HOME   »  2017年04月19日
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 坂を上がってからアルアインが伸びました。
 内一杯を走っていたペルシアンナイトのデムーロ騎手が、残念そうにアルアインを見つめたところがゴールでした。

 勝たれてみれば、前走3月25日の毎日杯G3を快勝しての東上でしたから、皐月賞の優勝争いに向けて、十分な資格を保持していたのですが、9番人気での挑戦となったのです。

 ディープインパクト産駒としては518㎏の大型馬ですが、ゴール前100mの「飛ぶような走り」は正にディープでした。

 それにしても、「大混戦」を象徴するような展開でした。
 向う正面を映したNHK競馬放送の画面は、いつものように「上下2画面」でしたが、上段の遠景画面の「1画面に全ての馬が入って」いました。これほど団子状態のクラシックレースは、滅多に観られないでしょう。

 その団子の中で、アルアインは4~5番手と言う絶好の位置でレースを繰り広げました。
 しかし、3コーナーで一気に後退したのです。

 レース後の松山弘平騎手のインタビューで「3コーナーで手応えが無くなった・・・」とコメントされていましたが、その瞬間でしょう。10番手位まで下がったアルアインは、しかし、直線に入ってから前進を続け、坂では先頭集団の一頭となり、そこから伸びたのです。

 古い話で恐縮ですが、1970年タニノムーティエが勝った皐月賞の2着馬、アローエクスプレスの加賀武見騎手の様な騎乗ぶりに見えました。

 この「後退」は、松山選手の様子からは、意図したものでは無く、単に荒れた馬場に脚を取られたためのようでしたが、この「後退」が勝利の一因となったことは間違いないでしょう。

 坂にかかったところで一度先頭に立ったファンディーナと、そのファンディーナに襲い掛かった人気馬がゴール前で失速するのを尻目に、「脚を溜めた馬達」がゴール前の競り合いを展開したのです。

 馬場の外側を、より状態の良いコースを走ることが出来ていればペルシアンナイトにも勝機が有ったでしょうし、ゴールが50m先であればダンビュライトが突き抜けるシーンが観られたことでしょう。

 ダンビュライトから1・1/4馬身差で4着はクリンチャー。そのクリンチャーから10着のプラチナヴォイスまでの7頭の着差は、クビ・クビ・クビ・アタマ・クビ・アタマでした。4着から10着までの馬達にも、勝つチャンスが有ったレースとも言えそうです。本当に「大接戦」だったのです。
 
 「大混戦」と呼んでいた2017年世代ですが、「多士彩々」と呼び直そうと思います。

 皐月賞2017は、日本ダービーやNHKマイルに向けて、多くの馬にチャンスが有ることを、改めて証明してくれたのでしょう。
 どの馬がどのレースを目指すのか、とても興味深いところです。
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