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HOME   »  2016年06月02日
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 今シーズン限りの現役引退を表明している、「ミスター・レッドソックス」デビッド・オルティーズ選手が絶好調です。

 5月28日終了時点で、打率.339(アメリカンリーグAL3位)、打点46(同1位)、ホームラン13本(同5位)と、打撃三部門で上位を占めているのです。

 オルティーズ選手の打棒に刺激されてか、ボストン・レッドソックスの打線も極めて好調で、チーム打率等の部門でALというかMLB全体でも屈指の数字を残し、抜群の得点力を誇り、AL東地区のトップを快走しています。
 ボストンファンにとっては、たまらない展開となっているのです。

 それにしても、オルティーズ選手の打棒は好調です。
 下半身が安定し、ボールの見極めも絶好で、スイングに力みが無くスムースです。
 そして何より「チャンスに強い」のです。

 もともと「クラッチヒッター」として定評の有るプレーヤーですが、40歳を過ぎて益々磨きがかかったという感じでしょうか。

 今季限りということで「心持ち」に変化が有ったのかもしれませんが、これ程の打棒を魅せるプレーヤーが引退直前とは、到底思えませんし、もったいないという気もします。

 2016年シーズンが進み、ボストンの快走が続くようなら、ファンからも「引退撤回」を求める声が大きくなることも予想されます。

 まだシーズンは50試合弱を終えた段階ですが、今季のデビッド・オルティーズ選手の活躍から眼が離せません。
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 2016年6月3日から、コパ・アメリカ(南米選手権)の特別大会である、コパ・アメリカ・センテナリオが、アメリカ合衆国を舞台に開催されます。

 1916年に開始された南米選手権は、南米サッカー連盟が4年に一度開催する、南米大陸各国の代表チームによる大会です。
 世界で最も長い歴史を有する「ナショナルチーム同士による大陸選手権大会」ということになります。1975年からコパ・アメリカに大会名を変更しました。

 2016年は、南米選手権開始100周年を記念して、北中米カリブ海サッカー連盟との共同開催で、特別大会が開催される運びとなったのです。

 さて、南米サッカーと言えば、まず思い浮かぶのはブラジルでしょう。
 ワールドカップ優勝史上最多の5回を誇り、世界のサッカーを常に牽引してきた存在です。

 そして、そのブラジルのライバルとして挙げられるのがアルゼンチンです。
 こちらはワールドカップ優勝2回を誇ります。

 さらに、第一回ワールドカップ優勝国であるウルグアイも忘れてはなりません。
 ウルグアイも2回のワールドカップ優勝に輝いています。

 となれば、コパ・アメリカも同様の図式かと考えがちですが、こちらは少し景色が違うのです。

[コパ・アメリカ優勝回数]
第1位 ウルグアイ15回
第2位 アルゼンチン14回
第3位 ブラジル8回
第4位 パラグアイ・ペルー2回
チリ・コロンビア・ボリビアが1回ずつ優勝しています。

 つまり、コパ・アメリカの方は、ウルグアイが15回、アルゼンチンが14回優勝していて、ブラジルを圧倒しています。
 アルゼンチンは準優勝も13回ありますから、全44回の大会の中で27回も決勝に進出しているのです。

 ワールドカップの全20大会に出場している唯一のナショナルチーム・ブラジルですから、何時の時代も南米サッカーをリードする存在であったと思われるのですが、その南米一を決める大会では、思ったほどには勝てていないのです。
 これは不思議なことです。

 この理由としては色々なことが考えられるのでしょうが、「国際化の進展のスピード」も挙げられるでしょう。

 ブラジルの有力プレーヤーは、早い段階から大量にヨーロッパに進出していたのです。
 より多くの報酬を得ることが出来るヨーロッパのクラブに、ブラジル人プレーヤーが進出し、そしてヨーロッパのサッカーを身に付けるのも早かった。
 
 現在の様に、南米とヨーロッパの距離が縮まり、多くの情報が相互に交換される時代になっても、南米サッカーとヨーロッパサッカーは、本質的に異なります。

 よく、「自由な南米サッカー」と「規律を重んじるヨーロッパサッカー」と比較されますが、私が感じる大きな違いは「勝利へのこだわりの強さ」、別の言い方をすれば「守備と攻撃のバランス」でしょうか。

 コパ・アメリカを観ていると、「予選リーグでの得点の少なさ」が印象的です。
 予選リーグでは多くのチームが、徹底的に守備を固め、相手チームの攻撃のキーとなるプレーヤーを抑え込み、数少ないカウンター攻撃のチャンスをものにして、1-0で勝ち切る戦略で戦っているように見えます。
 これはもう、徹底しています。

 従って、前線に2~3名のプレーヤーを残して、他のプレーヤーは全員が守備に回ります。結果として、前線と守備ラインの間には大きなスペースが存在することになるのです。

 これは、現代の前線と守備ラインの間にスペースを作らないというサッカーとは、相当様相が違うものです。

 守備ラインのプレーヤーは、ボールを獲得すると一気に前線のプレーヤーにパスを送ります。長めの縦パス一本で、攻撃に転じるのです。
 前線の2~3名のプレーヤーは、相手守備陣に何人のプレーヤーが居ようが、その2~3名で攻撃の形を作りフィニッシュまで持って行きます。

 また、守備プレーにおいてはボディコンタクトが再三見られます。
 攻撃側プレーヤーの自由な動きを阻止するために、体をぶつけて行くのです。反則ギリギリのプレーが連続することになります。
 極めて高い「ボールコントロールテクニック」を誇る南米のフォワードプレーヤーを相手にして、失点を最小限に抑え込んでいくためには、体をぶつけて行くしかないのかもしれません。

 「8名の、こちらもテクニック十分のプレーヤーでがっちりと守備を固め」、「強烈なボディコンタクトを多用する」サッカーを相手にすると、なかなか得点は生まれません。
 こうして、コパ・アメリカの試合においては「1点が重く」なります。

 逆に言えば、「1点が重い」試合を創り上げて、乾坤一擲のカウンター攻撃で「虎の子のゴール」を奪い合うサッカーとなるのでしょう。

 特に、ウルグアイ・アルゼンチン・ブラジルといったサッカー強国を相手にする他の国々のチームは、こうしなければ「試合にならない」、世界的プレーヤーを多数擁する強国に勝つための、必然の戦略・戦術とも言えそうです。
 
 話を戻します。

 早い時期からヨーロッパサッカーに馴染んできたブラジルのスタープレーヤー達が、コパ・アメリカに帰って来ると、この戦略・戦術に久しぶりに出会います。
 ガチガチに固められスペースが無い相手ゴール前の様相、どんどん体をぶつけてくるプレーに出会い、戸惑うのではないでしょうか。

 そして、スタープレーヤー軍団であるブラジル代表チームが、思わぬところで敗退する大会が多いのでしょう。

 一方で、現在でも「堅守・強烈なカウンター」を持ち味とするウルグアイ代表チームはもちろんとして、かつてのマリオ・ケンペス選手やディエゴ・マラドーナ選手、現在のリオネル・メッシ選手らを擁し、華麗な攻撃サッカーを魅せるアルゼンチン代表チームも、その基本は「堅守」であろうと感じます。
 2014年のワールドカップ・ブラジル大会での決勝トーナメントで披露した「失点しない試合運び」は、まさにアルゼンチンサッカーの本質なのでしょう。
 そして、この「本質」がコパ・アメリカにおけるウルグアイとアルゼンチンの成功の源なのではないでしょうか。

 そのアルゼンチンやウルグアイも、21世紀になってからは、多くのプレーヤーをヨーロッパに送り込むようになりました。
 必然的にプレー振りも変わってきたのです。

 そして両チームの優勝回数も減りました。
 21世紀になって、アルゼンチンチームはコパ・アメリカで優勝していませんし、ウルグアイチームも2011年大会でスアレスとフォルランという2大スーパースターを擁して、1995年以来の優勝を飾っているだけです。

 21世紀になってからの5つの大会では、ブラジルが2回優勝し、コロンビア・チリ・ウルグアイが1回ずつの優勝です。
 ヨーロッパサッカーを身に付けた者同士の戦いとなれば、一日の長が有るブラジルチームが強く、伝統的な南米サッカーを堅持しているとなればチリチームやコロンビアチームが強い、と見るのは穿ちすぎでしょうか。

 2015年大会でチリチームが優勝した翌年、またコパ・アメリカの特別大会が開催されます。2年連続で、コパ・アメリカ大会を眼にすることが出来るのです。

 当然ながら、ヨーロッパサッカーの影響を受けながら、マイナーチェンジ・進化を遂げて来ているとはいえ、やはり南米サッカー伝統の超ハイレベルな「堅守」「ボディコンタクト」「強烈なカウンター攻撃」がピッチ上で、重厚かつ華やかに展開されることでしょう。
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