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[4月19日・準々決勝第2戦・カンプノウ]
ユベントス0-0FCバルセロナ

 ユベントスがアウェイの第2戦を0-0で引分け、第1戦との通算3-0で勝ち上がりました。
 超強力なバルセロナの攻撃を「2試合連続完封」した形ですが、イタリア・セリエAの力というか、イタリアサッカー伝統の「堅い守備」を如何なく発揮したのです。

 2試合を通じて、バルセロナのプレーヤーは「なかなかペナルティエリアに入れなかった」イメージです。
 メッシ選手、スアレス選手、ネイマール選手という「黄金の3トップ」を相手にして、ゴール近くからのシュートを許さなかったユーベのディフェンスは、オフサイドラインの微妙かつ頻繁な操作も含めて、相当高度なものだったのでしょう。
 さすがのFCバルセロナでも、決勝トーナメント1回戦で、バリ・サンジェルマンを相手に、0-4の劣勢から大逆転勝ちを収めたバルセロナでも、その堅塁を抜くことは出来なかったのです。
 ユーベの面目躍如たるものがあります。

 加えて、攻撃面ではパウロ・ディバラ選手(アルゼンチン)を活かしたフォーメーションと戦術が、見事に決まりました。
ケディラ選手の力強いプレー、マンジュキッチ選手やイグアイン選手の変幻自在な動きも、印象的でした。
 伝統の守備力に、効果的な攻撃力が加われば、ユベントスは強いのです。

 このところ「スペイン勢に席巻されているチャンピオンズリーグ」ですが、イタリア・セリエAの代表としてのユベントスの戦い振りは、この数年では最も充実している感があります。
 レアル、アトレティコのマドリードの2チームにとっても、油断ならない相手となるでしょう。
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[4月18日・準々決勝第2戦・ベルナベウ]
レアル・マドリード4-2バイエルン・ミュンヘン

 レアルが、クリスティアーノ・ロナウド選手のハットトリックで延長戦を制して、2戦通算6-3で勝ち上がりました。

 チャンピオンズリーグCLにおける「クラシコ」とも呼ばれる「伝統のカード」を、今季も制したのです。このカードを制した時のレアルは、CLにおいて好成績を残していますので、今大会も「優勝候補筆頭」ということになるのでしょう。

 ロナウド選手のプレーは、見事の一語。バイエルンのゴール前でパスを受けてから、シュートに至るまでの動きに「全く無駄が無い」上に、「正確無比」でした。
 クリロナ選手の、あれだけ狙い澄ましたシュートでは、世界最高のゴールキーパーGKとも称されるマヌエル・ノイアー選手でも止めることは出来ませんでした。
 今季のCLでは、前半得点が少なく、ファンもヤキモキしていたところでしょうが、決勝トーナメントに入ってからは、クリスティアーノ・ロナウド「らしい」活躍を魅せています。

 レヴァンドフスキ選手が復帰したバイエルンも好プレーを展開しましたが、ホームのレアルは全く動揺を見せることなく、ゲームを支配し続けました。
 そして、ビダル選手の退場後は、レアルの攻勢が続いたのです。

 チャンピオンズリーグ最多の優勝回数を誇り、チャンピオンズリーグに愛されているとも言われるレアル・マドリードの、進撃が続きます。
 4月6日に発表されたFIFAランキングで、オランダが32位と過去最低となりました。

 現在のランキング制度が始まったのは1993年ですが、21世紀に入ってからは常に世界最高レベルのサッカーを展開し、ワールドカップの優勝候補にも何度も挙げられていたチームですので、この凋落はとても意外です。

 2016年のユーロ(欧州選手権)の本戦に、オランダ代表チームが出場できなかった=予選敗退した時には、「余程調子が悪かったのか」と感じていましたが、ワールドカップ2018ロシア大会に向けての欧州予選A組でも、現在2勝2敗1引分で、フランス、スウェーデン、ブルガリアについで4位と、敗退の危機に晒されているのを見ると、オランダ代表の変調が深刻であることが分かります。

 3月26日に行われたブルガリア戦も0-2で完敗して、浮上へのきっかけを作れずにいるのです。

 サッカー環境と言う点からは、サッカーが盛んな地域である欧州の中でも抜群と評され、ドイツにおける芝のサッカー場が5000面であるのと比較して、オランダには10000面以上あるとも報じられています。ドイツの方が国土の面積と言う面では圧倒的に広いことを考え合わせれば、オランダにおける芝サッカー場の数がいかに多いか分かります。
 加えて、体躯・パワーに恵まれたアスリートが多いのですから、オランダサッカーが強いのは、ある意味では当然とも見られていたのです。

 ヨハン・クライフ選手、ファンバステン選手、ルート・フリット選手、ライカールト選手、クラレンス・セードルフ選手、デニス・ベルカンプ選手、パトリック・クライファート選手、ファン・デル・サール選手、ルート・クロル選手、スナイデル選手、ファン・ペルシ選手、そしてアリエン・ロッベン選手と、オランダ出身の世界的プレーヤーは枚挙にいとまがありません。

 世代交代がどんどん進み、いつの時代にも「強いナショナルチーム」を構成できる国、というのがオランダだった筈です。
 それが、1年以上にわたって不振が続いているというのは・・・。

 オランダサッカーに何が起こっているのでしょうか。

 とはいえ、「底力」十分なオレンジ軍団ですから、ここからの巻き返しが見ものであろうとも感じるのです。
 「チームは監督によって変貌する、とてつもなく変貌する」ということを如実に示してくれました。

 今回の最終予選、当初の6試合でブラジル代表チームは6位に沈み、ワールドカップ史上初めて「ブラジルの居ない大会」となるかもしれないと言われました。
 本ブログでも「危機的な状況」という記事を掲載しました。

 2014年のワールドカップ・ブラジル大会における、ドイツ代表を相手にしての1-7の大敗から、セレソンは元気が無いと言われ、2016年のコパアメリカ・センテナリオ大会でも早々に敗退した時には、「どうしたカナリア軍団」と、ブラジル代表チームの歴史の中でも最も弱い時期ではないかと指摘されていました。

 そして、2016年6月に監督が交代したのです。
 チッチ監督(アデノール・レオナルド・バッチ監督)の登場でした。

 1961年5月生まれ、55歳のチッチ監督は、1990年から主にブラジルのクラブチームの監督を務め、2010年にブラジル屈指の大クラブ、コリンチャンスの監督になって一気に世界的な監督となりました。
 チッチ監督率いるコリンチャンスは、2012年のコパ・リベルタドーレス(南米選手権に)優勝し、FIFAクラブワールドカップをも制覇したのです。

 チッチ氏は、自国開催のワールドカップで傷ついた代表チームの監督就任が期待されていましたが、意外にもドゥンガ氏が就任することとなり、そのドゥンガ監督が国民が願うような成績を残せなかったというか、惨憺たる成績しか残せなかったので、ようやく代表監督に就任することが出来たのです。

 そして、セレソンの巻き返しが始まりました。

 チッチ監督就任以降、ブラジル代表チームは南米最終予選で8連勝を飾り、一気に首位に立つどころか、「世界最速での本大会出場権獲得」という離れ業を成し遂げました。
 当初の6試合で、10チーム中6位に喘いでいたチームとは思えない、驚異的な強さを披露したのです。

 セレソンのメンバーは、ドゥンガ監督の時とチッチ監督になってからで大きな違いはありません。ネイマール選手やレナトアウグスト選手、マルキーニョス選手やコウチーニョ選手、マルセロ選手、パウリーニョ選手等々、当然のことながらブラジルサッカー界の懐は深く、素晴らしいプレーヤーが目白押しであり、ドゥンガ監督もこうしたトッププレーヤーを選抜してチームを創っていたのです。

 しかし、南米予選の当初6試合で、11得点8失点と「低い得点力・高い失点率」という最悪の結果しか残せませんでした。

 一方で、チッチ監督が就任して以降の8試合では、24得点2失点と「攻守とも別のチーム」と言って良いほどの変貌ぶりでした。
 この変貌が、若い世代のチームではなく、ナショナルチーム、それも世界屈指のナショナルチームで起こっているというところが、凄いところでしょう。世界最高水準のプレーヤー、サッカーを相当知っているであろうプレーヤーが集まっているチームにおいても、これだけの変革が実現するのです。

 これは、まさに「マジック」と呼ぶにふさわしいでしょう。

① 戦術の変化

 チッチ監督が導入した、いくつかの新戦術が功を奏していることは間違いないところです。
 ブラジルサッカーの特徴のひとつである「ペナルティーエリア近辺でのスピードアップ」が、随所で見られるようになりました。

 チームリーダーであるネイマール選手も「ブラジルらしいゲームができている」とコメントしています。

② 「やる気を出させる」指導法

 こうなると不思議なもので、「選手たちが生き生きとプレーしているように」観えます。

 個々のプレーヤーの能力が高いことは明らかなセレソンが、気持ちよく、思い切りプレーできれば、ブラジル代表チームが強いチームであることは、今更言うまでもないことなのです。

 チッチ・マジックの最たる部分ですが、どのようなノウハウ・手法が取られているのかは、分からないところです。ここでも「肝心な情報」は分からないのです。

 いつの時代でも、どうでも良い?情報は巷に溢れ、肝心な本質的な情報は秘匿されることが良く分かります。情報を取り扱う仕組み・ツールがどんなに発達し、情報収集のスピードや情報量が飛躍的に向上しても、肝心な情報を入手することの難しさは、全く変わらないのでしょう。

 それにしても、今回のブラジル代表チームの変貌は、凄いものでした。

 「監督が代わればチームは変貌する、とてつもなく変貌する」ということは、もちろん、サッカーに限ったことではありません。
 全てのスポーツ、そして全ての組織に共通したことなのでしょう。
 チャンピオンズリーグにおいては、いつも「組合せ抽選」が優勝争いに大きな影響を与えます。

 2016~17年シーズンのベスト8・準々決勝の組合せ抽選会は3月17日に行われましたが、やはり今季も悲喜こもごもの結果となりました。
 組合せは以下の通り。

① ボルシア・ドルトムント-ASモナコ
② ユベントス-FCバルセロナ
③ アトレティコ・マドリード-レスター・シティ
④ バイエルン・ミュンヘン-レアル・マドリード

 真っ先に目につくのは、④のバイエルンVSレアルです。

 現代のクラブ3強が準々決勝で顔を合わせることとなったのです。
 「優勝するためには、いずれは戦わなくてはならない相手」とはいえ、こんなに早く当たらなくてもよい、というところでしょうか。

 ドイツ・ブンデスリーガを代表するバイエルンと、スペイン・リーガエスパニョーラの強豪レアルの激突は、本大会の注目の一戦です。

 戦力的には互角の両チームですが、チャンピオンズリーグの優勝回数という面からは、レアルが11度(最多)、バイエルンが5度(史上3位)と、レアル・マドリードは「チャンピオンズリーグの神様に愛されている」とも言われますから、やや分があるというところかもしれません。

 続いては②、ユベントスVSバルセロナでしょうか。
 イタリア・セリエAにおいて近年無敵のユーベと、レアル、バイエルンと共に現代の3強の一角バルサの組合せとなりました。
 「最強の守備と最強の攻撃の戦い」といった趣です。

 ユベントスがセリエAの意地を見せてくれるかが注目されます。

 続いては③、アトレティコVSレスター。
 いつの時代も、レアル、バルセロナに続いてのアトレティコ・マドリードは、リーガエスパニョーラの3強の一角を占めています。
 チャンピオンズリーグでも、2013~14年シーズン、2015~16年シーズンに準優勝するなど、準優勝3度の実績があります。(ちなみに近時の2度の優勝チームは、いずれもレアルでした)

 これに対して、プレミアリーグを代表してレスターが挑む形でしょう。
 戦力的には、ややアトレティコが優位にあると思います。

 最後は①、ドルトムントVSモナコ。
 ドルトムントにとっては2012~13年シーズンの準優勝を始めとして、優勝1度・準優勝1度と「相性の良い大会」といって良いでしょう。
 一方のモナコも2003~2004年シーズンに準優勝していますから、チャンピンズリーグに強いチームだと思います。
 このカードは互角と見ます。フランス・リーグアンの意地を観てみたいものです。

 今大会も、決勝戦のカードとして全くおかしくない組合せが、準々決勝で生まれました。
 
 これが、UEFAチャンピオンズリーグなのです。
[3月28日・埼玉スタジアム]
日本4-0タイ

 久保裕也選手の大活躍が続いています。

 このゲームでも、1得点・2アシスト。3月24日のUAE戦も含めて、ハリルジャパンが挙げた6得点の内、5得点に絡む活躍なのです。
 
 まさに、日本代表チームの「次代のエース」でしょう。
 日本代表チームは、ようやく本田選手に代わるプレーヤーを得たと感じます。

① シュートの正確性

 この点が、最も素晴らしいと思います。
 サッカーの試合を観ていると、「あそこにシュートすれば良いのに」と思うことが多いのですが、「あそこに」蹴ることが容易なことでは無いのは、長くサッカーに親しんでいると、痛感させられます。大試合となると尚更で、狙ったコースにシュートを打てるというのは、「ひとつの才能」のように感じられるのです。

 その「ひとつの才能」を、久保選手は具備しているようです。
 久保選手は、決して多くのシュートを放つタイプではありませんし、このゲームでも2アシストしていることを観ても、臨機応変なプレーを得意としていることは間違いありませんが、ひとたびシュートを放つとなれば、そのシュートコースは極めて正確です。

 この試合のゴールも、スローインからのボールをドリブルで持ち込んで、相手ゴール右上隅に叩き込みました。まるで、オランダのロッベン選手のようなプレーでした。
 とても「簡単にゴール」しているように観えるところは、歴代の世界のトッププレーヤーと同様です。

② ドリブルもパスもハイレベル

 前述①でも書きましたが、ドリブルのスピードと上手さ、パスの精度の高さは、再三のアシストプレーが証明しています。

 そして、「プレーイメージ力の高さ」も挙げなければならないのでしょう。

 この局面で、どのようにボールを動かすことが最も効果的なのか、を瞬時に判断する能力が高いのです。
 その点では、まさに本田選手に近い存在と言えるでしょう。

 フィジカルの強さに、このイメージ力の高さを加えることが出来るプレーヤーこそが、「エース」なのであろうと思います。

 日本代表チームの右のフォワードFWといえば「本田圭佑」という時代が10年以上も続いてきたのです。
 本田選手は、その決定力と存在感において、代表チームに欠くべからざる存在でした。
 「記録と記憶の両方に残る」プレーヤーなのです。
 そして、その存在感の大きさは現在でも変わらないと思います。

 久保選手は、その本田選手に匹敵する存在感を身に付けようとしています。

 日本代表チームは、ついに本田選手の後継者を得たのでしょう。
[3月28日・埼玉スタジアム]
日本4-0タイ

 日本代表チームは、大事な試合をきっちりと勝ち切りました。
 得失点差も大きく改善する、狙い通りの勝利でした。

 ドリブルを主体としたタイ代表チームの攻撃に、再三ゴールを脅かされましたが、ゴールキーパーGK川島選手やディフェンダーDF森重選手を始めとする「全員守備」が機能して、タイチームを零封したのが、最大の成果かもしれません。

 こうしたゲームにおいて、その存在感を再び明確にしたのが、フォワードFWの岡崎選手でしょう。

 前半8分の香川選手の素晴らしい先制点の後、少し停滞気味であったハリルジャパンに「喝」を入れるような一撃でした。

 久保選手のセンタリングを、相手ゴール右サイドで合わせたヘディングシュートは、その威力・コース共にワールドクラスでした。
 何より、相手チームのDFと競り合い、ほとんど体を合わせてボールに向かっていく状況で、20cm程先にボールにコンタクトし、強烈なシュートを、ここしかないという位置に叩き込むプレーは、まさに岡崎慎司の真骨頂でしょう。

 FW大迫選手の怪我により、先発起用されたとも見られていますが、持ち味の違う2人のプレーヤーが居るというのは、頼もしい限りです。

 岡崎選手は、その後も精力的に動き回り、守備面でも再三タイチームの攻撃の芽を摘むプレーを魅せてくれました。

 いつも書くことで恐縮ですが、現在の日本代表チームにおいて、ワールドカップで得点したことがあるのは、本田選手と岡崎選手の2人だけです。
 この2人のプレーヤーが、現在の代表チームで「最も大試合に強いプレーヤー」であることは、間違いが無いところでしょうし、相当に年齢を重ねた現在においても、大事な代表戦でゴールを挙げるのですから、「ハリルジャパン最多得点」の本田選手と共に、代表チームに欠かせない選手であることを、改めて示してくれた大活躍でした。

 日本代表チームを、過去10年間余に渡って支えてくれた本田選手と岡崎選手にとっても、2018年のロシア大会が、最後のワールドカップとなる可能性が高いと思います。

 ハリルジャパンには、是か非でも出場権を確保していただきたいものですし、「確保」に向けて、このタイ戦の勝利は、とても大きなものであったと感じます。
[3月15日・第2戦・スタッドルイⅡ]
ASモナコ3-1マンチェスター・シティ

 ホームゲームを3-1で制したASモナコが、2戦通算6-6、アウェイゴール3-1の差を持って勝ち抜きました。
 モナコのファンには申し訳ありませんが、番狂わせという感じがします。

 前半、ムバッペ選手のゴールで1-0とリードしたモナコでしたが、後半26分シティのサネ選手に同点ゴールを許しました。
 こうなると、第1戦・5-3でシティ勝利が効いてきて、対戦は相当にシティ有利になったように感じられました。

 ところが、同点ゴールから僅か3分後の後半29分、モナコのファビーニョ選手が勝ち越しゴール、またその3分後の32分にバカヨコ選手がゴールと、ASモナコは僅か6分間で2ゴールを挙げてマンチェスター・シティをつき離し、残り時間を凌ぎ切ったのです。

 アグエロ選手、フェルナンジーニョ選手、ダビド・シルバ選手、スターリング選手と言った有名選手を、フォワードFW、ミッドフィールダーMFに揃えたシティでしたが、ついに「あと1点」を奪うことはできなかったのです。
 グアルディオラ監督にとっても、ショックな結果でしょう。

 ASモナコは、フランス1部リーグ・リーグアンの代表として、準々決勝のステージに進むこととなりました。
 この試合には出場できませんでしたが、大砲のファルカオ選手を擁した攻撃力は侮れません。
 今大会の「台風の目」と言って良い存在でしょう。

 それにしても、「両チーム合わせて12得点」というのは、UEFA-CL史上2番の大量得点・壮絶な打ち合いでした。(ちなみに1位は2008~09年シーズンの決勝トーナメント1回戦におけるバイエルン・ミュンヘンとスポルディング・リスボンの13得点)

 大会史上に残る打ち合いを制して、ASモナコに凱歌が上がったのです。

[3月14日・第2試合・キングパワースタジアム]
レスター・シティ2-0セビージャFC

 2月22日の第1戦を1-2で落としていたレスターが、ホームでの第2戦で2-0のスコアで勝利して、2ゲーム通算3-2で勝ち抜きました。

 レスター・シティはチーム史上初のチャンピオンズリーグ8強を達成したのです。

 今シーズンのプレミアリーグでは、苦戦を強いられているレスターですが、昨季の「プレミアリーグ優勝チーム」として、役割期待に応えていると言えるでしょう。

 レスターの地元のメディアでは、岡崎慎司選手の貢献が高く評価されていると報じられました。
 このゲームに先発し、後半19分までプレーした岡崎選手は、自身のゴールこそならなかったものの、後半9分には、岡崎選手のシュートからのこぼれ球をオルブラトン選手が叩き込んで、2点目が入ったのです。

 岡崎選手のこの活躍が「絶え間ない真実の努力と献身」「監督の信頼を正当化した」と地元メディアから称賛されているのです。

 ボール支配率が32%と低いチームにとっては、ボールを回しながらチャンスを伺うといった戦術は取るべくも無く、高い位置からのプレスで相手ボールを奪い、数少ないチャンスを形にして行くしかなかったのですが、この難しい試合運びを可能にしたのは、岡崎選手の献身的なプレーだったということでしょう。

 イングランドサッカー史上に燦然と輝く「大番狂わせ」をやってのけたレスター・シティにとって、岡崎選手は不可欠な存在であることを改めて示したのです。

 決勝トーナメント1回戦で、アーセナルが敗れ、レスターが勝ち抜く。
 もちろん組合せの問題もあるのでしょうが、「レスターの快進撃」はステージを代えて、まだまだ続いているのかもしれません。
[J2・3月12日・ニッパツ三ツ沢球戯場]
横浜FC1-0ザスパクサツ群馬

 50歳になって2017年シーズンを迎えた、「キングカズ」こと三浦知良選手が、3月12日の群馬戦で今季初ゴール、このゲームの決勝ゴール、そしてJリーグ最年長ゴール記録を更新するゴールを挙げました。

 前半40分、攻勢に出た横浜FCは、センタリングからシュートを放ち、ザスパクサツ群馬のゴールキーパーがこれを弾いたところを、ゴール左側に詰めていた三浦選手が左足を振り抜きシュート、これがゴール右隅に飛び込みました。

 フォワードFWとしてゴール前に詰めるという「基本的な動き」を忠実に行った結果であろうと思いますし、三浦選手の「嗅覚」とも言えそうなポジショニングからの、見事なゴールでした。

 自身の50歳の誕生日でもあった2月26日の開幕戦から3試合連続で先発出場し、3試合目のゲームでゴールを挙げるのですから、「キングカズ」の面目躍如たるものがあります。

 「50歳のキングカズ Jリーグ公式戦でゴール」の報は、世界を駆け巡ることでしょう。
 本当に凄いプレーヤーです。
 ドイツ・ブンデスリーガ、フランクフルトの長谷部誠選手は、3月5日、ホームゲームのフライブルク戦にフル出場し、ブンデスリーガ1部、235試合出場を達成しました。

 ブレーメンなどで活躍した奥寺康彦選手の持つ日本人プレーヤー最多出場記録であった234試合を抜く、新記録を達成したのです。

 本当に素晴らしい記録だと思います。
 記念すべきゲームに「フル出場」したというのも、特筆すべき事実でしょう。

 こうした記録は、様々な要素をクリアしなければ達成できないものです。

① 怪我・故障が無かったこと

 ブンデスリーガが世界屈指の国内リーグであることは異論のないところでしょう。
 世界屈指のレベルにあるリーグですから、試合内容が極めて厳しいことは言うまでもありません。
 ドイツサッカーの「当たりが強い」ことは、世界的にも有名な話ですから、大きな怪我や故障無く、2008年から2017年にかけて10年間にわたり戦い続けてきたことは、高く評価されるべきことでしょう。

② スキルの高さと弛まぬ進歩

 長谷部選手は、近時はフランクフルトでキャプテンを任されています。ニコ・コバチ監督が長谷部選手をとても高く評価していることも報じられています。
 「長谷部は、若い選手たちの模範となるプレーヤー」「展開を読む力が優れている・・・」といった監督のコメントが、そのことを良く表しています。

 今シーズン、ボランチのみならずリベロでも長谷部選手を起用している、コバチ監督の信頼は極めて高いのでしょう。

 一方で長谷部選手も33歳となりました。フィジカル面ではそろそろピークを過ぎる頃かもしれませんし、この10年間でサッカーの戦術も大きく深く変化していることも間違いないでしょう。その大きく深い変化に、長谷部選手はしっかりと対応しているのです。 ゲームにおけるリスク管理の高さと共に、「自らのサッカーを賞味期限切れ」にしない進歩が、そこには有ると感じます。
 もちろん、長谷部選手も、ブンデスリーガに来てから、ヴォルフスブルク→ニュルンベルク→フランクフルトとキャリアを積み重ねていく中で、なかなか試合に出場できない時期も経験しています。
 そうした時期を乗り越えて、現在の地位を確立しているのです。

 時代の流れに沿って、自らを変えていくというのは、スポーツに限らず全ての分野において、とても難しいことでしょう。長谷部選手の弛まぬ努力が実を結んでいるのです。

 今回の「快挙」に関するインタビューにおいて、長谷部選手は「(ドイツという国・ブンデスリーガが)自分のキャラクターに合っていたことも事実だろう。・・・違う国に行って上手くやれるかと言えば、そんなに簡単なことでは無いと思う」と述べています。

 ある意味でのツキもあったのでしょうが、長谷部選手の「選択」が功を奏したとも言えそうです。

 長谷部選手は「ドイツという国に感謝している」とも述べています。

 ドイツという国とブンデスリーガから多くのことを学び、自らのサッカーに活かしているということなのでしょうが、それとても「好学心」(あまり聞かない言葉ですが)無くしては活かすことも出来なかったわけですから、やはり長谷部誠選手の能力の高さが感じられますし、「世界で戦っていくための資質」を改めて認識させられるのです。
[3月8日・第2戦・ヴエストファーレンスタディオン]
ボルシア・ドルトムント4-0ベンフィカ

 敵地での第1戦を0-1で落としていたドルトムントが、オーバメヤン選手のハットトリックを含む4得点で第2戦を快勝し、勝ち上がりました。

 ベンフィカも良いプレーを披露したゲームでしたが、「ゴール前の集中力」でドルトムントが勝った印象です。

 オーバメヤン選手の1点目はヘディングシュートで決めました。
 ゴール前の競り合いから、フリーのオーバメヤン選手にボールが出て、これをしっかりと押し込みました。ベンフィカのゴールキーパー・モラレス選手も良く反応しましたが、惜しくも弾きだすことは出来ませんでした。

 プリシッチ選手が追加点を決め、ドルトムントが2-0とリードしての後半16分、今度はダイレクトセンタリングをゴール前で合わせて、オーバメヤン選手が2点目を挙げました。
 
 そして後半40分、これもゴール前へのセンタリングをオーバメヤン選手が押し込んだ形でした。

 この2ゴールは、現在のドルトムントの攻めの形そのものであり、それをキッチリと決めるところは、オーバメヤン選手の真骨頂でしょう。

 ピエール・エメリク・オーバミアン選手(27歳)は、フランス出身ですが、フランス、ガボン、スペインの3つの国籍を持ち、現在はガボン代表としてプレーしているようです。
 身長187㎝の恵まれた体躯と柔軟性十分なプレーを武器に、ドルトムントのエースとして活躍していますが、今後世界的なストライカーに成長していく可能性も十分あると感じます。
 
 ボルシア・ドルトムントが調子を上げてきました。

 レアル・バルサ・バイエルンの3強にとっても、脅威となる存在でしょう。
[3月7日・第2戦・アーセナルスタジアム]
バイエルン・ミュンヘン5-1アーセナル

 第1戦、バイエルンのホーム・フースバルアレーナで1-5と大敗したアーセナルが地元でどれくらいの反攻を見せてくれるのかと注目されたゲームでしたが、再び5-1でバイエルンが圧勝しました。

 アーセナルとバイエルン・ミュンヘンという、世界に名立たるビッグクラブ同士の戦いが、2戦通算10-2という一方的なものになってしまったのは、意外という他はありません。

 前半、ウォルコット選手のゴールでアーセナルがリードした時には、後半の戦い振りが期待されましたが、後半8分にコシェルニー選手が反則退場し、10分にバイエルンの大砲・レバンドフスキ選手が同点ゴールを挙げてからは、ゲームは一気にバイエルンに傾きました。
 23分にロッベン選手、33分にコスタ選手、そして35分と40分にビダル選手が畳み掛けて、5-1としたのです。

 名門アーセナルにとっては「屈辱的な敗戦」と言えるでしょう。
 
 イングランド・プレミアリーグとしても、とても残念な結果と言わざるを得ません。

 一方で、このところ一時の勢いが感じられなかったバイエルン・ミュンヘンにとっては、久しぶりに「溜飲を下げた」対戦・ゲームであったと感じます。

 やはり、レアル・マドリード、FCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンの「3強」の時代が、まだまだ続くのかもしれません。
[3月8日・第2戦・カンプノウ]
FCバルセロナ6-1パリ・サンジェルマン

 第1戦を0-4で落とし、ベスト8への道が閉ざされたかに見えたバルサでしたが、ホームのカンプノウで行われた第2戦を6得点・5点差で勝利し、勝ち抜きました。

 本ブログの2月17日の記事も「バルセロナの敗退濃厚」といった趣旨でしたので、バルサのプレーヤーおよびファンにお詫び申し上げます。

 このゲームのFCバルセロナは「驚異的な強さ」を魅せてくれました。

 次のステージに進むためには「大量点と大量得失点差」が必須であったバルサは、メッシ選手を中盤に下げてチャンスメイクを増やす戦術を取って、ゲーム開始直後から攻め続けました。
 前半を2-0とリードし、2点目がオウンゴールでしたので、「流れ」はバルセロナに来ているかとも感じられました。
 そして後半5分にメッシ選手が3点目を挙げた時には、「大逆転」の可能性が高まったように観えました。

 ところが後半17分、パリ・サンジェルマンの大砲・カバーニ選手が得点しました。
 3-1となったのです。
 後半10分に投入されたディ・マリア選手が効いてのゴールでした。「アウェイでの1点」は重いものですし、何よりサンジェルマンの動きがとても良くなったのです。カウンタープレーなどは威力抜群でしたので、サンジェルマンの追加点の可能性も十分に観えました。

 「やはり逆転は無理だったか」と思いましたが、バルセロナは全く諦めませんでした。

 このところ調子が出ていなかったネイマール選手が、後半43分と46分に得点して5-1。
 インジュリータイムも残り僅かとなった後半50分、セルジ・ロベルト選手が、ついに6点目を挙げたのです。
 
 1点目のスアレス選手のゴールから、メッシ選手、ネイマール選手と「黄金の3トップ」が得点を重ね、ついには「必要・十分条件」をロスタイムのゴールで満たしてしまうというのは、力が無ければできない芸当です。

 世界を代表するビッグクラブの底力を魅せていただきました。

 それにしても、決して動きが悪いようには見えなかったパリ・サンジェルマン相手に、6-1で勝ち切るというのは尋常なことではありません。

 大ピンチに追い込まれていたバルセロナが、一気に優勝争いに加わる可能性も十分でしょう。
 イタリアサッカー1部リーグ・セリエAの2016~17年シーズンは、2月27日までに第26節を終えました。
 全38節の内の26節ですから、リーグ戦は後半に入ったということになります。

 26節・26試合を終えての順位は、ユベントスが22勝4敗・勝点66でトップ、二番手には19勝5敗2引分・勝点59でASローマが続き、三番手は16勝4敗6引分・勝点54でナポリとなっています。4番手のアタランタ、5番手のラツィオが勝点51と50ですから、優勝争いは上位2チーム、ユベントス、ASローマに絞られつつあるという感じでしょうか。

 ユーベは、このところの定位置・首位を走っています。
 フォワードFWにゴンサロ・イグアイン選手(アルゼンチン代表)、ミッドフィールダーMFにサミ・ケディラ選手(ドイツ代表)とクラウディオ・マルキージオ選手(イタリア代表)、クワドゥオ・アサモア選手(ガーナ代表)、ディフェンダーDFにレオナルド・ボヌッチ選手(イタリア代表)、ゴールキーパーGKにジャンルイジ・ブフォン選手(イタリア代表)と、錚々たるメンバーを揃え、26節でもエンポリを2-0で一蹴しています。

 やはり、イタリアサッカーを代表するチームとして、今季も優勝候補筆頭の力を示していると言ったところでしょう。
 特に、FWの大黒柱イグアイン選手を支える存在として、パウロ・ディバラ選手(23歳)が育ってきたのが心強いところでしょう。ここまでチーム2番目のゴールゲッターです。U-20ワールドカップやオリンピック代表として成長してきた力が花開きつつあるのです。

 一方、追いかけるASローマは、FWのエディン・ジェコ選手(ボスニアヘルツェゴビナ代表)の得点力を中心に戦いを続けています。ユベントスと比べれば、世界的プレーヤーの数では見劣りしますが、今季は攻守のバランスが良いという印象です。

 少し離されているとはいえ三番手のナポリは、チームの得点王ドリース・メルテンス選手(ベルギー)とマレク・ハムシク選手(スロバキア)、ロレンツォ・インシーニェ選手(イタリア)のFW陣が好調で、上位3チームでは最多の60得点を挙げています。
 UEFA-CL決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードとも対戦していて、こちらは緒戦を1-3で落としてしまいましたが、チームとしての力量はとても安定してきていると感じます。

 セリエA2016~17シーズンの覇者に向けては、ユベントスの優位は動かないと思いますが、ASローマやナポリとの力量差は縮まっていると思いますので、残り13試合での優勝争いは面白いものになりそうです。

 個人的には「ナポリの追い上げ」に期待しています。
 身長163cmの小柄なFWインシーニェ選手の活躍がとても楽しみなのです。
[2月21日・決勝トーナメント1回戦・第1戦]
マンチェスター・シティ5-3 ASモナコ

[2月21日・決勝トーナメント1回戦・第1戦]
アトレティコ・マドリード4-2バイヤー・レバークーゼン

 シティとモナコのゲームは、前半26分にシティのスターリング選手が先制、すかさず前半32分にモナコのファルカオ選手が同点弾を決めて、1-1の同点。前半40分、モナコはムバッペ選手が勝ち越しゴールを挙げて、前半はモナコが2-1とリードして折り返しました。

 後半13分シティはアグエロ選手が同点弾を決めましたが、僅か3分後の16分、モナコはファルカオ選手がすかさずゴールして、再び3-2とリードしました。

 守備陣が崩壊している印象のシティでしたが、「点の取り合い」となれば一枚上手でした。
 後半26分には、アグエロ選手がこの試合2点目となるゴールで3-3の同点とし、32分、37分にはストーンズ選手、サネ選手が追加点を挙げて突き放したのです。

 返す返すもモナコにとって惜しまれるのは、ファルカオ選手のPK失敗でしょう。モナコが2-1でリードしていた局面でのPKでしたから、このPKが決まっていれば3-1と2点差にするとともに、この試合のモナコ優位が確立されていた可能性もあります。

 両チーム計8ゴールという、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントでは、なかなか見ることが出来ない「打ち合い」でした。
 マンチェスター・シティは、ホームゲームを何とかものにしました。

 モナコは「アウェイでの3得点」を足場に、3月のホームゲームでもうひと暴れしたいところでしょう。

 アトレティコとレバークーゼンのゲームも点の取り合いとなりました。
 前半、ニゲス選手とグリーズマン選手の得点でアトレティコが2-0とリードしたときには、アトレティコの一方的なゲームになるかに観えましたが、さすがレバークーゼンもホームで無様な試合は出来ないと反撃し、後半2点を返しました。
 しかし、このゲームのアトレティコの攻撃陣のスピードは素晴らしく、ガメイロ選手が3点目、そして後半41分にはフェルナンド・トーレス選手の見事なヘディングシュートが決まり、試合を決めました。
 久しぶりに「フェルナンド・トーレスの威力」を観た気がします。

 アウェイの4得点で快勝したアトレティコは、ベスト8進出に向けて、圧倒的優位に立ちました。
 第2戦では、レバークーゼンの意地に期待したいと思います。

 この2ゲームは、4チームの攻撃が機能し、点の取り合いとなりました。
 
 いかにもチャンピオンズリーグらしい、世界最高峰のスキルがぶつかり合った好ゲームであったと感じます。
 2月14日に行われた、UEFA-CL2016~17の決勝トーナメント1回戦の第1戦、パリ・サンジェルマン対FCバルセロナのゲームは、サンジェルマンが4-0で快勝しました。

 バルセロナにとっては「思わぬ大敗」でしょう。

 いかにサンジェルマンのホームゲームとはいえ、「4失点・得失点差4」は、第2戦に向けて大きなハンディキャップとなりました。

 このゲーム、バルセロナは「黄金の3トップ」メッシ選手・スアレス選手・ネイマール選手を始めとして、ほぼフルメンバーで臨みました。
 にもかかわらず、零封され4失点を喫したのです。

 サンジェルマンの4得点は、前半18分のディ・マリア選手、前半40分のドレクスラー選手、後半10分のディ・マリア選手(2点目)、後半27分のカバーニ選手と、アルゼンチン代表チーム、ドイツ代表チーム、ウルグアイ代表チームの中心選手によるものです。

 このメンバーを見ると、サンジェルマンが決してバルセロナにメンバー面で劣っているわけではないことが明白です。
 加えて、中盤・ディフェンスの若手プレーヤーも良く動き、互角以上のプレーを展開していました。

 さらに得点シーンを観ると、バルセロナの3バックを斜めに通過するラストパスが、3トップの直ぐ外の位置に出され、これを受けたプレーヤーがシュートを決めているという形が多かったと思います。

 サンジェルマンの企図した戦術が、見事に機能したということでしょうし、当該エリアがバルセロナ守備の弱点なのかもしれません。

 バルセロナの3バックは、この攻撃に為す術も無く抜かれてしまい、コールキーパーと1対1の形を創られてしまっています。
 プレーのスピードという面でも、サンジェルマンの攻撃陣がバルセロナの守備陣を圧倒している印象でした。

 バルセロナのメンバーのコンディションが悪かったという可能性はあるとは思いますが、現在のチームになって以来、これほど完膚なきまでに「フルメンバーのFCバルセロナが叩きのめされた」というゲームは無かったように記憶しています。

 バルセロナのベスト8進出は相当難しいものになってしまいましたけれども、カンプ・ノウにおける第2戦においては、「FCバルセロナもついに下り坂に入ったか」といった懸念を払拭してくれるような好ゲームを魅せていただきたいものです。
 イングランド・プレミアリーグは、2月5日に第24節を終えて、チェルシーが首位を走っています。

 全38節の24節を終え、今季も後半に入りました。

 先頭を行くチェルシーは19勝3敗2引分の勝ち点59、2番手にはトッテナム・ホットスパーが14勝2敗8引分の勝ち点50で続き、3番手は15勝5敗4引分の勝ち点49でマンチェスター・シティ、4番手は14勝5敗5引分の勝ち点47でアーセナル、5番手は13勝4敗7引分の勝ち点46でリバプール、6番手が12勝3敗9引分・勝ち点45のマンチェスター・ユナイテッドとなっています。

 全体としてはチェルシーが抜けた形で、2番手~5番手のチームは「大混戦」、6番手のユナイテッドも僅差で追いかけています。

 チェルシーは、アザール選手(ベルギー)、ジエゴ・コスタ選手(スペイン)を中心とした攻撃陣と守備陣のバランスが良く、「必要な得点を取って勝つ」といった試合ぶり。
 2014~15年シーズンに続いての優勝にまっしぐらというところでしょう。

 今シーズンのプレミアを面白くしているのはスパーズの存在でしょう。
 昨シーズン3位から続く好調をしっかりと持続しています。
 背番号10・エースのハリー・ケイン選手は好調を維持しています。23歳になった長身のストライカーは、イングランドを代表する点取り屋に成長している印象です。

 モウリーニョとグラウディオラという、現代を代表する監督を擁する、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティは、共に「いまひとつ乗り切れない」というシーズンを送っているように観えます。
 とはいえ、両チームとも十分に巻き返し可能な位置につけていますから、優勝はともかくとして、少なくともUEFAチャンピオンズ・リーグへの出場権確保に向けて、調子を上げていくことでしょう。

 チェルシーにスパーズがどこまで食い下がるか、終盤に向けて、トッテナム・ホットスパーのゲームから目が離せません。
 スペインのリーガ・エスパニョーラ2016~17年シーズンは、第20節を終えました。
 全38節の20節ですから、折り返し地点ということになります。

 トップに立つのはレアル・マドリードで勝ち点46、2番手にはFCバルセロナが勝ち点42で続き、3強の一角アトレティコ・マドリードは勝ち点36で4番手につけています。
 ここまでは、最近のリーガ・エスパニョーラの「風景」ですが、今季は3番手にセビージャFCが勝ち点36で食い込んでいて、3強に割って入っているところが特徴でしょうか。

 セビージャはここまで、13勝4敗3引分、得点43・失点28の得失点差15ですから、圧倒的な得点力でもなく、超「堅守」というわけでもない、「僅差の試合に強い」シーズンを送っているように観えます。
 「不思議なシーズン」を送っているとも言えそうですが、1月12日のスペイン国王杯でレアル・マドリードと3-3で引分け、続く1月15日のリーグ第15節では2-1でレアルを倒していたり、2016年10月23日のアトレティコ戦を1-0で制したりしていますから、3強とも良い勝負を展開していますから、今季の力は本物と見ることが出来るでしょう。
 どこまで食い下がることが出来るのか、活躍がとても楽しみです。

 個人の得点ランキングでは、トップがバルセロナのスアレス選手で16、2番手が同チームのメッシ選手で15、3番手がレアルのクリスティアーノ・ロナウド選手で13と、こちらもいつものメンバーが上位を固めています。
 アトレティコのグリーズマン選手は8得点で6番手タイですから、チームの順位と、エースストライカーの成績がリンクしているとも言えそうです。

 このところ「得点が取れない」ことが指摘されているネイマール選手(バルセロナ)は得点5に留まっています。確かに、ネイマール選手の得点能力を勘案すれば物足りない数字ですが、何しろ同僚がメッシ選手とスアレス選手ですから、ネイマール選手が「ラストパスの出し手」になることも多いでしょうから、得点が少なくなるのも止むを得ないという感じもします。
 FCバルセロナとしては、リーグ後半戦のレアル・マドリードとの競り合いに向けて、ネイマール選手の得点を伸ばして行きたいところなのでしょう。

 セビージャFCでは、ウィサム・ベン・イェデル選手(フランス)が得点8でチームの得点王、ルシアーノ・ビエット選手(アルゼンチン)が同6で続いています。
 今季のセビージャFCのエンジンとしての活躍が期待されます。

 いつも書くことで恐縮ですが、現在のリーガ・エスパニョーラというか、世界サッカー界を牽引するバルセロナとレアル、この両チームの激しい競り合いを眼前に出来る、スペインのサッカーファンが羨ましい限りです。
 ドイツ・ブンデスリーガの2016~17年シーズンは第18節を終えました。
 全34節の18節ですから、半ばを折り返したというところです。

 トップを走っているのはバイエルン・ミュンヘン、14勝1敗3引分の勝ち点45と、「いつものように」圧倒的な力を示しています。

 一方で今シーズンは、1部に昇格したばかりのRBライブツィヒがバイエルンを追いかけています。13勝2敗3引分の勝ち点42と、バイエルンをしっかりと追いかけているのです。

 RBライプツィヒは、正直なところ聞き慣れないチームです。
 ラーゼンバルシュポルト・ライプツィヒというのが正式なチーム名なのですが、一般的には「レッドブル」ライプツィヒだと言われています。
 ユニフォームにも、鮮やかなレッドブルのマークが配されています。

 あの飲料メーカーのレッドブルが2009年に、当時ブンデス5部のSSVマルクランシュタットを買収し、チーム名を現行のものに変えて強化に努め、ついに今季1部昇格を決めたチームなのです。
 世界各国のスポーツイベントに参画し、プロサッカーチームも保有するレッドブルにとつてのドイツ・ブンデスリーガにおける活動の中心として、位置づけられていることは間違いないのでしょう。

 そのRBライプツィヒが、昇格初年シーズンから王者バイエルン・ミュンヘンと優勝争いを演じているのですから、今季のブンデスリーガは面白いのです。

 チームの得点王は、弱冠20歳のティモ・ヴェルナー選手(ドイツ)、全体として若手が多いチームです。
 有名プレーヤーをずらりと並べたバイエルンとは、対照的なチームと言えるでしょう。

 さらに加えて、勝ち点32と少し離されてはいますが、3番手にはアイントラハト・フランクフルトが続いています。そして4番手に「常連」のボルシア・ドルトムントが居るのです。

 「常勝軍団」であり、史上初の「5連覇」を目指すバイエルン・ミュンヘンに、新興のRBライプツィヒが挑む、ブンデスリーガ2016~17シーズン。
 鍵を握るのはフランクフルトかもしれません。
 1月19日、Jリーグのヴィッセル神戸が、元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手(31歳)の獲得に動いていると報じられました。
 Jリーグのチームとしては、久しぶりの「大物」獲得の動きです。

 現在、トルコの名門クラブ・ガラタサライに所属しているポドルスキ選手ですが、2年半契約で推定年俸800万ユーロ(約9億6000万円)という、ネームバリュー比破格(安価)な条件とも伝えられています。

 確かに、ポドルスキ選手は過去10年余りにわたってドイツ代表プレーヤーとして活躍し、2006年・2010年・2014年の3度のワールドカップ、2008年・2012年の2度の欧州選手権に出場しました。
 この間、ドイツの「背番号10」を背負い続けて戦ったのですから、世界屈指あるいは世界最強と言われた代表チームの中核選手であったことは間違いありませんし、精力的な運動量と、パワー溢れる突破は、「ドイツサッカーを最も体現」している存在との見方もありました。

 この「大物」がヴィッセル神戸を通じてJ1の舞台に登場することは、Jリーグの一層の発展に貢献することは間違いないところでしょう。

 一方で、2014年のディエゴ・フォルラン選手(ウルグアイ)のように、ワールドカップ得点王の看板を引っ提げて、年俸6億円とも言われた契約でセレッソ大阪に入団し、Jリーグに登場しながら、期待に沿った活躍が出来ず、チームはJ2に降格といったケースも少なくないのが、こうした「ピークアウトした大物」獲得のリスクでもあります。

 才能あふれるプレーヤーに囲まれ、世界トップクラスのパフォーマンスを誇るチームにおいて持ち味を発揮してきた選手が、プレーのスピード・量・質が異なるJリーグの舞台で、しかも全盛期を過ぎた状態で活躍できるかは、何とも言えないところなのでしょう。

 Jリーグには、これまでも数多くの「ビッグネーム」が登場してきましたが、そうした中で最も成功したプレーヤートシテ、私はラモン・ディアス選手(アルゼンチン)を挙げたいと思います。

 ディアス選手は、そのキャリアの晩年、1993年から1995年に横浜マリノスで活躍しました。
 
 東京で行われた1979年のワールドユース大会で、あのディエゴ・マラドーナ選手と共に「攻撃陣の2本柱」として驚異的な活躍を魅せ、チームの優勝に大貢献しました。アルゼンチンの「黄金世代」とばれたチームでした。
 私も国立競技場で「躍動する」ディアス選手のプレーを忘れることが出来ません。

 この大会のMVPはマラドーナ選手でしたが、私にはディアス選手の貢献度の方が大きいようにも感じられたものです。

 そのディアス選手が、リバープレート(アルゼンチン)、ナポリ(イタリア)、インテル(イタリア)といったクラブを渡り歩いた後、横浜マリノスに来てくれたのです。
 そしてJリーグの「初代得点王」に輝きました。(32試合で28ゴールという素晴らしい成績でした)

 ディアス選手のプレーは、ドリブル突破からのシュートが持ち味でしたが、私たちの眼の前で繰り広げられるプレーはまさに「世界トップクラスのフォワードFW」そのものであり、その直線的なドリブル突破からの一連の動きのスピードと破壊力は、「別次元」のものであったと感じます。

 1995年に監督との確執から横浜マリノスを退団したディアス選手は、そのまま現役を引退してしまいました。35歳でした。文字通り、日本で最後の花を咲かせてくれたのです。

 もちろん、ラモン・ディアス選手も全盛時を過ぎたプレーヤーでしたが、そのパフォーマンスは全盛時に劣らないレベルであったと思いますし、何より「1人で局面を打開できるプレー」はとても印象的でした。

 バブル経済崩壊以降、我が国というかJリーグにおいては、「大金で有名選手を獲得する」ことは無くなりました。Jリーグの規範「3年連続赤字ならクラブライセンス剥奪」のもとでは、各クラブは慎重な運営を余儀なくされるわけで、そのこと自体は、Jリーグの健全な成長にとても役に立っていると思います。

 このことが、クラブワールドカップ2016における鹿島アントラーズの活躍にも観られるように、ほとんど日本人プレーヤーのみ構成されるチームで世界の強豪クラブと渡り合うことができることを、世界中に示すことにも結びついているとも言えるのでしょう。

 とはいえ、一方で、やはり「世界のトッププレーヤー」をJリーグのゲームでも見てみたいという希望というか憧れが存在しているのも事実でしょう。
 今シーズンから、Jリーグはイギリスのパフォームグループ(動画配信大手企業)と、10年・2100億円という大型契約を結びましたから、Jリーグ各チームへの分配金や賞金も増えることでしょう。
 Jの各チームに、海外大物選手が登場する機会が増える素地が出来つつあります。

 そして各チームには、もし海外大物選手を獲得するのなら、「ラモン・ディアス選手のようなプレーヤー」を選んでいただきたいと思うのです。
 キングカズこと三浦知良選手が、J2横浜FCとの間で、2017年シーズンの契約をかわしたと報じられました。
 三浦選手の背番号「11.」に因んで、1月11日11.時11分の契約締結でした。

 今期のJ2の開幕戦は2月26日ですが、この日は三浦選手の誕生日でもありますから、この日を迎え、この試合に出場するようなら、「50歳のJリーガー」および「50歳でのJリーグでのプレー」という、2つのJリーグ新記録を達成することとなります。
 
 カズ選手は2月26日に向けて調整に余念がなく、よく体が動いているとも伝えられています。

 素晴らしいと言うしかない「快挙」でしょう。
 色々なプロスポーツがありますが、それらすべてを通じても「50歳のプレーヤー」というのは、滅多にお目にかかれませんし、特にサッカー競技においてはこれまで聞いたことがありません。

 さすがは「キングカズ」なのです。

 三浦知良選手の日々の鍛練、体調維持への努力継続は、広く知られているところです。
 規則正しい生活を続け、毎日のようにグラウンドに立ち練習し、お酒は一切飲まず、いわゆる「乳製品」は口にしないのです。(人間より体温の低い動物の産品は、人間の体には良くないという考え方で摂取しない、ピザも「チーズ抜き」なのだそうです)

 そうした生活、私のような世俗にまみれた人間から見れば「何が楽しくて生きているのか」と思ってしまうような生活を、三浦選手が継続できるのは、まさに「サッカー大好き」が理由であろうと思います。
 大好きなサッカーを継続することができれば、他には何も要らないという心境なのではないでしょうか。

 日本サッカー界で最も有名なプレーヤーが、50歳になっても現役を継続するというニュースは、日本中・世界中を駆け巡りました。
 そして、さまざまなコメントが寄せられています。

 まずは、スキー・ジャンプの葛西紀明選手。
 44歳の葛西選手も日本ジャンプ陣の最年長プレーヤーであり、中心的な存在ですが、自身より5歳以上も年上の三浦選手の活躍は、大きな刺激になっているようです。
 「カズと同じ50歳代現役を狙うことを宣言した」と報じられました。

 葛西選手自身が保有するジャンプ・ワールドカップ通算出場記録513を、自身の誕生日6月6日に因んで「666」に伸ばしたいと考えているのですが、残りの153戦については、1シーズン25戦の出場を継続すれば6年余りで達成できることになりますから、50歳以降まで現役を続けることが出来れば可能な記録なのです。

 続いては海外から。
 スペインサッカーを代表するゴールキーパーGKイケル・カシージャス選手が、1月12日、自身のツイッターに「なんてやつだ、ミウラ」とコメントしたと報じられました。
 そして「僕は40歳までプレーしたいと思っていたけれども・・・50歳までプレーしたいと思ったよ」ともコメントしています。
 ワールドカップ南アフリカ大会において、スペインチームの「絶対的守護神」として活躍し、スペインのワールドカップ初優勝に貢献したスーパースター、カシージャス選手にとっても、キングカズの50歳現役続行は大きな刺激となったのでしょう。

 「キングカズ」三浦知良選手は、これまでも、これからも、日本サッカーを牽引する存在なのです。
 1月12日、コッパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の5回戦・第2戦が行われ、レアル・マドリードがセビージャFCと3-3で引分け、同大会での次ラウンド(準々決勝)への進出を決めると共に、スペイン国内公式戦での連続無敗記録を「40」として、FCバルセロナと並んでいた「39」を超えて、単独トップに立ちました。

 セビージャFCとの第1戦に3-0で快勝していたレアルは、この第2戦でクリスティアーノ・ロナウド選手を温存しました。
 セビージャは積極的な攻撃を展開して、試合時間残り10分で3-1とリードしました。

 レアル・マドリードとしても、さすがに苦しい状況であり、8ヶ月ぶりの公式戦敗戦濃厚な状況でしたが、さすがに王者はここから驚異的な粘りを魅せました。
 まず、セルヒオ・ラモス選手のPKで2-3と追い上げると、インジュリータイムに入った後半46分、カリム・ベンゼマ選手が同点ゴールを挙げて追い付いたのです。

 世界屈指のクラブであるレアル・マドリードのようなチームは、国内のリーグ戦・カップ戦といった公式戦だけでは無く、国際試合も数多く組まれますので、極めて過密なスケジュールの下でのチーム運営が求められます。
 そうした中で、この試合ではエースのクリロナ選手を温存した訳です。様々なプレーヤーを駆使して、次々と行われるゲームに対応して行くわけですから、時には思わぬ敗戦を喫することもある筈で、「40連勝」の凄さを改めて感じます。

 所謂「世界4大リーグ」、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)、ブンデスリーガ(ドイツ)、プレミアリーグ(イギリス)、セリエA(イタリア)を有する各国での公式戦無敗最高記録は、どれくらいなのでしょうか。

 記憶では、2014年3月にバイエルン・ミュンヘンがドイツで50連無敗を記録していたと思いますので、それ以上であろうと思います。

 ホーム&アウェイ方式の戦いが多く、勝ち負けを繰り返す中で「得失点差・アウエィゲームでの得点の重さ」等々を考慮しながら、勝敗を決めて行くルールの下では、「負けない」記録の継続は「至難の業」なのでしょう。(例えば頭書の試合でも、第1戦を3-0で勝っているのですから、第2試合で0-1等で敗れたとしても、次のラウンドに進むことが出来るわけですから、ジダン監督他のスタッフはプレーヤーの疲労度や新人の発掘、新フォーメーションの試行といった観点から、最悪の場合負けることも考慮した上でのゲームマネジメントを行うのは自然なことです)

 現在世界最高レベルとも目されるスペインにおける公式戦における不敗記録を、どこまで伸ばして行ってくれるのか。
 レアル・マドリードの長い旅が続くのでしょう。
 1月9日、FIFAから「2016年ベストイレブン」が発表されました。(以下、恐縮ながら「選手」という表記を省略させていただきます)

① GK ノイアー(ドイツ、バイエルン・ミュンヘン)
② DF アウベス(ブラジル、ユベントス)
③ DF ピケ(スペイン、バルセロナ)
④ DF セルヒオ・ラモス(スペイン、レアル・マドリード)
⑤ DF マルセロ(ブラジル、レアル・マドリード)
⑥ MF モドリッチ(クロアチア、レアル・マドリード)
⑦ MF クロース(ドイツ、レアル・マドリード)
⑧ MF イニエスタ(スペイン、バルセロナ)
⑨ FW メッシ(アルゼンチン、バルセロナ)
⑩ FW スアレス(ウルグアイ、バルセロナ)
⑪ FW クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル、レアル・マドリード)

 さすがに世界のトッププレーヤーがズラリと並びました。

 現在の世界サッカー界を代表するイレブンですが、その国別、クラブ別のバランスも、とても興味深いと思います。

 国別の比較では、スペインから3人(ピケ、セルヒオ・ラモス、イニエスタ)、ドイツから2人(ノイアー、クロース)、ブラジルから2人(アウベス、マルセロ)、クロアチア、アルゼンチン、ウルグアイ、ポルトガルから1人ずつとなっています。

 2016年の世界のサッカーをリードした国が並んでいますし、その数やポジションのバランスも「世界サッカーへの影響力の大きさ」を表しているように感じます。
 全盛期の強さは見られなくなったものの、現在のサッカーの潮流を創ったという面から、スペインから最多数が選出されていることは頷けます。
 その3人もDF2人、MF1人というのがスペインらしいところでしょう。スペインサッカーは基本的には「守備的」なのです。

 ドイツの2人も、世界屈指のGKノイアーとMFのクロースです。極めてメカニカルなドイツサッカーを支える布陣ということになります。

 ブラジルの2人は共にDFでした。現在のブラジルサッカーを象徴していることは間違いないでしょう。華麗な攻撃サッカーこそがブラジルサッカーの持ち味ですから、このベストイレブンの中にブラジルからFWやMFが選出されるようになった時こそ、ブラジルサッカーの「復活」ということになると思います。

 FWには、アルゼンチンのメッシ、ポルトガルのクリロナ、そしてウルグアイのスアレスが選ばれました。

 メッシとクリスティアーノ・ロナウドは、直近の10年間に渡って世界を代表するFWです。バロンドールも2人で分け合っている状況です。これ程長い間、世界のFWトップ2を占め続けていることは、ある意味では驚異的なことです。
 この2人のスーパースターが、そのテクニックやフィジカル、スピード、状況判断能力等々のサッカープレーヤーを構成する要素において、スバ抜けた存在であることはもちろんですが、それ以上に素晴らしいのは「コンディション維持能力」でしょう。

 先日のクラブワールドカップで来日したクリスティアーノ・ロナウドが「お酒は全く飲まない。一方で、毎日オレンジジュースを3リットル以上飲む」とコメントしていました。100億円近くの年収で世界の全てのプロスポーツ選手の中で最高に稼ぐプレーヤーですが、一切お酒を飲まずオレンジジュースばかり飲んで、家族との団欒が最高の楽しみというところが本当に凄いと感じます。

 私のような市井の人間は、憂さ晴らしや友人との交流のためにお酒を飲み、時には二日酔いになったりしているわけですが、そういうことはクリロナには一切ないのです。私などからみれば「厳しく自分を律している」という感じですが、おそらくロナウドにとっては「自らが望むレベルのサッカーを行って行くために、当たり前のこと」なのでしょう。

 「何にお金を使っているのだろうか」「何が楽しくて生きているのだろうか」といった、素人丸出しの心配とは無縁のアスリートなのでしょう。

 そういえば、キングカズこと三浦知良やイチローもお酒は一切飲まないと聞きました。
 長くトップアスリートの立場を維持するためには、こうしたことが当たり前に出来る「資質」が備わっている必要があるのかもしれません。

 クリロナ同様、メッシも体調管理には細心の注意を払っていると思います。(そうした生活が自然に出来るのかもしれませんが)
 この「体力・体調管理能力」こそが、10年以上に渡って世界のトップ2を維持している2人のスーパースターの最も素晴らしい資質なのでしょう。
様々な面から観て、メッシとクリロナは「21世紀を代表するFW」なのです。

 3人目のFWにスアレスが選出されていることに対して、私は大きな拍手を送ります。
 自軍ゴール前で手を使って相手のシュートを止めたり、相手プレーヤーに噛み付いたりと、何かと「お騒がせ」タイプのプレーヤーですが、その「得点能力」は、メッシやクリロナと遜色無いレベル、状況によっては、この2人以上のパフォーマンスを示しますので、この選出は極めて妥当だと思うのです。
 サッカーの古豪・ウルグアイを代表するプレーヤーでしょう。

 所属クラブ別に見ても、とても興味深い。
 レアル・マドリードから5人、FCバルセロナから4名、バイエルン・ミュンヘンとユベントスから1人ずつとなっています。

 世界のベストイレブンの内9人が、レアルとバルセロナから選出されているのですから、現在最もレベルが高いリーグがスペイン・リーガエスパニョーラであることを明確に示しています。

 加えて、「トッププレーヤーの中のトッププレーヤー」はおいそれとクラブを変わらない、移籍が少ない、トレード話が持ち上がったとして、クラブとしても「滅多なことでは手放さない」ということを示しているようにも感じます。
 こうしたプレーヤーは頻繁に移籍を繰り返すことが少ないところを見ても、「クラブの看板」的存在なのでしょう。従って、「お金を積めば手に入れることが出来るプレーヤー」でも無いのだと思います。

 また、「トッププレーヤーの中のトッププレーヤー」にとっても、リーガエスパニョーラやレアル・マドリード、FCバルセロナが、とても魅力的な存在であることも、間違いなさそうです。

 FIFAが選んだ2016年のベストイレブン、本当に素晴らしく興味深い11人のプレーヤー達です。
 UEFAチャンピオンズリーグCLのグループリーグの戦いが終了し、A~Hの各組上位2チーム・計16チームの決勝トーナメントT進出が決まるとともに、12月12日に決勝Tの組合せ抽選会が開かれて、1回戦のカードが決まりました。

① アーセナル(A組1位)VSバイエルン・ミュンヘン(D組2位)
② ナポリ(B組1位)VSレアル・マドリード(F組2位)
③ バルセロナ(C組1位)VSパリ・サンジェルマン(A組2位)
④ アトレティコ・マドリード(D組1位)VSレバークーゼン(E組2位)
⑤ モナコ(E組1位)VSマンチェスター・シティ(C組2位)
⑥ ドルトムント(F組1位)VSベンフィカ(B組2位)
⑦ レスターシティ(G組1位)VSセビリア(H組2位)
⑧ ユベントス(H組1位)VSポルト(G組2位)

 GLからの勝ち上がりを見ると、スペイン・リーガエスパニョーラから4チーム、ドイツ・ブンデスリーガとイングランド・プレミアリーグから3チームずつ、イタリア・セリエAとフランス・リーグアン、ポルトガル・プリメーラリーガから各2チームとなっています。

 強いリーグから順当にベスト16が決まったという印象ですが、欧州選手権2016の優勝国ポルトガルからの2チームが印象的です。

 GL各組の1位同士は当たらない形での抽選ですが、そもそもGLの組合せにも偏りが出てしまうので、どうしても決勝Tの組合せに「思わぬ強豪同士のカード」が生まれることとなります。

 今シーズンで見れば、まずはアーセナルVSバイエルン・ミュンヘンでしょうか。
 このところ、ベスト8、ベスト4に進むチームが少ないプレミア勢としては、決勝T1回戦で強豪と当たるのは避けたいところだったと思いますけれども、このカードとなってしまいました。

 レアル・マドリード、FCバルセロナと共に「21世紀のクラブ3強」の一角を占めるバイエルン・ミュンヘンは、アーセナルにとっても強敵です。
 とはいえ、ここではプレミアの意地を見せてほしいものです。

 その他のカードは、比較的バランスのとれたものになっていると感じます。

 注目したいのはレスターシティ。セビリアとの対戦も勝ち抜くのは容易なことでは無いと思いますが、前期のプレミアリーグを驚かせた勢いを、ここでも魅せていただきたいと思います。

 2月14日から3月15日にかけて、素晴らしいゲームが沢山展開されることでしょう。
 とても楽しみです。
 FIFAクラブワールドカップ2016決勝では、随所に鹿島アントラーズイレブンの素晴らしいプレーが観られました。

 柴崎選手のシュートや金崎選手のコンタクトプレーにおける強さ、昌子選手の積極的なディフンス・・・挙げていくと全選手のプレーに行きついてしまいそうですが、中でも目を引いたのは「西選手のトラップ」でした。

 色々な角度から来るパスを、悉く足許に収めて、ボールを落ち着かせていました。
 この試合の西選手のトラップは、ほとんどミスが無かったのではないかと思います。

 コンサドーレ札幌時代やアルビレックス新潟時代、そして今季の鹿島アントラーズでの活躍、グッドディフェンダーであることは前々から言われていましたが、西選手がこれほどトラップの上手なプレーヤーであることは、この決勝戦まで認識していませんでした。(認識不足で申し訳ありません)

 レアル・マドリードという、世界屈指のクラブを相手にしたゲームで、そのレアルのプレーヤーに負けないどころか、このゲームで最も「美しいトラップ」を披露していたのですから、西選手のトラップ技術は世界最高峰ということになります。

 この高い技術を、日本サッカーの進歩の為に活かしていってほしいものです。

 「あのトラップをゲームでまた観てみたい」と感じさせてくれるプレーヤーは、レアルの監督であるジネディーヌ・ジダン選手以来といったら、少し大袈裟でしょうか。
 FIFAクラブワールドカップ2016決勝における、鹿島アントラーズの柴崎選手のプレーは、本当に素晴らしいものでした。

 特に、レアル・マドリードゴール前での動きの速さ・俊敏性は目を見張るものがあり、世界トップレベルという印象です。

 1点目のトラップから左に動いてのシュートでは、まるで周囲のプレーヤーが止まっているかのようでした。

 2点目のペナルティエリア付近を左にドリブルしながらレアルゴール左隅に打ち込む姿は、オランダのロッベン選手を髣髴とさせるもので、ボールを保持しながらもレアルのディフェンダーDFの一歩前に出る移動スピードと技術は、世界中のサッカーファン、関係者に衝撃を与えたことでしょう。

 相手DFは、公式戦35試合連続無敗中の「堅守」を誇るレアル・マドリードのプレーヤー達なのですから、誰が見ても「超一流の動き」なのです。

 もともと、優秀なミッドフィールダーMFとして活躍してきた柴崎選手ですから、得点は多くはありません。
 Jリーグの記録を観れば「10試合で1得点」位のペースでした。

 ところが、このゲームではレアルを相手に「1試合で2得点」なのですから、「何が柴崎選手を変えたのか」と考えるのが自然なことなのでしょう。

 常日頃から、日本サッカーの強さを口にし、どちらかと言えば「ビッグマウス」と評されてきたと思いますが、この試合では「有言実行」でした。
 とても厳しいスケジュール下、相当疲れがたまっていた状況での大活躍というのは、見事というほかはありません。

 世界180の国と地域にテレビ放送された決勝ですから、世界中のサッカーファンが柴崎選手のプレーに「唸った」ことでしょう。

 「日本サッカーの土台を上げた」感のある柴崎選手の2017年の活躍の場は、どこになるのでしょうか。
[12月18日・決勝]
レアル・マドリード4-2鹿島アントラーズ

 90分戦って2-2の同点で延長に縺れ込んだゲームは、クリスティアーノ・ロナウド選手の2ゴールでレアルがリードし、鹿島の反撃を抑えて勝利しました。

 鹿島アントラーズにとっては、本当に残念な試合でした。
 勝つチャンスがあったと思います。

 注意しなければならないと、戦前から言われていた、「前半10分」までにアントラーズは先制を許してしまいました。
 ペナルティエリア付近でフリーになったモドリッチ選手が強烈なシュート、これをゴールキーパーGK曽ヶ端選手が良く弾きましたが、ボールはゴール前のベンゼマ選手の目の前に落ち、これをしっかりと決められてしまいました。
 ここまで「堅守」を誇ってきた鹿島にとっては、痛恨の失点でした。

 先制されてしまったものの、鹿島イレブンには「全く怯む様子」は無く、レアル・マドリードの構成を凌ぎつつ、相手ゴールを狙い続けました。
 そして前半44分、ゴール前の柴崎選手がトラップから左足で、ゴール右隅に叩き込みました。素晴らしいゴールでした。

 後半に入り、明らかに「気合が入った」レアルでしたが、追加点は再び柴崎選手の「左足」から生まれました。
 後半7分、ペナルティエリア付近を左に走りながら、ゴール左隅にシュート。これもワールドクラスのスピードと威力を持ったシュートでした。レアルのGKナバス選手が触ることもできなかったのです。

 これで勢いに乗った鹿島の攻撃を、レアルは必死に凌ぎ、反撃するという、「互角の戦い」が繰り広げられました。
 レアル・マドリードから「余裕」が消え、クラブ世界一の座を賭けた見事な戦いが続いたのです。

 後半15分、レアルにPKが与えられました。
 鹿島のプレーヤーの動きは「ボールに行ったもの」でしたが、相手プレーヤーを押し倒したことも間違いなかったので、止むを得ない判定だったのでしょう。

 これをクリスティアーノ・ロナウド選手がゴール左隅に決めて、試合は2-2の同点となりました。

 この後の攻防は、クラブワールドカップ史上に残る素晴らしいものだったと思います。アントラーズにとっては、柴崎選手のフリーキックからの鈴木選手のヘディングが、本当に惜しまれるシーンでした。クロスバーを直撃して外れたのです。
 まさに「ドンピシャ」でしたから、後30㎝下に打てていれば・・・。

 延長に入ってからのクリスティアーノ・ロナウド選手の2得点は、「世界最高のプレーヤー」の名に恥じないものでした。
 クロース選手やベンゼマ選手からの縦パスをキッチリと叩き込んだものでしたが、「一瞬の加速でディフェンダーを置き去りにするスピード」と「小さな振り幅のキックから強烈かつ正確なシュート」を放つ能力は、凄いとしか言いようがありません。

 鹿島アントラーズは「大魚を逸し」ました。
 しかし、その戦い振りは見事の一語。
 日本サッカーの力を世界に示してくれました。

 GKの曽ヶ端選手、ディフェンダーの西選手、上田選手、昌子選手、山本選手、ミッドフィールダーの永木選手、小笠原選手、遠藤選手、柴崎選手、フォワードの土居選手、金崎選手、そして途中交代で出場した赤崎選手、ファブリシオ選手、伊東選手、鈴木選手、全ての選手たちが「冷静に躍動」し、「勝利に向かって決して諦めない」という、日本サッカー史に残る好ゲームを創り上げてくれたのです。

 本当に、素晴らしい試合でした。
 この記事の表題を書いているときの心地よさと言ったら・・・。
 素晴らしいことです。

 FIFA主催の男子フル代表大会決勝に、日本のチームが登場するのは歴史上初めてのことでしょう。
 鹿島アントラーズは、日本サッカー界の新しい扉を開けてくれたのです。

[12月14日・準決勝]
鹿島アントラーズ3-0アトレティコ・ナシオナル(南米代表)

 前半の前半、アトレティコは一方的に攻め続けました。
 見事な攻めが続きました。

 この「大攻勢」を鹿島は凌ぎ続けました。ゴールキーパー曽ヶ端選手のスーパーセーブや昌子選手を始めとするディフェンダー陣の再三の積極的で素早い好守が観られました。

 そして前半33分、アントラーズにペナルティキックPKのチャンスが生まれました。
 FIFAの公式戦で初めて導入されたビデオ判定の結果、PKが与えられたのです。
 
 一瞬、何のことかわからず、次の瞬間歓喜の感情が湧きあがり、そして次の瞬間「決められるのだろうか」という心配が襲ってきました。
 これほどの大試合でPKを決めるのは、容易なことではありません。そもそも、凄まじい緊張感の中でコースを狙っていけば「枠に蹴る」こと自体が難しいのです。

 しかし、キッカーに選ばれた土居選手は「冷静」でした。
 アトレティコゴール左サイドにキッチリと決めて見せたのです。

 翻ってみれば、この試合のアントラーズの最大の勝因は、この「冷静さ」だったのかもしれません。
 鹿島はチームとして、攻守にわたって極めて冷静なプレーを続けた印象です。
 南米王者を相手に、これほど冷静にプレーを続けることが出来たのは、鹿島アントラーズというチームのDNAの為せる業かもしれません。

 先日のJリーグチャンピオンシップゲームを始めとして、「逆境での強さ」が際立っているのです。
 厳しいスケジュールの中で、押し込まれても、追い込まれても、鹿島アントラーズは戦うことを止めない・・・。見事なものです。

 後半30分を過ぎて、運動量が落ちたのは、中2日の試合を続けてきた鹿島ではなく、今大会初戦のアトレティコの方でした。
 そして、追加点が生まれたのです。

 遠藤選手がヒールで2点目をゲットしたとき、「これで勝てる」と考えながらも、「まだ10分近くある」「相手は1分あれば得点できるチームだ」と隣で見ている妻に言い、次に金崎選手のパスから鈴木選手が3点目を挙げた時には「勝利は間違いない」と感じながらも、まだ5分以上残っているから、アトレティコが4点取る可能性はある」と思ってしまうという、見る側として「全く冷静さに欠ける観戦」が続きました。

 我ながら情けない感じですが、何しろ、日本のチームがクラブワールドカップの決勝に進出するという「事態」に慣れていなかったのです。

 主審が試合終了を告げるホイッスルを吹いたとき、テレビの前で妻と共に拍手を送りました。1分間以上拍手していたでしょう。
 こんな素晴らしい瞬間を用意していただいたアントラーズイレブンに感謝、また感謝です。

 さて、18日の決勝の相手はあのレアル・マドリードです。
 クリスティアーノ・ロナウド選手やカリム・ベンゼマ選手、ハメス・ロドリゲス選手、セルヒオ・ラモス選手、トニ・クロース選手、マルセロ選手、ルカ・モドリッチ選手、ナバス選手等々が居る、あのレアル・マドリードなのです。(当たり前のことを書き恐縮です)

 かつて「銀河系軍団」と呼ばれていたレアルですが、その輝きは増すばかり。まさに「スター軍団」なのです。

 試合中に、鹿島アントラーズの選手たちが「レアルウオッチャー」になってしまうのではないかと「余計な」心配をしてしまいますが、これは無用のこと。
 
 アントラーズは伝統の「冷静さ」と「粘り強さ」で堂々と対抗してくれることでしょう。

 もし、後半30分を過ぎた段階でアントラーズがリードしていたら、私はどんな気持ち・様子で、試合を観ているのでしょうか。

 全く、想像がつきません。
 FIFAクラブワールドカップが開幕し、いよいよベスト4の戦いが始まります。

 我らが日本代表の鹿島アントラーズは、第1ラウンド、第2ラウンドを勝ち抜き、12月14日に南米代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)への挑戦権を手にしました。
 初出場とは思えないような見事な戦い振りです。

[12月8日 第1ラウンド]
鹿島アントラーズ2-1オークランド・シティFC(オセアニア代表)

[12月11日 第2ラウンド]
鹿島アントラーズ2-0マメロディ・サンダウンズ(アフリカ代表)

 この2試合を通じて、アントラーズは「劣勢からの勝利」をものにしています。

 オークランド・シティ戦では、試合全体としては押し気味に進めながら、セットプレー1発で先制を許しました。こうなると国際試合では、特にクラブ同士のゲームでは、試合運びが上手いチームが多いので、逆転はなかなか難しいのですが、赤崎選手と金崎選手の得点で勝利をもぎ取りました。
 金崎選手のゴールは試合終了間際の後半43分でした。
 アントラーズの勝負強さが際立つゲームでしょう。

 サンダウンズ戦では、立ち上がりから一方的に攻められましたが、ゴールキーパーGK曽ヶ端選手の攻守連発で先制を許さず、ゲームは後半に入りました。

 さすがに運動量が落ちてきたサンダウンズに対して、アントラーズは徐々に良い形が作れるようになり、後半18分遠藤選手が強烈なシュートを相手ゴールに突き刺しました。
 そして第1ラウンド同様、後半43分金崎選手がとどめのゴールを挙げたのです。

 まさに「90分を戦う術」を知っているかのような2ゲームでした。

 サイドからのボールをうまく使う鹿島の攻撃は、「強豪チーム相手にする時の点の取り方」を示現している感じがします。

 さて、いよいよ南米代表チームとのゲームですが、何より心配なのは「スケジュールの厳しさ」です。11月29日のJリーグチャンピオンシップ第1戦に始まり、12月3日の第2戦、そしてクラブワールドカップの12月8日→11日→14日と「休む間もない」日程ですので、さすがにアントラーズのプレーヤー達には疲れが蓄積されていることでしょう。

 この状態で南米王者と戦うのは、とても「しんどい」ことだとは思います。

 しかしこのゲームは、「日本サッカーの力を世界に示す絶好のチャンス」ですし、鹿島アントラーズの歴史に刻まれる大試合でもあります。

 このところ「得点を取り続けている」金崎選手を中心とした攻撃陣が先制して1-0で後半に臨むことが出来れば、チャンスは十分にあるでしょう。

 「世界をアッと言わせて」欲しいものです。
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カエサルjr

Author:カエサルjr
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