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 [グループC ギリシャ2-1コートジボワール]

 日本チームがコロンビアに負けて、自らがコートジボワールに勝つという、難しい条件を見事クリアして、ギリシャがグループCの2位となり決勝トーナメントに進出しました。

 第2戦を終えてグループC最下位、第一戦はコロンビアに0-3の大敗、第二戦で日本と0-0の引き分けと、良いところが無かったチームでしたから、日本に2-1で勝ち、コロンビアとも1-2の好勝負を展開したコートジボワール相手では分が悪いと思われました。

 ところが、前半42分に先制点を挙げてゲームの主導権を握ると、後半追い付かれたものの、ロスタイム3分にPKを獲得、これをサマラス選手がキッチリと決めて勝ち切りました。

 見事な、本当に見事な勝利だと思います。

① ベンチの戦術立案とプレーヤーの実行

 こうしたギリギリのゲームでは、「ベンチの明確な指示」が絶対に必要なのですが、このゲームのギリシャチームには、それが存在し、選手もその戦術を整斉と実行しました。
 体力・技術といった要素も、もちろん大切ですが、「戦術を忠実に実行できること」もチーム力の一部であることは間違いありません。ギリシャは、この点で優れたチームだったのです。

② 決して諦めない強い意志

 1-1の同点で後半ロスタイムに入ったとなれば、引き分けでも十分なコートジボワールは守りに徹しています。あと1~2分守り切れば、決勝トーナメントに進出できるのですから。
 しかし、ギリシャチームは全く諦める素振りもなく攻め続け、反則を誘いました。素晴らしい継続力であったと感じます。

 これまでワールドカップで決勝トーナメントに進出したことが無かったギリシャチームは、この強い意志を持って千載一遇のチャンスを物にし「悲願の勝ち抜け」を手にしたのです。

③ あと少しだったコートジボワールチーム

 コートジボワールは、過去2回ワールドカップに出場していますが、ともにグループリーグ敗退でしたから、「悲願の決勝トーナメント」であり、もう少しで手が届くところまで来ていました。あと1~2分だったのです。

 残念ながら今回も悲願達成はなりませんでした。
 守りの意識が強すぎて、守備ラインが下がり過ぎていたのです。まさに「魔が差した」状態でしょう。

 しかし、コートジボワールチームが今大会で示したパフォーマンスは素晴らしいものでした。日本戦で見せた「連続得点を生んだパスの精度とスピード」はまさにワールドレベルのものでした。決勝トーナメント進出に十分な実力を保持していたと感じますが、今回はギリシャチームの執念が勝ったということになります。

 この経験をコートジボワールのサッカー史に深く刻み、更なる強化に結び付けていただきたいと思います。

 それにしても、ギリシャチームのプレーは見事でした。第3戦の90分を過ぎた段階で、進出は到底不可能という状況だったものが、ひとつのプレーで「勝利と勝ち上がり」の両方を手にするという、サッカー競技の怖さと面白さを存分に魅せていただきました。

 「奇跡を起こすは我にあり」というところでしょうか。

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 [グループC コロンビア4-1日本]

 残念ながら、ザックジャパンのワールドカップ2014ブラジル大会は終わりました。

 このゲームの日本チームは、第一戦・第二戦と比較すると攻撃への意識が高く、多くの選手が前を向きゴールを目指していましたし、動きも良かったとは思います。
 とはいえ、前ゲームから8人の選手を代えてきた「控えチームであるコロンビア」に1-4で大敗した事実には重いものがあります。この「1-4」が、現時点の日本代表チームと世界の差であろうと感じます。

 この「大差」を十分に認識し、消化するところから、次の進歩に結び付けていく必要があるでしょう。

① シュート力の差

 いつも言われることですが、大会の結果について観る限り、最も大きいのはこの差でしょう。「ワールドクラスのスピードのプレーの中で、ワールドクラスのディフェンダーDFを相手にして行うシュート」という点で、日本チームは他の出場国に比べて大きく劣りました。

 このゲームでも、後半20分の大久保選手や同38分の香川選手に絶好のチャンスがありましたが、シュートは枠を大きく外れました。ギリシャ戦でも何回か観られた事象ですが、日本チームのシュートは相手ゴールキーパーGKの正面か、枠外に飛ぶことが多いのです。

 一方で、コロンビアチームの2点目3点目4点目は、いずれも確かにチャンスではありましたが、日本のDFとGKを相手にして、一人のプレーヤーが勝負をし、キッチリと決めました。
 2・3点目はサイドネットへのシュート、4点目はふわりと浮かしたシュートが日本ゴールを揺らしました。日本DFを振り切る動きから、GKと1対1の局面を創り出し、サイドネットにシュートするというプレーは、「固まったもの」のように観えました。「慣れている」のでしょう。

 グループリーグ3ゲームで、ザックジャパンの得点は僅かに2点でしたが、その2得点は「長友→本田」と「本田→岡崎」の形から生まれています。ヨーロッパでプレーし、ワールドクラスのスピードとプレーが体に染みついている3人のプレーヤーから得点が生まれたのは、決して偶然ではありません。

② パスのスピードと強さの差

 特に初戦のコートジボワール戦のキックオフ直後、日本チームが妙にゆっくりした弱いパスを行っているのを見た時には「体力温存」かと思いましたが、それが「現在の日本チームのパス」であることに気が付くのに、時間はかかりませんでした。

 このワールドカップに出場している全チームの中で、日本チームのパスは最も遅く、最も弱いでしょう。
 「相手より一瞬でも速く、先手を取るプレーを展開」しない限り、得点・勝利はおぼつかない大会で、パスが遅いのでは勝負にはなりません。

 速く強いパスが出せない原因としては「フィジカルの弱さ・技術の低さ」とともに「勇気不足」も挙げられるでしょう。相手チームにカットされることを恐れない勇気が不足しているのです。リスクを取らなければ成果は得られません。
 筋力面・技術面の強化とともに、メンタル面の強化も不可欠だと思います。

③ トラップ力の差

 ワールドカップのゲームが面白い理由のひとつに「素晴らしいトラップ」があります。とても長く速く難しい角度からのパスを「いとも簡単に足下に収め」たり「狙う方向に置く」プレーは、ただそれだけで溜め息を誘いますし、世界トップクラスの技術を肌で感じることが出来ます。

 もちろんこの点は②と大きな関係が有ります。「いつも速くて強いパスを行っている」からこそ、素晴らしいトラップ技術が身に付くのです。②が出来ていなければ、③も進歩しないということでしょうか。

④ ベンチワークの差

 この差は、大会前から既に付いていたと言えるのでしょう。劣勢のゲームを立て直すべく投入された、途中交代のプレーヤーで目覚ましい活躍を見せた選手は、3試合でひとりも居ませんでした。

 代表選手選定時点で「インパクトプレーヤーを選定できていなかった」のは明白(そういうプレーヤーが日本には居ないのかもしれませんが)ですし、選手交代のタイミング、投入プレーヤーの選定も上手く行かなかったことは結果が示しています。

 先発メンバーの選定にも疑問が残ります。最も得点力がある岡崎をワントップに据えず、最も得点を取る可能性が高い本田にパスを出す選手である清武を使わず(清武は本田と役割が重なると考えたのでしょうか。「役割が重なるからこそ」使うのでしょう。ラストパスを出せる選手が2人居れば、攻撃のバリエーションは飛躍的に増えます)、中途半端に奇を衒ったような布陣は、結果として成果に結びつきませんでした。

 こうした世界大会では、結果が非常に重いものです。全てという人も居ます。2敗1引分と結果を残せなかった以上、監督・コーチを始めとするベンチの責任は隠しようがありません。
 
 ワールドカップに出場し、日本中のファンに夢と希望を与えてくれたザックジャパンには、大変感謝していますし、その健闘には大きな拍手を送ります。

 とはいえ「世界との大差を実感」したことも事実ですし、「4年前の南アフリカ大会の時より世界との差は相当拡大している」ことも間違いないでしょう。

 今大会の結果を真摯に受け止め、今後の日本サッカー発展の糧としていくことが大切だと思います。

 何はともあれ、ザックジャパンの選手・関係者の皆さん、お疲れ様でした。
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Author:カエサルjr
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