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 フィラデルフィア・イーグルスのランニングバックRB、ダレン・スプロールズ選手の活躍が続いています。

 2005年にデビューし、既にNFLキャリア10年目のベテラン選手ですが、今シーズンの活躍は一味違う感じがします。

 公称では身長168cm・体重86kgと表記されています。しかしこれは公称で、実際の身長は165cmも無いのではないかと思います。NFLでは小さい、とても小柄なプレーヤーです。

 今シーズン第10節(11月11日)までの8試合の成績は、ラン36回で236ヤードのゲイン・4タッチダウンTD、パスレシーブ21回で257ヤードと、リーグトップを争うような数字では無いのですが、ここぞという時のプレーは極めて印象的なものです。まさに「記録より記憶に残るプレーヤー」なのです。

① ポジショニングと走るコース

 「視野が広い」ということでしょうか、パスレシーブの際の位置取りの上手さは抜群ですし、ランプレーの時のコース取りも独特というか、まさにプロフェッショナルという感じです。

② 柔らかく無駄の無い動き

 動きがとても柔らかい感じがします。かといってクニャクニャしているのではなく、自然な動きなのです。
 相手守備陣が数人で待っている場合でも、「するり」という感じで抜けて行きます。どうやって抜けたのだろうかとリプレーを観ると、成る程と唸らされるのです。

③ ここぞという時のプレーヤー

 頭書の今季成績を見ても、ラン1回当たりのゲインは6.6ヤード、パス1回当たりは12.2ヤードと、これはとても良い数字です。
 スプロールズ選手を使う時、イーグルスは大きなゲインをイメージしたプレーを企図しているのでしょう。そして、スプロールズ選手も役割期待に応えているのです。

 今季のイーグルスは、第10節を終えて7勝2敗、NFC東地区の首位を快走しています。

 チップ・ケリーヘッドコーチHCの標榜する「アップテンポな攻撃」が効果を挙げているのです。昔ならノーハドル・オフェンスと呼ばれたのでしょうが、ひとつの攻撃から次の攻撃に移る間の時間が極めて短く、直ぐに次の攻撃プレーがスタートしますから、相手チームの守備陣は準備が間に合いません。
 驚くべきは、審判団の準備が間に合わず、プレーが取り消しになることさえあることです。

 クオーターバックQBのマーク・サンチェス選手やRBのルショーン・マッコイ選手、ワイドレシーバーWRのジェレミー・マクリン選手・ジョーダン・マシューズ選手、そしてスプロールズ選手等を中心とした攻撃陣が、見事に機能しているのです。

 今季のイーグルスは好成績が期待できると思います。

 ここぞという場面でのスプロールズ選手のミラクルプレーが、イーグルスを2004年以来のスーパーボール出場に導く可能性は十分です。
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