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HOME   »  2015年05月12日
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 アメリカ・フロリダ州のTPCソーグラスコースを会場に開催されていた、2015年のザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ大会は、アメリカのリッキー・ファウラー選手が残り4ホールからのチャージでトップタイに立ち、3人によるプレーオフを制して、この大会初優勝を遂げました。

 ファウラー選手はPGAツアー2勝目を、ツアー最高賞金大会で達成したのです。

 最終日の14番ホールを終わって、ファウラー選手は通算7アンダーパーでした。この頃のトップはセルヒオ・ガルシア選手(スペイン)の11アンダーでした。難しい17番・パー3、18番・パー4を残しての4打差は「絶望的」と思われました。
 難しいホールを残している時には、上に居る方が有利なのは道理です。

 ここから、ファウラー選手の猛チャージが始まったのです。
 15番ホールでバーディを奪うと、16番・パー5では第二打をピン横1mにヒットさせてイーグル。17番・アイランドグリーンのパー3も右隅のピンに果敢なるショットを放ちバーディ、18番の左側全てが池のパー4も綺麗にパーオンさせてのバーディと、「上がり4ホールで5アンダー」という驚異的なプレーでした。

 そして、12アンダーでホールアウトした時には単独トップに立っていましたから、「この勢い」からして、ファウラー選手の優勝が決まったかのような雰囲気でした。

 ところが、そこは「世界最高レベルのPGAツアー」の最高賞金トーナメントです。そう簡単?には、問屋が卸しませんでした。

 一度スコアを崩したセルヒオ・ガルシア選手と、同じアメリカのケビン・キスナー選手が12アンダーまでスコアを伸ばし、3プレーヤーによるプレーオフに突入したのです。ひとりのみならず二人までも並んでくるというところに、「PGAツアーの選手層の厚さ」を感ぜざるを得ません。

 プレーオフはまず「16・17・18番の3ホールのストロークプレー」で競われて、ガルシア選手が脱落。
 続いて、ファウラー選手とキスナー選手による、「17・18番を使ってのサドンデス」に入り、名物ホール17番のバーディで、ファウラー選手が勝ちました。

 緊張する場面では、トッププロでも池に打つ、それも「何度も池に打つ」光景をこれまで幾度となく観てきた難ホールである、17番・パー3で、今週のファウラー選手は、本戦の4ラウンドで3度のバーディ、プレーオフに入って2度のバーディと、「6度挑んで5度バーディ」という相性の良さでした。

 心理状態に加えて、風の強さ・向き等の環境の変化を考慮すれば、「グリーンの周りが全て池」といった風情の17番ホールで、6分の5というバーディ奪取率は、驚異という他は有りません。「半端なく正確なショットを打てるプレーヤー」であることを証明しました。

 身長175cmと、アメリカのゴルフプレーヤーとしては決して大きな方ではないものの、その「超アグレッシブ」なプレー振りと「派手なファッション」で人気が高いファウラー選手は、一方で最も「過大評価されているプレーヤー」とも言われ続けて来ました。

 確かに、これだけ人気が有りながら、これまでPGAツアーでは2012年のウェルズファーゴ選手権大会の1勝のみでしたから、こうした評も止むを得ない感じだったのです。

 しかし、ザ・プレーヤーズ選手権という、第5のメジャー、ツアー最高賞金額大会(優勝者に180万ドル・約2億1千6百万円)、そして4大大会並みの「強いフィールド」、近時なかなかアメリカ人プレーヤーが勝てなかった大会、で優勝した以上、これからはアメリカを意表するプレーヤーのひとりとして、注目されていくことでしょう。まだ26歳の若手です。今後の活躍がとても楽しみです。

 そして、この大会では石川遼選手の健闘も目立ちました。この大会初出場にも拘らず、3日目4日目に60台をマークしての通算8アンダー・8位タイという見事な活躍。
 3日目に一時は「トップタイ」に立つなど、「石川遼ここにあり」というプレーであったと思いますし、「爆発力」という石川選手の強みはまだまだ衰えていないことを示しました。

 結果として、石川選手にとって大きかったのは、この「強いフィールドの大会」におけるトップ10入りで、来シーズンのシード入りに大きく前進したことでしょう。「実利も極めて大きな活躍」だったのです。

 松山英樹選手も、2日目で調子を落としたものの、3日目に立ち直りの兆しを見せ、最終日は69打のラウンドを魅せて通算6アンダー・17位タイという好成績でした。こちらも1日目をトップタイでラウンドしていますから、今大会の日本人プレーヤー二人は、「共に一度は首位に立った」ということになります。
 素晴らしい活躍と言って良いでしょう。

 アメリカの若手、リッキー・ファウラー選手が本格化したプレーを展開し、石川遼選手が復活のプレーを魅せ、松山英樹選手が安定した強さを魅せた、2015年のザ・プレーヤーズ選手権でした。

 好天に恵まれた、印象的な4日間であったと思います。
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