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 [6月28日・ベスト8]
 日本1-0オーストラリア

 なでしこジャパンは、90分間優勢なゲームを展開しました。

 終始優勢なゲームを展開しながら1度のピンチで失点し敗れる、あるいは得点できないままPK戦で敗れる、ということも、このクラスの大会では間々有ることなのですけれども、これをキッチリと勝ち切ったところが、素晴らしいと感じます。

 そういう意味では、スコアこそ1-0という最少得点でしたけれども、「完勝」であったと言って良いでしょう。

 試合開始直後から、なでしこはゲームを支配しました。オーストラリアに殆ど何もさせなかったと思います。

 なでしこの方は、相手ゴール前に何度か迫りましたが、「あまりに綺麗なゴール」を目指し過ぎたというか、「点と点を繋ぐ攻撃」が確率の低い攻め=線が細い攻め、になってしまい、なかなかシュートが決まりませんでした。

 もう少し「ゴリゴリした攻め」、「混戦からのシュート」が望まれましたが、パスサッカーから相手守備陣の隙を付いて得点して行くサッカーが上手く行っている状況下で、「力攻め」も交えるというのは、難しいことなのでしょう。
 この形で良いと思いました。

 このゲームの特徴として、「反則が少なかったこと」が挙げられます。
 試合前の時点で、大会通算の被イエローカード数が、なでしこが2枚、オーストラリアが0枚という、「クリーンなチーム同士」の対戦でしたから、反則の少なさは想定の範囲内でしたけれども、試合が始まってからも本当にホイッスルが少ないゲームとなりました。

 加えて、両チームともピッチ外にボールを出すことが少ないチームでしたので、ゲームがなかなか途切れないのです。気が付くと3分間以上ボールが動き続けていることが、よくありました。

 こうなると、
① 選手の疲労が増すこと
② セットプレーが少ないこと

 に結び付きます。

 カナダ・エドモントンで行われたゲームでしたが、「今大会一番の晴天」に恵まれ?ましたので、気温は26℃。人工芝のピッチは優に30℃を超える酷暑のゲームとなりました。
 この暑さに、「ゲームが切れない」という現象が加わりましたから、プレーヤーにとっては「疲労がどんどん増していく」試合となったのです。

 前半35分過ぎから、両チームのプレーヤーの動きは相当落ちました。止むを得ないところでしょう。そういった環境下でしたが、動きの落ちはオーストラリアの方に、より目立ちました。

 中3日で臨んだなでしこと、中5日で臨んだオーストラリアでしたが、なでしこジャパンのコンディション調整は上手く行っていました。

 さて、「6対4でゲームを支配し続けた」なでしこですが、サッカー競技には優勢勝ちが存在しませんので、なんとしても先制点を挙げたい時間帯が続きました。

 そして後半42分、左からのコーナーキックCKを得ました。
 前述②のように、フリーキックFKなどのセットプレーが極めて少ないゲームでしたから、日本チームの武器である宮間選手の正確なプレースキックが活かせない展開だったので、こうしたCKは大切にしなくてはなりません。

 宮間選手のキックは、ファーサイドに放たれ、これをヘディングで狙ったものの、相手ディフェンダーの守りも良く、ボールはイーブン。混戦となりました。そして、ゴール前左サイドに位置していた岩渕選手の前にボールが流れ、岩渕選手はこれをキッチリと蹴り込みました。
 待ちに待った先制点でした。

 ゴール内のゴールライン上にディフェンダーが立っている状況下ではオフサイドは存在しません。こうしたカオスの状態では、チャンスは五分五分。諦めることなく詰めていた岩渕選手の目の前に「幸運が転がってきた」というところでしょうか。
 
 「攻め続けたなでしこに勝負の神が微笑んだ」と言っても良いのかもしれません。
 試合においては不思議なことが時々起りますが、この時間帯に得点が入るというのも・・・。

 この得点が後半42分でしたから、勝敗は一気に傾きました。
 残念ながら、オーストラリアチームには「攻めのリソースが残っていなかった」のです。

 「勝ちに入った」なでしこのピッチには、澤選手が居ました。
 キッチリ勝ち切るために、佐々木監督は澤選手を送り込んだのです。「背中でチームを牽引する」澤選手は、疲れ切ったチームメイトに大いなる勇気を与えたことでしょう。

 この勝利は、「120分間で勝ち切る戦略」を考えていたという佐々木監督・ベンチスタッフの勝利でもあったと思います。慌てることなくじっくりと戦う、というのは、こうしたビッグゲームではなかなか出来ないことでしょう。0-0が長く続いたゲームでしたが、選手達に焦りの色は観えませんでした。
 素晴らしいベンチワークであったと感じます。

 前回チャンピオンとして今大会に臨んだなでしこジャパンは、5戦全勝で準決勝に駒を進めました。 
 これは凄いことだと思います。

 次戦は、「休息期間が同じ状態」での戦いです。
 十分に勝負になるでしょう。
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