FC2ブログ
HOME   »  2013年08月20日
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 陸上競技世界選手権モスクワ大会は、8月18日に全ての競技を終えて閉幕しました。素晴らしい記録やプレーが観られた大会でしたが、ジャマイカ短距離陣の強さが際立っていた大会でもありました。

① 男子400mリレー・女子400mリレーの優勝
② 男子100m走・200m走のウサイン・ボルト選手の2冠
③ 女子100m走・200m走のフレーザープライス選手の2冠
④ 男子100m走決勝レースへの4選手の進出
⑤ 男子200m走決勝レースへの3選手の進出

 といった事実は、ジャマイカ陸上競技短距離競走陣が、ウサイン・ボルトとフレーザープライスという男女2人の天才ランナーによって支えられているのではなく、相当に強い複数のランナー、それも若手ランナーが育ってきていること、そして広い裾野から世界に通じるトップランナーを供給し続ける体制が整っていることを示しています。

 特に、④には驚かされました。レースは、ボルト選手が9秒77で1位、カーター選手が9秒95で3位、ベイリーコール選手が9秒98で4位、アシュミード選手が9秒98で5位と、アメリカのガトリン選手2位以外の上位をジャマイカ4選手が独占。向かい風0.3mで降りしきる雨の中、4選手全員が9秒台という、素晴らしいレースを展開しました。
 このレースに進出した、ボルト選手以外のジャマイカのスプリンター3人は、コンディションが整えば9秒80を切る能力が十分にあると思います。

 世界一を決める100m走レースに複数のランナーを送り込むことは、かつてアメリカが得意としていたことです。
 「オリンピックに勝つより、アメリカの代表選考会に勝つことのほうが難しい」と言われ、1ヶ国3人の出場人数制限が無ければ、オリンピックの決勝レースは8人全員がアメリカ選手になるとも言われた時代がありました。

 現在は、そのアメリカに代わって世界陸上短距離界を席巻しているのはジャマイカということになります。

 ジャマイカのこの強さは、どこから生まれているのでしょう。黒人ランナーだから速いなどというのは、ジャマイカ1国の強さの説明にはなりませんから、やはり強化体制とトレーニング方法の違いということになります。
 
 21世紀になってから、ジャマイカを短距離王国に育て上げた人物・ノウハウが、ジャマイカ国のどこかに必ず存在する筈なのですが、こうした肝心な情報は中々報じられません。日本短距離陣強化のために、とても役に立つ情報だと思うのですが。

 現代は情報過多の時代と言われますが、肝心な情報は以前にも増して秘匿されているように感じます。情報とは言えない雑多な代物は溢れていますけれども。
 各種のIT技術も、本当に重要な情報を一般化することには、あまり役に立たないようです。

 「現代は情報不足の時代」だと、私は考えています。
スポンサーサイト



プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031