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 [ベスト16 コロンビア2-0ウルグアイ]

 コロンビアチームの快勝でした。

 まず、コンディションの良さが感じられました。イレブンの動きがとても良かったのです。地元に近い開催地とはいえ、ここまでの体調管理が上手く行ったのでしょう。ホセ・ぺケルマン監督を始めとするベンチスタッフの見事な成果だと思います。
 後半25分過ぎからは守備的なゲームに変更しましたが、それまでは6:4でゲームを支配しました。

 チーム全体が躍動する中で、前半28分スーパーゴールが生まれました。フィールド中央、ウルグアイ陣ペナルティーエリア外側の位置で、コロンビアの10番ハメス・ロドリゲス選手が胸でトラップしたボールをダイレクトシュート、これがクロスバーに当たって下に落ちゴール!目の覚めるようなゴールでした。

 狙いに狙ったシュートは中々入らない、相手チームも予想できるものなのですが、「まだ打ってこないだろう」というか、予想外のタイミングのシュートは効果的なのです。ロドリゲス選手のシュートはまさにそれでした。

 そして後半15分、クアドラード選手のヘッドでの折り返しを、再びハメス・ロドリゲス選手が右足で押し込みました。コロンビアチームの連動が際立つゴールでした。

 ウルグアイチームは、押され気味の展開の中でカバーニ選手を中心に良く攻め、少ないチャンスを好機に結び付けましたが、コロンビアのゴールキーパーGKオスピナ選手の好捕もあって、ついに得点を挙げることが出来ませんでした。
 たとえ1:9で押されていたとしても、得点を挙げていく驚異的な決定力を持つルイス・スアレス選手の不在が響いたという印象です。

 それにしても、カバーニ選手の運動量と献身的な働きには、このゲームでも感心させられました。パワーフォワードとして世界屈指のプレーヤーですが、攻撃から守備までピッチ全体を動き回り、それを1試合を通じて継続できる点では並ぶもの無き存在でしょう。

 このゲームは「ハメス・ロドリゲスのゲーム」でした。これで、大会通算5点目と、得点ランキングトップに立ちました。22歳のコロンビアの若きプレーヤーは、確実にこの大会の主役になりつつあります。

 コロンビアの準々決勝の相手はブラジルです。今日のコロンビアであれば、ブラジル相手でも好勝負を展開できるでしょう。

 「ハメス・ロドリゲスの大会」になる可能性も十分です。
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 [ベスト16 ブラジル1-1チリ (PK戦3-2でブラジル勝ち)]

 激戦でした。

 負ければ終わりのトーナメント戦ですから、常に何とも言えない緊張感があります。
 ゲーム全体としては、ブラジルがボールを支配しているものの、ブラジルチームのやり方を知り尽くしているチリチームが決定的なシーンを創らせず、時折見せるカウンターで得点のチャンスを見出していて、5.5対4.5でチリが押し気味であったと思います。

 延長戦を終えて1-1、PK戦となりました。9割がブラジルファンのスタンドは、応援の声も大きいとは言えず、異様な雰囲気が漂います。PK戦はロシアンルーレットのようなものですから、何が起こるか分かりません。
 ここでブラジルチームを支えたのは、ゴールキーパーGKのジュリオセザール選手とダビド・ルイス選手、ネイマール選手の3プレーヤーでした。

① ジュリオセザール動かず。

 PK戦の主役は何と言ってもGKです。
 キッカーがどこに蹴って来るのか、GKは相手プレーヤーのクセ(キャリア上どこに蹴っていることが多いかの情報はベンチから伝えられているとも言われます)、仕草、構える位置・角度等々から予測します。そして、予測した方向に飛びます。
蹴るのを見てからでは間に合いませんから、一か八か予測した方向・角度に賭けて動くのです。これは、世界的なGKでも多くの場合そうします。

 ところが、この時のジュリオセザールは動きませんでした。キッカーが蹴ってからボールに反応することにしたのです。これはこれで、左右にスピードが無いシュートを打たれたとしてもゴールされてしまいますから、賭けなのですが、ジュリオセザールはそうすることを選択しました。

 そして、チリのひとり目・二人目を止めたのです。ファインプレーなのですが、正しい選択であったかどうかは分かりません。しかし、止めたのだから好判断だというプレーでしょう。まさに、世界最高のサッカー大会のプレーということでしょうか。

 「動かざること山の如し」という言葉がありますが、このジュリオセザールのプレー振りは語り継がれるものでしょう。

② ひとり目として決めたダビド・ルイス

 PK戦、ブラジルのひとり目を任されたのはディフェンダーDFのダビド・ルイス選手でした。PK戦のひとり目は、とても大事な役割です。ましてや、地元開催のワールドカップでのPK戦ですから、大きなプレッシャーがかかる場面。

 ここでひとり目に指名されるのですから、そのメンタルの強さに対して、スコラリ監督の信頼が極めて厚いということでしょう。
 そして、ダビド・ルイスはこれを決めました。見事です。

③ 5人目として決めたネイマール

 PK戦も4人まで終わって2-2。ブラジルは追い込まれていました。先攻のブラジルの5人目はネイマール選手。ここで外せば、後攻のチリの5人目が決めればチリの勝利です。

 また、PK戦では「チームのエースが外す」シーンをよく眼にするような感じがあります。フランスの将軍と呼ばれたミッシェル・プラティニ選手や1994年ワールドカップのイタリアのロベルト・バッジオ選手らが「枠を外してしまった」プレーが思い出されます。

 はかり知れない重圧の中でネイマールは決めました。これも見事としか言いようがありません。

 ブラジルチームは皮一枚で凌ぎ、ベスト8・準々決勝に歩を進めました。

 ゲーム終了後、ネイマールとダビド・シウバがピッチ上で抱き合っていました。相当長い間、膝をついて抱き合っていました。
 FIFAワールドカップ2014ブラジル大会もグループリーグを終えて、決勝トーナメント進出16チームが決まりました。
 好ゲーム・好プレー満載のグループリーグでしたが、良いゴールキーパーGKの活躍も目立っていると感じます。

 大会前に好GKと目されていたのは、スペインのカシージャス選手、ドイツのノイアー選手、イタリアのブフォン選手、ブラジルのジュリオセザール選手でしょうか。

 この4選手はワールドカップを始めとする国際大会の経験も十分ですし、素晴らしい実績も保持していますから、当然に存在感十分のGKです。強いチームには良いキーパーが居るとも言えるでしょう。

 4選手の内、カシージャス選手とブフォン選手は決勝トーナメントに進出することが出来ませんでした。
 もちろん、チーム全体の問題なのでしょうが、2人のキーパーにも精彩が無かったと感じます。特にスペインのカシージャス選手は、前回南アフリカ大会決勝でオランダのロッベン選手との1対1を2度止めて、スペインチーム1-0の勝利そして初優勝に大貢献した印象が強いのですが、今大会のオランダ戦では、次々と襲ってくる攻撃に対して輝きを魅せることは無く、5失点を喫しました。どうしてもそういう目で見てしまうのですが、集中力に欠け、「絶対に止める」という気迫も足りない感じがしました。

 カシージャス選手も「伝説のスペインチームの一員」になってしまったのでしょうか。

 こうして去って行くプレーヤーも居れば、この大会で「世界デビューしたGK」も居ます。

 一番手は躍進コスタリカチームのケイロル・ナバス選手でしょう。

 ワールドカップ優勝経験を持つウルグアイ・イタリア・イングランドと同組「死のグループD」で、目覚ましい活躍を魅せました。
 特に「ポジショニング」が素晴らしい。相当難しいボールをいとも簡単そうに捌いていましたが、いずれも個々のプレーにおける当初のポジション取りが完璧でした。
 当然ながら、ひらりひらりと空を飛び相手ボールを弾き止めるのは格好が良いのですが、「良いキーパーにはそういうプレーは少ない」ものです。そんな一か八かのようなプレーを連続して行わなければならないのでは、調子が悪ければ大量失点することになるでしょう。「何も無かったようにゴールに蓋をする」のが良いGKなのです。

 二番手はメキシコチームのギジェルモ・オチョア選手。

 特に第2戦ブラジル戦では、ネイマール選手を始めとするブラジルチームから放たれるシュートを悉く止めて、0-0の引き分けに大貢献しました。オチョア選手はセービングが上手いGKです。反応の良さは抜群でしょう。

 三番手はナイジェリアのヴィンセント・エニェアマ選手。

 31歳のベテランプレーヤーですが、その堅実なプレー振りは見事です。やはりポジショニングが良いGKですし、加えてボール扱いがとても丁寧な印象です。実は、フランス・リーグアン(1部リーグ)の連続無失点記録保持者でもあります。

 派手さはありませんが、世界最高レベルのキーパーだと思いますし、今大会ではその力を存分に発揮していると感じます。ナイジェリアチームのベスト16の対戦相手はフランスチームです。普段戦っているプレーヤーを相手に、エニェアマ選手の大活躍が見られるかもしれません。
 ちなみに、今大会アフリカ地区の代表チームには好GKが多いと思います。アフリカサッカーのレベルアップがGKにも感じられます。

 ナバス選手、オチョア選手、エニェアマ選手に共通しているのは、それ程長身ではないということ。ナバス選手が186cm、オチョア選手が183cm、エニェアマ選手が180cmと、190cm以上が当たり前のワールドクラスのサッカーにおいては、小さい方とさえ言えるかもしれません。
 「ゴールキーパーは身長だけでは無い」ことを地でいく活躍なのです。

 さて、決勝トーナメントです。ノイアー選手やジュリオセザール選手と言ったベテラン・有名キーパーと、今大会世界デビューしたゴールキーパー達の競い合いからも眼が離せません。
 引分けが無い決勝トーナメントは、グループリーグ以上にシビアで壮絶なゲームの連続です。延長戦・PK戦もあるでしょう。
 ゴールキーパーの信じられないようなプレーの連続が期待されます。
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Author:カエサルjr
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