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HOME   »  2016年10月08日
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 2010年11月にクライフ氏を訪れた、元日本代表監督・岡田武史氏がクライフ氏に質問しました。(クライフ氏63歳の時です)

 「モウリーニョとグラウディオラはどっちが凄い監督なんですか?」

 何故そんな質問を、と問われて、岡田氏は「自分もよく質問されるから」と説明しました。

 モウリーニョ監督とグアルディオラ監督は、現代サッカーを代表する名監督として知られています。

 モウリーニョ監督は、ポルトガル出身の53歳。
 2000年に母国の最高峰のクラブチーム、ベンフィカ・リスボンの監督に就任したのを皮切りに、2004年にはイングランド・プレミアリーグのチェルシー、2008年にはイタリア・セリエAのインテル・ミラノ、2010年にはリーガ・エスパニョーラのレアル・マドリード、2013年には再びチェルシー、2016年にはプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドの監督を歴任しています。

 錚々たる「ビッグクラブ」の監督を歴任し、プレミアリーグ優勝3回、FAカップ優勝1回、セリエA優勝2回、コッパ・イタリア優勝1回、リーガ・エスパニョーラ優勝1回、スペイン国王杯優勝1回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝1回などなど、その輝かしいキャリアは枚挙に暇がありません。

 一方のグアルディオラ監督は、スペイン出身の45歳。
 プレーヤーとしての成績も素晴らしく、FCバルセロナ時代に、リーガ・エスパニョーラ優勝6回、スペイン国王杯でも2度の美酒に浸りました。

 そして監督となってからは、FCバルセロナでリーガ・エスパニョーラ優勝3回、スペイン国王杯優勝2回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝2回、FIFAクラブワールドカップ優勝2回、2012年にドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに移って、ブンデスリーガ優勝3回、DFCボカール優勝2回、FIFAクラブワールドカップ優勝1回と、こちらも眩いばかりの戦績を誇ります。

 この2人の名監督の比較について、岡田氏はクライフ氏に尋ねたのです。

 クライフ氏は「2人共とても良い監督であるが・・・」と切り出しました。
 「私はグアルディオラを取る」とコメントしました。

 「モウリーニョは『勝利への強迫観念』だけで戦っている。」
 「もちろん、勝つことは大事だが、それだけではいけない。」と続けました。

 ヨハン・クライフ氏が度々口にすることですが、「ゲームを観に来るファンの為に面白いプレーを披露する義務が、プロサッカー関係者には存在する」という考え方です。
 この観点から、グアルディオラ監督の方を高く評価するということなのでしょう。

 もちろん、クライフ氏とグアルディオラ監督は師弟関係(グアルディオラ選手がFCバルセロナで華やかな活躍を魅せていた時の監督はクライフ氏)にありますから、もともとグアルディオラの指揮を好ましいと感じていることもあるのでしょうが、「ただ勝つことだけに注力するサッカー」「勝利への強迫観念だけで戦う」のでは不十分だという考え方は、プロサッカー界は勿論として、全てのプロスポーツに共通した大事な概念なのでしょう。

 クライフ氏は「ファンが望むプレーをとなければならない」と言っているのです。
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