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HOME   »  2014年06月27日
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 変な表題で恐縮ですが、今大会のグループリーグは各チームのエースの活躍が目立ちます。

 後から「○○の大会」と呼ばれるとして、○○の候補プレーヤーが、グループリーグのゲームから大活躍していることが、「珍しいこと」だと感じますので、こうした題名になりました。

 例えば、1986年メキシコ大会は「マラドーナの大会」と呼ばれています。(「○○の大会」という呼ばれ方が始まったのも、この大会からだと思います)
 アルゼンチンが優勝した大会でしたが、この大会でアルゼンチンのエース、ディエゴ・マラドーナ選手が大活躍し、大会MVP=ゴールデンボール賞を受賞しました。数々の印象的なゴールシーンを生み出したマラドーナは、間違いなくこの大会の主役でした。

 しかし、この大会のグループリーグでは、マラドーナは1得点しか挙げていないのです。グループAに入ったアルゼンチンチームは、初戦韓国相手に3-1、2戦目イタリアと1-1の引き分け、3戦目でブルガリアに2-0の2勝1引分で、グループリーグを突破しましたが、マラドーナゴールはイタリア戦の1得点だけでした。

 グループリーグでは、同僚のバルダーノ選手やブルチャガ選手、ルジェリ選手が得点し、バルダーノは2得点しています。

 続く決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンはウルグアイを1-0で下していますが、この1点もバスクリ選手でした。

 この大会を「マラドーナの大会」にした活躍は、準々決勝と準決勝の2試合でした。それぞれのゲームでマラドーナ選手は2点ずつ計4点を挙げ、準々決勝2-1イングランド戦勝利、準決勝2-0ベルギー戦勝利に大貢献しています。準々決勝と準決勝のアルゼンチンチームの全得点を、マラドーナが叩き出したのです。

 そして決勝は3-2で西ドイツを下し、アルゼンチンが優勝しましたが、マラドーナ選手は得点していません。ブラウン選手、バルダーノ選手、ブルチャガ選手が各1得点でした。

 この事実は、「マラドーナの大会」と呼ばれる基礎となった印象が、準々決勝と準決勝の4得点にあったことを示しています。特に準々決勝イングランド戦の「5人抜き」「神の手」の2ゴールが印象的だったのでしょう。
 もちろん、アシストプレーの活躍もありましたが、マラドーナ選手はグループリーグでは「鳴りを潜めていた」と言ってよいでしょう。

 このことは「1986年のアルゼンチンチームにはマラドーナ以外にも多くの優秀なプレーヤーが居て活躍した」ことを示しています。
 パサレラ、ブルチャガ、エンリケ、バルダーノ、バティースタ、ボルギ等々、素晴らしいプレーヤーが揃ったチームだったと思います。

 さて、翻って今大会を観てみましょう。(6月25日時点)

 ○○候補の、例えばブラジル・ネイマール選手はグループリーグで4得点、アルゼンチンのメッシ選手も4得点、オランダのロッベン選手とファン・ペルシ選手は3得点ずつ、ドイツのミュラー選手も3得点と、いずれもチームの勝利に貢献する大活躍です。

 このこと自体は素晴らしいことなのですが、気になるのは

① 各チームの選手層の厚み・得点力

 チームの総合力は得点シーンに表れると思いますので、特定のプレーヤーからしか得点が生まれないチームは、チーム力が十分とは言えないでしょう。

② エースプレーヤーのコンディション維持の難しさ

 グループリーグで「鳴りを潜めていた」マラドーナ選手は、決勝トーナメントで一気に実力を爆発させました。体力面・精神面の両面から、余力十分な形で準々決勝・準決勝に臨んだものと思われます。

 本大会でグループリーグから全開の各チームのエースプレーヤーの調子・コンディションが、決勝トーナメントが進むにつれてピークアウトしないか心配です。

 とはいえ、グループリーグから決勝トーナメントまで継続して活躍を続けるプレーヤーも居るでしょうし、大会が進むにつれて調子を上げて、複数のプレーヤーが得点するようになるチームも当然出てくるでしょう。

 こんな心配が杞憂に終わることを祈っています。
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 [グループF アルゼンチン3-2ナイジェリア]

 グループFの最終戦は6月25日に行われ、アルゼンチンがナイジェリアを下して3連勝として、グループ1位通過を決めました。

 このゲームは点の取り合いとなり、試合開始早々の前半3分にアルゼンチンがメッシ選手のゴールで先制すると、その1分後ナイジェリアのアーメド・ムサ選手が同点弾を決めて1-1。
 前半ロスタイムに、メッシがこの日2点目となるゴールを奪い、アルゼンチンチームが2-1とリードして折り返しました。

 後半開始早々、ムサ選手が再び同点とするゴールを奪い2-2となりましたが、その僅か3分後にアルゼンチンが左コーナーキックにマルコス・ロホ選手が合わせて、再度勝ち越しました。

 その後ゲームは一進一退の様相でしたが、後半25分を過ぎてからはナイジェリアの攻勢が続き、アルゼンチンがこれを凌ぎ切って3-2で勝利しました。

 このゲームは、「得点直後に失点するパターン」が繰り返されました。両チームが凌ぎを削ってゴールを目指し続ける中で、1点が決まるとその直後に点が入るというのは、不思議な感じがします。

 ところで、今大会はこのゲームに限らず「先制得点と続く失点が近接した時間帯に表れるケースが多い」ように感じます。
 少し思い出しただけでも

① 6月14日 イタリア対イングランド
 イタリアのマルキジオ選手の先制ゴールの2分後にイングランドのスタリッジ選手が同点ゴール。

② 6月18日 オランダ対オーストラリア
 オランダのロッベン選手の先制ゴールの1分後に、オーストラリアのケーヒル選手が同点ゴール。

③ 6月20日 ホンジュラス対エクアドル
 ホンジュラスのコストリー選手の先制ゴールの3分後に、エクアドルのバレンシア選手が同点ゴール。

④ 6月21日 ドイツ対ガーナ
 ドイツのゲッツェ選手の先制ゴールの3分後に、ガーナのアユー選手が同点ゴール。

 サッカーの勝敗に関しては「先制点が極めて重要」であると、常に言われ続けて来ました。実際、サッカー競技における1点は重いものだと思います。

 両チーム0-0で拮抗した戦いを展開強いる中、一方のチームが先制点を挙げるというのは、大変大きな意味があるのは明らかでしょう。
 ところが、今大会ではその先制点の直後に失点してしまうケースが多いのです。不思議なことだと思います。

 「先制した側のチームに気の緩みが生ずる」のでしょうか。どうも、そうとは考えにくいでしょう。まだ1点しかリードしていない状況下で守備が緩むとは思えません。

 では「ゴールを挙げられた側のチームが大攻勢に出る」のでしょうか。もちろん反撃に出ることは間違いないのでしょうが、大反撃に出れば得点できるという訳でもないでしょうから、決定的な理由とは思えません。

 「ゲームが動く」という言葉がありますが、その先制点により「ゲームが動くことで膠着状態が崩れ、相手チームにも得点チャンスが生まれる」のでしょうか。これも一理ありそうですが、3分以内に同点となったケースが5例も存在することの中心的な理由とは思えません。

 色々と考えてみましたが「先制点直後の失点」についての原因は分かりませんでした。

 いずれにしても、「先制したチームが相当有利に試合を運ぶことが出来る」という、従来の常識が少し揺らいでいる大会なのかもしれません。

 そういえば「逆転勝ちが多い大会」と言われ始めています。今後の各ゲームの内容が、とても楽しみです。
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