12月27日、中山競馬場芝2500mコースで開催される、第60回有馬記念競走G1の注目馬検討です。
師走の風物詩である有馬記念は、かつては人気薄の馬が優勝することもあったのですが、近時は「強豪馬」が強いレースになってきました。所謂「上り馬」がレース展開等に恵まれて勝利を収めることが少なくなってきた印象です。
「グランプリ」に相応しいレースになってきたと言えるのかもしれません。
一方で2015年の出走馬を観ると、これは「大混戦」という様相でしょう。
上位人気が予想される強豪馬には、それぞれ不安材料が有ります。
既に、皐月賞、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)、宝塚記念といったG1レースに勝ち、格から見れば他を圧しているゴールドシップは、近時の2戦で10着以下の大敗が続いています。本来の力を発揮できれば、圧倒的な本命であるべき馬の近時の不振が、レース予想を難しくしているのです。
2015年を見れば、9戦して重賞6勝という好成績のラブリーデイは、その安定感からも本命視される馬ですが、G1勝利は2200mまでの距離ですし、前走2400mのジャパンカップG1でゴール前差し切られているシーンを思い出すと、2500mの有馬記念を前にしては「距離の不安」が有ります。
今年の菊花賞馬、キタサンブラックには本格化の勢いを感じますが、同レースの内容を見ると、他を圧するような力の差はまだ感じられません。
3歳牝馬のルージュバックは、同期牝馬トップクラスの力を示していますが、勝ち切れないレースが続いていて、今回のメンバーを相手に勝ち負けの競馬が出来るかと言うと、やや心許ない感じもします。
4歳牝馬マリアライトは、このレース最大の「上り馬」でしょう。ヌーボレコルトに競り勝った、前走G1エリザベス女王杯の内容は濃いものでした。とはいえ、今回のメンバーを相手にゴール前の競り合いに持ち込めるかどうか。
4連勝中のアルバートは、前走G2ステイヤーズステークスで初重賞勝ち、勢いに乗っていますが、G1常連馬を相手にどこまで戦えるのか。
どのレースでも「一生懸命走る」サウンズオブアースですが、勝ち切れないレースが続いています。
菊花賞でキタサンブラックに1/2馬身差の3位と健闘したリアファルは、ここまで8戦して4着以下は1走だけと「とても安定した成績」を残していますが、G1レースの経験不足は否めません。
2連勝中のトーセンレーヴですが、ここまでG3勝ちひとつと言うのは気になります。
前走ジャパンカップで僅差2着に食い込んだラストインパクトには「一発大駆け」の魅力を感じますが、展開影響を大きく受けるようにも思います。
何か「不安材料の列挙」のようになってしまい、「夢のレース」の検討としては申し訳ない形になっていますが、それだけ「有馬記念2015は大混戦」なのであろうと思います。
さて、注目馬です。
第一の注目馬は、2枠4番のラブリーデイ。
迷いに迷って、本命馬に辿り着いた形です。距離不安は有りますが、中山の2500は小回りコースですから、展開次第では中距離馬にも十分にチャンスが有ります。
今シーズンの安定感では群を抜いていますから、川田騎手の絶妙の騎乗に期待します。
第二の注目馬は、6枠12番のリアファル。
様々な展開で上位を確保できる力が、大混戦のレースで活きるのではないでしょうか。ドゥラメンテを除けば、同期牡馬NO.1の安定感を見せるリアルスティールに完勝した神戸新聞杯G2のレース内容も、高く評価したいと思います。
第三の注目馬は、6枠11番のキタサンブラック。
3歳菊花賞馬の力に期待します。ここまで重賞3戦2勝・3着1回と、中山コースを得意としているところも魅力です。
今回は、以上の3頭に期待します。
ラストランとなるレースで、ゴールドシップがどのような走りを見せてくれるのか、とても楽しみです。
師走の風物詩である有馬記念は、かつては人気薄の馬が優勝することもあったのですが、近時は「強豪馬」が強いレースになってきました。所謂「上り馬」がレース展開等に恵まれて勝利を収めることが少なくなってきた印象です。
「グランプリ」に相応しいレースになってきたと言えるのかもしれません。
一方で2015年の出走馬を観ると、これは「大混戦」という様相でしょう。
上位人気が予想される強豪馬には、それぞれ不安材料が有ります。
既に、皐月賞、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)、宝塚記念といったG1レースに勝ち、格から見れば他を圧しているゴールドシップは、近時の2戦で10着以下の大敗が続いています。本来の力を発揮できれば、圧倒的な本命であるべき馬の近時の不振が、レース予想を難しくしているのです。
2015年を見れば、9戦して重賞6勝という好成績のラブリーデイは、その安定感からも本命視される馬ですが、G1勝利は2200mまでの距離ですし、前走2400mのジャパンカップG1でゴール前差し切られているシーンを思い出すと、2500mの有馬記念を前にしては「距離の不安」が有ります。
今年の菊花賞馬、キタサンブラックには本格化の勢いを感じますが、同レースの内容を見ると、他を圧するような力の差はまだ感じられません。
3歳牝馬のルージュバックは、同期牝馬トップクラスの力を示していますが、勝ち切れないレースが続いていて、今回のメンバーを相手に勝ち負けの競馬が出来るかと言うと、やや心許ない感じもします。
4歳牝馬マリアライトは、このレース最大の「上り馬」でしょう。ヌーボレコルトに競り勝った、前走G1エリザベス女王杯の内容は濃いものでした。とはいえ、今回のメンバーを相手にゴール前の競り合いに持ち込めるかどうか。
4連勝中のアルバートは、前走G2ステイヤーズステークスで初重賞勝ち、勢いに乗っていますが、G1常連馬を相手にどこまで戦えるのか。
どのレースでも「一生懸命走る」サウンズオブアースですが、勝ち切れないレースが続いています。
菊花賞でキタサンブラックに1/2馬身差の3位と健闘したリアファルは、ここまで8戦して4着以下は1走だけと「とても安定した成績」を残していますが、G1レースの経験不足は否めません。
2連勝中のトーセンレーヴですが、ここまでG3勝ちひとつと言うのは気になります。
前走ジャパンカップで僅差2着に食い込んだラストインパクトには「一発大駆け」の魅力を感じますが、展開影響を大きく受けるようにも思います。
何か「不安材料の列挙」のようになってしまい、「夢のレース」の検討としては申し訳ない形になっていますが、それだけ「有馬記念2015は大混戦」なのであろうと思います。
さて、注目馬です。
第一の注目馬は、2枠4番のラブリーデイ。
迷いに迷って、本命馬に辿り着いた形です。距離不安は有りますが、中山の2500は小回りコースですから、展開次第では中距離馬にも十分にチャンスが有ります。
今シーズンの安定感では群を抜いていますから、川田騎手の絶妙の騎乗に期待します。
第二の注目馬は、6枠12番のリアファル。
様々な展開で上位を確保できる力が、大混戦のレースで活きるのではないでしょうか。ドゥラメンテを除けば、同期牡馬NO.1の安定感を見せるリアルスティールに完勝した神戸新聞杯G2のレース内容も、高く評価したいと思います。
第三の注目馬は、6枠11番のキタサンブラック。
3歳菊花賞馬の力に期待します。ここまで重賞3戦2勝・3着1回と、中山コースを得意としているところも魅力です。
今回は、以上の3頭に期待します。
ラストランとなるレースで、ゴールドシップがどのような走りを見せてくれるのか、とても楽しみです。
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