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HOME   »  2015年04月08日
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 1976年(昭和51年)にTBSがマスターズトーナメントの生中継を始めました。

 その画像を初めて見た時の感動は、今でも忘れることが出来ません。
 とにかく「美しい絵」だったのです。

 まさに緑一色のフェアウェイ、アザリアやハナミズキの花が咲き乱れ、パトロンは1打1打のスーパーショットに大歓声を上げます。

 我が国では「春まだ浅き時期」ですが、その絵の暖かそうなことと言ったら、パトロンは半袖で観戦しているのです。

 そして、世界のトッププレーヤーがフェアウェイを闊歩しています。ジャック・ニクラウス、トム・ワトソン、ゲーリー・プレーヤー、レイモンド・フロイド・・・。

 TBSのテレビ放送が私達に提供してくれたものは、「これまで観たことも無い絵」であり、「世界超一流のゴルフトーナメント」であり、「最高のエンターテインメント」であり、「本物」でした。
 
 当時としては画期的な企画であり、大袈裟に言えば「テレビが提供できる最高のコンテンツ」であったように思います。

 時差の関係で、トーナメント期間中は「毎朝早起き」が義務付け?られます。これは、現在でも変わりません。
 しかし、毎日目覚まし時計をセットして、眼をこすりながらテレビのスイッチを入れると、あの「テーマ曲」が聞こえてきます。幸せな瞬間でした。

 爾来、一度も見逃すことなく、このテレビ放送を観続けて来ました。毎年この時期は「寝不足」なのです。

 毎回素晴らしいトーナメントが展開されますが、1976年~2014年の放送の中で、最も印象に残っている2つのシーンを挙げましょう。

① 1986年 ジャック・ニクラウスの最後の優勝

 最終日に追い上げたニクラウス選手が17番のバーディでトップに立ち優勝しました。この大会でニクラウス選手は、長年愛用したジョージ・ロウのL字パターから「(フェースが)大きなパター」に代えて出場していました。

 その「でかパター」で打ったパッティングが、思っていたよりスライスせずにカップに吸い込まれました。ニクラウス選手はパターを持った左腕を高々と掲げ、パトロンは大歓声で応えました。

 このパッティングの絵は、カップからニクラウス選手に向かっての絵でしたが、結果として素晴らしい絵となりました。

 この時のニクラウス選手の46歳でのメジャートーナメント制覇は、現在でも「メジャートーナメント優勝最年長記録」として残っています。

② 1987年 ラリー・マイズ選手の奇跡のチップイン

 この年は、この頃全盛期を迎えていたグレッグ・ノーマン選手(オーストラリア)と地元オーガスタ出身のラリー・マイズ選手のプレーオフとなりました。

 11番パー4、グリーン左の池が待ち受ける難ホールです。ノーマン選手は2オンに成功し、マイズ選手はグリーン右に大きく外していました。

 マイズ選手のアプローチは池に向かってのものであり、グリーンは池に向かって傾いていますから、寄せるどころか、少しでも強いアプローチショットとなれば池に入ってしまう可能性も有りましたので、「絶対に寄らないアプローチショット」と見られていました。

 ただし、TBSの放送の解説者・陳清波プロは「こういう時は思い切って打っていくと、良い結果になるよ」とコメントしました。

 はたして、マイズ選手は2バウンドでグリーンに乗って行くアプローチショットを放ちました。グリーン上を走るボールの速度はなかなか落ちません。「相当オーバーする」と感じた時、ボールがカップに吸い込まれました。

 マイズ選手は両手を挙げて飛び上がり、夕闇迫るオーガスタ・ナショナルゴルフクラブに大歓声が響き渡りました。

 1970年代~80年代にかけては、日本人プレーヤーのメジャートーナメント挑戦が本格化した時期でもありました。
 マスターズトーナメントでも、尾崎将司選手や中島常幸選手の活躍に一喜一憂したものです。ジャンボ尾崎選手の「マスターズ8位」は、「日本人選手でも十分に世界で戦って行ける」と感じさせる快挙であったと、現在でも思います。

 そして、2015年4月9日から始まる第79回大会には、松山英樹選手が挑戦します。既にアメリカPGAツアーで優勝している松山選手には、マスターズ制覇の可能性が有ると思います。初日・2日目で、あのポテトチップスの様なグリーンの感覚が掴めるかどうかが、ポイントでしょう。

 さて、このTBSのマスターズ放送で、サラリーマンになって以降の私自身がまだ達成できていないことが、ひとつあります。
 「月曜日の朝、最後の1時間のプレーをテレビの前でライブで観たことが無い」のです。

 この時期の「月曜日の休暇取得」が難しいことが主な要因でしょう。

 ワンセグ放送が始まってからは「電車の中で携帯電話の画面で観る」ことが出来るようになりましたが、画面も小さく、歓声を挙げることも出来ませんから、相当な不完全燃焼です。

 マスターズトーナメントのサンデーバックナインをライブでゆっくりと観ることが、私の夢のひとつです。(小さな夢で恐縮です)

 2015年の中継放送で40回目を迎える取組に深謝申し上げるとともに、この夢が実現できる日まで、TBS・東京放送さんには是が非でもマスターズ生中継を続けていただきたいと思います。
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