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HOME   »  2013年12月26日
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 アメリカのナショナル・フットボール・リーグNFL2013~2014レギュラーシーズン第14週のマンディナイトゲーム/ダラス・カウボーイズ対シカゴ・ベアーズは、12月9日ベアーズのホーム・シカゴのソルジャーフィールドで行われました。

 共にプレーオフ進出に向けて落とせないゲームでしたが、このゲームにはもうひとつの特徴が有りました。シカゴに寒波が到来し、試合開始時点の気温が摂氏マイナス11度、試合が始まってからマイナス12度に下がりました。加えて、この日は風が強く約10mの風が吹き続けましたから、「体感温度氷点下22℃のゲーム」となったのです。

 もとより、秋から冬にかけて行われるNFLですから、内陸部北部のフィールドで行われるゲームは、氷点下のゲームとなることがあります。
 この時期のグリーンベイ・パッカーズやミネソタ・バイキングス、シカゴ・ベアーズのホームゲームでは、氷点下・屋外でのゲームになることが多いのです。

 それにしても、体感温度氷点下22℃というのは、滅多に見られない寒い寒いゲームです。南国ダラスのカウボーイズにとっては、試合開始時点のマイナス11℃はチーム史上最寒ゲーム・タイ記録であると放送されていました。1960年創設のチームの半世紀にわたる歴史の中で、最も寒い環境下のゲームだったのです。
 おそらく、アメリカンフットボール以外に、これだけ寒い屋外でゲームを行う球技は無いでしょう。

①まず驚かされるのは、大観衆の存在です。体感温度氷点下22℃の下、60,000人をゆうに超える観衆でソルジャーフィールドは満員でした。観客は皆、完璧な寒さ対策を講じて応援し続けています。
 氷点下22℃の下で4時間前後外気に晒されたら「健康面がとても心配」ですが、映し出される映像は、楽しそうな顔・顔・顔です。「これ位は当たり前だ」と言わんばかりのベアーズファン。日本では、考えにくいシーンでしょう。

②次に驚くのは、多くのプレーヤーが半袖なのです。特にディフェンスDFプレーヤーは半分以上が半袖です。「太い二の腕」が剥きだしになっています。多くのスポーツでは、気温10℃を切ってくると長袖を着用します。しかし、NFLの氷点下の試合では「半袖の大男達」が目立つのです。
 アメリカンフットボールは「痛さを我慢するスポーツ」「相手に決して弱みを見せないスポーツ」と言われますが、寒さも我慢しているのでしょうか。

③さらに驚かされるのは、故障者が少ないことです。あらゆるスポーツを通じて最も激しいコンタクトスポーツのひとつであるアメリカンフットボールですから、これだけ寒い中でプレーすると、怪我人続出となりそうですが、不思議と普段のゲームより怪我人が少ないように観えます。
 確かに、普段よりは激しい当たりも少ないように観えますが、それにしても故障者が少ないのは、不思議な感じがします。テーピング他のノウハウが蓄積されているのでしょうか。

④興味深い光景も数多く見られます。
・熱風が出る機械の前に大男達が集まります。焚き火のような感じです。半袖でも、やはり寒いのです。
・スポーツドリンクのボトルの飲み口が凍ってしまい、選手達は熱風機の前で溶かして飲んでいます。
・スクリメイジラインを挟んだ両チームのラインメンの口から、蒸気機関車のように白く長い息が吐き出されます。白い息だらけのスクリメイジライン上に、クオーターバックの「ハット、ハット、ハット」といった声が響き渡ります。
・そもそも、芝に元気がありません。寒さに強いはずの芝生ですが、さすがにこの寒さになると凍り付いているのでしょう。緑ではなく、黄色っぽく観えます。
・加えて、ダラス・カウボーイズのスカイブルーのユニフォームは、こうした環境には不向きです。とてもとても、寒そうに見えてしまいます。

 このゲームは45-28のスコアで、ベアーズが快勝しました。
 極寒のソルジャーフィールドで応援し続けたファンの思いが通じた感じです。

 NFLでは毎シーズン、こうしたゲームがいくつかあります。そして、とてもNFLらしいゲームだと感じてしまいます。
 氷点下の屋外ゲームは、NFLの象徴なのかもしれません。
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