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HOME   »  2014年09月19日
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 ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹投手は、9月14日のボルチモア・オリオールズ戦に先発登板、7イニング94球を投げて、被安打6、奪三振5、失点1の好投を見せました。黒田投手は1-1同点の状態で降板したために勝敗には関係が無く、残念ながらチームは2-3でボルチモアに競り負けました。

 このゲームで7イニングを投げ切ったことで、黒田投手は日米通算3000イニング登板を達成しました。
 素晴らしい記録です。

 先発投手の勲章として「1シーズン200イニング登板」があります。1シーズンで200イニングを投げることは、ローテーション先発投手がシーズンを通して安定した投球を魅せた証左であり、容易には達成できない記録でもあります。これはMLB・NPB(日本プロ野球)に共通した記録です。

 事実、MLBの2013年シーズンで、200イニング以上の登板を記録した投手は、アメリカンリーグAL19人、ナショナルリーグNL16人の計35人しか居ません。MLBのチーム数が30であることを考え合わせれば、1チーム1人平均なのです。つまり、200イニング以上を投げる先発投手=チームのエースということです。

 そして、当たり前のことですが1シーズン200イニングを15シーズン達成しないと3000イニングにはならないのです。3000イニング登板が、いかに凄い記録かが良く分かります。

 またまた当たり前のことで恐縮ですが、3000イニング登板=9000アウト奪取ということです。ただ投げていても登板イニングは増えない、アウトを取ってイニングを進める、終わられることが必要です。
 ゴロアウト、フライアウト、奪三振等々で9000回のアウトを取るというのは、想像すると気が遠くなるようなことでしょう。

 その3000イニング登板を、黒田博樹投手が達成したのです。
 黒田投手の3000イニング越えの内訳(2014年9月14日時点)を見ると
・NPB11年間で1700と1/3イニング
・MLB7年目で1304と1/3イニング 
の計18年目で3004と2/3イニングです。
 黒田投手は、NPBでとてもキリの良い?イニング登板、ほとんど1700イニング登板を果たしていますから、MLBの登板イニングとの合計イニングが求めやすい?形となっています。

 さて、日米通算3000イニング登板を記録している投手がもう一人居ます。野茂英雄投手です。

 野茂投手の3000イニング越え登板の内訳をみると
・NPB5年間で1051と1/3イニング
・MLB12年間で1976と1/3イニング
の計17年間で3027と2/3イニングとなっています。
 これも凄い記録です。

 野茂投手の方がMLB在籍年数が多く、黒田投手の方がNPB在籍年数が多いという形ですが、記録の価値には差が無いと思います。中4~5日で投げるMLBの方が先発回数は多いのでしょうが、100球ルールが有りますから1度の先発で投げるイニングは時には5~6イニングのこともあるでしょう。
 一方NPBでは、中6~7日の先発登板ですから、先発回数はMLBより少なくなりますが、球数制限が緩いので1度の登板で完投する=9イニングを投げ切るケースは多いことでしょう。
 結果として、MLBでもNPBでも「1シーズン200イニング登板が同等の価値を持つ」ことになると考えます。

 黒田投手は野茂投手の記録に23イニング差に迫っています。もちろん、日米のプレー年数が異なりますから単純比較には意味が無いとのご意見もあるのでしょうが、とはいえ比較は存在するでしょう。
 黒田投手が今季中に野茂投手の記録に到達するかどうかは微妙なところです。注目したいと思います。

 ところで、登板イニング数のMLB最高記録はというと、これがもの凄い。

 サイ・ヤング投手の7356イニングなのです。3000イニングの2倍を遥かに超える桁違いの記録です。
 サイ・ヤング投手は、1890年~1911年の22年間でこの記録を樹立しています。単純計算では、1年=1シーズンあたり334イニング強の登板回数になります。現代なら200イニングでもとても難しいという状況下、300イニングを遥かに超えるのですから驚異的です。
 
 そして、サイ・ヤング投手は511勝316敗の記録を残していて、これも勝ち数・負け数ともにMLB最多記録なのです。「負け数も最多」というのが興味深いところです。監督やファンに支持されて登板回数を増やすことが出来ない限り、負け数を増やす?ことが出来ないのは自明の理でしょう。負け数MLB最多というのは、最高の勲章のひとつなのです。

サイ・ヤング投手の記録を挙げて行くと本当にキリがありませんから以上にしますが、サイ・ヤング投手がMLB史上というかベースボールの歴史上、最高のピッチャーであることは、異論の余地が無さそうです。

 MLBでは毎シーズン、ALとNLそれぞれにおけるその年の最高のピッチャーに最優秀賞が与えられます。最優秀賞の名称は「サイ・ヤング賞」です。
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