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HOME   »  2013年07月29日
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 2013年の全国高等学校野球選手権大会・夏の甲子園大会の地方大会も佳境に入りました。毎日、出場を決めた学校のニュースが飛び込んできます。

 夏の甲子園大会は「各都道府県の代表チーム」が登場するという色合いが強く、とても盛り上がるのですが、本稿では過去10年間・2003年から2012年の間の各都道府県代表チーム(2校の地域はそれぞれ)の成績を観てみようと思います。
 現在の各都道府県代表チームの実力を観るには、長い夏の甲子園大会の全成績よりも、過去10年間の方が、良く分かるのではないかと思うのです。

[総勝利数]

・第一位 神奈川 21勝
・第二位 大阪 20勝
      宮城 20勝
・第四位 西東京 19勝
・第五位 青森 18勝
・第六位 沖縄 17勝
・第七位 南北海道 16勝
      東東京 16勝
・第九位 千葉 15勝
      静岡 15勝

 10年間の総勝利数のトップは神奈川でした。総勝利数項目は、当然ながら優勝チームを輩出している都道府県が強いハズなのですが、神奈川県は過去10年間優勝はしていません。2010年の東海大相模の準優勝が最高成績です。にもかかわらず、勝利数トップということは、2008年の記念大会で2校が出場していることを割り引いても、初戦敗退が少ないということでしょう。事実、過去10年で神奈川代表の初戦敗退は3回だけです。

 総勝利数の2位には、大阪府と宮城県が並びました。
 大阪府は、2008年と2012年の大阪桐蔭の2回の優勝で勝ち星を重ねました。大阪桐蔭は2005年大会もベスト4に勝ち進んでいますから、大阪桐蔭だけで過去10年間で16勝しているのです。
 こちらも、初戦敗退は3回だけですが、大阪桐蔭以外の代表チームは夏の甲子園で、勝っても1勝止まりである点が興味深いところです。

 一方の宮城代表チームの20勝は、失礼ながら意外でした。最高成績は2003年大会の東北高校の準優勝、ダルビッシュ投手を擁してのもの。宮城県は、神奈川県や大阪府と違い2008年の記念大会で代表が2校になるわけではありませんから「総勝利数実質NO.1」と言えるかもしれません。
 当然ながら初戦突破の確率は極めて高く、過去10年の初戦敗退は1回しかありません。安定感では神奈川・大阪を凌ぎます。今大会も、宮城代表から目が離せません。

 第四位は西東京。これは2006年早稲田実業、2011年日大三の優勝が大きく貢献しています。初戦敗退は2回。優勝2回、初戦敗退2回で、総勝利数が19勝ということは、初戦を突破しても、優勝していない大会は早めに=1勝か2勝で、敗退しているということです。

 第五位は青森県。2011年・2012年大会の光星学院の2度の準優勝が貢献しています。光星学院は2003年大会でもベスト8に進出していますから、計11勝を上げています。初戦敗退は2回。従って、上位の都道府県に劣らない安定感を保持していますが、光星学院以外のチームの時は、大勝出来ていないということになるでしょう。

 第六位は沖縄県。2010年の興南の優勝が効いています。初戦敗退は3回。2008年浦添商のベスト4も印象的でした。沖縄代表の実力は全国トップクラスと言われて久しいのですが、実績面でも証明されました。

 第七位は、南北海道と東東京。
 南北海道は、駒大苫小牧の2004年・2005年大会の連続優勝と2006年大会の準優勝で14勝を上げました。この3年間の夏の甲子園は、香田監督や田中将第投手を擁した駒大苫小牧の時代だったのです。長い甲子園の歴史の中でも、ひとつの高校の3年間の成績としては屈指の強さといえるでしょう。
 逆に言えば、駒大苫小牧以外のチームは過去10年で3勝ということで、初戦敗退は6回です。過半の大会で初戦敗退している点は注意が必要です。

 七位タイの東東京は、帝京や関東一の活躍が目立ちますが、意外にも優勝や準優勝には縁がありません。最高成績も、2007年の帝京、2011年の関東一他のベスト8です。初戦敗退は2回しかありませんが、思ったより勝ち進めないということになります。

 第九位は千葉県と静岡県。
 千葉県は、2004年の千葉経大付属と2010年の成田のベスト4が最高成績。初戦敗退は4回と、かつての銚子商、習志野などの有力校が活躍し、千葉県を制する者は日本を制すると言われた時代と比較すると、やや寂しい成績です。長嶋茂雄や掛布雅之といった幾多の名選手を生んだ千葉県としては、巻き返しが期待されます。

 九位タイの静岡県は、常葉菊川の2008年の準優勝、2007年のベスト4が効いています。しかし、直近の2010年から2012年の3年はいずれも初戦敗退しています。少し、力が落ちているのでしょうか。常葉菊川が出てきたときには、要注意ということなのかもしれません。

 この他の都道府県を観てみます。
 11位奈良14勝、12位には京都、和歌山、兵庫が13勝で並びました。ここには、近畿圏の都道府県が揃っています。過去10年の内9回出場している智弁和歌山を擁する和歌山県は、もう少し勝っているかと思いましたが、13勝でした。2008年のベスト8以降は、さすがの智弁和歌山も中々勝てていません。

 15位は愛知県の12勝。夏に強いと言われ、夏の甲子園最多優勝回数を誇る中京大中京の華々しい活躍を考えると、意外に少ない勝ち数です。実は初戦敗退が7回もあるのです。特に不思議なのは、愛工大名電が5回出場して5回初戦敗退しているという点。激戦区愛知で過去10年間に5回代表となっているのですから、強いことは間違いないのですが、くじ運もあってか甲子園では1度も勝てていないのですから、野球というのは難しいものです。
 
 そして、15位タイに愛媛県が登場します。野球どころといわれる四国ですが、この10年は意外に苦戦。最上位には愛媛県が来ました。とはいえ、愛媛も直近2010年以降の3年間は初戦敗退しています。2013年大会では、済美が久しぶりに大暴れしてくれるのでしょうか。

 丁度平均である10勝10敗には、栃木・群馬・山梨・岡山・山口・高知・鹿児島が並びました。
 作新学院の栃木県、桐生一の群馬県、鹿児島実や樟南の鹿児島県と、有名校を擁する都道府県ですが、近年は平均的な成績ということになります。

 以上、総勝利数の多い順で観てみました。良く勝っている都道府県でも10年で20勝前後ということは、2勝1敗平均ということです。
全国各地のレベル差が小さくなっているように感じます。
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