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HOME   »  2014年10月12日
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 MLB2014のポストシーズンも、リーグチャンピオンシップ・シリーズCSが始まりました。
 アメリカンリーグALのCSはボルチモア・オリオールズとカンザスシティ・ロイヤルズの対戦。10月10日に、オリオールズのホーム・オリオールパークアトカムデンヤーズで緒戦が行われました。

 NHK-BS放送で観戦しました。いつも感じることですが、MLBのポストシーズンゲームをライブで観戦できるのはとても幸せなことです。

 このゲームの5回裏、1-5とリードを許していたオリオールズの攻撃、先頭のマーケイキス選手が四球で歩きました。ここでアナウンサーが「ランナーが出ましたが、オリオールズは機動力が弱く盗塁がとても少ない。レギュラーシーズンで42個しかありません。162試合で42個ですからね。」といった趣旨の放送をしました。

 これに対して、解説の田口壮氏が「盗塁が少ないからといって、必ずしも機動力に乏しい訳ではありません。ショーウォルター監督のことですから、エンドランなどを使って戦っているのでしょう。機動力イコール盗塁数では無いです。」とコメントしたのです。

 全く、おっしゃる通りでしょう。

 オリオールズ=ホームランが多く長打で得点するチーム、ロイヤルズ=機動力で得点するチーム、という単純な図式で両チームを把握していて、ゲーム開始直後から再三「オリオールズは機動力が無い」と放送していましたので、田口氏もいい加減に諌めておいた方が良いと考えてのコメントだったように感じます。

 他にも、この種の指摘がいくつかありました。田口氏が言いたかったことは

① ポストシーズンゲームの戦いは、レギュラーシーズンの成績では測れないものだということ。

 1点の重み、1球の重みが、レギュラーシーズンとは異なるポストシーズンゲームでは、思いもよらないプレーが現出します。
 例えば、レギュラーシーズンでとてもホームランが少なかったロイヤルズ打線が、ポストシーズンに入ってからは、ホームランで勝負を決めているゲームが多いことを見ても判ります。

 例えば「このバッターとピッチャーは、これまで10打数1安打ですから、ピッチャー有利です。」などという説明は回避すべきでしょう。このバッターとピッチャーは、リーグチャンピオンシップ・ゲームで10度対戦しているわけではないのですから。

② ショーウォルター監督のような名将は、全てを把握したうえでチームを造り・運営しているということ。

 バック・ショーウォルター監督は、ニューヨーク・ヤンキースを始めとする4チームで16シーズンに渡り監督として采配を振るい、リーグ最優秀監督賞を2度受賞している名将です。そうした、MLB屈指の名将ですから、ゲームの性格・プレーヤーの特質・スケジュール等々の全ての要素を考慮した上で、ゲームを創っているということです。

 現役時代、セントルイス・カージナルスにおいて名将トニー・ラルーサ監督の下で働き、ワールドシリーズ優勝を果たした田口氏ならではの視点だと思います。

 さてゲームの方は、5対5の同点のまま9回の攻防を終えて、ALCSは緒戦から延長戦に入りました。「接戦になればロイヤルズペース」と観ていましたが、ロイヤルズは10回表、この日大当たりの6番ゴードン選手がライトスタンドにホームラン、9番ムスタカス選手が2ランホームランと畳み掛けて3点をリードし、10回裏のオリオールズの反撃を1点に止めて8-6で勝ちました。

 ビッグネームプレーヤーが少なく、戦前の予想では常に劣勢のロイヤルズですが、素晴らしいブルペンが接戦での強さを担保しています。1点差あるいは同点のゲームに持ち込めば、無類の強さを示すのです。
 これで、2014年ポストシーズンの5ゲームで5連勝、内4ゲームが延長戦勝ちという離れ業を魅せ続けています。それも、先攻ゲーム=アウェイゲームでの延長戦勝ちが多いのですから、抑え投手陣が強くなければとても出来ない芸当でしょう。

 地区シリーズDSを3戦0敗で勝ち上がったチーム同士の緒戦は、ロイヤルズが制しました。ホームで戦うオリオールズは第2戦は落とせません。序盤から自慢の打線が爆発し、ロイヤルズに得点差を付けて行くゲーム展開が望まれるところでしょう。
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 1995年の毎日王冠競走の優勝馬が、スガノオージです。

 毎日王冠G2は、以前も書きましたが、1950年に開始された歴史と伝統を誇るレースです。特に、大レース優勝経験のある馬が出走するに相応しいレースが少なかった1980年代までは、一流古馬の秋緒戦として選ばれることが多く、結果として勝ち馬には一流・強豪馬が数多く名を連ねています。1978年のプレストウコウ、1984年のカツラギエース、1986年のサクラユタカオー、1987年のダイナアクトレス、1988年89年を連覇したオグリキャップなどなど、思い出深い馬達が優勝しているのです。

 現在では1800mという距離もあってか中距離馬のレースに変貌しつつありますが、それでもG1ホースの天皇賞(秋)やジャパンカップ、有馬記念等々のレースへのステップレースとしての重要度は不変だと思います。

 こうした毎日王冠の歴史において、異彩を放つのが1995年の優勝馬スガノオージでしょう。

 スガノオージ号、父サクラトウコウ、母ベラ、父の父マルゼンスキー、母の父リマンド、通算成績・道営競馬23戦7勝、中央競馬27戦3勝、計50戦10勝。

 スガノオージは1993年6月に北海道営岩見沢競馬場でデビューしました。そして1995年1月に中央競馬に転入したのです。
 地方競馬から中央競馬への挑戦は、昔から珍しいことではありませんが、ハイセイコーやオグリキャップ、トロットサンダーの様に「地方競馬に敵無し」といった状況での挑戦ではありませんでしたから、スガノオージの中央入りはあまり騒がれませんでした。

 実際、スガノオージの中央初勝利は4戦目の特別戦でした。地方でも強かったとはいえ2年間で17戦7勝だった馬を、中央で走らせようと考えた馬主さんの狙いは分かりませんが、スガノオージは黙々とレースを重ねました。

 そして、中央入りして8戦1勝の成績で出走してきたのが1995年10月の毎日王冠だったのです。
 頭書の通り、このレースは強豪馬の秋緒戦に位置付けられていましたから、この年も沢山の強豪馬が出走してきました。
 クラシックホース・皐月賞馬のジェニュイン、エリザベス女王を制したホクトベガ、天皇賞(秋)を勝つサクラチトセオー、マイルチャンピオンシップと安田記念優勝のトロットサンダー、とG1ホースが目白押し。それ以外にも、当時はG2であったNHK杯を制したマイシンザンも出てきました。
 この布陣の中に、8戦1勝の地方出身馬スガノオージが挑んだのです。

 しかし、レースはスガノオージの完勝でした。2着のドージマムテキに1・3/4馬身差を付けて優勝したのです。重馬場のレースで、1800m・1分48秒4という走破タイムでした。
 3着トロットサンダー、4着サクラチトセオー、5着マイシンザン、6着ジェニュイン、7着ホクトベガと有力馬をずらりと従えての優勝でした。

 スガノオージは、このレースの後1996年のカブトヤマ記念G3にも優勝するのですが、このレースも渋い馬場でしたから、重い馬場に強いサラブレッドだったことが分かります。

 父のサクラトウコウは、全弟のサクラチヨノオーや半弟のサクラホクトオーと比べると競走成績は見劣りしましたが、何しろマルゼンスキーとサクラセダンの仔という当時の良血馬でしたので、種牡馬となることが出来ました。
 そして、相応の種牡馬成績を残しました。代表産駒はネーハイシーザーでしょう。ネーハイシーザーは快速馬として天皇賞(秋)を始めとする重賞5勝を挙げました。そして、スガノオージも代表的な産駒の1頭ということになるのでしょう。

 実は、このサクラトウコウの産駒が1994年と1995年の毎日王冠を連覇しているのです。1994年の優勝馬がネーハイシーザー、1995年がスガノオージなのです。

 中央競馬で27戦3勝なるも、2つの重賞に勝ったスガノオージは、1999年8歳の年に再び道営競馬に戻りました。そして6戦を走り勝つことが出来ずに2001年に引退しました。地方競馬→中央競馬→地方競馬と50戦を走り続けた馬は珍しいと思います。

 毎日王冠が重馬場になる度に、あの450kg位の小柄な鹿毛のスガノオージ号が逃げ切るシーンを思い出します。堂々たる逃げ切りでした。

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