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HOME   »  2013年07月17日
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 全英オープンゴルフ2013(第142回全英オープンゴルフ大会)は、7月18日~21日、スコットランドのミュアフィールドを会場に行われます。

 第一回大会は1860年に開催されている、ゴルフの4大大会で最も歴史のある大会です。この大会が別名「The Open Championship」と呼ばれていることは有名な話ですが、この「The Open」という呼称は、この大会が始まったときに他にゴルフ競技のナショナルオープン大会(国家のナンバー1を決める大会)が存在しなかったため区別する必要が無かった、というのはもちろんとして、あらゆるスポーツ競技の中でも他にナショナルオープン大会が存在しなかったという点が凄いところです。何しろ、競技名も入っていないのですから。

 1860年といえば、我が国では江戸時代末期、黒船来航などの外圧により開国を迫られている時期で、桜田門外の変で大老井伊直弼が殺害された年です。
 我が国が世情騒然たる時に、ゴルフの英国一を決める大会が始まっていたのです。

 こうした歴史と伝統を誇る全英オープンゴルフ大会ですが、全米オープンのときと同じように、開催コースを見てみましょう。

 どうやら、1952年以降は9つのコースの持ち回りで開催されているようです。開催回数順に表記します。

① セントアンドリュース(スコットランド) 28回
② ミュアフィールド(スコットランド) 16回
③ ロイヤルセントジョーンズ(イングランド) 14回
④ ロイヤルリザム&セントアンズ(イングランド) 11回
④ ロイヤルリバプール(イングランド) 11回
⑥ ロイヤルバークデール(イングランド) 9回
⑦ ロイヤルトゥルーン(スコットランド) 8回
⑧ カーヌスティ(スコットランド) 7回
⑨ ターンベリー(スコットランド) 4回

 これらの9コースに共通しているのは、いずれもシーサイドリンクス(海岸沿いのコース)という点です。

 今年で142回目の開催となる全英オープンの開催コースとして選ばれた9つのコースは、リンクスコース特有の重く寒く強い風と、アンジュレーション十分のフェアウェイ、壁が固められているポットバンカー、延び放題のラフといった特徴を共有しながら、それぞれ固有の特性も保持しているところが、さすがです。

 毎年テレビ放送されますが、青い空、強い日差し、緑色で綺麗に刈り込まれたフェアウェイ、といった米国の3つのメジャー大会に共通するシーンを、ほとんど見ることが出来ません。
 曇天、風吹き、膝まで来るラフの雑草、7月中旬の開催にもかかわらず時にはセーターを着込む選手たち、というのが全英オープンの風景なのです。

 特に画面の明るさが全く異なります。全英オープンの画面は、いつも暗くて色彩に乏しいのです。なにか、英国で行われているゴルフと、米国で行われているゴルフとは、別の競技のようにさえ感じられます。

 そうした「あるがまま」のリンクスは、選手たちを長い間苦しめてきましたが、さすがに近時は良いスコアが出るようになりました。やはり、飛距離が出るようになったことは、前述の9コースのパーおじさん達を脅かしているのです。

 今年の開催コースであるミュアフィールドの設定距離合計を過去の全英オープン開催時と共に見てみましょう。

・ 2013年 7,192ヤード パー71
・ 2002年 7,034ヤード パー71
・ 1992年 6,970ヤード パー71
・ 1987年 6,963ヤード パー71
・ 1980年 6,926ヤード パー71
・ 1972年 6,892ヤード パー71
・ 1966年 6,887ヤード パー71
・ 1959年 6,806ヤード パー72

 パー72だった1959年を除いて見てみます。1966年から1992年までは、26年かけてコースの距離は83ヤード(1.2%)しか延びませんでした。しかし、2002年から2013年は、一気に158ヤード(2.2%)も延びています。
 ミュアフィールドのパーおじさんも「簡単すぎる」と言われたくは無いのでしょう。

 今年の大会には、松山英樹選手をはじめとして多くの日本人プレーヤーが出場します。1982年のロイヤルトゥルーンにおける倉本昌弘選手の4位、これが日本人プレーヤーの「The Open」における過去の最高成績です。
今大会こそは、この成績を上回り、あわよくば「クラレット・ジャグ」と呼ばれるThe Openの優勝カップを掲げてほしいものです。
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