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HOME   »  2015年04月04日
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 第87回選抜高校野球大会の決勝は4月1日に行われ、敦賀気比高校が3-1で東海大学第四高校を破り優勝しました。

 福井県の敦賀気比と北海道の東海大四という「雪国チーム同士の決勝戦」として注目されたゲームは、1回の表裏に共に1点ずつを取り合い1-1、2回以降は敦賀気比・平沼投手と東海大四・大沢投手の「息詰まる投手戦」となりました。

 まずチャンスを掴んだのは敦賀気比でした。4回の裏、ヒットとエラー2つで「ノーアウト満塁のチャンス」が到来したのです。
 東海大四から観ると、2つのエラーで招いてしまったピンチですから、失点の可能性が高いと思われました。

 しかし、ここで東海大四・大沢投手が素晴らしい投球を魅せました。敦賀気比8番の加門選手を見逃がしの三振、9番の木下選手を空振りの三振、1番篠原選手をショートゴロに打ち取って、この大ピンチを凌ぎ切ったのです。
 「取りたい時に三振が取れる」というのは、相当レベルが高い投手です。それも甲子園大会の決勝戦なのですから、この大沢投手の投球は「見事の一語」でしょう。

 1-1の同点から、これ以上無い・無死満塁というピンチを切り抜けたのですから、「試合の流れが東海大四に傾く」のは、自然なことです。
 6回表にワンアウト1・2塁、7回表に1死2・3塁のチャンスを逃した東海大四に、8回表絶好のチャンスが到来しました。2塁打とエラーでノーアウト2・3塁としたのです。

 イニングも8回まで進んでいますから、この段階での得点は重いものです。
 ここで東海大四はスクイズを選択しましたが、敦賀気比バッテリーは完全に見抜いていて、これを外し、3塁ランナーを三本間に峡殺しました。
 このプレーで、5回以降東海大四に在った試合の流れが、敦賀気比に傾いたのでしょう。

 8回裏、四球と送りバントで1死2塁として、6番の松本選手を迎えました。そして、その松本選手がレフトスタンドにホームラン。今大会・自身3本目のホームランは、第87回の紫紺の大優勝旗の行方を決めるホームランともなりました。

 東海大四・大沢投手にとって惜しまれるのは、この回先頭の敦賀気比4番の平沼選手(投手)へのフォアボールでしょう。
 ゲームの流れが大きく変わっている中での与四球は、ノーアウトランナー1塁という状況以上のプレッシャーを東海大四チーム・バッテリーに及ぼし、これまで「思い切った投球を展開」してきた大沢投手の投球にも、大きな影響を与えたと感じます。

 珍しく甘く球威が不足した球が、松本選手に投じられたのです。これを見逃すことなく、ライナーでレフトスタンドに運んだ松本選手のバッティングを褒めるしかないプレーでした。

 「全く互角の決勝戦」であったと思います。

 4回の大チャンスを逃した時には、敦賀気比が苦しくなったかと思いましたが、7回・8回のチャンスを東海大四が物に出来なかったことで、試合の流れは再び敦賀気比に戻ってきたのでしょう。

 「どちらが勝っても初優勝」というゲームに臨んで、「勝利の神様」も迷いに迷ったのでしょうが、最後は「既に夏の甲子園で優勝経験が有る北海道勢」よりも「まだ一度も優勝したことが無い北陸勢」に微笑んだ、ということなのかもしれません。

 このところ、甲子園大会のベスト8以上への進出が目立つ「雪国チーム」に大いなる勇気を与える、敦賀気比高校の初優勝でした。

 そして、全国各地域の高校野球のレベル差が本当に小さくなったと感じさせる「センバツ2015」でもありました。
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