キャバリアーズとの接戦を制したウォリアーズが勝利し、通算成績4勝1敗でNBAファイナル2017を制しました。
 ウォリアーズにとっては、2年ぶり5度目のNBA王者です。

 第1クオーターQは、キャバリアーズが第4戦を制した勢いに乗って37-33と4点のリードで終えました。

 第4戦から「後手に回る」ことが多かったウォリアーズでしたが、第2Qに奮起して一気に逆転(38-23)し、前半を71-60の11点差で折り返したのです。
 結局この後は、ウォリアーズが終始リードして試合が進みましたから、この試合を決めたのは第2Qの攻防ということになります。

 このシリーズ好調のケビン・デュラント選手が要所要所で活躍を魅せました。
 このゲーム通算39ポイントを挙げ、FG%は70%という高率でした。厳しい競り合いの中で、キャブスが追い上げてくると、デュラント選手のゴールが水を差すと言った試合展開。
 フィジカルの強さもさることながら、デュラント選手の「負けず嫌い」というか精神的な強さが証明されたシリーズであったとも感じます。

 キャバリアーズでは、やはり「大黒柱」レブロン・ジェームズ選手の活躍が目立ちました。
 この試合でも41ポイントと両チームトップ。プレーのスピードと俊敏性、そして「強さ」は目を見張るものがあります。「NBA史上最高のプレーヤー」という評価が、記録面でも記憶面でも固まりつつあると思います。

 第5戦に来て、ウォリアーズではクレイ・トンプソン選手(11ポイント)、キャバリアーズではケビン・ラブ選手(6ポイント)がやや不調でした。この得点力不足をカバーしたのが、ウォリアーズではアンドレ・イグダーラ選手(20ポイント)であり、キャバリアーズではJRスミス選手(25ポイント)だったのでしょう。

 そして勝負を決したのは、ステフィン・カリー選手(34ポイント)とカイリー・アービング選手(26ポイント)の対決だったのかもしれません。

 第3戦までは、ウォリアーズのスイープかと見られていたシリーズでしたが、第4戦をキャバリアーズが地元で捥ぎ取った時、縦横無尽にガンガンと走り回るキャブスのプレーが展開された時には、2017年の再現かという見方も生まれました。

 プレーの判定を巡って、再三に渡って長時間試合が中断するという、滅多に無い位「荒れた試合」の流れの中で、大きなリードを奪われると、ウォリアーズには意外に反発力が無いようにも見えたのです。

 しかし、第4戦から第5戦の間にウォリアーズはチームを立て直し、特に第4戦・第1Q49点、前半86点(いずれもファイナル新記録の驚異的な数値)を喫したディフェンスを、相応に立て直して来ました。
 やはり「通常レベルの攻め合い」となれば、ウォリアーズの方に分があるのでしょう。

 キャバリアーズとしては、ウォリアーズの「16勝0敗のプレーオフ」を阻止したものの、2016年のチャンピオンとして連覇を逃したことは、とても残念なことでしたけれども、3年連続同一カードという、NBAファイナル史上初のシリーズを戦い抜き、過去3年間のNBAは「ウォリアーズとキャバリアーズの両雄の時代」であったことを、しっかりと証明してくれたように感じます。

 恐ろしいスピードの攻守の切り替え、フィジカルの強さと凄まじい俊敏性の併存・・・。
 バスケットボールの「新時代」を感じさせるファイナルでした。
[6月1日・第1戦]
ウォリアーズ113-91キャバリアーズ

[6月4日・第2戦]
ウォリアーズ132-113キャバリアーズ

 レギュラーシーズンを圧倒的な強さで勝ち続け、プレーオフに入っても、1回戦、準々決勝、準決勝と全ての対戦を4勝0敗(史上初)、つまり12戦全勝でファイナルに勝ち上がった、ゴールデンステート・ウォリアーズの勢いが止まりません。

 2016年のチャンピオンで、連覇を目指すクリーブランド・キャバリアーズを、第1戦、第2戦とも問題なく破り、2勝0敗としました。
 これでプレーオフは14戦14勝。驚くべき強さと言えるでしょう。

 バスケットボールにおいて「20点差」のゲームというのは、「圧倒的な力の差」を明示するものです。
 その「20点差」ゲームが、NBAファイナルにおいて続いているのですから、今季のウォリアーズの強さは「桁違い」ということになります。

 3年連続で同じカードとなったファイナルですが、2015年はウォリアーズが勝ち、2016年はキャブスが勝っていますが、共に接戦でした。
 特に2016年は、ウォリアーズが3勝1敗とリードして「連覇間違い無し」という態勢を築きながら、第6戦、第7戦の第3Q・第4Qに「突然、スプラッシュブラザーズの3ポイントシュートが入らなくなる」という怪奇?現象に見舞われ、レブロン・ジェームズ選手の獅子奮迅の活躍もあって、キャバリアーズが大逆転優勝を遂げたのです。
 ファイナル史上に刻まれる大逆転でした。

 この苦い敗戦を踏まえて、ウォリアーズが取った施策は「更なる攻撃力の向上」でした。
 オクラホマシティ・サンダーからケビン・デュラント選手を獲得したのです。
 これには驚かされました。

 ステフィン・カリー選手とクレイ・トンプソン選手の「スプラッシュブラザーズ」に加えて、ケビン・デュラント選手とは・・・。
 「多彩な得点の形を保持する」デュラント選手が加入して、ウォリアーズの得点力は、万全なものとなったのです。

 NBAファイナル2017の戦前から、「さすがに今季はウォリアーズが圧勝する」という見方が多かったと思います。
 そして、2ゲームを終えて、この予想は現実のものとなりつつあります。

 新戦力のデュラント選手は、第1戦で38ポイント、第2戦で33ポイントを挙げてチームの得点王、加えて第2戦ではリバウンドも13とトップ。

 レブロン・ジェームズ選手の得点を2ゲームとも上回る成績ですから、デュラント選手の成績は、チームにひとり居るかどうかという「大エース」のレベルですが、当然のことながら、ウォリアーズにはカリー選手もトンプソン選手も居て、出場しているのです。

 これでは、得点力に差が付くのも、止むを得ないところでしょう。

 現状では、「ウォリアーズ4連勝・ファイナル制覇」を止めるのは、至難の技に見えます。

 ホームに帰っての第3戦における、クリーブランドの戦い振りに大注目でしょう。

 まずは、ウォリアーズの「16戦全勝・パーフェクトプレーオフ」を阻止することから、始めなければないのです。
 Bリーグ・レバンガ北海道のシューティングガードSG折茂武彦選手が、リーグ日本人初の通算9000得点を達成しました。
 11月28日の千葉ジェッツ戦でした。

 1993年に、当時の日本バスケットボールリーグ・トップリーグのトヨタ自動車(現在のアルバルク東京)でキャリアをスタートし、24年間をかけての大記録達成です。

 こうした記録は、日本バスケットボール界の歴史を象徴するものですし、「Bリーグ」がスタートした年に相応しい出来事だとも感じます。

 アメリカのバスケットボール最高峰=世界最高のバスケットボールリーグであるNBAは、第二次世界大戦が終結した翌年1946年に創設されましたが、1970年代までは、その人気は高くはありませんでした。
 ライバルリーグであるABAが1967年に創設されたことなどが低迷の要因だったのですが、現在のNBAの隆盛からは、想像もできないほどの状態だったのです。

 そうした中で、NBAを支えていたプレーヤーのひとりに、ロサンゼルス・レイカーズのカリーム・アブドル・ジャバー選手が居ます。
 
 1969年、ミルウォーキー・バックスでNBAデビューを果たしたアブドル・ジャバー選手は、1975年にレイカーズに移り1989年までプレーしました。
 6度のNBAチャンピオン、6度のNBAシーズンMVP、2度のNBAファイナルMVPなどなど、数々の輝かしい記録を残していますが、何といっても「通算得点38,387」が圧倒的です。

 もちろん、NBA歴代1位の記録ですし、おそらく破られることのない記録ではないかと思います。
 
 NBA低迷の時代を支え、NBA興隆期にもマジック・ジョンソン選手と共に、レイカーズのひいてはNBAを代表するプレーヤーとして活躍したのです。

 この、NBAにおけるアブドル・ジャバー選手とBリーグにおける折茂武彦選手が
、重なって見えると言ったら、言い過ぎでしょうか。
 日本バスケットボールがアマチュアのみであった時代から活躍をつづけ、2016年9月に創設された「Bリーグ」においても存在感を示し続けている折茂選手。

 「Bリーグの初代レジェンド」としての活躍が続くのです。
 NBAファイナル2016は、クリーブランド・キャバリアーズがゴールデンステイト・ウォリアーズを4勝3敗で下し、優勝しました。
 1勝3敗からの3連勝での優勝という「NBAファイナル史上初の快挙」でした。

 本ブログでも、今ファイナルのキャバリアーズの戦い振りには「二度の驚き」が存在しているという記事(2016年6月15日付)を掲載していましたが、まさに「三度目の驚き」が示現しました。
 キャバリアーズにとっては「奇跡」とも言えるシリーズだったのです。

① 第七戦のスコアは「93-89」

 最終の第七戦はウォリアーズのホーム・オラクルアリーナで行われましたが、本シリーズで初めて「勝ちチームのスコアが100点未満」でした。ロースコアゲームだったと言って良いと思います。

 キャバリアーズとウォリアーズの対戦でロースコアゲームとなれば、キャバリアーズが勝利するのは自然なことでしょう。

 一方で、第七戦は「4点差」という、今シリーズ最高の接戦でしたが、結局キャブスが押し切りました。
 このゲームは「キャブスがキャブスのペースで戦った」のでしょう。

② 3ポイントシュートは決まらない時には決まらない。

 第七戦でも、ウォリアーズの3ポイントシュートはなかなか決まりませんでした。
 「スプラッシュブラザーズ」と称される、ウォリアーズ最強の武器が、これだけ決まらないと、苦しい戦いになるのは必定です。

 第一戦・第二戦では、「面白いように決まった」ウォリアーズのシュートが、それ以降、特に「第五戦の第4クォーターQ以降」決まらなくなったのは、とても不思議なことです。

 もちろんキャバリアーズの守備が機能していたことも有るのでしょうが、カリー選手やトンプソン選手といった、「NBA屈指のシューター」の決定率、世界最高レベルのスキル・テクニックを具備し、大試合でも存分に力を発揮する能力・経験を有している筈のプレーヤー達の決定率が揃って下がるというのは、やはり不思議なことだと言わざるを得ません。

 「ウォリアーズに何が起こったのか」という感じです。

③ ベンチプレーヤーの役割

 第一戦・第二戦をウォリアーズが圧勝した時、ウォリアーズのベンチプレーヤー・セカンドユニットの得点力が、高く評価されました。

 セカンドユニットが1ゲームで40点以上を叩き出していたのです。
 キャバリアーズとの差は、このセカンドユニットの得点力であると分析されていました。

 ところが、戦いを進めるうちに、「ウォリアーズのセカンドユニットの得点力が下がり」ました。

 ゲーム毎に得点力の上下が有るのは無理も無いところでしょうが、「得点力が趨勢的に下がる」というのは、やはり不思議なことでしょう。
 各々のゲーム後に、様々な対応策が立案され、実行されている筈なのですから。

 この点でも「ウォリアーズに何が有ったのか」という感じがします。

④ レブロン・ジェームズ選手の驚異的な活躍

 第五戦・第六戦と41点を挙げたレブロン選手は、第七戦でも27点を挙げ、11アシスト、11リバウンドと合わせて「トリプルダブル」という大活躍でした。

 レブロン・ジェームズ選手は、シーズンの最後の最後まで「動き続けた」のです。

 そのフィジカルの強靭さはもちろんとして、メンタルの強さには驚かされるばかりです。
 「オハイオ州に優勝を」という強い思いが原動力だと言われていますが、それにしても、2015年NBAファイナルで同じウォリアーズ相手に完敗し、2016年の第一戦・第二戦でも歯が立たなかった状況下での大逆転優勝というのですから、凄いことです。

 レブロン・ジェームズ選手に、またひとつ「大きな勲章」が付け加えられたのです。

 MLBのクリーブランド・インディアンズは1948年のワールドシリーズ制覇以来、優勝していません。MLBアメリカンリーグ創設メンバーのひとつという歴史を誇るインディアンズですが、このところ優勝できていなかったのです。

 NFLのクリーブランド・ブラウンズは、「4度のNFLチャンピオン」に輝いています。最新は1964年ですから、第一回東京オリンピックの年です。(この頃はまだスーパーボウルは存在しませんでした)

 クリーブランドの「アメリカ4大スポーツ」のチームが優勝したのは、この1964年のブラウンズが最後でした。
 オハイオ州の州都クリーブランドのメジャースポーツのファンは、半世紀以上に渡って、優勝を味わっていなかったのです。

 そして、ついにキャバリアーズがNBAチャンピオンとなりました。

 クリーブランドに「歓喜の嵐」がやってきたのです。

 「キャバリアーズの奇跡」が、インディアンズやブラウンズの奮起に繋がるような気がします。
 6月16日に、クリーブランド・キャバリアーズCLEのホーム・クイッケンローンズアリーナで行われた、NBAファイナル2016・第6戦は、キャバリアーズがゴールデンステイト・ウォリアーズGSWを115-101で破り、対戦成績を3勝3敗のタイとしました。
 1勝3敗と追い込まれてからの2連勝です。
 
 最終戦となる第7戦は、6月19日にウォリアーズのホーム・オラクルアリーナで行われます。

① 第1クオーターQでの「20点差」

 第6戦の第1Qは、本当に意外な展開となりました。

 開始後しばらくの間、ウォリアーズに得点が入らなかったのです。いつものように素早いパス回しから、外に出して3ポイントシュートを狙いますが、悉く入らない。
 あっという間にキャバリアーズが13-2とリードしました。「11点差」を付けたのです。

 その後も得点差は開く一方。31-9からウォリアーズがシュートを決めて、31-11の「20点差」となったところで、第1Qが終りました。

 ウォリアーズの1Q・11得点は、今シーズンの全てのゲームで「最少」でした。
 圧倒的な得点力を誇るウォリアーズとしては「考えられないような拙攻」となったのです。
 ウォリアーズのシューターの調子が上がらなかったことも有りますが、キャバリアーズの守備が、第5戦・第4Qに引き続いて、良く機能していたのでしょう。

 結局、この「20点差」がゲーム終了まで効いたことは、言うまでも有りません。

② 第2Qでウォリアーズが反撃するも・・・。

 第2Qに入りウォリアーズの反撃が始まりました。

 ようやく決まり始めたシュートで一時は「8点差」まで追い上げたのです。10点差以内となれば、「いつでも逆転できる」イメージのあるウォリアーズですから、大接戦となる予感がしました。

 ところが、ここで再びキャバリアーズの攻撃と守備が機能して、得点差を広げました。

 そして、59-43と「16点差」としたところで第2Qが終りました。

③ ウォリアーズが追い上げた第3Q

 第3Q開始直後は、キャブスの時間帯でした。
 じりじりと差を広げ、一時は65-43と22点差まで差が開きました。
 ウォリアーズはステフィン・カリー選手の3ポイントシュートが決まらず、苦しい時間帯が続きました。

 ところが、第3Qの後半に入り、スプラッシュブラザーズの一角クレイ・トンプソン選手の調子が戻り、3ポイントを始めとするシュートを次々と決めました。
 ついにウォリアーズの反攻が始まったのです。

 80-71と一桁台・9点差まで追い上げて第3Qを終えました。

 「第4Qは互角の戦い」という印象でした。

④ 第4Q・カリー選手のファウルアウト

 第4Q早々に、カリー選手が反則を犯しました。この試合「5つ目の反則」です。
 カリー選手は元来反則の多いプレーヤーではないのですが、この激しいゲームの中で、いつにない反則のペースとなってしまったのでしょう。

 カリー選手は、これ以上反則できない形に成りました。レブロン・ジェームズ選手へのマークから離れることとなったのです。

 ウォリアーズはしかし、トンプソン選手の3ポイントシュートなどで食い下がり、一時は84-76と「8点差」まで詰め寄りました。

 ここから一進一退の攻防が続きました、このゲーム最大の山場でした。

 残り試合時間7分の段階で90-79とキャバリアーズのリードは11点。「10点差」を巡る攻防が続いたのです。

 ウォリアーズは相変わらずシュート決定率は良くないものの、良く守り、懸命に10点差前後を維持しました。

 ここでキャバリアーズのトリスタン・トンプソン選手が素晴らしいプレーを魅せました。レブロン選手とのマッチングで、次々と得点を重ねたのです。

 残り4分32秒で99-86と「13点差」まで突き放しました。

 そして残り4分22秒、カリー選手が反則を犯してしまいました。
 「ファウルアウト」です。

 チームのエースプレーヤーがファウルアウトした、この瞬間、第6戦の勝敗は決したのです。

 ちなみに、カリー選手のファウルアウトは2013年以来でした。

 この後は、両チームともセカンドユニット主体の構成となりました。
 黙々とプレーが続けられ、115-101・14点差となったところで試合が終了しました。

 結局は、キャバリアーズが第1Qで付けた20点差を活かして押し切った試合でした。

 この試合における、ウォリアーズの第1Qのプレーは全く「らしくない」ものでした。
 第7戦でも、このような「入り」をするとすれば、いかにホームとはいえ、苦戦は免れないでしょう。

 一方のキャバリアーズは、第5戦終盤からのディフェンスが良く機能し、レブロン・ジェームズ選手の獅子奮迅の活躍も際立っていますから、この調子で最終戦も戦いたいところです。

 第5戦で41点をマークしたレブロン選手は、第6戦でも41点を挙げました。「ファイナルで2試合連続40点以上」を挙げた、史上5人目のプレーヤーとなったのです。
 ちなみに、レブロン選手の前にこの成績を残したプレーヤーは、「あの」シャキール・オニール選手であり、その前に成し遂げた選手は、「あの」マイケル・ジョーダン選手でした。

 既に、NBA史上屈指の名プレーヤーとしての地位を不動のものにしているレブロン・ジェームズ選手に、またひとつ「大きな勲章」が加わったのです。

 NBAファイナル史上初の「1勝3敗からの逆転優勝」が成るのか。

 6月19日の第7戦は大注目です。
 ゴールデンステート・ウォリアーズGSW3勝1敗を受けての、NBAファイナル2016第5戦は、6月13日にウォリアーズのホーム・オラクルアリーナで行われ、クリーブランド・キャバリアーズCLEが112-97で競り勝ち、対戦成績を2勝3敗としました。

 ホームでの圧倒的な強さから見て、ウォリアーズが第5戦も勝利し、本シリーズを4勝1敗で勝ち切る可能性が高いと思っていました。
 土壇場で魅せたキャブスの強さでした。

① ウォリアーズの圧倒的な強さ

・第一戦 GSW104-89CLE
・第二戦 GSW110-77CLE
・第三戦 CLE120-90GSW
・第四戦 GSW108-97CLE
・第五戦 CLE112-97GSW

 今シリーズでは、第一戦・第二戦でのウォリアーズの強さが目立ちました。
 第二戦などは「33点差」という一方的なゲームとなったのです。

 2015年と同じカードとなった今シリーズは、2015年には「ビッグ3」の内2人を欠きながらも、レブロン・ジェームズ選手の孤軍奮闘の活躍で、第一戦・第二戦と「延長」に縺れ込んだことを勘案しても、キャブスにも十分にチャンスが有ると感じていました。

 ところが、第一戦・第二戦とキャブスはウォリアーズに全く歯が立ちませんでした。

 それ位、ウォリアーズの強さが際立っていたのです。

 このまま「スイープ(4連勝)」でウォリアーズが優勝するのではないかと思われましたが、ホームに戻ったキャバリアーズが第三戦を制しました。それも「30点差」の圧勝でした。

 これが「一度目の驚き」でした。
 キャバリアーズファンの皆さんには失礼な書き方で恐縮ですが、正直な気持ちです。

② 「二度目の驚き」

 しかし、「ポストシーズンゲームにおいてクイッケンローンズ・アリーナ」で絶対的な強さを魅せるキャブスを、第四戦で圧倒したウォリアーズの強さは、やはり本物であろうと感じさせるものでした。

 接戦で第4クオーターQになだれ込んだゲームでしたが、第4Qの開始早々にスプラッシュ・ブラザーズの3ポイントシュートが炸裂し、「あっという間に9点差」を付けたところで勝負あり。
 キャブスはホームであっても「接戦に持ち込むのがやっと」という有様に見えました。

 3勝1敗と王手を掛けてオラクルアリーナに帰ってきたウォリアーズは、第五戦で優勝を決めることが出来ると「確信」していたことでしょう。
 キャバリアーズには、既に戦意が残っていないという人も居ました。

 ところが、第五戦は意外な展開を見せました。
 第2Qまで接戦の展開が続きました。
 第1Qの開始直後、ウォリアーズが8点差を付けた時には、このままウォリアーズが差を広げて圧勝する雰囲気でしたが、キャブスはレブロン選手らの3ポイントシュートで反撃し、一進一退の展開に持ち込みました。

 そして第3Qで32-23と9点差をつけたキャバリアーズがリードして、第4Qに入ったのです。
 
 ホームの大歓声をバックに、ここからスプラッシュ・ブラザーズのショーが始まると、多くの観客は期待していたことと思われますが、ステフィン・カリー選手やクレイ・トンプソン選手のシュートは悉く外れました。

 一方キャブスのカイリー・アービング選手が大爆発!
 「打てば入る」という「神憑りのプレー」を続けました。本当に素晴らしいプレーの連続でした。

 そして、キャバリアーズがウォリアーズを押し切ったのです。

 終わってみれば、レブロン・ジェームズ選手とカイリー・アービング選手が共に「41得点」という、同じゲーム・同じチームに2人の「40点越えプレーヤー」が誕生するという、NBAファイナル新記録を樹立したのです。

 今シリーズ「二度目の驚き」でした。
 追い詰められたキャバリアーズの「底力」が示されたのです。

③ 「1勝3敗」からの逆転優勝成るか。

 長い歴史を誇るNBAファイナルにおいて、「1勝3敗」から逆転優勝したチームは存在しません。NBA最高峰のシリーズにおいては、どんな強豪チームをもってしても1勝3敗からの逆転は不可能だったのです。

 2016年はどうでしょうか。
 第5戦を、ビッグ3の一角アービング選手の八面六臂の大活躍で勝利したキャバリアーズに、大きな期待がかかります。第6戦を、ケビン・ラブ選手の活躍で制することがあれば、最終戦ではビッグ3の総力を挙げた戦いで「クリーブランド市民悲願の優勝」を捥ぎ取る可能性があるでしょう。

 また、第五戦の第「3Q、第4Qで見せたディフェンス」の継続も重要でしょう。
 ウォリアーズの3ポイントシュートを抑え込めれば、ゲームをキャバリアーズのペースに持ち込むことが出来るのです。

 一方のウォリアーズは第五戦を落としました。「よもやの敗戦」であったと思います。
 想像以上に、「ドレイモンド・グリーン選手の出場停止」と「アンドリュー・ボーガット選手の故障退場」の影響が大きかったと言えるのかもしれません。
 第六戦からは、体制を整えて戦って行けるかどうかがポイントになりそうです。

 ウォリアーズにしてみれば、「レギュラーシーズン73勝」というNBA新記録を樹立したシーズンを、NBAファイナル優勝で完結したいと考えていることでしょうし、こうしたミラクルなシーズンに「NBAファイナルの勲章」が無いというのは「臥龍点晴を欠く」という感じでしょう。

 第五戦をキャバリアーズが制したことで、NBAファイナル2016は俄然接戦の様相を呈しました。

 「三度目の驚き」は有るのでしょうか。
 1月18日、読売新聞オンラインにて報じられました。

 秋田県の、東北地方の、そして日本の高校男子バスケットボールをリードしてきた能代工業高校チームが、県の新人大会で優勝を逃し、1961年以降継続してきた連覇記録が「54」で止まったというニュースでした。

 このニュースで驚かされたのは、能代工チームが敗れたことよりも、54連覇してきたという事実でした。
 いったい、メンバーが毎年入れ替わる高校スポーツにおいて、「半世紀を超えて勝ち続ける」ということ自体が奇跡的なことでしょう。

 高校や大学のスポーツにおいて、「素晴らしい指導者を得た学校のチーム」が都道府県規模の大会で連覇を続けるということは、時折見られることです。3連覇・4連覇も珍しいことでは無いでしょう。

 しかし、その連覇も「10」を超えるとなると、なかなか見られなくなります。

 ライバルチームの出現や、指導者の心身両面からの疲労蓄積、学校の教育方針の変更、等々理由は挙げられるのでしょうが、そもそもプレーヤーが代わり続ける状況下、「勝ち続けること自体」が難しいことなのですから無理も無いところです。

 ところが、能代工チームは54年間に渡って優勝し続けたのです。
 指導者の代替わりが続いた中で、連覇を継続したのです。

 1964年・昭和39年の東京オリンピック以前から、平成の世、21世紀の2015年まで「一度も優勝を逃さなかった」というのは、空前と言うか信じられない感じがします。
 どのようなノウハウ・体制・努力によって、こうした「奇跡」が実現してきたのでしょうか。

 秋田県の高校スポーツチームには、他の地域には見られない「粘り強さ」「継続の力」が存在しているように観えます。

 バスケットボールの能代工業チームとラグビーの秋田工業チームの「時代を超えた強さ」は、それ以外には説明が付かないものだと感じられるのです。
 2015年11月29日、コービー・ブライアント選手が今シーズン限りの引退を表明したと報じられました。
 NBAというか、世界のバスケットボール界に衝撃を与えたニュースでした。

 「NBA史上屈指のスコアラー」であり、既に「生きる伝説」であるスーパースターがついに引退するのです。

① ロサンゼルス・レイカーズ一筋の20シーズン

 1996年にNBAデビューしてから20年間、コービーはレイカーズ一筋でした。

 このこと自体=NBAの同一チームプレー期間、がNBAの史上最高記録です。
 そのプレー能力がレイカーズにとって不可欠であったこと、レイカーズファンに愛され続けたこと、大きな故障をしなかったこと、そしてモチベーションを保ち続けることが出来たこと、等々、どれひとつが欠けても「同一チームで20シーズン」という記録は達成できません。

 この点が、最も素晴らしいと感じます。

② 30,000得点、6,000アシスト

 コービーの記録を挙げて行くとキリがありません。
 シューティング・ガードとして、NBA史上屈指のプレーヤーなのです。

 中でも、通算33,000点以上の得点(史上3位)を挙げながら、6,000以上のアシストを記録しているところは「驚異的」でしょう。
 史上屈指のスコアラーでありながら、他の選手を活かすプレーでも記録に残っているというのは凄いことです。

 1999年~2000年シーズンからの「ファイナル3連覇」の時期には、レイカーズの「得点エンジン」としてまず挙げられたのはシャキール・オニール選手でした。その巨体を活かした「豪快な得点シーン」は、NBAを代表するものでした。
 この「シャックとコービーのレイカーズ」はチーム史上屈指のものであったと感じますが、この時期、コービーはゴールし下のシャックにパスを供給し続けました。他の選手を活かすプレーを続けたのです。

 こうしたプレーを続けながら、自身も30,000以上の得点を挙げているのは、空前絶後ではないでしょうか。

③ マイケル・ジョーダンとコービー・ブライアント

 2012年に「神様」マイケル・ジョーダンが「自分が引退した後のプレーヤーの中で、自分と比較されるに相応しいプレーヤーはコービーだけ」と語ったと伝えられました。

 オールラウンドプレーヤーとして、そしてNBAファイナルを何度も制覇した(ジョーダン6度、コービー5度)プレーヤーとして、ジョーダンはコービーを高く評価しているのでしょう。

 二人とも、アメリカスポーツ界で「望ましいサイズ」と呼ばれる「6の6」、身長6フィート・6インチ=198cmのプレーヤーです。NBAの中では決して大きな方ではありませんが、最もバランスのとれた体躯なのかもしれません。

 2003年にマイケル・ジョーダン選手が引退した時、ひとつの時代が終わったと言われましたが、2016年のコービー・ブライアント選手の引退も、NBAの大きな節目であることは間違いないでしょう。

 やはりNBAのプレーヤーであった父親が「神戸牛の美味しさ」に感動して、息子を「Kobe」(英語読みでコービーと発音される)と名付けたと伝えられています。
 
 「コービーの20年間」は、NBA史上に燦然と輝いています。
 中国・武漢で行われていた、女子バスケットボールのアジア選手権大会、9月5日の決勝戦で日本チームが85-50で中国チームに快勝し、この大会の優勝を決めると共に、来年のリオデジャネイロ・オリンピック出場権を獲得しました。

 見事な活躍でした。

 今大会で優勝すればリオへ、ということは大会前から報じられていましたが、「優勝チームのみ」に与えられる権利であり、中国という強いチームが存在し、さらに中国チームの地元で開催される大会ということでしたから、優勝は相当難しいと感じていました。

 ところが、決勝では85-50という圧勝でした。

① リバウンド勝負

 何時の時期も国際大会となると「身長で劣る」日本チームは、中国チームを相手にした時にも、ゴール下のリバウンドボールからの失点が多かったのです。

 このゲームでは、複数のプレーヤーをゴール下に配して、リバウンドプレーで互角以上の戦いを魅せました。味方プレーヤーのポジショニング、相手プレーヤーへの体の寄せ方等、様々な工夫が凝らされた戦術を展開していたと思います。

② 速攻と3ポイントシュート

 前半の日本チームは、前述のリバウンドプレーで獲得したボールを速攻に結び付けました。スピード溢れるドリブルプレーは、日本女子バスケチームの最大の武器です。
 速攻はその得点価値も大きいのですが、プレーの鮮やかさから、相手チームに与える精神的ダメージも大きいのです。NBAでも、そうした効果が指摘されています。

 そして、中国チームが速攻対策を実行し、ゴール下を固めるようになってからは、日本チームの3ポイントシュートが良く決まりました。

 このゲームにおける速攻と3ポイントシュートのコンビネーションが、優勝を齎したものと感じます。

③ 自在のプレー

 15点以上の差が付いてからは、日本チームの自在なプレーが光りました。
 あまり良くない表現をすれば、「やりたい放題」という感じでしょうか。
 カットインからのシュートやパスが面白いように決まったのです。こうしたプレーは、このレベルの大会・ゲームでは、なかなか決まらないものなのですが、精神面の優位がプレーに反映された形でしょう。
 結果として、思わぬ大差のゲームとなりました。

 日本女子バスケットボールチームは、リオデジャネイロ・オリンピックの出場権を獲得しました。2004年のアテネ大会以来3大会ぶりの出場です。

 女子バスケットボールがオリンピック種目に採用されるかどうか議論されていた1970年前後、日本チームは世界トップクラスでした。小柄ながら素早い動きと正確なシュート力で、世界の強豪チームと互角以上の戦いを演じていたのです。
 私は当時の女子チーム競技の中で、バレーボールやソフトボールと並んで最も世界のトップを狙える競技だと感じていました。

 ところが、各国の強化が進み、バスケットボールでは絶対的に優位と言われる「高身長を活かしたプレー」が、女子バスケ界にも広がってくると、日本チームは次第に劣勢となりました。

 加えて、男子バスケ界の国内トップリーグ併存問題に影響されて、対外試合が出来ない時期が続きました。今年8月にゲームが行えるようになって僅か1ヶ月後の今大会では、さすがに力を発揮できないのではないかと観られていたと思います。

 この大会における見事なプレーの連続には驚かされました人が多いのではないでしょうか。

 「雌伏」と言う言葉が有ります。

 「高身長」のチームに押され、かつ国際試合が出来なかった時期も経験しましたが、日本女子バスケ代表チームは自らの力と技を磨き続けていたのです。素晴らしい戦法・戦術も開発し身に付けました。

 「ハヤブサ・ジャパン」の皆様の、不断の努力が結実した優勝であったと思います。
 6月16日にクリーブランド・キャバリアーズのホーム・クイッケンローンズアリーナで行われた、NBAファイナル2015・第6戦は、ウォリアーズが105-97でキャブスを下し、シリーズ成績を4勝2敗として、ファイナル制覇を果たしました。

 今シリーズは、結果として「攻撃力に勝るウォリアーズが押し切った形」となりました。

 キャバリアーズは、レブロン・ジェームズ選手が獅子奮迅の活躍を魅せて、第3戦までを2勝1敗とリードしましたが、レブロン選手及びチーム全体の疲労の蓄積が主因となって、第4戦以降はロースコアゲームを実現することが出来なくなりました。

 レブロン選手の活躍は「凄まじい」の一語に尽きるものでした。
 最終戦となった第6戦も47分42秒という、ほぼフルタイム出場でした。6戦を通しての平均得点も35点を超えました。敗れたりとはいえ、NBAファイナル2015におけるレブロン・ジェームズ選手の活躍は、伝説として語り継がれる価値のあるものだと感じます。

 キャブスに、今シリーズにおける勝機が有ったとすれば、第1戦のラストプレー、第4Q同点からの残り24秒のキャブスの攻撃、レブロンのシュートが外れてしまい、OT(延長戦)に縺れ込んだプレーでしたが、この時キャブスが勝ち切っていれば、「敵地における初戦勝利」という極めて大きな意味を持つものだったことでしょう。

 この初戦OTにおけるウォリアーズとキャバリアーズとのプレーを見れば、両チームの攻撃力の差は明らかでした。惜しまれる第1戦であったと思います。

 本シリーズにおけるウォリアーズのプレーは、見事なものでした。ファイナルの経験不足が指摘されていましたが、特に第4戦からは持ち前の攻撃力を如何なく発揮しました。
 
 ステファン・カリー選手、クレイ・トンプソン選手、ドレイモンド・グリーン選手、ショーン・リビングストン選手、フェスタス・エジーリ選手、ハリソン・バーンズ選手、そしてMVPを獲得したアンドレ・イグダラ選手と、シリーズが進むにつれて、スピード十分で多彩なオフェンスが活きました。

 1975年以来40年振りのファイナル制覇となったウォリアーズですが、このメンバーの中核が来シーズンもチームに残るとすれば、しばらくは黄金時代が続く可能性は十分にあると思います。
 第3Qを終えて73-67とウォリアーズがリードした時には、このゲームはウォリアーズのものだと思いました。

 キャバリアーズは第4Q前半反撃に出て、残り9分の時点で75-75と同点に追いつきました。
 しかし、キャブスの意地はここまででした。

 残り1分58秒の段階でウォリアーズが97-89とリードしたところで、勝負は決まりました。
 ウォリアーズはこの後も、カリー選手が3ポイントシュートを決めるなどして、104-91で悠々とゲームを制しました。

 キャバリアーズは、レブロン・ジェームズ選手が40得点を始めとしてトリプルダブルとするなどの大活躍を魅せましたが、やはり「チーム全体の攻撃力の差」を埋めることは出来ませんでした。

 第1~3戦は、キャバリアーズが巧みなゲーム運びで「ロースコアゲーム」を実現しましたけれども、第4戦からは「100点越え」のウォリアーズのゲームとなっています。キャブスは、戦術・体力の両面からウォリアーズの攻撃を止め切ることが出来なくなっているのです。

 ウォリアーズは「ファイナル制覇まであと1勝」となりました。

 ラブ選手、アービング選手といった主力を故障で欠くキャバリアーズが、このシリーズの流れを変えるのは、至難の業の様に感じます。

 地元クリーブランドで行われる第6戦、キャブスはどんなプレーを見せてくれるのでしょうか。
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