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HOME   »  2013年07月02日
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 コンフェデレーションズカップ2013の3位決定戦は、6月30日にイタリアとウルグアイの間で行われ、前後半90分および延長戦30分の結果2対2の同点、ペナルティーキックPK戦の末イタリアがウルグアイを下し、同大会初の3位となりました。

 コパ・アメリカ(南米選手権)のチャンピオンとして本大会に臨んだウルグアイ代表チームは、残念ながら4位となりましたが、そのプレー振りはさすがでした。

 特に、フォワードのカバーニ選手は大会が進むに従って、その力を発揮しました。この3位決定戦もウルグアイの全得点2点を叩き出したのです。
 カバーニは、イタリア・セリエAのナポリチームに所属し、前期シーズンの得点王でした。その大柄な体躯と体幹の強さを感じさせる動きをベースに、ゴールに挑みかかる姿はヒョウのような感じです。

 今大会は、予選リーグのスペイン戦のゴールから実力を発揮したように思います。この3位決定戦の2ゴールも、流れの中とセットプレーの両方から生まれていて、いずれも見事なものです。世界サッカー界屈指のストライカーであることは間違いありません。
 クリスティアーノ・ロナウド選手やイブラヒモビッチ選手、バロテッリ選手、ベンゼマ選手らとともに「フィジカル系ストライカー」を代表するプレーヤーとなったように思います。

 ウルグアイチームを代表するプレーヤーといえばフォルラン選手も上げられますが、今大会はPKに泣かされました。

 まず準決勝のブラジル戦、前半12分のPK。この準決勝は、ウルグアイチームが上手く立ち上がり、ペースを掴み、見事にPKのチャンスを創り出しました。このPKを蹴るのがフォルランとなれば、もう1点は間違いないものと思いました。何しろ、前回ワールドカップWCの得点王にして、ウルグアイ3位の立役者であり、前回コパ・アメリカ優勝の中心選手という、経験・胆力とも申し分ないプレーヤーですから。

 一方、ブラジルのゴールキーパーGKはジュリオ・セザール選手。厳しいブラジルファンから色々と言われてはいますが、経験十分な正GKです。

 この2人の駆け引きは大変面白いものでした。
 フォルランは、ライオンのような眼でゴールとセザールを睨み付けます。獲物を狙う猛獣の眼そのものでした。
 セザールは、ゴール横で水を飲みながら少し間合いを外します。ゆっくりとゴール前に移動して、レフェリーのホイッスルが吹かれました。
 フォルランが始動し、セザールは少し左に動きます。フォルランはそのままセザールが動いた方向に低くて強いシュートを放ちました。これをセザールがきっちり弾き、ボールはゴールを外れ、ゴールラインを割りました。見事なセーブでした。
 弾き返していれば、フォルランには次のシュートのチャンスが生まれます。キャッチしようとすれば、ボールが滑るなどのリスクが生じます、ボールを弾き後ろに逸らすことがベストのプレーなのです。ジュリオ・セザールにとって最高のプレーだったと思います。

 このPKを外してから、今大会のフォルラン選手には精彩がありませんでした。3位決定戦のPK戦、ウルグアイの1番手はフォルランでしたが、前述のPKに比べて優しい顔でブラジル戦のPKとは反対側=向かって左側に蹴り、防がれてしまいました。
 「ウルグアイのライオン」は、すっかり元気が無くなっていたのです。

 さて、この3位決定戦のフォルラン選手のPKを止めたのが、イタリアのGKブフォン選手でした。
 ブフォンは、言わずと知れたイタリア代表チームの正GKであり、世界屈指のGKとの評価も固まっているプレーヤーですが、この大会はここまで精彩がありませんでした。

 予選リーグの日本戦で3失点、同ブラジル戦で4失点した時には「2ゲームで7失点とは、ブフォンの神通力も衰えた」と言われました。確かに、いつも見せるスーパーセーブとは無縁のプレーが続きました。

 3位決定戦でも、カバーニに2本のシュートに為す術もなく決められました。ブフォン選手は「普通の一流GK」になってしまったかな、と思いました。
 しかし、PK戦で突然蘇ったのです。映画の題名ではありませんが、まさに「蘇る金狼」というところ。ひとり目のフォルランを止めた勢いをかって、その後も2人を止めて計3人のPKを止めたのです。
 「やはりブフォンだ」と誰もが思った瞬間でした。「カテナチオの最後の砦」は健在でした。

 この3位決定戦は、スペインとPK戦までもつれ込んだ死闘を展開したイタリアチームが、コンディション面で不利かと思われましたが、予想を覆して勝利しました。イタリア代表チームの力は確実に向上していると思います。

 ウルグアイチームにとっては、何と言っても中心プレーヤーのフォルラン選手に元気が無かったことが痛かったと思います。ピークを過ぎた感を与えた「フォルラン→スワレス」のホットラインですが、来年のワールドカップ本大会に向けての巻き返しが楽しみです。

 本当に良い試合でした。

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