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HOME   »  2013年08月09日
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 世界レベルの大会で戦う日本競泳陣の「世代交代」が鮮明であった、世界水泳選手権2013・バルセロナ大会で、瀬戸大也選手(19歳、早稲田大学)が400m個人メドレー種目で優勝を飾りました。

 近時めきめき力を付け、日本のマイケル・フェルプスと呼ばれる萩野公介選手のライバルとして、常に切磋琢磨してきた瀬戸選手ですが、今大会日本選手団唯一の金メダルを、大会最終日に獲得した泳ぎは見事でした。

 レースは終始6コースの萩野が先行し、5コースの瀬戸が追う展開。3種目目の平泳ぎでついに萩野に追いついた瀬戸は、最後の自由形で萩野を突き放し、4コース・アメリカのカリシュ選手の追い上げを1m凌ぎ、トップでゴールしました。
 萩野選手は失速し5位でした。

 結果として、萩野選手が瀬戸選手のペースメーカーとなった形のレースでしたが、瀬戸選手は自己記録を更新する4分8秒69で泳ぎ切ったわけですから、調子も良かったということになります。

 この大会は、過去10年間に渡って日本競泳陣を引っ張ってきた、北島康介選手、松田丈志選手、入江陵介選手に力の衰えが見られました。年齢からくる衰えは、避けようがないものです。
 大切なのは若手の成長ですが、この大会では萩野選手、瀬戸選手に代表される20歳前後の若手が世界の舞台に登場した形です。

 今大会の日本水泳界の世代交代に特徴的なことは、これまで余り成績が良くなかった種目で、好成績を挙げたことでしょう。

 まずは、萩野選手。400m自由形という、日本人男子スイマーが最も苦手とする種目のひとつで堂々の銀メダル。オールラウンダーの萩野選手ですが、メドレー種目以外のメダルが自由形種目であったことは、今後の戦いの大きな自信に繋がるものだと思います。
 萩野選手に付け加えると、銀メダル2つは素晴らしい成績です。日本初のオールラウンダーとして、十二分に世界に通用することを示しました。

 そして、瀬戸選手。400m個人メドレーという、やはりこれまで日本人男子スイマーが、世界トップレベルの大会で結果を残せなかった種目での金メダルでした。そのレース内容も、背泳ぎや平泳ぎという個別の種目の圧倒的な差をベースに逃げ切るという形ではなく、4種目をバランスよく泳ぎ、最後の自由形でも海外勢と互角に泳ぐという、素晴らしいものでした。
 このレース内容こそが、従来の日本競泳の殻を破ったものだったでしょう。

 加えて、頭書「世代交代」大会における「金メダル」の役割は大きいと思います。日本競泳陣は、北島康介選手が中心となって築き上げた「世界大会における金メダルの伝統」を、ロンドンオリンピック2012では継続することが出来ませんでした。11個のメダルを獲得しましたが、金メダルは0だったのです。
 今大会のメダル数は6個でしたが、「金メダルの伝統」を継承する勢いが得られたことの意味は、とても大きいと思います。

 日本競泳界で伝統的に強い「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」には、新しい選手が次々と育っていることと思います。
 そして、今大会では「自由形」「個人メドレー」も得意種目に仲間入り。

 リオデジャネイロ2016オリンピックに向けて、世代交代を完了した日本水泳界のチャレンジが始まりました。

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