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 コンフェデレーションズカップ2013を5戦全勝で制したブラジル代表チームですが、良いチームになってきたという感じがします。いつの時代も良いプレーヤーには恵まれているブラジルですが、チームとなれば話は別です。強力な個の力をチームとして纏め上げ、相乗効果を生み出すという点では、今年2月に就任したスコラリ監督の手腕が活きています。

 どのスポーツでも共通ですが、強いチームというのは個々のプレーヤーが良く判別できます。「どのポジションに誰が居るか、直ぐに判るチーム」は強いのです。今風に言えば「キャラが立っている」ということでしょうか。チームの構成メンバーが個性的であるということだけではキャラは立たないのが当然で、個々のプレーヤーの能力が高く、その能力を存分に発揮できている時にキャラが立つのです。全体として観た時には、輪郭がはっきりしているチームということでしょうか。

 この大会のブラジルは、4-2-3-1のシステムのようでした。私は、システムはメンバーの能力と特徴によって、後から決まるもので、チーム造りの最初に決めておくものではないと考えていますから、このブラジル代表チームのシステムも、個々のセレソンの特徴を考慮しながら決まって行ったものだろうと思います。

 ゴールキーパーGKはジュリオ・セザール。この大会は大活躍でした。先般のコパ・アメリカ大会(南米選手権)ではミスが目立ち、この大会の背番号はエースGKの1番では無く、12番でしたが、やはり経験・能力ともブラジル代表の先発GKでした。
 伝統的?に、ブラジル代表には良いGKが育ちにくいのです。いつの時代もピリッとしないムラのあるGKが多いのですが、その点でもジュリオ・セザールはブラジル代表のGKらしい?と言えます。

 センターバックは、チアゴ・シウバとダビド・ルイス。共に素晴らしいプレーヤーです。
 チアゴ・シウバは、攻撃参加も十分にできるのですが、この大会は守りに徹していました。読みが良く、チームのキャプテンとしても機能していました。
 ダビド・ルイスは、伝統的なブラジルの大型センターバックだと思います。少し前のチームのルシオに相当するプレーヤーでしょう。高さに強く、攻撃参加も大好きなタイプ。この大会も、時々敵陣にボールを運び、前線に良いボールを供給していました。

 サイドバックは、ダニエウ・アウベスとマルセロ。これも素晴らしい2人です。ブラジル代表チームには、いつも良いサイドバックが居ます。古くは、ペレと並び称されたガリンシャ、最近ではカフーやロベルト・カルロスですが、この大会のダニエウ・アウベスとマルセロは、これらのプレーヤーに近づいていると思います。

 この大会ではマルセロの攻撃参加の方が目立ちましたが、アウベスも十分な攻撃力を有していますので、動き方の違いはフォーメーションと戦術の違いによるものでしょう。
 マルセロはロべカルばりの強烈なフリーキックを蹴りますが、ネイマールやフッキ、フレッジといったフリーキッカーに事欠かないこのチームでは、出番がありませんでした。

 中盤の底は、バウリーニョとルイス・グスタボ。この2人も素晴らしい。(素晴らしいの連発で恐縮です)
 主に守備的な動きを要求されるポジションで、ルイス・グスタボはこの役割を忠実に果たしていました。安定した動きは見事で、目立ちませんでしたが「陰のMVP」との声も、数多くありました。
 一方のバウリーニョは、御存じのように得点力十分。予選リーグの日本戦でも痛いところで得点されました。強烈なミドルシュートやゴール前の動きも多彩で、とても器用な選手という感じです。

 攻撃的な中盤は、フッキ、オスカル、ネイマールの3人。これはもう、言うまでもなく世界最高水準の中盤です。
 フッキは、その強靭な肉体と、見た目と異なる?ボール扱いの上手さを備えています。この大会ではゴールがありませんでしたが、得点力も十分です。あの体躯から、何とも言えない威圧感が漂っています。私の感想ですが、1970年メキシコワールドカップWCのブラジル代表チーム(史上最強との呼び声が高い)のリベリーノのような雰囲気です。(フリーキックの名手リベリーノのファンには怒られてしまうかもしれませんが)

 オスカルは、この大会は疲労残りとも言われ、あまり活躍できませんでしたが、決勝のスペイン戦では、ペナルティーエリア周辺での判断力とパスの精度の高さを魅せてくれました。カカ程の突破力はありませんが、ネイマールが徹底マークされた場合の、良質のラストパスの出し手としての役割は、今後大きくなることはあっても逆は無いでしょう。

 ネイマールについては、何も申し上げる必要が無いでしょう。その天賦の才は、十代の頃と比較して、21歳となった現在、大きく開花しました。そして、まだまだ伸びる感じです。
 スペインとの決勝・後半22分、ネイマールの突進を止めるために、スペインのセンターバック・ピケは足を引っ掛けるしかありませんでした。比較的直線的なドリブルで相手を交わしていく技術は、ネイマール独特のもので、既に世界トップレベルです。
 今後FCバルセロナで欧州サッカーを体得したら、どんなプレーヤーに成長するのか、とてもとても楽しみです。

 イレブンの最後は、ワントップのフレッジ。正直に言って、この大会まで良く知りませんでした。リオデジャネイロの名門チーム・フルミネンセ所属とのこと。
 セレソンなのですから、得点感覚に優れているのは当然として、サイズがある点が良いと思います。ブラジルのストライカーとしては珍しく、あまり長いドリブルをしないタイプですが、この大会ではポジショニングの良さが光りました。ブラジルサッカー界の層の厚さを感じます。

 このイレブンは、相当完成度が高いと思います。本当に観ていて楽しいチームでした。

 しかし、来年の本番に向けて、今後も激しいポジション争いが続くのでしょう。ブラジルには、まだまだ素晴らしいプレーヤーが沢山居ますから。
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