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HOME   »  2014年11月15日
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 テニス発祥国イギリスのロンドンで行われているATPツアーファイナル2014は、1次リーグの終盤に差し掛かりました。
 日本の錦織選手はB組の2位となり、1位のフェデラー選手と共に決勝トーナメント・準決勝への進出を決めました。日本人プレーヤーとして、史上初めて出場した大会で1次リーグを勝ち抜いたというのは、まさに快挙です。

 錦織選手のここまでの戦い振りを観ると「大会での組み立ての上手さ」が感じられます。
 つまり、初戦・第二戦のマリー戦・フェデラー戦のどちらかで1勝し、最終・第三戦のラオニッチ戦に準決勝進出を掛けるという戦略です。

 世界のトップランカー8名しか出場できない大会なので、どの選手も強いのは当たり前ですから、選手としては「自分のリソースの使い方」がポイントとなります。
 体力・技術・スピードといった要素で構成される自らのリソース=戦闘力と呼んでも良さそうです、は当然ながら有限です。厳しいスケジュールの下では、全ての試合に全力投球というのは極めて難しいことでしょう。

 錦織選手は初戦のマリー戦に注力し、これまで勝ったことが無かった相手をストレートで下しました。大会前の戦略の一部を達成しましたから、フェデラー戦ではリソースを使わなかったのではないかと考えます。
 フェデラー選手が快勝したこの試合後のインタビューで、フェデラー選手は「今日の錦織は調子が悪かったのでは」とコメントしています。

 私は、錦織選手は調子が悪かったのではなく、戦闘力を使わなかった・温存したのであろうと考えています。ラオニッチ戦に向けての対応です。

 こうした戦略の立案・実行は、世界最高レベルの大会に臨むプレーヤーとして当然のことでしょう。もちろん、当該の戦略が上手く行かないこともあるでしょうが、戦略無しで臨むよりは遥かに先に進める可能性が高いと思います。
 言うまでも無い事でしょうが、この大会に出場してくる選手は皆、こうした戦略を立案・実行できる選手ばかりでしょう。そうでなければ、世界のトップ8になど入れる筈がありません。

 ところで、錦織選手の第三戦の相手は、試合開始1時間30分前に変更になりました。ラオニッチ選手が太腿の怪我の為に棄権し、代わりにフェレール選手が登場したのです。

 「代わりに」といっても、準備万端の状態でなければいきなり出場してくることなど出来ないのが道理で、世界ランク10位のフェレール選手は、今大会の補欠選手として準備していたのです。
 そして、主催者側は「フェレール選手が試合に出場するしないにかかわらず、約1000万円の『待機料』を用意」していたそうです。
 こうした棄権という突発事象が無ければ、フェレール選手が登場することも無かったわけですが、コートに登場しなくとも1000万円が用意されているというのは、当然のこととは言え、主催者側の手厚い対応です。

 この日会場に詰めかけたファンは「錦織VSラオニッチ」という、世界最高水準の試合を観に来ていたのです。高額なチケットを購入して、「世界最高レベルのエンターティンメント」を、とても楽しみにしていたことでしょう。

 ラオニッチ選手の棄権により、試合が無くなってしまうことは、こうしたファンの期待を大きく裏切ることになりますから、絶対に回避しなくてはなりませんので、「補欠選手」が必要となります。

 その補欠選手と錦織選手の試合が、世界最高水準では無く、気持ちも入っていない試合であったなら、試合が無くなるよりは良いものの、やはりファンの期待に相当に応えた対応とは言えないでしょう。

 従って、「準備万端の世界トップランカーの補欠選手」が必要となるのです。そのための1000万円ですから、決して高くは無いと感じます。

 今大会の主催者は、プロスポーツのあるべき姿を良く把握し、十分なる準備をしてきたと思います。
 極上のエンターティンメントの
第一の主役は、観客
第二の主役は、選手
 であるという、当然のことながらも、忘れられてしまいがちな大原則を遵守したのです。

 観客には、万一に備えて出場するかしないかわからない選手を高額な報酬で待機させ、出場選手には、大会に関する衣食住・移動手段の全てを高いレベルで用意しました。
 ファンの方々の出費・支持によって成り立っているというプロスポーツの大原則、そのプロスポーツの中でも世界最高レベルの大会に求められるクオリティ、といった要素を十二分に理解した上で運営している、今大会の主催者のレベルの高さをも、感じさせる大会です。
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 第39回エリザベス女王杯G1は、2014年11月16日京都競馬場芝外回り2200mコースで行われます。

 3歳と古馬の牝馬が激突する秋のビッグレースです。歴史と伝統を踏まえても、秋の「牝馬日本一決定戦」と呼んで良いこのレースは、今年も18頭フルゲートとなりました。

 まずは「格」から観てみましょう。

 最も格が高いのはメイショウマンボ。オークス・秋華賞・エリザベス女王杯2013とG1レース3勝という圧倒的な成績を誇ります。2013年秋の強さであれば、今年も勝ち負けのレースとなるのでしょうが、2014年の6月から極端な不振に陥っています。前走・前々走ともに10着以下という、考えられないような凡走が続いているのです。原因が解明され、対応策が実行されていれば、最有力の1頭であることは間違いないのですが。

 続いてはヴィルシーナ。2年連続のヴィクトリアマイル優勝でG1レース2勝馬です。前走のG1宝塚記念も3着と健闘しています。4ヶ月半振りと間が空いた点についての評価が必要ですが、大事に使われているとも言えますので、有力馬の1頭でしょう。

 続いてはホエールキャプチャ。2012年のヴィクトリアマイル優勝馬にして、その他に重賞4勝の実績馬です。前走・前々走もG2レースで3着・3着と健闘していますが、6歳になって、全盛時より少し力が落ちてきた感じは否めません。

 続いてはヌーヴォレコルト。桜花賞3着、オークス優勝、秋華賞2着と今年の3歳牝馬の中心に居る馬であることは間違いありません。加えて、8戦4勝2着2回と、安定感も抜群です。

 続いてはショウナンパンドラ。前述のヌーヴォレコルトを秋華賞で破りました。こちらも9戦4勝2着4回という安定感が魅力です。

 一方の上がり馬では、5月のヴィクトリアマイル5着にして、8月のG2クイーンカップを制したキャトルフィーユ、前走・G2府中牝馬Sを勝ったディアデラマドレ、同じ府中牝馬Sの2着馬スマートレイアー、が目に付きます。

 そして、その他では、桜花賞2着のレッドリヴェール、オークス5着・秋華賞4着のブランネージュ、を忘れてはいけないでしょう。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、3枠5番のヌーヴォレコルト。3歳の最高実績馬にして、抜群の安定感、加えて自在な脚質は、軸馬にピッタリです。京都外回りの長い直線で、オークスで魅せた粘り強い脚を発揮してくれることでしょう。

 第二の注目馬は、6枠12番のショウナンパンドラ。ヌーヴォレコルトを破っているという実績と、順調さがポイントでしょう。現時点では、3歳の2頭の力・安定感が勝っているように思います。

 第三の注目馬は、8枠17番のブランネージュ。そろそろ本格化してくれるのではないでしょうか。3歳秋のシンボリクリスエス産駒に期待します。

 以上の3頭に注目したいと思います。

 3歳馬ばかりになってしまい、メイショウマンボ・ホエールキャプチャ・ヴィルシーナといったお姉さん達に、怒られそうですね。

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Author:カエサルjr
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