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HOME   »  2014年06月19日
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 6月17日の対トロント・ブルージェイズ戦に先発した田中将大投手は、104球・6イニングを投げて、被安打5、奪三振10、四球2で失点1の好投を見せて、ヤンキース3-1の勝利に貢献し11勝目(1敗)を挙げました。

 本当に素晴らしい活躍です。大袈裟に言えば「神がかり」な投球を続けている印象です。このゲームおよびここまでの田中投手の投球のポイントを列挙します。

① 調子が良くなくても6イニング・1失点の投球が出来ること

 この日の田中投手は、トロントの先頭打者ホセ・レイエス選手にホームランを浴びています。4回には先頭打者のフランシスコ選手を四球で出塁させました。先頭打者四球は、田中投手には珍しいことです。
 田中投手としてはコントロールが良くなく、甘いボールも多かったのでしょう。球数が多く、6イニングで104球を要したことからも伺えます。

 それでも1失点しか許さず、クオリティスタートを実現してしまうところが凄いところでしょう。調子が良ければ完投・完封し、調子が悪くともクオリティスタートというのですから、MLBの先発投手として完璧な投球を続けていることになります。

 「マー君が投げる時には打線の援護が有る」と言われますが、最近4試合のヤンキースの得点は、3点・2点・4点・3点です。決して大量点に守られての勝ち星ではありません。このところ調子が良くない味方打線が何とか取った得点未満の失点で、相手打線を抑え込むというピッチングが出来るというのは、見事という他はありません。

② デビュー以来の投球内容の素晴らしさ

 「勝利数11」は両リーグを通じてトップ、「防御率1.99」と「WHIP(1イニングに許す被安打・四球数)0.95」は規定投球回数に達している投手としてはアメリカンリーグALの1位、「奪三振113」はデビッド・プライス投手に次いでAL2位、「投球イニング数99.2」「与四球16」はAL3位と、投手に関する様々な項目でトップあるいは3位以内の成績を収めています。

 もの凄い成績です。これでルーキーというのですから・・・。

 そして、連続クオリティスタート(6イニングを3自責点以内に抑える)は14ゲームに伸びました。MLBトップの成績です。

③ 魅せる投球→5回表三者三振

 田中投手は、MLBの先発ピッチャーがやらなければならないことを整斉と実行している印象(それが凄いのですが)ですが、時々意図しないドラマティックな投球を魅せます。

 この試合では、5回表トロントの攻撃における三者三振の投球でしょう。
 先頭の2番打者メルキー・カブレラ選手、3番ホセ・ボティースタ選手、4番エドウィン・エンカルナシオン選手を連続三振に切って取った投球ですが、この3打者は、ブルージェイズの主軸打者であることは勿論として、現在のALを代表する打者でもあります。

 3人ともベテラン・バリバリのメジャーリーガーですし、この試合の前までにエンカルナシオン選手は20本塁打でAL2位、ボティースタ選手は15本塁打で同9位のロングヒッターなのです。

 トロントが誇る強力打線の中核を三者三振というのですから、恐れ入ります。

④ 日本人打者と初の対決

 意外なことに、MLBデビュー以降14ゲームに先発している田中投手ですが、これまで日本人打者との対戦はありませんでした。(近時日本人野手のメジャーリーガーが減少していることも要因のひとつでしょう)

 このゲームには、16日にメジャーに上がってきた川崎宗則選手・ムネリンが8番打者として出場していましたから、初の日本人対決が実現したのです。
 結果は、三振・三振・二塁ゴロと田中投手の完勝でした。

 マー君には抑え込まれたムネリンですが、9回の第4打席ではヤンキースのクローザー・ロバートソン投手から三塁打を放ち、気を吐きました。このまま、メジャーに定着していただきたいと思います。ムネリンの明るくて元気の良いプレーは、MLBのボールパークに似合っていると感じます。

 2013年の日本プロ野球NPBで魅せた24勝0敗1セーブという成績が本物であったことを、田中将大投手は2014年のMLBで証明しています。そして、ここに到って、メジャー最高水準の成績を残しつつあるのです。
 ここまで14登板で11勝ということは、シーズン32登板として25勝ということになります。「取らぬ狸の皮算用」と揶揄されそうですが、実現してしまいそうな気がするのも田中投手ならではなのでしょう。

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 [グループA メキシコ0-0ブラジル]

 6月17日に行われたグループAのメキシコ対ブラジルのゲームは、スコアレスドローに終わり、両チームが勝ち点1を獲得しました。

 試合はフィールドプレーでブラジルが押していて、決定的なチャンスもブラジルの方が多かったと思いますが、その劣勢部分をメキシコチームのゴールキーパーGKギジェルモ・オチョア選手がファインセーブ連発でカバーし、五分五分のゲームとなった形です。

 特に素晴らしかったのは、前半のネイマール選手のヘディングを止めた動き。ゴールに向かって左端へのヘディングもクリーンヒットしましたが、横っ飛びでこれを弾いたオチョア選手の動きは見事でした。

 ブラジルチームはメキシコゴールの枠内に、計8本前後のシュートを放ちましたから、前述のネイマールのヘッドが決まっていれば、大量得点の可能性もあったゲームだと思います。

 このヘディング以外のブラジルチームのシュートは、おおむねオチョアの正面付近に飛びました。もちろん、正面付近にシュートが飛ぶということは「オチョアのポジショニングが良かった」ことに他なりませんから、全てファインプレーということになります。
 左右に軽業師のように飛びながら敵のボールをセーブするのは派手に見えますが、キャチミスやパンチングミスのリスクも高まりますので、当然ながら最も良いのは「正面でボールを処理すること」です。

 優秀なゴールキーパーは、ポジショニングが上手いのです。

 前半のブラジルの猛攻を、GKオチョアの好プレーで凌いだメキシコは、後半に入り反撃に転じました。フォワードFWのドスサントス選手やオチョア選手がブラジルゴールに迫り、試合終盤にはミッドフィールダーMFのグアルダド選手や、交替で入ったFWのヒメネス選手がチャンスを創りました。

 後半は、メキシコチームのシュートも何本かブラジルゴールを脅かしましたが、そこはブラジルのGKジュリオ・セザール選手のファインセーブで失点には到りませんでした。ゲームセットまで集中を切らすことが無かったセザール選手のプレーも見事でした。
 このゲームは、両チームのGKのプレーが目立つ試合だったことになります。

 オチョア選手は、フランスリーグのACアジャクシオに所属する28歳。ACアジャクシオは1910年創立の歴史を誇るチームですが、1部と2部を行き来する中堅のチームでもあります。このゲームでの活躍により、ビッグクラブからのオファーが有るかもしれません。
 ワールドカップは、そういう場でもあるのです。

 試合時間残り10分を過ぎてからは、両チームとも「負けない=失点しない」ことを基本にしたゲームを展開しました。
 久しぶりに、「ワールドカップの1次リーグらしい展開のゲーム」を観た気がします。

 ブラジルとしては、このゲームも勝利して勝ち点3を加え、決勝トーナメント進出に向け有利な状況を構築したかったのでしょうが、相手チームのGKが当たっている(オチョア選手は試合後のインタビューで「私にとって生涯最高のプレー」とコメント)ゲームでしたから、終盤には「負けない」ゲームに切り替えたように感じます。最低限の成果=勝ち点1を確保しました。

 一方のメキシコとしては、残されているクロアチアとのゲームに向けて、勝ち点を4に伸ばしたことには大きな意味があります。グループリーグ第3戦=最終戦を残して、勝ち点3と勝ち点4では、選択できる戦術の幅に大差が生まれるのです。
 「1位通過の可能性を残しながら、2位通過の可能性を広げた」引き分けでした。

 当然ながら、ワールドカップのゲームで1勝を挙げることは、常に大変難しいことです。それは、優勝候補で開催国のブラジルチームにとっても同じであることを示した、見応え十分なゲームでした。
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