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HOME   »  2014年10月17日
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 2年に1度開催される、プロゴルフのアメリカ代表チームと欧州代表チームの団体対抗戦「ライダーカップ」の2014年大会が、10月5日にかけてスコットランドのグレンイーグルス・コースで開催され、欧州チームがアメリカチームに3日間通算16.5対11.5の5ポイント差で快勝、3大会連続の勝利を挙げました。

 1927年開始という歴史と伝統を誇る対抗戦ですが、プロゴルファーが出場する大会にもかかわらず「賞金0」というのが特徴でしょう。プレーヤーは、メンバーに選出されたという名誉とチームの勝利の為に全力を尽くすのです。

 「ライダー」の名称は、1927年当時イングランドの大富豪であったサミュエル・ライダー氏が優勝カップを寄贈したことによりますが、1927年から1971年までは「アメリカチームとイギリスチームの対抗戦でした。
 1973年大会からイギリスとアイルランドの連合チームとなり、1979年からは欧州連合のチームとなりました。

 欧州側がイギリス→イギリス&アイルランド→欧州連合と拡大して行ったことからも解るように、当初はアメリカが圧倒的に強い大会でした。

① 1927年~1971年のアメリカVSイギリスの時代 19回開催の大会ではアメリカ15勝・イギリス3勝・1引分。
② 1973年~1983年のイギリスにアイルランドが加わり欧州連合となった初期の時期6大会では、アメリカが6連勝。

 と、アメリカチームが欧州チームを圧倒しています。イギリスあるいは欧州チームは、時折接戦を演じることも有ったのですが、結局はアメリカが勝つ大会が続きました。

 ところが、1985年大会から様相が一変します。

③ 1985年~1999年の8大会では、アメリカ3勝・欧州4勝・1引分と互角の対戦成績となったのです。

 2001年の大会が「9.11.のテロ」の為に2002年に延期となり、21世紀のライダーカップは偶数年開催となりました。

④ 2002年~2014年の7大会は、欧州連合6勝・アメリカ1勝と欧州連合が圧倒する内容となっています。

 アメリカが圧倒的に強い大会であったライダーカップは、20世紀末に互角の大会に変貌し、21世紀には欧州連合が圧倒的に強い大会となっているのです。凄まじい変わり方だと思います。
 これはもちろん、欧州各国のプロゴルファーのレベルが年を追う毎に向上していることを示しています。

 今大会でも、1日目2日目のフォアサム8試合とフォアボール8試合(いずれもマッチプレー方式)を終えて欧州連合が4ポイントをリード。最終3日目は代表全選手による個人戦12試合(マッチプレー方式)が行われ、欧州連合が5勝4敗3引分として、結果16.5対11.5の5ポイント差で勝ったのです。(1勝で1ポイント、引分0.5ポイント、負け0ポイント)

 2010年大会、2012年大会が共に1ポイント差の接戦(共に欧州連合の勝利)であったことを踏まえると、5ポイント差は大差と言えます。
 個別の試合の内容を見ても、個人戦でロリー・マキロイが5and4でリッキー・ファウラーを下し、マーティン・カイマーがババ・ワトソンを4and2で破り、ジェイミー・ドナルドソンがキーガン・ブラッドリーを4and3で倒すなどの、欧州チームのプレーヤーによる圧勝が目立ちました。

 この大会の代表は、各チーム12名の内10名は、アメリカPGAツアーのアメリカ人ゴルファーの上位10名と欧州ツアーの欧州出身ゴルファーの上位10名が自動的に選出され、残り2名がキャプテンの推薦となっていますから、その結果には各々の地区のプロゴルファーの実力が如実に表れます。

 今大会ではフォアサムの8試合でアメリカチームが1勝7敗と惨敗したことが、結果に現れた形ですので、アメリカチームにも十分に反撃のチャンスがあるとはいえます。
 しかし、21世紀に入ってからの圧倒的な成績の差は、彼我の実力差が相当大きなものになっている証左とも言えるのです。

 20世紀中盤以降の近代ゴルフを常にリードしてきたアメリカゴルフ界は、その強化体制等についての抜本的な見直しを迫られているのかもしれません。

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