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HOME   »  2014年11月13日
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 11月11日のフジテレビの番組・小倉智昭の「とくダネ!」の中で、ATPツアーファイナル2014に進出した8選手への「特別な待遇」が紹介されていました。

 広いホテルと専用の車による移動、ハイクラスな席での飛行機によるロンドン到着等々、通常のツアー大会なら自らの費用負担で転戦するところですし、宿泊・会場入りも当然ながら自分で準備しなければなりません。ファイナル進出者は特別なのです。

 「この雰囲気に呑まれないように頑張る」といった趣旨の、錦織選手のコメントも紹介されていました。

 ATPツアーファイナルが特別な大会であることを示すための、主催者側の演出であることは間違いありません。

 11日時点で、錦織選手の1次グループでの成績は、マリー選手に勝ち、フェデラー選手には敗れて1勝1敗と「想定の範囲内」でしょう。残されたラオニッチ戦に勝利して2勝1敗とすれば、決勝トーナメント進出の可能性は十分です。

 さて一方で、今から20年ほど前に、出張で新大阪駅の新幹線ホームを歩いていると、長身で極めてスリムな女性が、大股で私の前を歩いて行きます。大きな荷物を抱えていながら、とても力強く速い歩行なのです。
 シュティフィ・グラフ選手でした。

 当時、全盛期を迎えていた「世界最強の女子テニスプレーヤー」として、日本の大会に出場するか、したか、であったのでしょう。

 グラフ選手の後ろから、小柄で小太りの女性が懸命に歩いて追いかけます。グラフ選手の母親だと思いました。この頃、グラフ選手は母親とともに転戦していたのです。

 グラフ選手のキリリとした表情、背筋を真っ直ぐに伸ばし、大股でタンタンという感じで歩く姿、鍛え上げられたとても細いシルエット、にオーラが、とても強いオーラが漂っていました。

 それにしても、20年ほど前にはシュティフィ・グラフ程のプレーヤーでも、自分で大きな荷物を持ち、新幹線で移動していたのです。
 当たり前のことと言われるかもしれませんが、仕事としてのツアープレーヤーの大変さが感じられました。

 現在の錦織選手には「チーム錦織」が付いていることは、広く知られています。もちろん、錦織選手が自分のお金で組成しているチームなのですが、世界中どこに行くときも、トレーナー他の3~4人が同行しています。体調管理やスケジューリング等々に活躍しているのでしょう。

 ひとりで転戦しているように見えたグラフ選手と、チームで行動する錦織選手、どちらがどうと言うことではなく、「20年の間にプロテニス界も変わった」という風に考えたいと思います。グラフ選手の時代と、錦織選手の時代とが違うのでしょう。

 この変化が進歩なのかどうかも分かりませんが、「多くの人の生活を支える事業」としてのプロテニスツアーは、関係者による日々の努力無しには何十年もの間存続するのは、容易なことではないのでしょう。
 
 ツアーファイナル進出8プレーヤーへの特別待遇も、チーム錦織の存在も、まさに2014年の世界トップクラスのプロテニス界に観られる事象なのです。
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 大相撲の2014年11月場所も4日目を終えて、各力士のコンディションが明らかになりつつあります。

 そうした中、稀勢の里関が4戦全勝、高安関が3勝1敗と白星を積み重ね、相撲内容にも素晴らしいものがあります。

 日本出身力士最強と呼ばれて久しい稀勢の里と、平成生まれ初の三役力士・高安は、このところ本来の相撲を見せることが出来ず、やや停滞している感じでした。その2力士が、突然?の様に「絶好調の相撲」を展開しているのです。
 9月場所から11月場所までの、わずか2ヶ月の間に、いったい何があったのでしょうか。

 また、稀勢の里と高安は、旧鳴門部屋出身(現在は田子ノ浦部屋)の力士です。
 鳴門部屋で、元横綱・隆の里(2011年11月逝去)の厳しい指導を受けてきた力士なのです。

 隆の里・鳴門親方の指導は独特のものであったと伝えられています。筋力、特に上半身の筋力の強化により横綱を張った怪力・隆の里関らしい指導方法であったようです。

 まず、上半身の筋力強化の為に筋トレを徹底して行うこと、そして、他の部屋での稽古を行わないことの2点が独特です。
 四股やぶつかり稽古などの伝統的トレーニング方法により鍛え上げ、他部屋への積極的な出稽古の実施により、様々な体格の力士、様々な型の相撲に接することで強くなる、という方法とは、対極にあるやり方なのです。
 特に、「他部屋への出稽古は厳禁」であった点が、とても特徴があると感じます。まだ力が付いていない段階で、強い力士と稽古して苦手意識を持つことを避けるための施策、と聞いたことがあります。

 従って、稀勢の里や高安は、出稽古を全くする事無く成長してきました。(最近は出稽古も少しずつ行うようになっているようです)

 結果として、稀勢の里と高安の相撲には共通点があります。調子が悪い時には立ち合いが高く、相手の当たりを受け止めてから、上半身の動きで料理するという形です。この相撲内容ですと、相手力士の当たりを受け止める力が不足していると、押し込まれることが多くなり、なかなか思ったような相撲が取れないということになるのです。

 不調の時には相当格下の相手でも、一・二歩は後退してしまう稀勢の里の相撲は、こうした環境から生まれているのでしょう。

 一方で、稀勢の里が白鵬に勝つ時などは、一歩も下がらず攻撃を続けることが出来ます。つまり、本来の鳴門部屋の相撲は、高目の立ち合いで上半身が起きているにもかかわらず、相手力士の押しを受け止めて攻撃を出していく相撲なのでしょう。おそらく、とても難しい相撲なのではないかと思います。

 そして、今2014年11月場所の稀勢の里と高安は、この理想とする「鳴門部屋の相撲」を展開できているように感じます。素晴らしいことです。

 場所前、稀勢の里には「体調の良さ」が伝えられていました。それが「一歩も引かない取り口」と白星に、結び付いていることを考え合わせると、このところの不調は「体調不良が原因」であったのかもしれません。
そうなると、今場所は大いに期待できることになります。横綱に最も近い力士と言われてきた稀勢の里関が、本領を発揮する時が来たのです。

 高安関は「大関になりたいという強い気持ちをベースに猛稽古を積んできた」と伝えられました。その気迫と体調の良さが相俟っての相撲内容なのでしょう。3日目の日馬富士戦などは、互角以上の相撲内容でした。

 今場所は、旧鳴門部屋の相撲から眼が離せません。

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我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

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