HOME   »  2017年04月16日
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 日本陸上競技連盟が新方式の導入を検討していると、3月29日に報じられました。

① 男女ともに2名は陸連が設定する「選考レース」(1発勝負)の上位2名とする。
② 残る1名は、2019年秋から2020年春までの国内指定大会で、陸連の指定する設定記録を突破したランナーの中で、最高タイムを出した選手とする。

 という方式のようです。

 従来の方式と比べて、極めてクリアで、恣意性が入り難い方式となっていますので、とても良いことだと思います。

 2020年大会に限らず、近時の夏のオリンピック大会においては、「暑さに強いこと」が好勝負を繰り広げる上では不可欠な条件ですので、陸連の指定レースも本番に近い環境、気温30℃前後の高温多湿下のレースとなるのでしょう。

 新方式の良いところは
① 「勝負強さ」が測れるところ

 オリンピックのレースは、当然ながら一発勝負ですので、1度の選考レースの上位2名を選定するというのは、とても良いことでしょう。

 「肝心なレース」に対するコンディション調整力、重圧を跳ね返す強い精神力、といった「勝つために不可欠な要素・才能」を図るには、「一発勝負選考」が極めて有効であることは、アメリカの陸上競技代表選考会や、日本の水泳の代表選考を見ても、明らかです。

 たまたま調子が悪かったなどという言い訳は、通用しないのです。
 厳しい方式ですが、平等・公平な条件下で競い合うのは、全体のレベルアップにも結び付くものと思います。

② 基本的な能力の高さも考慮されていること

 「最高タイム基準」は、マラソンに対する地力を評価するものでしょう。

 前述の「選考レース」における上位3名を代表にするという方式との比較となりますが、これは一長一短というところで、こうした「物差し」を加えるという、陸連のチャレンジを見てみたいとも思います。

③ ファン・国民への分かり易さ

 これまで、何かと物議を呼ぶことが多かった「マラソン代表選考の過程・結果」ですが(近時、成績が振るわなかったことも、物議の要因のひとつでしょう)、相当にクリアになりました。

 「オープン&フェア」というのが、全ての物事に対する時代の要請であり、マラソン選考にもその波が及んだということでしょうか。

 とはいえ、この方式も「細部のツメ」が残っています。

A. 選考レースの上位2名の中に、最高タイム保持者が入っていた時の、残り1名の選出方法
B. 陸連の設定記録を突破した選手が一人もいなかった時の、残り1名の選出方法
C. 「補欠選手」の選出方法

 などが、直ぐに思い浮かびますが、詳細に観れば他にも詰めなければならない点が、いくつもある筈です。

 日本陸上競技連盟におかれては、一層検討を深めていただきたいと思います。

 2020年オリンピック東京大会が近付いています。

 もし、2020年大会の気象条件に近い時期に選考レースをやるとすれば、2019年の7~8月ということになりますので、あと2年と少ししかありません。

 選手にとって、残されている時間が少ないということは、関係者にとっても少ない、当然ながら事前に行わなければならない代表選考という面では、「より少ない」のです。

 時間が無いのです。
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