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HOME   »  2014年10月08日
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 凱旋門賞2014は10月5日、フランス・パリ郊外のロンシャン競馬場で行われ、昨年の勝ち馬トレヴ(フランス)が優勝し、連覇を飾りました。

 史上初めて3頭が挑戦し初制覇を目指した日本勢は、ハープスターが6着、ジャスタウェイが8着、ゴールドシップが14着に終わりました。凱旋門賞の壁は、やはり厚かったということでしょう。

 今年のレースは力負けという感じでした。

① ローテーションの問題

 近時日本馬として凱旋門賞に挑戦した馬達は、フランス競馬やロンシャン競馬場に慣れる意味もあってか、現地のトライアルレースであるニエル賞やフォア賞を使うケースが多かったと思いますが、今年の3頭は札幌記念といった日本のレースをステップレースに選び、調整を進めました。

 現地のトライアルレースを使うとなれば、長期の遠征となり馬や関係者の負担が大きいということと、「トライアルレースを使っても、あるいはトライアルレースに勝っても、本番で1着になったことが無い」という事実を踏まえて、日本で可能な限り調教してフランスに渡るという形を試してみたのかもしれません。

 しかし、結果は満足できるものではありませんでした。

 フランスから遠く離れた極東の地のサラブレッドが、本番で最も力を発揮できるローテーション・ステップレースについての検討が、今後も続くことになります。

② 長い直線の叩き合いへの対応

 ロンシャン競馬場の2400mコースでは、ご存じのように疑似直線から直線の約800mに渡る叩き合いが観られます。

 疑似直線(緩いコーナー)では、後方待機の馬達の一部が一気に先頭集団に追い付きを図ります。そして533mの長い直線を迎えるのですが、ここでも残り200m位まで好位を維持して、ラスト1ハロン勝負に挑む形です。

 優勝する馬は、この800mの間走りを緩めることは出来ず、残り200mでもう一度伸びるという脚が必要です。この点が、このレースの最も厳しいところでしょう。

 今年のレースでも、ハープスターは直線で良く伸びているのですが、前に居た馬の脚色が全く衰えないためにごぼう抜きは出来ませんでした。さすがに、レベルの高い馬達が集まっているのです。
 この点は、なにも日本馬だけの問題では無く、イギリス馬タグルーダ号もやはり届きませんでした。
 昨年のレースでオルフェーヴルを大きく離してゴールしたトレヴの地力が高かったのです。

③ エルコンドルパサーやオルフェーヴルの強さを再認識

 凱旋門賞が「極めて厳しいレース」であることを再確認してみると、このレースで勝ち負けの勝負を展開したエルコンドルパサーとオルフェーヴルの2頭の2着馬の強さを再認識させられます。

 エルコンドルパサーとモンジューの400mに渡る互いに一歩も引かない競り合いは、素晴らしく凄まじいものでした。また、オルフェーヴルの2度の2着、特に惜しまれるのは2012年のレース、ゴール前50mでソレミアに交わされたレースは、日本馬が最も凱旋門賞に近づいた瞬間でした。
 この両頭は、長い直線をびっしりと追い切っても、キッチリと走り通せる能力を保持していたのです。
 2012年のレースでオルフェーヴルが残り100mから苦しがって内によれ、内ラチにぶつかってしまったことを思うと、仕掛けが100mだけ早かったというところでしょうか。本当に惜しいレースでした。

 いずれにしても、日本馬による凱旋門賞制覇の夢は来年以降に持ち越されました。

 今年も牝馬が勝ちましたから、これで4年連続牝馬の優勝となりました。
 今年もフランス馬が勝ちましたから、これで3年連続フランス馬の優勝となりました。
 今年も欧州馬が勝ちましたから、これで1920年の第1回から2014年の第93回まで全て欧州馬の優勝となりました。

 凱旋門賞における「欧州の壁」は、とてつもなく厚いのです。
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