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HOME   »  2014年11月14日
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 これは競技スポーツの話です。それも、相当高いレベルの「勝負に拘る競技」についての話です。

 日本一や世界一を目指す競技においては、プレーヤーには「精神的な強さ」が求められることは、言うまでもありません。「絶対に負けないという気迫・自信」や「最高潮に体を動かしていくための心持ち」が不可欠でしょう。

 こうした気迫・自信・心持ちを保持した上で、あるいは、こうした不可欠な精神状態の下で、相手プレーヤーに勝る体力・筋力・技術を発揮することなくしては、勝利は到底覚束ないと思います。

 従って、コーチや監督に求められる資質は、

① 高いレベルのゲームにおいて「絶対に負けないという気迫・自信」を持ち得るプレーヤーの中から、体力・技術等に優れたプレーヤーを選抜すること
② ゲームに臨んで、プレーヤーやチームを気迫・自信溢れる状態=戦える状態に引き上げること。特に、互角あるいは相手の方が強いゲームにおいて、こうした状態を醸成する必要があります。日本一・世界一を目指す時には、そうしたゲームが多いからです。
③ そうしたゲーム、プレーヤーやチームが気迫溢れる状態にある中で、その実力を最大限に引き出すための準備、ゲーム前のプレーヤーの体調管理・調整、戦術・戦法の構築・実施、ゲーム中のチーム運営等々を、行うこと

 ということになると考えます。

 そして、気迫十分で戦いに臨むプレーヤーと同レベル、あるいはそれ以上の気迫を持ちながら、極めて冷静な判断力でプレーヤーを指導して行かなければならないのです。
 これは、「気迫」と「冷静さ」のバランスという問題ではありません。「気迫」は必須のものですから、気迫十分な状態で、どれくらい冷静でいられるかという問題です。

 つまり、「絶対に負けないという気迫・自信」の具備無く、「弱気・怯み」の中で、どれ程「冷静」であっても、無意味というか有害であろうと考えます。

 コーチや監督がゲームに臨んで怯んでいれば、プレーヤーにはその気持ちが伝わってしまいます。弱気で怯えている監督など、当然ながら居ない方が良いのです。
 ゲームに深く咬み込むこと無く、評論家の様に分析を述べる監督やコーチは、プレーヤーに相手にされないでしょう。そんな人の話を聞くことは時間の無駄ですし、その話を聞いたが為にプレーヤーの心持ちが悪い方に向いてしまうリスクもあります。実は、とても大きなリスクなのです。

 さて、監督・コーチが「絶対に負けないという気迫・自信」を自身が持ち、プレーヤーにも保持させる=「戦うプレーヤー・戦うチーム」状態を実現する方法は、各々の指導者の性格やキャリアにより、様々でしょう。

 普段から、とても怖い印象を与えながら、ゲームに臨む気迫を醸成する指導者も居るでしょう。例えば、前東北楽天ゴールデンイーグルス監督・星野仙一氏はそうしたタイプのひとりかもしれません。
 中日ドラゴンズにおける現役選手時代から、気迫十分のプレーで知られた星野氏ですが、監督になってもゲーム中の迫力満点の采配振りは、常に名物でした。
 一方で、その選手交代やサインは極めて冷静・沈着なものであったと感じます。そうでなければ、日本プロ野球で任された全てのチームにおいて優勝など出来る筈がありません。星野仙一氏は、選手を気迫に満ちた状態に押し上げた上で、「冷静な」判断・指揮ができる指導者であったと感じます。

 一方で、サッカーのイビチャ・オシム監督の様に、普段から冷静な様子でありながら、ゲームに臨んでは、チームを気迫十分な状態に引き上げた上で、プレーヤーの良い点を引き出す能力に長けている指導者も居ます。
 オシム氏は、いつも「弱いと言われているチーム」を引き受け、必ず強くする監督でした。相当高度な指導力・スキル・ノウハウを保持していたと感じます。

 頭書の「日本一・世界一を目指すプレーヤーやチーム」において、絶対に回避しなければならない指導者は、理論・理屈は披露するが、ゲームに臨んで怯む人物です。
 多くの場合、そうした人物の「解ったような理論・理屈」は間違っていたり、ピントが外れています。何故なら、高いレベルの競技スポーツにおいて、勝敗を分ける最重要要素である「気迫・自信」の有無・大小と、そこから生ずるプレーの違いという視点が欠落しているからです。必然的に、役に立たない理論・理屈になってしまうのです。

 その人物が競技スポーツの指導者に向いているかどうかは、1度ゲームを指揮させてみれば直ぐに分かります。プレーヤーやチームが生き生きと動いているかどうかを観るのです。

 また、こうした「精神力・心持ち」をハンドリングするスキルは、残念ながら30歳を過ぎてから改善・錬成・習得することは相当難しいと感じますから、1度指揮させてみて不都合であった30歳以上の指導者は、日本一・世界一を目指すプレーヤー・チーム・競技には不適格でしょう。2度と使うべきではありません。次回は改善する、良化するという可能性は極めて低い上に、回を重ねるとプレーヤーやチームに悪影響を与える懸念があるからです。

 世界には、多くの競技に数多の素晴らしい指導者が存在します。様々なゲームにおいて、自らの性格やキャリアを踏まえて、プレーヤーやチームの力を最大限に引出し、勝利をもたらす「名将」と呼ばれる指導者です。

 我が国も、多くの競技に多くの有能な指導者を輩出する国になりたいものです。それが、多くのスポーツ競技の国際大会における日本人・日本チームの好成績に直結することは、言うまでもありません。

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