HOME   »  2017年04月05日
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 自己最高位の東前頭2枚目で相撲を取った蒼国来は、初めて全ての横綱・大関と取組が組まれる位置で、15日間を戦い抜きました。

 3日目、横綱・日馬富士との対戦は、初めての「結びの一番」でしたが、これを白星としました。金星を挙げたのです。

 取組後のインタビューの中で「結びで取るのが夢だった」と語りました。
 
 その様子は、本当に嬉しそうでした。

 確かに、力士になった以上は、関取となり、幕の内に昇進し、そして結びの一番、その日の最後の取組のために土俵に上がることが「大きな夢」なのでしょう。

 特に、中国内モンゴル自治区から来日し、2011年の「八百長問題」で一度は解雇となった蒼国来にとっては、番付を上げて結びの一番で相撲を取ることは、憧れであり夢であったろうと感じます。

 八百長問題で解雇となった後、「自分は絶対にやっていない」と言い続け、友人宅を転々としながら、公園等でトレーニングを積んでいたと報じられています。
 大変な努力です。

 そして、裁判を経て、2年半ぶりに復帰したのです。
 2013年7月場所、番付は西前頭15枚目でした。

 その7月場所、土俵に上がった蒼国来の体は、痩せ細っていました。やはり、公園等でのたったひとりでのトレーニングや、友人宅での食生活では、大相撲の力士、ましてや幕の内力士としての体躯を維持することは難しかったのです。

 当然のように「負け越し」の場所が続き、番付は東十両11枚目まで下がりました。
 幕下も間近という番付です。
 蒼国来は、力士を続けられるのだろうか、と心配したものです。
 とはいえ、体躯の方は徐々に充実し、パワーがついてきた印象でした。

 2014年3月場所では11勝4敗の好成績を上げて、5月場所に幕の内に復帰、以降の幕の内力士としての安定した相撲振りは、ご承知の通りです。

 身長185cm・体重146㎏と、現在の幕の内では小柄に入る体格ですが、相撲は正攻法そのもの。立合いの変化を、私は見たことがありません。
 現在では珍しい「正統派の四つ相撲」です。パワーも備えていて、「つり技」も時々披露してくれるのです。

 2017年3月場所の蒼国来は、場所の後半はやや精彩を欠きました。
 4勝11敗で場所を終えています。
 疲れが出たのであろうと思いますが、どこか故障でもしていないか、少し心配です。

 その真面目な取口と大相撲への情熱をもって、再び番付を上げ、三役昇進を狙っていただきたいものです。
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