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HOME   »  2013年08月06日
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 夏の甲子園大会の開会式には、何とも言えない雰囲気があります。選手達には、予選大会を懸命に勝ち抜いてこの地に立っているという喜びと、故郷を代表して全国大会に出場するという誇りと、あらゆる要素から生まれる緊張感が溢れています。

 あまり揃ってもいない三列の行進が、延々と続きますが、出身地の学校の行進が来るまでは、集中して画面に見入ります。

 手を大きく振り上げて行進する学校があれば、何だか元気が無い学校もあります。前評判が高い学校は、何か行進まで自信に満ちているように見えます。

 そして、場内には大会歌「栄冠は君に輝く」が流れます。1年に1回、私は涙します。何故かは分かりませんが、この時は必ず涙します。もちろん悲しいわけではありませんが、画面に映し出される49校の球児の姿に、予選で敗れていった幾多の球児を重ね合わせているのかもしれません。

 「よく、ここまで来たね」と思うのです。純真な高校球児などと書くと、何を言っているんだと怒られるのでしょうが、様々な裏話が有るにしろ無いにしろ、幸運と不運が折り重なっているにしろ、とにかく試合に勝ち続けなければ、ここには立てない。その「陽気な単純さ」が涙を誘うのでしょうか。

 「栄冠は君に輝く」は良い歌です。

 雲は湧き 光あふれて 
 天高く 純白の球きょうぞ飛ぶ
 若人よいざ まなじりは歓呼にこたえ
 いさぎよし ほほえむ希望
 ああ 栄冠は君に輝く

 2番も3番もあるのですが、やはりこの1番の歌詞が夏の甲子園大会そのものです。
 加賀大介氏の詞も良く、古関裕而氏の曲も良い。

 今年の夏の甲子園の開会式は8月8日です。
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 アメリカ合衆国オハイオ州アクロン郊外に存するファイアーストーン・カントリークラブは、距離が長いこと、フェアウェイが狭いこと、グリーンが速いこと、から全米でも屈指の難コースとされています。
 過去には、メジャー大会である全米プロゴルフ選手権も3回開催されました。

 このコースでは、1999年からゴルフ世界選手権大会WGCが開催されています。この大会は、その名の通り、世界のトッププロだけを集めた大会で、世界ランク50位以内、世界各国のツアーの中の指定大会優勝者、ライダーカップやプレジデンツカップの出場者など、厳選されたメンバーにより争われる、4大メジャー大会に次ぐ格式の大会です。

 このWGCブリジストンインビテーショナル(2005年まではNECインビテーショナル)大会で、抜群に強いのがタイガー・ウッズ選手なのです。
 これはもう「抜群に強い」といった形容詞では不足な程の強さです。

 今年の大会も、15アンダーパーで、2位のキーガン・ブラドリー選手らに7打差を付けて、ゆうゆうと優勝しました。
 これでこの大会8度目の優勝ですが、前述のようにこの大会は1999年開始ですから、今年が第15回なのです。タイガーは、15回の大会の内8回に優勝していることになります。
 世界最高水準の大会で、優勝確率5割以上というのは、ゴルフ競技では「非常識」なもので、他に類を見ません。

 加えて、優勝していない回での成績も凄いもので、2010年(例の女性問題がピークの頃)の78位タイを除けば、全て4位以内です。タイガー・ウッズ選手にとって本当に相性の良い大会・コースということになります。

 確かに、
① 距離が長いこと。全体で7400ヤードを越えてパー70打ですから、長いコースが多いアメリカにおいても、長いと言えるコースです。有名な16番ホール・愛称「モンスター」は、667ヤード・パー5です。
   これだけ長いと、飛ばし屋のタイガー・ウッズに有利といえるのでしょう。

② 狭いフェアウェイ。長い上に、ティーショットの落下地点付近はフェアウェイが絞りこまれているホールが多いのです。
   タイガーもドライバーの安定度は良いとはいえませんので、ティーショットはたびたびラフに掴まります。タイガーは、ここからの脱出(距離を稼ぎながらの脱出)が上手いということになります。

③ 高速グリーン。スティンプメーターで13インチ強のスピードにセットされているそうですから、マスターズトーナメントより少し速いグリーンということになります。世界最高速レベルのグリーンは、高速グリーンの大会に数多く出場するタイガー・ウッズ選手は慣れているということでしょうか。

 以上、諸点から考えてみましたが、これらの要素を折り込んでも、この大会でのウッズ選手の異常な?勝率の説明にはなっていないように感じます。
 飛距離なら、ババ・ワトソン選手の方が相当飛びますし、パッティングならスティーブ・ストリッカー選手の方が上手です。アプローチショットならフィル・ミケルソン選手も居ます。

 唯一、②に関連して、ファイアーストーンCCの特徴のひとつである「ケンタッキーブルーグラス」への対応の良し悪しは、要因として考えられると思います。纏わり付く力が強い、人によっては「クラブに張り付く」と形容するケンタッキーブルーグラス。ラフに打ち込むとリカバリーが難しいといわれます。
 前述のように、ウッズ選手のフェアウェイキープ率は、いつものようにこの大会も決して高いものではなく、6割を切っていたと思いますから、2回に1回位はティーショットがラフに行ったことになります。

 ウッズ選手はこのラフからのリカバリーショットが、いつも大変上手です。この点が、他の世界トップクラスのプレーヤーとの一番の違いなのかもしれません。
この点の優位性が常に存在し、その大会でのウッズ選手のパッティングやアイアンショットの調子次第で、優勝できるか出来ないかとか、2位との差、が決まってくるのではないでしょうか。

 ちなみに、この大会での8回の優勝時の2位との差に付いて、見てみましょう。

・ 1999年 1打差
・ 2000年 11打差
・ 2001年 プレーオフ
・ 2005年 1打差
・ 2006年 プレーオフ
・ 2007年 8打差
・ 2009年 4打差
・ 2013年 7打差

 こうして見ると、調子が普通(普通で優勝されては他のプレーヤーは困るのでしょうが)の年は、1打差やプレーオフでの決着となっていて、調子が良い時には最大11打差の大差で勝っていることが分かります。
 今年の7打差は、タイガーにとっては、さして大きくも無い差であったのです。

 PGAツアーにおける同一大会8勝は、サム・スニード選手に並ぶ最高記録ですが、この大会に対する「常識外れの相性の良さ」を考えると、タイガー・ウッズ選手が、この大会・ファイアーストーンCCで、9勝目・10勝目を挙げるのも、時間の問題という気がします。

 今大会2日目に、大会タイ記録(自身の記録)である61打・9アンダーのラウンドを終えた後も、ウッズ選手は特別に嬉しいといった様子ではありませんでした。14番ホールまでで9アンダーであったのに残りの4ホールでスコアを伸ばせず、59打を出せなかったことへの反省があったのかもしれません。

 7400ヤード・パー70のコースでの59打あるいは58打のラウンドを見せてくれそうな、ファイアーストーン・カントリークラブとタイガー・ウッズ選手のマッチングです。

 夏の甲子園2013の和歌山代表に簑島高校が名乗りを上げました。21世紀になってからセンバツ大会には出場していた箕島ですが、選手権大会(夏の甲子園)は1984年以来29年振り、本当に久しぶりの出場です。

 一方、石川県代表は星稜高校。2007年以来6年振りの登場です。共に甲子園大会の有名校です。新鋭校ももちろんフレッシュで良いのですが、こうした伝統校の久しぶりの出場も何とも言えない楽しみがあります。

 最近では、和歌山県といえば智弁和歌山高校が常連校でした。名将高島監督率いる智弁和歌山は、過去10年間で9回の出場でしたから、夏の甲子園・和歌山代表といえば智弁和歌山という時代が続いていたのです。
 しかし、1970年代から80年代にかけては「和歌山といえば尾藤監督率いる箕島高校」だったのです。この時期に、夏の甲子園1回、春のセンバツ3回の計4度の全国制覇という、輝かしい実績を残しています。

 また、石川県代表といえば、金沢高校か星稜高校かという時代も長く続きました、最近では遊学館高校が力を付けて、この2強に割って入っている状況ですが、現在でもこの2校は石川県高校野球の看板校です。
 星稜も夏の甲子園1995年準優勝、1976年・91年のベスト4の実績があります。また、松井秀喜選手や小松辰雄投手といった、プロ選手を数多く輩出しています。

 この箕島高校と星稜高校といえば、オールド高校野球ファンなら忘れることができない名試合がありました。夏の甲子園史上最高の試合という人も多いゲームです。

 1979年の第61回大会3回戦で、箕島と星稜は戦いました。

 私はこの頃、既に社会人でした。勤務を終えて、同僚と職場近くの喫茶店に入ったのが午後6時半前後だったと思います。試合は9回を終えて1対1の同点で延長戦に入りました。喫茶店のテレビを見ながら、まさか「もう一試合分」を見られるとは、夢にも思いませんでした。

 試合は、両チームとも得点を挙げることが出来ず、延長戦が続きます。

 延長12回の表、星稜高校は相手エラーでついに勝ち越します。2対1でリード。さらに1死3塁のチャンスでスクイズ失敗。追加点を挙げることが出来ません。
 延長12回の裏、箕島高校は簡単に2アウト。ランナーも居ません。本当にあっさり2アウトになった印象でした。この年の春のセンバツ大会優勝チームも、ここで消えるんだなぁと思いましたが、箕島の選手がホームラン。2対2の同点となって、延長戦は続きます。
 こんなところでホームランが出るとは、信じられないことがあるものだと思いました。

 そして延長16回。この頃は、現在と違って延長戦は18回までありました。

 16回表の星稜の攻撃。見事なタイムリーヒットで3対2とリード。
 16回裏の箕島の攻撃も2アウト、ランナー無し。ついに星稜の勝ちかと思っていたところ、箕島の打者が一塁ファウルフライを打ち上げます。これを箕島の加藤一塁手が追いかけ、落下地点に入ったと思った時、転倒。これを取ることが出来ません。ゲームセットかと思われた瞬間の出来事でした。
 命拾いした箕島の打者は、ここでホームラン。「えー」驚きました。2度リードして、2度2アウトから、同点ホームランて、そんなことが実際に起こるとは・・・・。信じられないを通り越した感覚でした。

 延長18回の表、星稜高校は絶好のチャンスを逸して、迎えた18階の裏、これで星稜高校には引き分け・再試合しかない状況。ここまでひとりで投げ抜いてきた星稜の投手には、さすがに17回から疲労の色が見えましたが、18回裏は完全に限界でした。箕島高校が1点を捥ぎ取り、サヨナラ勝ちしました。

 試合終了は、午後8時頃だったと思います。4時間近い大激戦でした。
 箕島高校は、この大会に優勝し、春夏連覇を達成したのです。

 翌日の新聞で知ったことなのですが、9回までの1対1のスコアも、4回表に星稜が先制氏、4回裏に簑島が追いついていたのです。星稜は18回を戦い、3度リードし、同じ回に3度追いつかれたのです。小説に書くのも憚られる様な、奇跡のゲームであったと思います。

 加藤選手の一塁ファウルフライ補給時転倒は、この年から導入された人工芝と自然土の境目にスパイクが引っかかったことにより発生しました。加藤選手のために付言するとすれば、あのファウルフライは誰でも取れるような容易なフライではなかった、つまり落下してくるのを悠然と待つような時間的余裕の無い、ギリギリの難しいフライであったと記憶しています。

 尾藤監督が去ってから、箕島高校の名前は一時甲子園大会から消えました。そして、近時再び、春のセンバツに登場するようになり、ついに夏の甲子園2013に名乗りを上げたのです。
 そして、今年のチームを率いるのも尾藤監督です。そう、あの尾藤監督のご子息なのです。

 箕島高校の夏の甲子園の新しい歴史の扉が開かれます。
 そして、組み合わせによっては34年ぶりの箕島・星稜戦が見られるかもしれません。
プロフィール

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Author:カエサルjr
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