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 夏の甲子園2013決勝戦は、群馬県代表前橋育英が宮崎県代表延岡学園を4-3のスコアで破り、優勝しました。夏の大会初出場初優勝でした。

 とても印象深い大会でした。少し振り返ってみましょう。

① 接戦が多かったこと。

 各代表チームの力量が接近していたということでしょう。
 決勝もそうでしたが、準々決勝以降の7試合で1点差ゲームが5試合。最大点差も、準決勝の延岡学園対日大山形戦4-1の3点差。近時、強力打線を擁して大量点で勝ち上がるチームが多かった中、今大会は少ない得点の守り合いというゲームが多かったのです。10点差以上のゲームも少なかったと思います。

② 地域毎の実力差が小さい大会であったこと。

 日大山形対日大三の7-1、富山第一対木更津総合の8-0、といったゲームはその試合内容でも日大山形、富山第一が圧倒していました。これまで、甲子園大会で中々勝てないといわれていた地域の代表校が、常連校・常勝地域代表校を圧倒したのです。他にも、随所にこうした試合が見られました。「こちらが勝ちそうだ」という先入観念が全く通用しない大会でした。

 中部地方、近畿地方、中国地方のチームは、早々に姿を消し、ベスト8には東北2校、関東2校、四国2校、北信越1校、九州1校が残りました。ベスト4には、東北2校、関東1校、九州1校ということですから、いわゆる「野球どころ」と呼ばれる地域や、東京・神奈川・千葉といった首都圏地域から1校も勝ち残れなかったのです。

 10年後に振り返ってみると、ターニングポイントとなった大会なのかもしれません。この傾向が本物なのかどうか、来年以降の大会が楽しみです。

③ ビッグイニングが多かったこと。

 前述のように、大量点・大差が少ない大会であったにもかかわらず、1イニングに大量点が入る試合が目立ちました。
 決勝戦も、延岡学園が一挙3点を挙げ、前橋育英が一挙3点で追いつくという展開。他のゲームでも、1イニングに5点以上の得点が入るケースが目立ちました。好投、粘投を続けてきた投手および堅い守りを誇った守備陣が、何らかのきっかけで大崩れし、歯止めが効かなくなるということです。
 今後は「セーフティリード」の概念を見直す必要があるのかもしれません。

 東北代表チーム6校中5校が初戦を突破し、2校がベスト4に勝ち残ったのですから、東北地域が健闘した大会に見えますが、富山県代表が久しぶりにベスト8に勝ち進んだり、宮崎県代表が初めて決勝戦に駒を進めたりと、これまで中々勝ち進めなかった地域の代表が、快進撃を魅せたという点は「全国的な現象」だったと思います。

 繰り返しになりますが、こうした代表校の「堂々たる戦い振り」が、本当に印象的でした。強豪校に挑む新鋭校という図式ではなく、互角の立場・意識での戦いだったのです。
 結果以上に、その点が、今後の甲子園大会にとって大きな意味・意義を持つ、第95回大会であったと考えます。
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2013
08.23

 「ESPN Baseball Tonight」の見出しです。

 2013年8月21日、ニューヨーク・ヤンキースタジアムで行われたヤンキース対トロント・ブルージェイズのゲームで、イチロー選手が「日米通算4,000安打」を達成したことを報じるものです。

 日本プロ野球NPB9年間で1,278安打、MLB13年間で2,722安打の計4,000安打。素晴らしいとしか言いようが無い記録です。イチロー選手、本当におめでとうございました。

 私は「日米通算」という概念の評価は難しいものだと考えてきましたし、現在も考えています。NPBとMLBは、野球とベースボールというルールは略同じですが、本質的に相当異なるプレー、ゲームを展開しています。
 また、ひとつのシーズンの試合数も異なりますし、全体のチーム数もNPB12チームに対してMLB30チームと違いますから、相違点が多いと思います。

 その2つのリーグでの記録を合計することの意味・意義が、いまひとつ掴めないのです。今回のイチロー選手の4,000本安打にしても、どのように評価すべきか、解りませんでした。

 しかし、4,000本安打にあと少しと迫った試合での、1打席1打席における球場のファンからの声援や、4,000本安打を達成した時のヤンキースタジアムの大声援、そしてヤンキースのチームメイトがベンチを出て祝福し、1塁ベース上でイチローが帽子を取って笑顔でファンに挨拶する姿を見て、この日米通算4,000本安打は素直に評価して良いと確信しました。

 全米で最も熱いベースボールファンが、イチローの記録を認めたのです。2,722安打のバッターとしてではなく、4,000本安打の打者として遇したのです。ESPNのニュースも同様でした。本当にファンタスティックなことだと感じます。

 そして、米国におけるイチローの4,000本安打への素直な評価は、イチロー自身のMLBにおける活躍や、他の日本人プレーヤーのMLBにおける実績の積み上げが、大きく寄与していることは間違いないでしょう。

 米国のベースボールファンは、イチローを始めとする日本人プレーヤーのスキルの高さ、チームプレーへの貢献、そして礼儀正しさ、等々の特徴・実績を目の当たりにして、日本で行われている「野球というスポーツ」が、決して極東の低レベルなベースボールに似たスポーツ、ではなく、ベースボールのルールを踏まえて、独自に発達したハイレベルなスポーツであることを認識してきたのでしょう。
 ひとりひとりの米国MLBファンの日本人プレーヤーへの評価見直しに次ぐ見直しの結果の象徴が、今回の「日米通算4,000本安打」への高評価であると思います。

 さらに、長嶋茂雄氏やボストン・レッドソックスの上原浩治投手のお祝いコメントにもあるように、イチロー選手が、怪我や故障をせずに毎日試合に出場できる状態を造り上げ、出場してきたことが最も高く評価されるべきことなのでしょう。ハイクオリティな自己管理能力とほんの少しの幸運が、イチロー選手のプレー継続を可能としたのだと思います。

 イチロー選手には、これからも活躍を続け、記録をどんどん伸ばしていっていただきたいものです。
 次の目標はMLB3,000本安打でしょうか。あと278安打、とても高い山です。イチロー選手にとっても、ギリギリの数字でしょう。

 そして、この高峰を登る途中には、ピート・ローズ選手の通算4,256安打のMLB記録が存在しています。

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